
「人混みに行くと、理由もなくぐったり疲れる…」「家に帰ると心も体もクタクタ」――そんな経験はありませんか?
実はその原因、HSP(繊細な気質)やスピリチュアル的なエネルギー感受体質にあるかもしれません。
人混みが苦手な人の特徴や対処法、HSP診断テストなどをご紹介します。
心理学的な側面とスピリチュアルな観点から丁寧に解説しますので、敏感なあなたが心地よく生きるためのヒントとしてご活用ください。
目次
人混みで異常に疲れる…人混みが苦手な人の特徴
「人混みで異常に疲れてしまう」「眠くなってしまう」などの方々には共通する特徴があります。
感覚的、精神的な特徴があるのでまず確かめてみましょう。
- 音や匂いや光などに敏感
- 人の会話や雑音などがストレス
- 一人でいる時間でエネルギーが回復される
- 他人と近距離でいると精神的に消耗する
- 人との距離が近い場面が苦痛
- 周囲の感情や雰囲気に影響されやすい
- 他人のイライラや不安などを無意識に感じ取る
- 急な予定変更や行動制限にストレスを感じる
- 思い通りにならないと不安や疲労を感じる
- 人と接触が多いとエネルギーが消耗される
- 人混みで体調を崩したなどの経験がある
人混みに行くことで疲労を感じる方は、これからお話をする「HSPなどの感覚過敏」だったり内向的な性格、共感性が高い人が多いようです。
他にも計画性や秩序を重視する人、エネルギー管理が苦手な人も、「人混みを避けたい」と思っているようです。
人混みで異常に疲れる場合の考えられる原因
人混みで疲れる人の特徴が分かっているということは、そうなる原因もあります。
原因が分かれば、対処法にも繋げていけます。
HSPの可能性がある
HSP(Highly Sensitive Person)とは、非常に感受性が強く、刺激に敏感な人を指します。
性格的なことではなく、生まれつき脳の神経系が繊細な人でもあります。
日常の刺激を受けると、それを深く処理しようとする傾向があるのです。
人混みに行くと、そこにある刺激が同時に一気に押し寄せますから、HSPの人にとって異常に疲れる状況になります。
- 音・光・匂いなどに敏感(例:電車のアナウンス音や人の声がつらい)
- 他人の気分や空気感に強く影響される(共感性が非常に高い)
- 細かい変化や表情を察知して気を使ってしまう
- 一度に多くの情報を処理しようとして疲れやすい
- 刺激の多い環境から帰るとぐったりして回復に時間がかかる
HSPは気質であり、病気ではありません。
その人の特性として理解し、環境を整えていくことで生きやすくなるといわれています。
以下で無料のHSPテストをご紹介しているので、気になる方は試してみてくださいね。
スピリチュアル体質でありエネルギー感受性の影響を受けている
特にスピリチュアルな観点から見てみると、人混みで異常に疲れる人は、エネルギー感受性が高い体質だといえます。
周りの人の気や波動を無意識に受け取ってしまいやすいのです。
エネルギーに敏感な人というのは、「空間や人の雰囲気を敏感に察知する」「ネガティブな人のそばにいると気分が悪くなる」「満員電車などに強い疲労感や頭痛や吐き気を感じる」などという特徴があります。
エネルギーをもらいやすく、「憑かれやすい」と本人が自覚しているケースもあります。
他人の気や集団のエネルギーを受け取りやすいことで、過剰な負荷となって、疲労などが表れているのでしょう。
ストレスや過去のトラウマの影響が出ている
心理的な要因が関係しているケースも少なくありません。
心理的なストレス、過去の嫌な体験によって、人混みでの過剰な疲労を引き寄せます。
過去に人混みの中でパニック発作を起こしたことがあったり、幼い頃に大勢の人の前で立たされてプレッシャーを受けたり、常に他人に気を遣うような対人不安がある人がそうなりやすいようです。
無意識の中で、人混みは自分にとって危険で疲れる場所と脳記憶が行われています。
人混みにいるという環境が引き金となって、過去の記憶が蘇り、身体が防衛反応を起こします。
人によっては、異常な疲れだけでなく、動悸や息苦しさとして出現することがあります。
人混みに行くと疲れたり眠くったりイライラする…あなたはHSP?
