
ウィジャボード(霊応盤)は、古くから霊的なメッセージを受け取るための道具として知られ、多くのスピリチュアル愛好者から注目を集めています。
しかし、その歴史や本物の意味、さらには安全に使うための正しいやり方については意外と知られていません。
ウィジャボードの起源やスピリチュアルな背景を詳しく解説し、初心者でも安心して使える具体的な手順と注意点をわかりやすく紹介します。
ウィジャボードを理解し、安全に楽しみたい方はぜひご覧ください。
目次
ウィジャボード(霊応盤)の基本情報
ウィジャボード(霊応盤)は、主にアルファベットや数字、簡単な単語(「はい」「いいえ」「さようなら」など)が書かれた板と、中央に置くポインター(プランシェット)から構成される道具です。
アルファベットAからZ、数字0から9、肯定・否定を示す「Yes」「No」、そして「Goodbye(さようなら)」などが配置されています。
中央のプランシェット(小さなハート型や三角形の板)を指先で軽く触れて動かし、メッセージを受け取ります。
動きは使い手の無意識の動きによるものともいわれていますが、スピリチュアルな視点では霊的存在が操作していると考えられています。
ウィジャボード(霊応盤)の歴史と起源
ウィジャボードは19世紀アメリカで誕生しました。
特にスピリチュアリズム運動の中で流行し、霊界との交信手段として広く知られるようになりました。
1860年代から70年代にかけて、ウィリアム・F・A・ヒューズやエリザベス・ピアーポント・スピアが現在の形を発展させました。
名前の由来は「はい(Yes)」と「いいえ(No)」の言葉を組み合わせた、または、「オウィジャ(Ouija)」というエジプト語に由来するといわれています。
ウィジャボード(霊応盤)は本物か?それとも遊びか?
ウィジャボード(霊応盤)について今も昔も「本物の霊的なコミュニケーションツール」なのか「遊び道具」なのかと議論されています。
こちらでは、科学的視点とスピリチュアル視点の両方から解説していきます。
科学的視点においては「イデオモーター現象」
科学的な見地では、無意識の自己暗示や心理的影響が関係しているとされています。
ウィジャボード(霊応盤)の動きを「イデンモーター現象」と位置付けているからです。
イデンモーター現象とは、無意識の筋肉運動によって行われるものです。
使い手の意識しない微細な動きがプランシェットを動かして、文字やメッセージを形成していると考えられています。
スピリチュアル的には霊的な存在とのコンタクト手段
スピリチュアル的には、ウィジャボード(霊応盤)は霊的な存在だと位置づけています。
故人の霊や守護霊、スピリチュアルガイドのような存在とコミュニケーションをとるためのツールです。
使い手の意識を媒介としてプランシェットを通じてメッセージを受けとる考え方。
実際に、ウィジャボード(霊応盤)を利用した多くの方が不思議な体験や有益なメッセージを受け取ったと報告しています。
ウィジャボード(霊応盤)のスピリチュアルな意味
スピリチュアルな観点をより深堀りしていきましょう。
スピリチュアルな意味合いが分かれば、正しい準備や心がまえを整えられるでしょう。
「魂との対話」「次元を超えたメッセージ受信」という解釈
使い手が意識を集中して心を開いて、故人の魂や守護霊などからコンタクトを取ると信じられています。
魂との対話の手段として活用しているのです。
現実世界を超えた次元のメッセージやアドバイスを受け取れる貴重な方法。
中には、人生の指針や悩みの解決に繋がることもあるといわれています。
波動やチャクラに影響を与える説あり
メッセージを受け取るだけでなく、波動やエネルギーフィールドに変化が生じると感じる方もいます。
ウィジャボード(霊応盤)はチャクラに影響を与え、霊的な感受性を高める効果があるという説です。
普段は感じることがない細やかな霊的なメッセ―ジを受け取れるのもこのため。
自己の内面の浄化や癒しが促されると期待している人も少なくありません。
ウィジャボード(霊応盤)の正しい使い方
準備するもの
- ウィジャボード本体
- 静かで落ち着いた場所
- 参加者
- キャンドルやお香(無くてもOK)
- ノートとペン
ウィジャボードを使う際は、本体(アルファベットや数字、Yes/Noが書かれた板とプランシェット)を用意しましょう。
静かで落ち着いた場所が理想的で、複数人でも一人でも行えます。
集中力を高めるためにキャンドルやお香を使うこともおすすめです。
メッセージを書き留めるためにノートとペンも準備しておくと便利です。
使用する手順
- 心を落ち着ける
- ウィジャボードをテーブルに置く
- 指をプランシェットに軽く触れさせる
- 質問を心の中or声に出して伝える
- プランシェットの動きを観察する
