
いつも全力疾走で、何事に対しても焦燥感に追われているように、追い立てられるように生きている人。
周囲からそう見られやすい人は成功するともいわれている反面、心が疲れてしまいやすい人でもあります。
そこで今回は、“生き急いでいる”といわれてしまう人の特徴や生き急ぐ人のスピリチュアルな意味、疲れてしまったときの対処法について説明していきたいと思います。
あなた自身が生き急いでいると周りに言われることがある、身近に生き急いでいる人がいて心配しているという人は、参考にしてみてください。
目次
生き急ぐ人になるのはなぜ?スピリチュアルな意味とは
誰だってせかせかと生きるのではなく、どっしり、ゆったりとかまえて生きていきたいと思っているはず。
ではなぜ、生き急ぐ人になってしまうのか。
「あなたは生き急いでいる」と言われたけれど、自分ではその理由に心当たりがないという人は、まず生き急ぐ人のスピリチュアルな理由から学んでいきましょう。
魂が成長を求めている
魂が成長を求めている場合に、周囲から見て生き急いでいるように見えてしまうことがあります。
魂の成長は、顕在意識よりも潜在意識がリードして行っていくことになるのですが、生き急いでいるように見える人は、魂の成長を潜在意識が焦っているような状態だと考えることができるのです。
スピリチュアルな何かしらの理由において、少しでも早く魂の成長が求められるため、焦って魂を成長させようとした結果、周りからすれば生き急いでいる、もっとのんびり生きればいいのに…と思われてしまうようになります。
過去生でやり残したことがある
過去生でやり残したことがある場合、現世において生き急いでいる人になってしまう可能性があります。
過去生において「もっと生きたかった」と未練を抱いていたり、達成しなければいけなかった目標があったりなど、やり残していることがあり、それを背負ったまま現世で生きている場合には無意識に焦りを抱いてしまう傾向が強いのです。
この場合には過去生のカルマと向き合うことで急がなければならないという気持ちも落ち着いていくようになります。
今この時を大切に生きていない
“今”を大切に思うということができていない人は生き急ぐ傾向にあります。
どんなことでも目の前で起こってること、自分が経験することのひとつひとつを丁寧に受け止めて処理していく姿勢を持ち続けている場合には、周囲から見てどんなに忙しい人でも生き急いでいると感じられることはありません。
大きな目標があったり、今を幸せだと思えていなかったりと人によって理由はさまざまでも、結果として今の大切さを理解できていない人や、理解することから目をそらしてしまっている人は生き急いでいるように見えてしまうのです。
特別な使命が課されている
特別な使命を課されている人は、生き急いで見えるといわれます。
その使命を本人が気づいて理解している場合はもちろん、本人が気づけていない、使命を知らない場合でも潜在的に魂が使命を理解しているため、生き急いで見えてしまうのです。
早くその使命を果たさなければならないという意識が常に存在しているため、使命に気づいていない場合には余計がむしゃらに今を生きてしまうようになります。
自分と向き合い、自分の本質を知り、使命を理解することで少し生き急ぐスピードを緩ませることができるでしょう。
魂のあるべき姿から外れている
原因が分からない焦燥感を感じて追われるように生きている人は周囲から見れば生き急いでいる人ですが、当の本人からすれば本来の魂が求める生き方ができていないことに気づかず、なぜかいつも焦りを感じている生きてしまっているだけに過ぎません。
本来の自分の道を外れてしまっていることで、魂が「そうじゃない!」と叫び声を上げているのですが、それに気づけていないのです。
魂は潜在意識を使って半ば無理やりにでも本来のあるべき道へ戻そうとしてくれているのですが、それに気づけていない顕在意識との間で乖離が生まれ、結果的にただ今を生き急ぐ人になってしまっている状態だといえるでしょう。
生き急いでしまう人のスピリチュアルな特徴
生き急いでいると言われてしまう人の性格には、ある特徴が存在します。
ここでは、その特徴について紹介していきましょう。
周囲から生き急いでいると言われる人や、周りからは言われないけれど自分ではそう思っている人は、自身が本当に生き急いでいる人なのかチェックするためにこれらの特徴と自分を照らし合わせてみてください。
いつも焦りを感じている
いつも時間に追われている感覚が消えないのは生き急いでいる人の最大の特徴といえるでしょう。
誰にも平等に与えられているはずの24時間という1日の時間が非常に短く感じられてしまう。
仕事が忙しいからかと思いつつ、休みの日になっても24時間の体感時間が極端に短く感じる。
そういう人は、生き急いでしまっている可能性が高いといえるでしょう。
