
七福神の一柱である恵比寿様(えびすさま)について何の神様か、由来をご存じでしょうか。
釣り竿と鯛を抱えて笑顔でおられる神様が恵比寿様(えびすさま)です。
恵比寿様(えびすさま)のご利益を授かるためにも、何の神様なのか由来や大黒様との違いについて解説いたします。
また、スピリチュアルな金運も有名なご利益の話ですから、恵比寿様(えびすさま)を祀る神社と共にお伝えしましょう。
恵比寿様(えびすさま)の由来や何の神様か?をご紹介
恵比寿様(えびすさま)の由来
恵比寿様(えびすさま)の幼い頃の名前は「蛭子尊」です。
足が不自由だったため、蛭子尊は、親の伊弉諾尊に海に捨てられてしまいました。
そのまま漂着した地で「海の神様」として祀られたのが由来となっています。
「蛭子」は「えびす」と読み、現在の呼び名である「恵比寿さま」になったようです。
恵比寿様(えびすさま)は何の神様?ご利益は?
海の神様と上記でお伝えしました。
より深堀りすると「漁業の神様」「商売の神様」「五穀豊穣の神様」としても信仰されています。
古くから日本に住み着いている恵比寿様(えびすさま)の民間での信仰や大阪で広がったそうです。
大阪は昔から商業の街であり、商売繁盛の神様として親しまれたのです。
右手に持っている鯛をお金に見立てているからです。
また、以下でもお伝えする大黒様と共に「開運の神様」としての信仰も深いと伝承されています。
恵比寿様(えびすさま)と大黒様との違いは持ち物や司る領域
恵比寿様(えびすさま)と大黒様をイコールで捉えている方が少なくありません。
異なる神様だと分かっていても、隣同士で描かれているケースが多いので、違いが分からないという方もいるようです。
恵比寿様(えびすさま)と大黒様の違いは持ち物や司る領域です。
恵比寿様(えびすさま)の持ち物は釣り竿と鯛で、大黒様は大きな袋を背負い、打ち出の小づちを手にしています。
恵比寿様(えびすさま)は漁業の神様である一方、大黒様は農業の神様です。
また、七福神の中の二柱を合わせての信仰もあります。
招福や商売繁盛の神様ペアでもあるのです。
恵比寿様(えびすさま)のスピリチュアルな金運について
様々なご利益が期待される恵比寿様(えびすさま)ですが、金運のスペシャリストと呼ばれていることをご存じでしょうか。
商売繁盛の神様という点からも、スピリチュアルな金運があるだろうと予想できます。
実は恵比寿様(えびすさま)は、室町時代には福の神の大代表格としてたくさんの指示を得ていました。
幸運を運ぶ神様は、金運アップの効果もあり、懐を肥やす役目を担っています。
恵比寿様(えびすさま)が手に持つ魚はお金に見立てて考えますから、金運向上の効果は大きく期待できます。
多くの方は不思議なスピリチュアルな金運を実感するために、恵比寿様(えびすさま)の置物を活用しているようです。
恵比寿様(えびすさま)の飾り方やお供え物
恵比寿様(えびすさま)のお札や置物などは飾り方があるので参考にしてください。
一つは目線よりも高い位置にすることです。
神だながある方は、そこに飾るといいでしょう。
二つ目は清潔な場所に飾ることが多雪です。
埃などがないように、日頃から掃除を行いましょう。
また、神棚がない方は壁や柱を利用しても構いません。
御札や置物が正面を向くように、かつ北あるいは西の壁などを利用します。
恵比須様と大黒様を一緒に祀る場合は、左手が恵比須様となります。
そして、恵比寿様(えびすさま)へのお供え物を一覧でお伝えします。
地域によっては生きた魚をお供えすることもあります。
一升瓶にお金や通帳を入れて備えるという地方もあるそうです。
恵比寿様(えびすさま)の別名
恵比寿様(えびすさま)にはこんなにも別名があります。
幼い頃の名前から、漁業神や商売繁盛の神としての名前があるのです。
古事記に登場するのは「蛭子尊」で、イザナミとイザナギの間に生まれた最初の神様と記載されています。
恵比寿様(えびすさま)を祀る神社
西宮神社(兵庫県)
引用元:西宮神社
福の神であるえびすさまを祀る三大神社の一つで、総本社でもあります。
境内は四季折々の様子を楽しめると評判で、参拝の中で癒しも感じられます。
平安時代よりも前に創建された建物も見物で、お正月には150万人が訪れるそうです。
主祭神 | 西宮大神(蛭子命) | ||
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ご利益 | 商売繁盛、金運、家内安全、開運招福、厄除け、病気平癒、 子どもの守り神など | ||
