小さく可愛らしい花を咲かせるサクラソウは、2月4日の誕生花です。
可憐な見た目そのままに、「初恋」「憧れ」「純潔」といった花言葉を持っています。
サクラソウには花の色に種類があり、2月4日の誕生花とされているのは赤色のサクラソウです。
赤色のサクラソウには『美の秘密』という花言葉があり、美しくも妖艶な雰囲気を感じさせ、どこか魅惑的な印象を抱かせてくれます。
今回はその赤色のサクラソウの花言葉について紹介していきたいと思います。
目次
2月4日生まれの誕生花「サクラソウ(赤)」の基本情報
英名Japanese primrose
花言葉 | 美の秘密・後援のない功績・思春期の始まりと終わり・叶わぬ初恋 |
科・属名 | サクラソウ科サクラソウ属 |
分類 | 多年草 |
原産地 | 日本・朝鮮半島・中国 |
開花期 | 4月~5月 |
別名 | ニホンサクラソウ・プリムラ |
2月4日以外の誕生花の月日 | 2月1日 2月5日 4月28日 5月18日 |
2月4日生まれの誕生花「サクラソウ(赤)」の花の名前の由来や種類
「サクラソウ(赤)」の花の名前の由来
サクラソウの花の名前の由来は、その小さな花が桜の花に似ていることからつけられています。
桜のように大きな木に花をつけるわけではありませんが、小さく、満開になるとまるで絨毯のように咲き乱れる姿に魅力を感じる人は少なくありません。
家の庭などで育てる場合には、一株だけではなく、一区画いっぱいに株を植えるようにすると、家の庭でもサクラソウの絨毯を楽しむことができます。
「サクラソウ(赤)」の種類
サクラソウには、大きく分けて西洋サクラソウと日本サクラソウの2つがあります。
赤いサクラソウがあるのは西洋サクラソウのほうで、別名プリムラとも呼ばれているのですが、西洋サクラソウには赤色以外にも黄、ピンク、紫、青、オレンジ、白などの色があったり、バイカラーといって2色の色から成っているものもあり、日本サクラソウと比較すると華麗で派手なイメージです。
日本サクラソウのほうが絨毯のように咲くととてもきれいですが、西洋サクラソウの場合には数株でも華やかな印象となるので、狭い庭で育てる場合には西洋サクラソウのほうが適していると言えるでしょう。
2月4日生まれのその他の誕生花
ボケ
「先駆者」「妖精の輝き」という花言葉を持っているボケの花も、2月4日の誕生花です。
ボケの花は、まだまだ寒い日が続く時期に花を咲かせるので、どの花よりも早く咲くことで先駆者という花言葉がつけられたと言われています。
また、その小さな花は小さいながらも一つの枝にまとまって咲くので、妖精がたくさん現れたかのように見え、時には雪に映える姿から、妖精の輝きという花言葉を持っているのです。
ヒトリシズカ
あまりなじみのない名前の花かもしれませんが、白く可憐な花を咲かせるヒトリシズカはも2月4日の誕生花です。
「隠された美」「愛にこたえて」といった花言葉を持っているヒトリシズカは赤紫色の茎と、白い花が印象的ですが、とても凛とした美しさを持っています。
春先に10~30cm程の高さの花が咲き、葉は下のほうにつくので余計に花の姿が目立ちます。
ヒトリシズカという名前の通り、1本だけすっと伸びた茎の先についた花は、少し寂しそうにも見えますが、花言葉の通り、1本だからこそ美しい、そんな独特な美しさで楽しませてくれる花なのです。
2月4日生まれの誕生花「サクラソウ(赤)」の代表的な花言葉「美の秘密」の意味
赤いサクラソウには、「美の秘密」という花言葉がありますが、この花言葉の由来はまず第一にサクラソウが咲く時期にあります。
サクラソウは、まだ寒い時期に咲きます。
春本番という時期ではなく、まだ少し肌寒い時期に咲くわけですが、それでも真っ赤な美しい色の花を咲かせるのです。
