
恩を仇で返す人には、スピリチュアルな共通点があります。
あなたが善意で助けた相手に裏切られた経験はありませんか?
こうした「恩知らず」の行動は、単なる性格の問題ではなく、因果応報やカルマ、病気などのスピリチュアルな観点からも説明できる場合があります。
恩を仇で返す一般的またスピリチュアルな意味、そんな人の特徴、末路をご紹介します。
また、スピリチュアル的に恩知らずの人と病気の関係や助けてはいけない理由もお伝えします。
恩を仇で返す人と関わると運気が下がる場合もありますので、対処法や見分け方としてもご活用ください。
目次
「恩を仇で返す」一般的・スピリチュアルな意味
人から善意を受けたにも関わらず、感謝もせずに裏切ったり害を与えたりする行為を「恩を仇で返すといいます。
心理的な背景だけでなく、スピリチュアルな視点からも深い意味を見出すことが可能です。
一般的な解釈、そしてスピリチュアルな側面まで解説します。
一般的な意味と心理的な背景
一般的に、自己中心的な性格や未熟な感情のコントロールに起因して「恩を仇で返す」状態になります。
これは、背景にある心理が関係しているのです。
「被害者意識」「劣等感や嫉妬」「依存と反発」。
相手の助けを恩とおして受け取れず、「支配されている」「見下されている」と感じる人や、助けてくれた人に対して優越感を持たれていると誤解して攻撃する人などです。
また、恩を受けるとそれを負い目に感じて「自立したい」という気持ちになって攻撃的になる人もいるでしょう。
上記のような心理になる背景には、感情を上手く処理できない未熟さや、人との健全な人間関係を築く力の欠如があるといえます。
義理と恩の価値観
東洋文化では、義理や恩を大切にする価値観が存在します。
「恩を受けたら返したい」「助けられたら感謝を伝える」のは基本的な道徳とされてきたはずです。
しかし、このような価値観が現代は希薄になっているといわれています。
「恩を受けて当然」「対価は必要ない」と誤解が生じている場合もあるようです。
「感謝しない」「反対に相手を責める」という行動に繋がります。
スピリチュアルな視点からお伝えするならば、魂の成長段階がまだ低く、学ぶ課題を抱えている人が少なくありません。
スピリチュアルな意味「魂の未熟さ」
その人の魂の未熟さやカルマの影響によって、恩を仇で返す行為に繋がるケースもスピリチュアル的にあります。
魂の成熟度が高ければ、与えられたものに対して感謝をし、それを活かして次に進むものです。
しかし、魂が未熟ならば、「感謝を知らない」「学びを拒否する」「被害者として生きる」という反応になります。
愛や支援を受けても素直に受け取れないだけでなく、拒絶や攻撃をします。
カルマのループが起こり、何度も同じトラブルを起こす人もいるでしょう。
また、被害者として生きる人は魂の進化を止めており、自ら波動を下げていることを指します。
因果応報の法則によって、いずれ同じような仕打ちを受けます。
その時に気づきとなり、それまではカルマの清算は繰り返されていくのです。
スピリチュアル観点「恩をあだで返す」人の特徴
スピリチュアル視点では、恩を仇で返す人にはいくつかの共通したエネルギー的、魂的な特徴があります。
単なる性格では語れない、代表的な特徴を解説します。
学びが未熟で魂レベルが低い
人を通じて学びや気づき、感謝を経験して魂は成長します。
その学びが未成熟であり、魂レベルが低い段階だから、恩を仇で返す人となってしまうのです。
魂の学びが未熟だと、相手の行為を都合のいいものとして受け取ったり、見返りを求めない善意の意味を理解出来ていなかったりします。
また、感覚的に「恩に報いる」というものが希薄なのかもしれません。
「与える愛」「や「感謝の波動」のエネルギーにアクセスできず、自己中心的な視点を持ち続けています。
被害者意識が強くて他責傾向がある
被害者意識はスピリチュアル的に、波動を著しく下げるエネルギーだといわれています。
自分の現状や不満を他人のせいにする思考の癖を強く持っている傾向があります。
恩を受けた事実よりも、傷つきや不満に注目するので、「プライドが傷つけられた」「裏に何か意図があるのではないか」と感じるのです。