開門時間 | 9:00~17:00 | ||
電話番号 | 0798-33-0321 | ||
公式ホームページ | https://nishinomiya-ebisu.com/ | ||
所在地 | 〒662-0974 兵庫県西宮市社家町1−17 | ||
地図・アクセス | |
京都ゑびす神社(京都府)
引用元:京都ゑびす神社
由緒ある漁師の神社として親しまれ、幸運の笹でも有名です。
えべっさんの名称で愛されており、こちらも日本三大えびす神社の一つです。
鳥居を見上げると微笑む蛭子様と共にコインが貯まったお賽銭を見ることができます。
お金を投げてそこに入ると願いが叶うといわれているのです。
主祭神 | 事代主大神(ことしろぬしのみこと) | ||
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ご利益 | 商売繁盛、家運隆昌、交通安全、豊漁など | ||
開門時間 | 8:00~17:00 | ||
電話番号 | 075-525-0005 | ||
公式ホームページ | https://www.kyoto-ebisu.jp/ | ||
所在地 | 〒605-0811 京都府京都市東山区小松町125 恵美須神社 | ||
地図・アクセス | |
今宮戒神社(大阪府)
傾斜した瓦屋根と美しい庭園がある古い神社として注目されることもあります。
歴史的な雰囲気のある神社にはたくさんの方が参拝しています。
今宮戎神社とは. 西暦600年代四天王寺の西方の守り神として創建されました。
主祭神 | 天照皇大神; 事代主命; 素盞鳴尊; 月読尊; 稚日女尊 | ||
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ご利益 | 商売繁盛・事業繁栄、福徳円満など | ||
開門時間 | 9:00~17:00 | ||
電話番号 | 06-6643-0150 | ||
公式ホームページ | https://www.imamiya-ebisu.jp/ | ||
所在地 | 〒556-0003 大阪府大阪市浪速区恵美須西1丁目6−10 | ||
地図・アクセス | |
十日恵比寿神社(福岡県)
小さな神社ですが、恵比須様も大黒様も祀る1592年に創建したスポットです。
ご縁結びのご利益もあり、御朱印をいただくことも可能です。
手水舎は鯛の口から水が出るようになっています。
主祭神 | 事代主命; 大国主命 | ||
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ご利益 | 商売繁昌、家内安全、縁結び、厄払いなど | ||
開門時間 | 9:00~17:00 | ||
電話番号 | 092-651-1563 | ||
公式ホームページ | https://www.tooka-ebisu.or.jp/ | ||
所在地 | 〒812-0045 福岡県福岡市博多区東公園7−1 | ||
地図・アクセス | |
美保神社(島根県)
引用元:美保神社 | えびす様の総本宮 | 島根県松江市美保関町
4世紀頃の勾玉の破片が境内から出るくらいに歴史ある神社です。
「出雲大社」「八重垣神社」とあわせてこちらの美保神社を参拝することを「三社巡り」といいます。
とても人気の島根県の神社で、良いご縁に恵まれると評判です。
主祭神 | 事代主神; 三穂津姫命 | ||
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ご利益 | 商売繁盛、開運、福徳円満、海上安全、大漁満足、学業、 歌舞音曲(音楽など | ||
開門時間 | 8:30~17:00 | ||
電話番号 | 0852-73-0506 | ||
公式ホームページ | http://mihojinja.or.jp/ | ||
所在地 | 〒690-1501 島根県松江市美保関町美保関608 | ||
地図・アクセス | |
占い師sakuraのワンポイントアドバイス「恵比寿様(えびすさま)は七福神の一人」

とても古くから信仰される神様で、海の神様や漁業の神様などと呼ばれています。
金運のご利益もあり、全国各地に恵比寿様(えびすさま)を祀る神社もあります。
身近な神様でもありますから、神社参拝したり置物の飾り方を参考にしてお供えしたりしてくださいね。