一方で時間の感覚は比較的普通なのに、なぜかいつもどこかで時間が足りないと思っている、焦りを感じてバタバタと生活しているという場合も、生き急いでいる人の特徴に当てはまるといえます。
人と自分を比べて不安になる
人と自分を比べて、自分が置いてけぼりにされているような不安を常に感じている人も生き急いでいる人の特徴に当てはまっています。
自分が置かれている状況と周りの状況を見比べたときに、自分だけ大きく差をつけられているように感じ、その差を埋めるために慌ただしく動き続けている…なんてことがあれば、それは生き急いでしまっている証拠です。
自分の中でこうあるべき、こうでなくてはならないという理想や固定観念を他人をベースに作ってしまっているので、どこか自分が置いていかれているような勘違いをしてしまうのです。
休むことに罪悪感がある
休むこと、何もしない時間を過ごすことに強い罪悪感を感じてしまう人も、生き急いでいる人です。
お金を稼がなければいけないなど明確な理由があって、せかせかと動き回っているのであればまだしも、ふとした瞬間に「どうして私はこんなに忙しくしてるんだろう?」と自分で自分の毎日に疑問を抱いてしまうようであれば、それは生き急いでいる人であるという証拠になります。
何かしていないと充実した気持ちにならずどこか落ち着かない気持ちになる、休みの日に何もしないで休むことがすごく悪いことをしているように感じられるというのであれば、あなたは生き急いでいる人の可能性が高いのです。
周りへの感謝を忘れてしまう
生き急ぐ人は自分が片づけなければいけないタスクにばかり目が行き、気づくと周囲への感謝の気持ちを忘れてしまっていることがあります。
周りがどんな風に感じているのか、何を思っているのか、自分をどのように支えてくれているのか。
自分のことばかりが気になって、周りに目を向けられなくなることで、結果的に周囲の人たちが自分に対してしてくれたことに気づけず、感謝の気持ちを持てなくなってしまうのです。
やがて「ありがとう」という言葉を発する回数が減っていくことで周囲との関係が悪化することすらありえます。
生き急ぐ人の悪い傾向のひとつといえるでしょう。
成功しても満足できない
成功しても満足できないのは生き急いでいる人の特徴のひとつです。
どんなに成功して良い成績を収めても、満足することなくさらに高みを目指して突き進むというのは、一見とても素敵なことのように感じられるのではないでしょうか。
しかし、生き急ぐ人にとって成功することはゴールではなく、目指すべき目標でもないのです。
歩き続けること、何かをし続けることが自分の心を安心させるため、一定の成績を収めても満足することもありませんし、止まることもありません。
大きな夢や目標を持っている
生き急ぐ人は一見問題となるような特徴ばかりを持っているわけではありません。
大きな夢や目標を持っているというのも、生き急ぐ人の特徴のひとつなのです。
決してブレることがない目標や夢を持っていて、それを叶えるために全力で行動している姿が周囲には生き急いでいると見えてしまうのだといえます。
せっかちに見えるかもしれませんが、大きな目標を立てていることでそれだけ常に動き続けていないと人生という時間が足りなくなってしまうと潜在的に理解しているのだと考えられるでしょう。
達成させる、叶えるという信念のもと、周りを気にしないで行動しているからこそ、周囲から生き急いでいると思われてしまうのです。
人生の意味を探している
人生において自分が生まれてきた意味、自分がこの世界に存在する意味をを知りたい、そして生きた証を残したいと思っている人は、日々努力して何かしらの結果を残そうと生きています。
しかし、現代において“名を遺す”ことを意識して生きている人の割合は決して高くはないでしょう。
ゆえに、存在意義を探してせわしなく動いている人を生き急いでいる人だと判断してしまうのです。
自分の生まれた意味を知ることは、非常に難しく辛い思いをすることもたくさんあるでしょう。
しかし、ずっと行動を起こし続ける…これこそが生き急いでいる人のひとつの特徴なのです。
自分自身を蔑ろにしてしまう
生き急いでいる人は、焦りや目標へ進まなければならないという出所不明の責任感といった感情によって、とにかく前に進み変化を求めてしまいます。
結果的に、気づくと自分を蔑ろにしてしまっていることがほとんどです。
自分の気持ちも無視し、時には自分の身体の不調も無視、多少体調が悪くても身体に鞭打って無理に仕事をするというのは生き急いでいる人の特徴となります。
自分を大切にできないと、ネガティブなエネルギーが増加してしまい、よりネガティブな感情に左右されることとなってしまいます。
生き急いでしまう人が心の平穏を取り戻すスピリチュアルなコツ
生き急ぐという生き方が心地よいと感じる人はそういないはずです。