- やり取りを続ける
- 終了時は必ず「さようなら」と伝える
- 片付けと浄化を行う
ウィジャボードを使う際は、まず深呼吸して心を落ち着け、ネガティブな感情を取り除きます。
板を平らな場所に置き、プランシェットに軽く指を触れましょう。
具体的な質問を心または声に出して伝え、自然な動きを待ちます。
メッセージが出たらノートに記録し、やりとりを続けます。
不安を感じたら中断し、終了時は必ず「さようなら」と伝えましょう。
使用後は塩やセージで浄化することが推奨されます。
ウィジャボード(霊応盤)を使用する際の注意点
ウィジャボードの使い方によっては安全を担保できず、トラブルに発展する場合があります。
より安全で意味のあるウィジャボード体験ができるように、使用する際の注意点を参考にしてください。
冗談半分で行わない
ウィジャボードは霊的な存在とのコンタクトを試みるツールであることを忘れてはいけません。
軽い気持ちや冗談半分で行うのはとても危険です。
トラブルやネガティブな影響を避けるためにも、真剣な姿勢や敬意を持つことが重要です。
遊び半分で行った方の中には、予期せぬ恐怖体験や精神的な不安定さを引き起こしたという話もあります。
悪意ある質問は避ける
霊的な存在への質問はできるだけポジティブなものにしましょう。
特に、質問が攻撃的だったり悪意があったりすると、ネガティブなエネルギーを呼び込んでしまいます。
その結果、危険な状況を招いてしまうのです。
相手への尊重を忘れない質問にしましょう。
一人で行わない
ウィジャボードは複数人でも一人でも行えるものです。
しかし、複数人で行うことが推奨されているといわれています。
複数人で行えば精神的な支えができ、不安や恐怖を感じた時でもすぐに助け合うことが可能です。
一緒に行っている誰かが異常な動きを感じたり、ネガティブな反応があったりした場合は、素早く反応することに越したことはありません。
どうしても一人で行いたい場合は、特に慎重な準備と環境づくりが必要でしょう。
途中でやめずに必ず終了の挨拶をする
ウィジャボードを使用している時に急に途中で中断したり、何も言わずに放置したりするのは危険です。
必ず「さようなら」と伝えてプランシェットを動かしてください。
正式に霊的なやりとりを修了させなければなりません。
正式な修了を怠ることがあれば、霊的な存在が残留しやすくなって不安定な状態を引き起こす可能性があるのです。
安全にウィジャボード(霊応盤)を使うためのポイント
安全のために注意すべき点が分かったら、そのためのポイントも抑えていきましょう。
ポイントを押さえて安全かつ安心して使用できます。
結界やお清めを事前に行う
まずは、ウィジャボードを使用する前の話です。
部屋を使用する空間に結界を張ります。
外部からの悪いエネルギーや霊的な干渉を防ぐためのバリアが結界です。
塩をまく、声に出してお清めの言葉を唱える方法があります。
結界やお清めを事前に行うだけで安心感が増し、ネガティブな影響を避けられるでしょう。
塩やセージなど浄化アイテムを活用する
セージを焚いて煙で空間を清めたり、塩を部屋の四隅に置いたりすることで、邪気や悪い気を取り除けます。
塩やセージは古くから浄化のアイテムとして用いられてきたので効果が期待できます。
ウィジャボードを使用する前後に塩やセージなどの浄化アイテムを活用することで、霊的な安全性を高めるでしょう。
終了後にグラウンディングや瞑想を行う
セッションが終了したら心身のバランスを整えることをおすすめします。
地に足をつけるグラウンディングや瞑想をすると、余計なエネルギーが浄化されます。
精神的に安定を保つことができるでしょう。
他にも、簡単な深呼吸や自然と繋がるイメージも効果的です。
スピリチュアルに精通している人に同席してもらう
ウィジャボードを使用すると、霊的なリスクを伴うことは避けられません。
そのため、経験豊富でスピリチュアルに詳しい人に同席してもらうと安全です。
トラブルが起きた時には適切な対処をしてくれるでしょう。
セッションを安心して進められるはずです。
占い師sakuraのワンポイントアドバイス「ウィジャボード(霊応盤)は正しい知識とマナーを持って使用しよう」

科学的には無意識の動き「イデオモーター現象」で説明されていますが、スピリチュアルな視点では魂との対話や次元を超えたメッセージ受信の手段とされています。
使用時は真剣に、冗談半分や悪意ある質問を避け、できるだけ複数人で行い、終了時には正式に「さようなら」を伝えることが大切です。
また、結界や浄化アイテムを用いて場を整え、セッション後にはグラウンディングや瞑想を行うことで安全性を高められます。
適切なポイントを守って、ウィジャボードを正しく安全に活用しましょう。