
大切な人の「死に目に会う」という経験、これは偶然ではなく、スピリチュアル的な意味があるといわれています。
「人生の最期に誰が立ち会うのか」「立ち会えるのか」
魂が選ぶ「最期のメッセージ」が託されています。
死に目に会うスピリチュアルな意味、最期に立ち会う人に託される魂のメッセージ、死に目に会う人の共通点などを詳しく解説します。
大切な人との別れの意味にも繋がる内容となっています。
目次
「死に目に会う」とは?一般的な意味とスピリチュアル考え方
人が亡くなる瞬間や直前に立ち会うことを「死に目に会う」といいます。
日本では特別な意味を持ち「看取る」とも言われている状態です。
死に目に会うという体験は、心に残る経験となり、現実的な意味かつスピリチュアルな意味も深く関わると考えられています。
「死に目」とはなに?現実的な定義
こちらでは現実的な定義について「死に目」についてみていきましょう。
肉体的な生命活動が停止する瞬間に立ち会うこと、臨終の場に居合わせることを医学的な観点で「死に目に会う」と程度されています。
最後の言葉を聞いたり、呼吸を確認したり、目を閉じる瞬間を目にすることもあるでしょう。
法律や医学において死亡は明確にされていますが、「死に目に会う」という表現は、無機質なものではなく、感情的かつ人間的な意味が含まれています。
最期の瞬間に立ち会うことは、その後の人生においても大きな価値があり、精神的な支えになるケースも少なくありません。
スピリチュアルな視点による「死に目」の意味
現実的な観点を踏まえて、スピリチュアルな視点による死に目の意味を見ていきましょう。
「死に目に会う」という経験は、スピリチュアル的な深い意味があり、魂との繋がりがあると考えられています。
スピリチュアルな要素について以下で解説します。
魂の移行
スピリチュアルな思想において、死は終わりではありません。
魂の移行と捉えられており、魂が肉体を離れて次の世界に移るのです。
その瞬間に立ち会うのは、亡くなった人の魂が旅立つ瞬間を見送る神聖な役割だといえるでしょう。
だからこそ、死に目に会うんは偶然とは言えず、魂の世界において選ばれた人だと説明することも可能です。
魂同士の約束
魂同士の約束、魂同士の契約にまつわるお話です。
人は生まれてくる前に魂同士の約束をしています。
「誰にいつ会うのか」「どんな体験をするのか」など、ある程度決められているというスピリチュアルな考えです。
誰かの死に目に会うのも「最期の時間を見送る」という魂同士の約束を果たすためのもので、役割を担っている出来事だといえます。
スピリチュアルな役割のあるタイミング
人が亡くなる瞬間は高次のエネルギーが動くといわれています。
死に目に会う人々は、その場にいるだけで、特別なスピリチュアルな役割やメッセージを受け取ることがあるのです。
死に目に会った後の人生に転換期が訪れた、亡くなった人の夢を頻繁にみる、サインを受け取るような出来事が起きるなど。
魂からのメッセージだったり、見守られているサインだったりするのです。
「死に目に会う」スピリチュアルな意味
上記でお伝えしたように魂の約束や深い縁によって導かれた聖なるタイミングによって、死に目に会うようです。
スピリチュアルな世界では、死に目に会うことでいくつもの魂レベルの意味や気づきが込められているといわれています。
魂レベルでの深い縁がある証拠
魂レベルでの深い縁というのは、現世だけでなく、過去性においても何かしらの関係だった可能性を示します。
死に目に会うような特別な体験ですから、その人との縁は深いはずです。
偶然に見えるような瞬間でもそれは魂の選択であったり、最期の瞬間を一緒に過ごすと事前に約束していたような関係性だったり。
特別な愛や繋がりがあるサインとして魂レベルでの繋がりを感じます。
死に目に会うことになった人は、大きな意味を持つ存在であることは間違いありません。
魂の旅立ちを見守る使命
死に目に愛って看取る場合、精神的な準備や覚悟が求められます。
魂としての成熟や役割を果たす使命として与えられているケースも珍しくありません。
