あなたがこの世に生まれた日である誕生日。
あなたがその日に生まれたのは単なる偶然ではなく、意味のあることなのです。
月ごとの誕生石が有名ですが、365日の誕生日にはそれぞれ誕生石があります。
誕生石の持つ力を知って、誕生石をお守りにしていきましょう。
この記事では5月12日生まれの誕生石「カコクセナイト」について、意味や特徴や色の種類や本物・偽物の見分け方を完全紹介していきます。
また、誕生石のスピリチュアルな効果(効能)や浄化方法や相性の良い石、悪い石も合わせてご紹介していくので参考にしてみてください。
あなたの生まれた日の誕生石は、あなたにどんなパワーを授けてくれるのでしょうか。
その意味を知り、誕生石と上手に付き合っていきましょう。
目次
5月12日の誕生石「カコクセナイト」とは?
和名 | カコクセン石 |
英名 | Cacoxenite |
石言葉 | 栄光・勝利 |
色 | 黄褐色、金 |
チャクラ | 第7(頭頂部) |
キーワード | 神の祝福 |
5月12日の誕生石「カコクセナイト」の色の種類
カコクセナイトは、カコクセナイト単体で存在しているということはありません。
水晶の中に含まれる金色の内包物のことをカコクセナイトと呼びます。
水晶以外にもアメジストやシトリンに含まれることもあります。
カコクセナイトはアメジストに内包されていることが多く、カコクセナイトが採れるのもアメジストの産地であることが多いです。
カコクセナイトの見た目は、ゴールドルチルと似ています。
大きな塊ではなく、細長く扇のような形をしています。
他の宝石の内包物なので、内部でキラキラと輝きを放つのが特徴的です。
この輝きや形は天使の羽と称され、カコクセナイトは神々しさを持っています。
カコクセナイトは石の中から取り出されるということはなく、カコクセナイトを含んだ石=カコクセナイトインクォーツとして加工されるのがほとんどです。
カコクセナイトを含んだまま丸いビーズにされ、それがブレスレットなどになっていきます。
水晶やアメジスト、どの石に内包されているかによってカコクセナイトの印象は大きく変わるでしょう。
周りの石と一緒にカコクセナイトは楽しめる石です。
5月12日の誕生石「カコクセナイト」の意味
カコクセナイトの語源はギリシャ語のkakoxeniosで、これは無愛想とか親切ではないという意味になります。
きれいで神々しい見た目とは裏腹に、その語源はマイナスな意味を持ったものです。
どうしてこのような言葉が語源になったかというと、カコクセナイトが非常に見付けるのが難しいためです。
美しいのに簡単には見付けることができない。
そんな様子が無愛想で親切ではないように感じられたのではないでしょうか。
また、名前の付けられた発見当時、カコクセナイトの評価はそれほど高くなかったとも言われています。
カコクセナイトが発見されたのは1825年のボヘミアの鉱山でした。
今でこそ美しいものとして知られているカコクセナイトですが、そのときにはまったく価値のないものとして扱われました。
それで、名前もマイナスのイメージのある言葉が語源となったとする説もあります。
発見当時は価値がなくても、時代を経て価値を認められる。
こうしたことがあるのも石の面白さです。
5月12日の誕生石「カコクセナイト」の本物・偽物の見分け方
カコクセナイトは石の内包物ですので、それ自体の偽物を作ることは難しく偽物が出回っているという情報はありません。
ですが、カコクセナイトは非常にルチルクォーツと似ています。
そのため間違って流通しているという可能性は捨てきれませんので、カコクセナイトの特徴を押さえておきましょう。
カコクセナイトはまるで天使の羽のように、放射状に広がっているのが特徴的です。
もちろんすべてがきれいに放射状に円を描くわけではありませんが、崩れているものであっても扇形か円を描く途中のような形となります。
一方、似ているとされているルチルクォーツは、真っ直ぐな針状であるのが特徴的です。
金色がどう広がっているかを確認することで、カコクセナイトとルチルクォーツを見分けることができるでしょう。
カコクセナイトのような複雑なものの模造品を作るのは難しく、またコストもかかってしまいます。
そのためカコクセナイトの偽物を作るのは意味がないことでしょう。
カコクセナイトの偽物が出回っているとは考えづらく、似た石と混同しないようにだけ気を付けていきましょう。
5月12日の誕生石「カコクセナイト」の石言葉(宝石言葉)は「栄光・勝利」
カコクセナイトが誕生石である5月12日は、子供の守護聖人である聖パンクラティウスの祝日です。