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HSPとスピリチュアル感受性の違いと重なり
HSPとスピリチュアルな感受性は、似ている部分と異なる部分があるので注意しましょう。
HSPは心理学的気質であり、スピリチュアル感受性は非科学的・体験的なエネルギーに敏感な人です。
重なる特性としては、感覚過敏や共感性の高さ、人混みでの疲れ、ネガティブな場から影響を受けやすいなどです。
明確な違いといえば、HSPは科学的研究や尺度に基づくもので、スピリチュアル感受性は統計データや心理尺度では裏付けにくいという点だといえます。
スピリチュアルな体験の有無が決定的な違いですが、どちらも環境を整えることで負担が軽くなるものです。
人混みで異常に疲れる場合の対処法とセルフケア方法
HSPに当てはまっている方も、スピリチュアル感受性の方も、人混みで異常に疲れるのならば対処しなければなりません。
メンタルやエネルギーが削がれる状態から抜け出しましょう。
対処法とセルフケアの方法を日々の生活に取り入れてみてください。
外出前にエネルギープロテクション方法を試す
エネルギープロテクションはスピリチュアル的なケアです。
外出する前に、自分のエネルギーを守るための行動で、心理的な安心感も与えます。
- イメージング:白や金色の光で全身を包むイメージをして「自分の空間」を守る。
- エッセンシャルオイル:ラベンダーやフランキンセンスなど鎮静効果のある香りで心を落ち着ける。
- アファメーション:「私は私。他人のエネルギーを受け取りません」と宣言する。
パワーストーン:ブラックトルマリンやラブラドライトなど、邪気除けやバリア効果のある石を持つ。
普段から取り入れやすい方法にすると、常に安心して過ごせます。
帰宅後がエネルギーを浄化させる
どうしても人混みに行くと余計なエネルギーを受け取ってしまうことがあります。
そのエネルギーの情報というのは、その日の内に浄化することが大切です。
天然塩を湯舟にひとつまみ入れて塩風呂にして全身をリセットしたり、シャワーを流しながら、ネガティブなものが洗い流されていくとイメージしたり。
木に触れる、公園で深呼吸する、大地に足をつけるという自然に触れることで行うグラウンディングもおすすめです。
より簡単で効果も期待できるのは、空間(部屋)ごとに換気したりお香を焚いたりして浄化させる方法です。
自然と心も落ち着いていくでしょう。
HSPに当てはまるならば適したライフスタイルの工夫をする
「私はHSPかもしれない」と思うのならば、ライフスタイルを工夫して、人混みで異常な疲れを感じないようにしましょう。
日常の過ごし方に配慮を少しするだけで、予想以上に楽になります。
混雑を避けるために外出時間や場所を選ぶ、安全に配慮してイヤホンを使って音を遮断する。
移動の後に休憩できるようにスケジュールに余裕を持たせたり、疲れやすいと感じる人と無理に会わないなど、人との付き合い方を調整したりしましょう。
快適、不快を言語化して、日記に記録するのもおすすめの方法です。
小さな成功体験を積み重ねる
心理的なことが原因で人混みで過剰な疲労を感じるのならば、小さな成功体験を積み重ねていくべきです。
今は「過去に疲労を感じたら、今も同じようになる」と思ってしまっています。
少しずつで構いません。
比較的空いているカフェで1時間過ごしたり、通勤時間をずらしてみたり。
「今日はあまり疲れや不安を感じなかったな」と思う日は、自分を褒めてあげましょう。
成功体験の積み重ねによって、人混みでも「安全な場所」として脳に記憶される効果が期待されます。
認知行動療法やカウンセリングを受ける
日常生活にも深刻な影響があるのならば、専門家のサポートを受けるのも一つの方法です。
「人混みが怖くて動けなくなってしまう」「イライラや過敏さが強くて生きにくい」と感じていませんか。
効果が期待できる支援には「認知行動療法」や「HSPに理解のある方にカウンセリングを受ける」「スピリチュアルカウンセリング」です。
認知行動療法では、過剰な思い込みや不安のパターンを見直して行動を変えていくための「心理療法」です。
気質を尊重しながら、生活や人間関係を一緒に整えていくために考えてくれるカウンセラーもいます。
必要であれば、スピリチュアルカウンセラーに会ってみると、感受性が高い人に特化したセッションを受けられます。
占い師sakuraのワンポイントアドバイス「人混みで疲れやすいのは感受性の強さ」

繊細な気質の持ち主であるHSPやスピリチュアル感受性の高さ、エネルギーに敏感な体質などが原因だといえます。
人混みに行きたくないと思うのは弱さではありません。
感受性が高いという才能でもありますから、まずは自分の特性を知り、心地よく過ごすためのセルフケア週間を取り入れて過ごしましょう。