どんなに支援されても、いつまでも「自分は被害者」と思い込み続け、感謝の念は育ちません。
場合によっては、攻撃的な行動に出る人もいます。
自己中心的でエナジーバンパイア
恩を仇で返す人の多くは、エナジーバンパイヤだといわれています。
エネルギー的に本人が満たされていないので、周囲からの愛情や関心を奪って生きるのです。
助けてくれる人に依存して、感謝をせずに要求が増える人、与えられたことは当然で自らは返す意識を持たない人。
そのため、周囲の人のエネルギーを消耗させるでしょう。
エナジーバンパイヤと関わり続けると、波動が下がり、精神が疲弊するので注意しましょう。
波動が低くて感謝できない
本来波動は、高次の意識や愛と繋がるエネルギーです。
そんな波動が低ければ、感謝のエネルギーにアクセスできずに、恩を返す行為に及びます。
何をされても感謝の言葉が出てこない、人の好意を当たり前に受け取るなど。
助けてもらっても「どうしてもっと早くやってくれなかったんだ?」と責める人もいるかもしれません。
魂の成長は遅れ、低い波動に閉じ込められたままという特徴です。
魂の記憶の中で「裏切り」や「争い」などのカルマを抱えている
スピリチュアルな視点では、カルマが関係している場合が多いのも事実です。
何度も生まれ変わりながら魂は成長するのですが、過去性などのカルマが影響を与えていると、恩を仇で返すような行動になりがち。
過去性において裏切られたり復習をしたり、依存関係の経験がある人やカルマが未解消のまま現在に持ち越されている人。
魂の記憶の中にある恐れや怒りが、今の人間関係に影響していることが考えられます。
今は恩知らずな行動をしているかもしれませんが、同じような人間関係のトラブルを繰り返しながらカルマの清算と魂の浄化に進める人でもあります。
以下で詳しく解説しますので参考にしてください。
カルマと因果応報?恩を仇で返す人の末路
裏切り行為ではありますが、恩を仇で返す行為は、カルマが伴って因果応報として本人に返るといわれています。
宇宙の法則では、善行には善い報い、悪意にはそれに相応しい報いがあるのです。
恩知らずな人がたどる末路について、スピリチュアル視点でご紹介します。
必ず因果応報は返ってくる
スピリチュアルな因果応報の法則は「与えたものはいずれ自分に返ってくる」というものです。
恩を仇で返す人は、知らない間に自分の波動を下げて、負のエネルギーを放出しています。
裏切りや冷淡な態度は自分への裏切りなって返り、他者に与えて苦しみは形を変えて自らの人生で再現されます。
その時は上手くいっているように見えても、長期的にツケを払わされる状態になるのです。
時間差がある場合が多いので、本人が気づいた時にはもう手遅れになっています。
孤立・孤独を味わう
恩知らずな行動を続けていると、周囲の人から信頼されなくなり、見放されることになります。
助けてくれた人でさえ離れていき、本心は見抜かれて人間関係は破綻していくでしょう。
最終的には孤立感や孤独感に苦しみます。
恩知らずな人の波動が周囲と合わなくなって、縁が切れて行く現象です。
魂は学びを拒否しているので、因果応報が起きた時にその重要性に気づかされます。
金銭や健康や仕事で破綻が起きる
カルマは人間関係だけに影響を与えるのではありません。
金銭や健康、仕事にも破綻が訪れやすくなるのです。
急に収入が減少したり金運が下がったり、病気やケガなどのトラブルに見舞われたりする人も少なくありません。
信頼を失って、仕事での評価は下がり、大切にしていた人脈も喪失するでしょう。
波動の低下が引き寄せた現実で、魂の状態を反映した結果でもあります。
現世で返ることなく来世に持ち越す
実は、因果応報はカルマの清算は、現世で完了するとは限りません。
恩を仇で返すことで反省も学びもしないで人生を終えると、来世に持ち越されるでしょう。
生まれ変わっても同じような関係で苦しめられたり、今度は恩知らずな行為の受け手になったり、痛みを経験するかもしれません。
魂の成長が遅れるので、転生のサイクルからなかなか抜け出せないのです。
負のスパイラルに陥る