聖パンクラティウスは14歳で殉教しており、片手に剣、もう一方の手にはシュロの枝を持っています。
シュロは日本ではあまりなじみがありませんが、エジプトの象形文字にも使われている植物です。
象形文字でシュロは美徳を意味し、高く伸びる植物であることから太陽神アポロのエンブレムでもあります。
シュロはさまざまなものを象徴しており、王位、生命、喜び、勝利、長寿、愛などを表します。
キリスト教おいてもシュロは重要な植物で、聖地エルサレムへ巡礼する人はシュロの人と呼ばれることも。
シュロは殉教者の勝利を意味する大切なものです。
そして、カコクセナイトはシュロの枝のように石内部に広がる内包物です。
カコクセナイトはシュロのようにありとあらゆるパワーを持つと信じられ、古くから愛されてきた石となります。
5月12日の誕生石「カコクセナイト」のスピリチュアルな効果(効能)
カコクセナイトは宇宙と繋がる石だと信じられてきました。
アメジストの紫の中に光る金色の輝きは、まるで宇宙を閉じ込めたように見えていたのでしょう。
そして、カコクセナイトには霊的なパワーが宿っているとされていました。
そのため聖なる治療薬といわれ、原因不明の病を治すのに使用されていたのです。
現代医学という観点から見れば、カコクセナイトによる治療は何の根拠もないことでしょう。
しかし、カコクセナイトにはそれほどのパワーが宿っていると考えられていたのです。
科学的な効果としては否定された現代でも、カコクセナイトの効果の1つに精神の病の治癒が挙げられます。
天使の羽のようなカコクセナイトには、持つ人の心を癒す確かな効果があります。
どんなに傷ついた心でも、その傷に効く薬を塗られたような効果を感じることができるでしょう。
金色の輝きは見るものを幸せにしてくれます。
放射状に広がり一塊ではないので、圧迫感を感じることもないでしょう。
カコクセナイトは落ち込んだメンタルを優しく回復へと導いてくれます。
5月12日の誕生石「カコクセナイト」のスピリチュアルな浄化方法
カコクセナイトはどの石の内包物かにもよるのですが、水晶系の石に含まれていることが多い石です。
色付きの水晶というのは太陽光で色あせてしまうことが多いため、カコクセナイトを太陽光で浄化するのはやめておきましょう。
一度色あせてしまったら、その色が元に戻ることはありません。
流水による浄化もカコクセナイトを劣化させてしまう可能性があるため避けましょう。
カコクセナイトに適したスピリチュアルな浄化方法は、月光浴、水晶クラスター、セージです。
カコクセナイトは単体ではなく、何かの内包物なので何に含まれているかまで気にする必要があります。
ほとんどが水晶の仲間の内包物ですので、浄化も同じく水晶クラスターを用いたものがおすすめです。
水晶クラスターは水晶の原石を用いた浄化方法で、その上に浄化したいものを置くだけという手軽な方法です。
水晶はとても強力な浄化パワーを持っているので、近くのものや空間を浄化することができます。
カコクセナイトを浄化したいという場合には、ぜひ試してみてください。
5月12日の誕生石「カコクセナイト」の相性の良い石、悪い石
相性の良い石は「ギベオン」「モルダバイト」「リビアングラス」
カコクセナイトと相性の良い石は、ギベオン・モルダバイト・リビアングラスです。
ギベオンとカコクセナイトを合わせれば、持ち主をいい方向へと変化させることができるでしょう。
モルダバイトは他の石をサポートしてくれる石です。
カコクセナイトの力を高めてくれるので、この2つの相性はいいでしょう。
リビアングラスはカコクセナイトと同じく宇宙のパワーを持った石です。
この2つの石の相性はとてもよく、前向きな前進力を得ることができるでしょう。
相性の悪い石は「ロードナイト」「ブラッドストーン」「モスコバイト」
カコクセナイトと相性の悪い石は、ロードナイト・ブラッドストーン・モスコバイトです。
ロードナイトは傷を癒してくれる石ですが、カコクセナイトとの相乗効果はあまり感じられないでしょう。
ブラッドストーンは健康維持に役立つ石ですが、カコクセナイトと組み合わせると上手に力を発揮できません。
モスコバイトは精神を楽にしてくれる石ですが、カコクセナイトと組み合わせると精神を楽にさせ過ぎるでしょう。
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占い師 小鳥のワンポイントアドバイス
カコクセナイトは主にアメジストの中に含まれる金色の内包物のこと。
とても珍しいもので、金色の輝きは見るものを幸せにしてくれるわ。
その輝きはあなたを応援してくれるお守りとなるはずよ。
カコクセナイトの力を借りながら、素敵な人生を歩んでいきましょうね。