「自分や家族、気になるあの人がアスペルガーなんじゃ…」と悩んでいませんか?
こちらのページでは、話題のアスペルガー症候群チェック(診断テスト)でわかるアスペルガー度、アスペルガーなら何アルペルガータイプなのか?また隠れアスペルガーなのかもお伝えいたします。
またこちらのページの下のコラムでは、恋人や家族、子供などがアスペルガーだった時の接し方も紹介します。
子供(自分の子供)でも大人でも診断できますので是非ご利用ください。
話題のアスペルガー診断をぜひチェックしてみましょう。
目次
アスペルガー(adhd)診断テスト50問
どうすればいいの?恋人や家族、子供などがアスペルガーだった時の接し方について
「アスペルガー症候群」とは「自閉症」の一つに分類される障害で、社会性やコミュニケーション能力、想像力に偏りが生じていまう特性があり、何かこだわりが強かったり、こちらの意図を理解してくれなかったり、育てにくさや関係性を結ぶのがとても難しいと感じる場合があります。
身体的、言語、知的などの遅れはないものの、その場の空気を読むことや暗黙の社会的なルールを理解するのが難しく、悪気がないのに人の傷つくことを言ってしまったり、悪意なく自分のことばかり話してしまうことをする場合もあります。
アスペルガー症候群になってしまう原因は現在のところはっきりとはしていませんが、生まれつきの脳の障害であると考えられています。
遺伝的な要素、胎内環境や妊娠期のトラブルなどもそのきっかけになると考えられいますが決して育て方やしつけが悪いために引き起こされるものではありません。
身体や言葉、知的な遅れはないのでむしろ本人も周りもその障害に気づけないことが多く、生きずらさを感じることもしばしばあり、環境に馴染めず、コミュニケーションもうまくいかないことが多いと言えるでしょう。
周りがその特性をつかんでいけば、支援につなげていくこと、より良い関係を形成できるでしょう。
それではアスペルガー症候群の方にはどのような接し方をするのがいいのでしょうか?
嫌なことをはっきりと伝えること
アスペルガー症候群の人は、人の気持ちに共感したり、想像するのがとても苦手な傾向があります。
相手の気持ちを全く考えずに、思ったことをストレートの口に出してしまい、相手を傷つけたり、怒らせてしまうこともありますが、なぜ相手が傷ついたり、怒るのかもわからないということもあります。
対人関係が上手に構築できないので、孤立しやすく、周りの人からも偏見の目で見られることも多くあるでしょう。
例えば、「あなた太ってるよね」とか「あなた、臭いよね」という普通ならなかなか言えない発言をした場合は、「そんなこと言っちゃダメでしょ」と言っても、理解することができませんので、「そんなことを言ったら、その人(相手の名前をきちんと良い、主語を明確にする)は悲しむと思うよ?」とか「その人(相手の名前)は傷ついてしまうよ」というように相手の気持ちを認識できるように促してあげることが大切です。
理解できたと感じたら、「次からは、その人(相手の名前)に太っていると言わないでね」とはっきりと伝えると、理解して次から言わないようになるでしょう。
これは様々なことで起こりえるのですが、具体的な対処を知ることで、相手の気持ちを理解し、言って良いことと悪いことの区別をつけられるようになるでしょう。
感覚が過敏になってしまった時
アスペルガー症候群の人は小さい頃から特定の感覚にとても敏感です。
例えば電車の音や赤ちゃんの泣き声、騒音などに強く反応し拒否反応を起こし、癇癪を起こしたり、パニックになってしまうこともしばしばあります。
また聴覚だけではなく、体に触れられることを嫌がり、水が嫌いでお風呂に入るのを嫌がることもあります。
少しの刺激でも本人にとっては大きなストレスに繋がりパニックになってしまいます。
このようなことへの対処法は、聴覚の場合はどのような音が苦手なのかを察知すること、もし電車の音や賑やかな場所が苦手なら、ノイズキャンセルヘッドホンやイヤホン、イヤーマフなどを使用することもいいでしょう。
また本人の状態が落ち着いているときに、どうして電車の音がするのか、周りが賑やかなのかを説明してあげることも大切です。
それでも音を嫌がる場合は、騒音自体を避ける環境も心がけるといいでしょう。
触角の場合は無理に触ろうとはしないこと、状態が落ち着いているときに声をかけて、お風呂を促すこともいいでしょう。
「今からお風呂に入ってみようか、お風呂でこれで遊ぼうか」というようにお風呂が楽しくなるような遊びを作ったり、「今から背中に手をおくね」というようにいきなり体に触らずに声をかけてあげると心の準備ができるようになります。
きちんと説明することも大切です。
具体的に伝えることを意識する
普通のコミュニケーションがアスペルガー症候群の人は理解するのが難しいと言われています。
言葉の意味を読み取ることができずに理解できないという特性があります。
代名詞や比喩表現などの曖昧な表現が苦手です。
例えば「あれ取って」と言われても、「あれ」が何を指しているのか全く理解できないことが多かったり、人の感情やしぐさを読み取って行動するのが苦手です。
何かの指示を出すときにははっきりとした目的を伝えることが大切です。
「椅子に座ろうね」、「部屋から出るときは必ず部屋の電気は消してね」というように短く指示をすると混乱を防ぐことができるでしょう。
比喩や遠回しの上限を理解するのが難しい場合は代名詞を使わずにわかりやすい言葉で具体的に指示をすることも大切です。
環境の変化が苦手
アスペルガー症候群は、環境の変化が苦手でこだわりがとても強い場合があります。
規則、法則などの一定したものに安心感があり、ルーティーンを好むので、マイルールなどがある場合があり、それを崩されるのを極端に嫌がり癇癪やパニックを起こしてしまう場合もあります。
もし予定を変更する場合には「今日は何時になったら何をするよ」というように予定を立てたり、言葉では理解するのが難しい場合は目で見てわかるようにイラストや写真などを見せて視覚的に理解しやすいようにするのもいいでしょう。
占い師 聖子のワンポイントアドバイス
周りも大変だけど、本人が一番生きづらさや苦しさを抱えているし、またとても傷ついているのよ。
でもその人に合った環境を作ること、周りの理解があれば、天才的な力を発揮する場合もあるのよ。
本人が理解できるようにいかに工夫するかを心がけるといいわね。
自己肯定感をアップさせて、共に生きる
アスペルガー症候群の人は思った以上に周りにいるでしょう。
「嫌な奴」と感じる人がいても実はそれはアスペルガー症候群かもしれないという見方をすれば、違った認識を得ることができるでしょう。
アスペルガー症候群の人は失敗したり責められることが多く、自己肯定感が低くなってしまうと自分や相手を攻めてしまいます。
その人の自尊心を傷つけないようにより良い関わりや支援をすることが大切です。