その姿が、寒く、決して恵まれているとは言えない季節、環境の中で美しい花を咲かせる…努力を重ねて美しい花を咲かせるという連想へとつながり、美の秘密という花言葉がつけられるようになったと言われています。
2月4日生まれの誕生花「サクラソウ(赤)」のその他の花言葉の意味
後援のない功績
サクラソウには「後援のない功績」という花言葉もあります。
後援のない功績とはとても寂しい印象を受けてしまいますが、これもやはり寒い中に咲くサクラソウの姿からつけられた花言葉なのです。
寒い中、周りに仲間もおらず、苦しい環境の中、支えてくれるものもない、暖めてくれる日差しもない…そんな時期でも一生懸命になって花を咲かせる姿に、後援のない功績という花言葉を思い浮かべさせたのでしょう。
後ろ盾がなくても、美しく咲き誇ることができる。
味方がいなくても一人立って自らの努力の末に成功することができる。
そんなサクラソウの姿から、心強さや勇気をもらった人々によって、この花言葉がつけられたのだと考えられます。
2月4日生まれの誕生花「サクラソウ(赤)」の怖い花言葉と意味
思春期の始まりと終わり
サクラソウの花言葉において、特別に恐怖を感じさせるようなものはありませんが、あえて挙げるとすれば、まずはこの「思春期の始まりと終わり」という花言葉ではないでしょうか。
一体どんな意味なんだろう?と首をひねってしまうような花言葉ではありますが、これは、サクラソウ自体が春先に満開を迎えて、春の他の花々が咲く時期になるともう枯れてしまうことが由来となっていると言われています。
思春期というのは、とても短いもの。
始まりを迎えたと思ったら、またすぐに終わりを迎えてしまう、そんな儚さ、切なさ、それをサクラソウの花が咲き、枯れてしまうまでにj重ね合わせたのでしょう。
叶わぬ初恋
叶わぬ恋というのは、初恋であろうがそうでなかろうが辛いものです。
初恋は叶わないものだという言葉もありますが、初めての恋は何をすればいいのか、自分がどうすべきか、相手が何を求めているのか、そもそも恋とは何なのか…ということに関して、答えを出せず、自分に戸惑ってばかりで相手の気持ちを察してあげることもできません。
結果、叶うことなく、ほろ苦い思い出だけを残して初恋が自分を過ぎ去っていく…という経験を持っている人は、とても多いのではないかと思います。
サクラソウが咲いている期間も、同じようにあっという間です。
サクラもそうですが、楽しんでいる余裕もなく、過ぎ去ってしまう満開の時期が、叶わぬ初恋、あっという間に過ぎてしまう初恋を思わせることで、このような花言葉を付けられるようになったのだと考えることができます。
決して恨みつらみが込められた怖い花言葉というわけではありませんが、恋をすれば成就してほしいと願うのが当たり前のことですから、やはり「叶わぬ初恋」という言葉には、うっすらと不安を抱いてしまうのではないでしょうか。
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占い師CRISSのワンポイントアドバイス
サクラソウにはいろいろな種類があるけれど、2月4日の誕生花に設定されているのは赤色のサクラソウね。
誕生花って、色が決まっているものもあれば、その花であれば色を問わず誕生花に設定されているものもあるかんだけど、サクラソウの場合には赤色だから、そこを間違えないようにしてね。
サクラソウは、決して春の主役でもないし、かといって冬に咲く花でもない。
でも、その可憐で強い花はあなたに必ずたくさんの勇気を与えてくれるはずよ。
花言葉自体は報われない寂しさや、孤独を感じさせるものがあるけれど、人とつるんでいるときだけ強い人は、真の強さを持っている人ではないってことね。
孤独の中にあっても強さを維持できる人こそが、本当に強い人なんだってことを教えてくれる花なのよ。
そんな強さを持っている花が誕生花である2月4日の人は、自分の誕生花である赤色のサクラソウからたくさんのことを学んでね。