恩を仇で返す行為を一度でもすると、その瞬間からエネルギーがネガティブになり、負のスパイラルに陥りやすくなるといわれています。
さらに人間関係はこじれて心を閉ざす人、被害者意識が強まって人を傷つける人が少なくありません。
負のスパイラルを断ち切るためには、感謝や誠意、真実の自己に立ち返る必要があるものの、それにも気づきくいループの中で過ごすことになります。
スピリチュアル的に恩知らずの人の病気の関係
前項でも少し触れましたが、恩を返す人と病気には関係があるといわれています。
心と身体、魂の状態は深く繋がっているからです。
感謝を持たずに人を裏切るような人にはエネルギーの乱れがあり、それが続くと病気という形で魂がSOSを発します。
感情の抑圧は病気の原因
未処理な感情がエネルギーとして体内に蓄積されて、病気の根本原因になるとスピリチュアルでは考えられています。
怒りや憎しみを飲み込む人、感謝や喜びを感じる力が弱い人、他人に本音が言えない人などは注意が必要です。
エネルギーのブロックを生み出し、本来流れるべき経路が塞がれて、肉体的な不調や病気として表面化します。
感謝を知らない人は肝臓や胃腸に影響が出る
スピリチュアル的に「調和」「循環」「浄化」のエネルギーは感謝の心に通じるものです。
これらが欠如している場合、消化や解毒を司る臓器に影響がでるといわれています。
怒りや不満が溜まると感謝できなくなるでしょう。
怒りやストレスが蓄積されると肝機能の低下や疲れやすさを感じ、他者を受け入れない姿勢は主岡不良や胃炎、過敏性腸症候群を引き起こすのです。
あくまでスピリチュアル的な話ですが、受け入れる行為が出来ないと、自己防衛的な思考が強くなる傾向はあります。
自己中エネルギーが内向すると精神疾患や慢性病にり患する
恩知らずな人は、自己中心的なエネルギーの強さを持っています。
外に向けて他人を傷つけることもあり、自分自身に対して破壊的になることもあります。
無意識の中で罪悪感が育って自分を責める、他人を攻撃した反動で孤独や虚無感に苛まれる人がいるようです。
常にストレスを抱えた状態で、自律神経や免疫に悪影響を及ぼすこともあるでしょう。
慢性的な疲労など、精神的、肉体的な病として現れるといわれています。
病気もカルマのひとつ
スピリチュアル的な観点からいえば、病気も魂の学びであり、カルマとして解釈できます。
単なる不具合ではなく、魂が気づきを求めてメッセージを発しているのです。
恩知らずな行動をとるのはカルマとしての身体的苦しみを経験したから。
感謝とは何か、愛とは何かを学ばされている状態です。
気付きを得るまでは、病気の再発や別の形での苦しみが続きます。
魂の未熟さなどを正すチャンスでもあります。
助けてはいけない…人間関係に現れる影響
「困っている人を助けるのは当然」と考えるのは当たり前ではありますが、スピリチュアル的には、誰を助けるのかが重要です。
恩を仇で返す人、感謝のない人に対して無理に手を差し伸べると、現れる影響があるのでご紹介します。
負のカルマに巻き込まれる
恩を仇で返す行為によってカルマを生み出している存在です。
そのような人と関わると、あなただけさえ気づかない内に、負のカルマに巻き込まれる場合があるかもしれません。
相手が抱えているトラブルに巻き込まれる可能性は否定できず、そのために運気が低下することも。
トラブル体質な人と縁が切れずに人生が停滞することもあるでしょう。
霊的な視点でお話すれば、カルマの共有が起きることだってあり得ます。
カルマは本来、その人が背負うべきもの。
他人が代わりに背負ってはいけないのです。
無理に助けてしまうと、本人の学びを邪魔していることになり、自分自身のエネルギーも汚染されてしまいます。
共依存
恩知らずな人は、何かあっても自分で責任を取らずに、周囲に頼る傾向があります。
そんな人を助けてしまうと、共依存の関係が出来上がるケースがあるのです。
相手は成長することなく、ますます依存心が高まる、あなたは「自分がいなければいけない」と思って抜けられなくなるでしょう。
距離感は健全なものではなく、結果的にお互いに苦しくなります。
共依存は魂の学びを邪魔する障害です。