亡くなる際には、魂が肉体を離れてあの世に旅立ち、魂の移行が行われます。
見送る側の人が道しるべのような存在になる、安心して魂が旅立てるように愛と光で包む使命。
また、スピリチュアルな保護者や伴走者のような存在になることもあるでしょう。
学びが完了する・カルマが解消する
死に目に会うスピリチュアルな意味は、学びやカルマにも関係してきます。
人同士の関係には、魂レベルでの学びやカルマが関わっているからです。
亡くなる瞬間には、そのような魂の課題が完了して、解放されるタイミングだともいえます。
障害を通して果たすべきテーマが完了したり、お互いに抱いていた感情やカルマが浄化されたりするのです。
スピリチュアルな話題でもよく登場する、感謝や赦しや受容などの魂の成長が起こる瞬間でもあります。
別れの場面ですから、深い感情が交錯するもの。
そこには実は、魂の浄化や癒しのプロセスが与えられているのです。
与えられた感謝と愛を直接伝える機会
感謝の愛は魂の本質だとスピリチュアルではいわれます。
死に目に会うことで、普段言えなかった想いや感謝を、魂に直接伝える最期のチャンスを迎えています。
肉体を持つ最後だと痛感し、思い切って言葉や思念で伝える人は珍しくありません。
また、魂は言葉よりも波動や意識で愛や感謝を受け取るので、死に目ということもあり、可能となっています。
離れ離れになる感情によって声に出せなくても、想いを送ることは、お互いの魂にとってかけがえのない癒しになるでしょう。
「ありがとう」「愛しているよ」「一緒にいられて良かった」という気持ちを解放してください。
次の人生段階に繋がる魂の後押し
大切な人の死に目に会うことで、見送る人にとっても人生の大きな節目を迎えていることになります。
その瞬間を感じることで、新たな気づきがあり、使命に目覚めたり価値観が変化したりするのです。
魂におけるステージアップに繋がり、生きる意味や人生の目的に目覚めることもあります。
精神的な成長が促され、内面の変化が加速したり、亡くなった人の存在が今後の人生を見守るガイドになったりすることも。
別れのタイミングは、次ンステージへの魂のサポートとしてスピリチュアル的に捉えられます。。
最期に立つ会う人に託される主な魂のメッセージ
死に目に立ち会う人は、見送るだけでなく、亡くなる方の魂のメッセージを受け取る役割が託されています。
魂の間で交わされた深い信頼と繋がりに基づいた役割だといわれています。
感謝や愛情などの高い波動
亡くなる方からのメッセージで多いのが「ありがとう」「愛している」という愛情や感謝のエネルギーです。
託されているのは高い波動でもあります。
言葉としてではなく、魂から魂に伝わる波動として受け取られるからです。
言葉を超えた深い愛の感覚、じんわりと胸が温かくなるような、また涙が溢れるような身体的な反応が起こるでしょう。
とても静かなものだけれど、力強い想いの感触を味わいます。
高次のエネルギーは、死に目に立ち会う側の魂に深く刻まれていきます。
その後の人生において、癒しや導きとして残る波動です。
「人生を生きてほしい」というエール
亡くなって旅立とうとする魂が託す大切な想いの一つがこちらです。
「あなたの人生をしっかりと生きてね」「幸せになってね」という応援する気持ちや励ましです。
「私の分まで生きてほしい」「あなたにはまだやることがある」などの想いも含まれており、死を通して「生」を強く意識させます。
大切な人の死を迎えて悲しい中、一歩を踏み出す勇気を与える後押しにもなる託されたメッセージです。
死に目に会う人はその後の人生で方向転換したり、大切な使命に気づいたりすることが多くあります。
まさしく、魂のエネルギーによるものだといえるでしょう。
他の人へのメッセージの受け渡し
最期に立ち会う人が、代理人になるケースもあります。
亡くなる人が伝えたかったけれど伝えられなかった想いを代わりに伝えるというスピリチュアルな役割です。
「○○さんにお礼を伝えて」「許して欲しいと伝えてほしい」など、遺族や友人に宛てたような最後のメッセージを聞きます。
それを立ち会うことで波動として受け取る人もいます。