本当はゆったりと自分がやりたいように、上手に体と心を休ませて生きていけたらいいと思っているのではないでしょうか。
ここでは、生き急いでしまう人が心の平穏を取り戻すことができるスピリチュアルな方法について説明していきたいと思います。
意識して内観する時間をとる
自分が生き急いでいる可能性を受け止めて理解し、そのうえで自分を内観する時間を意識的にとるようにしましょう。
自分を見つめ直すことで自然と生き急いでいる自分を客観的に発見し、気づきを得て穏やかな生活に戻していくこともできるでしょう。
本当に求めているものや本当はどんな生き方がしたいのか、それをしっかり確認して生き方を修正していくことが重要です。
自然の中で過ごす
自然の中で過ごす方法は、それだけで、生き急ぐことに歯止めがかかるようになるといわれています。
自然の中にいれば余計なことは考えなくてよくなるため、自然と焦りなども落ち着いていくことでしょう。
自然に触れあって生活してみることで、自分がこれまでどれだけ何かに追われるように生きてきたんだろうとこれまでの生き方を改めようという気持ちが生まれるようにもなっていくでしょう。
今できることに集中する
今できることに集中し、今を大切に生きることを心がけるだけでも、生き急いでいるように見えなくなてくることがあります。
慌てて、必死に生きているとどうしても一日、一日を丁寧に生きているようには見えなくなってしまいます。
しかし、今できること、目先の一点にだけ集中して日々大切に着実に歩んでいこうと努力すれば、だんだんと生き急ぐ感覚を理解でき、回避するようになっていくことでしょう。
自分のペースを取り戻す
生き急いでいる状態というのは、実際のところあなた自身の本来のペースではありません。
生き急いでいる状態を脱出するには本来の自分のペースを知り、そのペースを取り戻そうとしなければいけないのです。
そもそも、何かに追われるように生きている人は自分のペースを忘れてしまっている可能性が高いので、1日2日で本来のペースに戻ることは難しいのですが、その中でも1日ずつ目標を定めて、それをひとつのゴールと捉えられるように考えて、生きることを意識してみましょう。
そうするとどれだけこれまでの自分がせわしなく生きていたのかが痛いほど分かるようになるはずです。
フラワーレメディで心を癒す
フラワーレメディとは、イギリスのエドワード・バッチ医師が開発した自然療法です。
野生の植物から抽出したレメディと呼ばれるエッセンスを飲むことで心のバランスを取り戻すことを目的としています。
生き急いでいる人は、バランスが崩れてしまっているのを正す必要があるため、このフラワーレメディが効果的なのです。
薬を使うわけではないため、副作用などもなく、身体にも心にも無理をさせずに焦燥感から解放され、本来の自分のペースで日b意を生きることができるようにするために効果的な治療法だといわれています。
生き急ぐ人は早死にする?死に急ぎとの違い
生き急いでいると言われるひとと、死に急いでいると言われている人では、大きな違いがあります。
何となく正反対の言葉を遣いながらも意味が似通っていると思われがちなこの言葉ですが、そもそも生き急いでいるという言葉にはプラスの意味も含まれているのです。
しかし、死に急いでいるという言葉の中にはマイナスの意味しか存在しません。
あえて危ないことをしたり、健康を害するような習慣を続けたりと、早死にしたくてやっているのかと燃えるよう名行動をとり続けるのが“死に急いでいる”人の特徴といえるでしょう。
死に急いでいる人は命を大切にしないので、当然早死にしやすいですが、生き急いでいる人は必ずしもそうではありません。
ただ、生き急ぐ中で自分を大切にしなくなることもあるため、結果的に早死にを招く生活パターンとなりやすいのも事実です。
“死”を自らの行動でより自分に身近な存在としていることが死に急いでいるという生き方なのですが、生き急いでいる人はそもそも生きている中でやらないといけないことが山ほどある、死ぬわけにはいかないという心持で生きているので、死を身近に引き寄せようなどとは一切考えていないのです。
占い師CRISSのワンポイントアドバイス「生き急ぎから解放されて穏やかな気持ちを取り戻そう」

周囲から生き急いでいると言われても、それはあくまであなたを心配したり、気遣っての言葉だから、そう深く受け止めて悩む必要もないわね。
でも、もしあなたが今の自分の生き方をせわしなくて疲れるとか、忙しすぎるなんて思っているのであれば、生き急いでいる現在の生き方を変える必要があるわよ。
もし辛いという気持ちが強いのであれば、生き急ぎから解放されて日々をゆったり、穏やかな気持ちで過ごす生き方へシフトチェンジしてみることね。
いきなりは難しくても、少しずつ変えていくことならできるわ。
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