学ぶ行為が消滅する
魂の成長は、人生の困難や苦しみを通じて行われます。
恩知らずな人をあまりにも助けすぎてしまうと、彼らが経験するべき学びのチャンスを奪うことになりかねません。
楽な道を選ぶようになって深い気づきを得られない、苦しみの中にある感謝や誠意に目を向ける機会がなくなるなど。
助けは優しさではなく、学びの放棄を助長する行為になるかもしれません。
その人の魂の成長を期待するのならば、カルマ干渉にならないようにするべきです。
波動が下がる
恩を仇で返す人との付き合いは、エネルギーや波動を確実に低下させます。
感情が乱れるようになり、怒りや悲しみ、疲労ばかりを感じるでしょう。
ネガティブな言動に触れ続けて心が重くなり、結果的に直感や判断力が鈍って運気が落ちます。
スピリチュアルの世界においては、同じような波動を持つ者同士が引き寄せ合っています。
波動が下がることがあれば、さらに低波動な人や出来事を引き寄せてしまうのです。
恩知らずと関わらないための対処法
では、どうすれば恩知らずな人と関わらないでいられるのでしょうか。
エネルギーが消耗しないように、波動が乱れないように、スピリチュアル的に正しい対処法と意識の持ち方をご紹介します。
すぐに取り組める実践方法です。
境界線を持つ
まず意識して欲しいのは、他人との健全なエネルギー的な境界線を持つことです。
恩を仇で返す人は、無意識の中で他人の優しさやエネルギーに依存しようとします。
だからこそ、「ここからは相手の問題だ」と明確に線を引いたり、感情的に巻き込まれずに冷静に対処することが重要です。
必要以上に関わらないことを怖れる必要はありません。
境界線をしっかりと引くことは自己尊重と魂の自立にも繋がるといわれています。
自分を守る行為であると同時に、他人の成長も妨げない大切な選択なのです。
感謝の波動で自分自身を満たす
自分の波動を高めたならば、恩知らずな人の低い波動に影響されないはずです。
感謝の波動をあなたが持つことで、関わらない対処法となります。
日々の小さなことに感謝をする、自分を愛して尊重するエネルギーで満たすなどがおすすめです。
そして、他人に期待をしないことも大切な考え方です。
波動が安定して高まっている人の近くには、低波動の存在は来られません。
執着しない
「こんなにしてあげたのに」「どうして感謝してもらえないの?」なdの思考は執着そのものです。
波動を下げる原因になるので気を付けましょう。
与えた恩は自分の学びとして完結させてください。
相手の反応に期待しないこと、報われなかったことを嘆かない。
自分が成長する道を選びましょう。
手放すことは愛をやめることにはならず、むしろ執着を手放すと本質的な愛と自由が訪れます。
鏡の法則を発動させる
他人の姿を通じて自分を映し出すのが、スピリチュアルで語られる「鏡の法則」です。
恩を仇で返す人との出会いは、あなたに何かを気づかせるためのものだったのかもしれません。
「自分はきちんと誰かの恩に気づけているのか?」と内省するチャンスです。
相手の行動を通じて過去の自分を許す人もいます。
魂の学びという視点に立つと、出来事を意味づけることが可能です。
気付きを得ることが出来た瞬間に、恩知らずな人との関係の役割は終わりを迎えるでしょう。
静かに離れる
恩知らずな人から離れるのは最も効果的です。
争わず、恨まず、説得もせずにエネルギーの重なりを静かに解くようにして離れましょう。
ただそれだけで波動は修正されます。
フェードアウトの感覚で距離を取る際には、心の中で感謝をして執着を手放していきます。
新しい高波動の人間関係に意識を向けていくとより効果が高まります。
思い切って離れてみると、自分の行動を見直せるケースも多々ありますし、その人の学びを促すことにもなり得ます。
占い師sakuraのワンポイントアドバイス「負のカルマを背負わないようにしましょう」

しかし、そこで怒りや恨みを抱くと、あなた自身も負のカルマを背負ってしまいます。
大切なのは「感謝の波動を忘れず、自分のエネルギーを守る」こと。
静かに距離を取り、学びを終わらせましょう。
それが魂の成長につながる最善の選択です。