他の人へのメッセージの受け渡し役になると、自分の意思とは関係なく、「伝えなければならない」という内なる感覚や衝動を感じるはずです。
魂のコミュニケーションが起こり、代理人としての役割を担い、果たします。
「死に目に会えなかった…」会えないスピリチュアルな意味
反対に大切な人の最期に立ち会えなかった人にもスピリチュアルな意味があります。
「死に目に立ち会えなかったから良くない」というわけではありません。
スピリチュアルな観点からは、きちんと意味があって会えなかったので安心してください。
背景にある「会わせなかった」状態
スピリチュアルな視点では、亡くなる人がその場にいるべき人を無意識に決めているとされています。
その中で、敢えて「見送らせない」「立ち会わせない」選択をしているのです。
「静かに一人で旅立ちたかった」「悲しむ姿を見せたくなかった」「最期の別れを避けたかった」などの理由を挙げられます。
現実では「死に目に間に合わなかった」状況でも、実は会わせなかった意思が働いているということです。
魂の領域では、意図された別れ方だといえます。
後悔や罪悪感を手放すため
看取れなかった場合、それは魂の成長のための一つの学びになることです。
会えなかったという体験を通して、自分を責めることを手放すレッスンに繋がったり、いつでも愛を受け取っている信頼を学ぶ機会になったりします。
肉体がなくなったとしても、魂同士の繋がりは続いていると知ることができるのです。
亡くなった方の魂は、すでにあなたから想いや愛情を受け取っているからこそ、死に目に立ち会わなかった可能性があります。
最期の瞬間にいられなかったとしても、その人との魂の絆が薄れることはありません。
死に目に会った時の注意点
愛する人、大切な人との最後の瞬間は冷静にいる必要があるからこそ、ここでスピリチュアルなメッセージを受けっているのでしょう。
亡くなる瞬間は人生で最も神聖な静かな時間。
スピリチュアルな観点では、その時間をどう過ごすかは、その後の見送る側の魂にも影響を与えるといわれています。
その時の素直な感情を受け入れる
誰の死であっても、その瞬間に立ち会った人はあらゆる感情を抱きます。
悲しみだったり安堵だったり、混乱や感謝や無力感など。
どんな感情でも否定せずに、そのまま素直に受け入れることが大切です。
涙が出ても大丈夫、何か無理に言葉にする必要もありません。
感情を押し殺すことなく、流すことで癒しが始まるはずです。
抱いた感情が相手へのエネルギーとなり、感情を否定せずに流すことで、魂の解放と癒しに繋がります。
無理な言葉は不要、静かに寄り添う
死に目に会うという場面において、言葉よりも存在を重要視しましょう。
「何か声をかけなければ」と焦らなくて大丈夫。
沈黙だったとしても、相手の魂にはメッセージとして届けることができます。
「何か言わなければならない」と無理に思わず、亡くなる人のそばにいるだけで安心というエネルギーが伝わるはずです。
手を握ったり、そっと触れたりするだけでも交流を行えます。
魂で感じ合うことが可能ですから、無言でも心の中で送る愛や祈りを届けられます。
祈り・感謝・見送りのエネルギーを込める
死に目に会う際には、この世を旅立つ人に向けて送る大切なものがあります。
祈りや感謝のエネルギーです。
心からの想いは魂レベルで受け取ることができます。
「ありがとう」「出会ってくれて嬉しい」という気持ちを送り、魂の旅立ちを妨げないように「行ってらっしゃい」とも送りましょう。
涙が流れたとしても、そこには感謝や祝福のエネルギーを込めれば問題ありません。
見送る側の想いこそが、亡くなる人の魂を光の世界へと導くことも可能です。
占い師sakuraのワンポイントアドバイス「死に目に会うのは魂の役割」

故人との深い魂の縁がある証であり、旅立つ魂を見送る使命を背負い、感謝や愛を直接伝えられます。
死に目に会うのは魂の役割ですから、貴重な機会を有意義に体験し、今後の人生への気づきや後押しを感じましょう。
亡くなった方との魂の繋がりは、最期の瞬間を超えても続いていきます。