アサガオと似ているけれど、アサガオよりも小ぶりで、色味も若干薄かったり、淡い色合いで、一見地味なイメージがあるヒルガオ。
このヒルガオは、7月17日生まれの誕生花でもあります。
アサガオほどの華やかさや大きさはないけれど、ヒルガオにはヒルガオの可愛らしさであったり、特性があったりするので、別の花として楽しめるものです。
「絆」「友達のよしみ」などといった、友情を連想させる花言葉もあれば、「情事」というちょっと怪しげな花言葉もあるヒルガオの花の名前の由来や、花言葉の由来に迫っていきたいと思います。
目次
7月17日生まれの誕生花「ヒルガオ」の基本情報
英名Bindweed・Convolvulus
花言葉 | 友達のよしみ・絆・縁・優しい愛情・和やか・依存・情事 |
科・属名 | ヒルガオ科ヒルガオ属 |
分類 | 多年草 |
原産地 | 日本・韓国・中国 |
開花期 | 5~8月 |
別名 | アオイカズラ・コシカ・カオバナ・カミナリバナ・テンキバナ・アメフリアサガオ・アメフリバナ・チョクバナ・ハタケアサガオ・オコリバナ・オコリズル・ツンブーバナ・チチバナ・カッポウ・センカ・ニホンテンケン |
7月17日以外の誕生花の月日 | 6月25日 7月8日 |
7月17日生まれの誕生花「ヒルガオ」の花の名前の由来や種類
「ヒルガオ」の花の名前の由来
ヒルガオの名前の由来は、花を咲かせている時間帯にあると言われています。
ヒルガオと名前が似ているアサガオですが、アサガオは、朝咲いて、昼過ぎには花を閉じてしまうという習性があります。
しかし、ヒルガオは、アサガオよりも開花時間が長く、朝に開花すると、そのまま夕方まで花を開いたままでいるのです。
昼になってしぼむことなく顔を見せ続けてくれる…つまり咲き続けてくれる花ということで、「ヒルガオ」という名前がついたとされています。
「ヒルガオ」の種類
朝に咲き、夕方まで花を咲かせたままでいてくれるヒルガオですが、種類によっては昼近くまで花を咲かせず、昼頃になってやっと花を開いて見せてくれるという種類もあります。
基本的には、花の色は淡いピンク色で、日差し次第では白く見えるほど、薄いピンク色をしているものがほとんどです。
ヒルガオ自体は、日本や韓国・中国が原産となっていますが、非常に近しい別種類の植物として、セイヨウヒルガオがあります。
苞の位置が萼の上にあるのがヒルガオで、花柄の中間に小さな苞があるのがセイヨウヒルガオです。
花自体は比較的よく似ているので、この部分で見分けるようにします。
7月17日生まれのその他の誕生花
ルリタマアザミ
名前の通り、紫色のボールのような花を咲かせるルリタマアザミも、7月17日生まれの誕生花です。
アザミの花らしく、触ると痛そうだということで、「鋭敏」「傷つく心」などといった花言葉がありますが、それ以外にも「独り立ち」「豊かな感情」などといった花言葉も持っています。
花言葉だけを見ていると、ちょっと怖い花のような印象がありますが、実際にはコロンとした花が可愛らしい、見ていて心が和む花です。
ギボウシ
薄紫の、落ち着いた雰囲気の上品な花が印象的なギボウシも7月17日生まれの花言葉です。
「静かな人」「沈黙」という花言葉があり、おとなしい花のイメージにぴったりな花言葉といった感じです。
つぼみの形が橋の縁についている擬宝珠に似ているということで、この名前が付けられたのですが、花言葉の由来自体は花のたたずまいからくるもので、見た目から受ける印象がそのまま花言葉に使われています。
ハマユウ
引用元:ハマユウ | 観光スポット・花だより | 渥美半島だより【渥美半島観光ビューロー公式サイト】
「どこか遠くへ」「あなたを信じます」「汚れがない」という花言葉を持っているハマユウも7月17日生まれの誕生花です。
真夏に咲くハマユウの姿は、神事に使われる白い布“ユウ”のようです。
海辺に咲く白い布のような花ということで、「浜木綿」という名前になったとされています。
海辺に咲くために種が海の波にさらわれて遠くへ運ばれることもあることから、「どこか遠くへ」という花言葉が生まれtなどと言われており、花の姿や花の習性が花言葉となっているようです。
バラ(白)
「純潔」「私はあなたにふさわしい」「深い尊敬」という花言葉を持っている白いバラは7月17日生まれの誕生花です。
「私はあなたにふさわしい」という自信に満ち溢れた花言葉ですが、これは、白いバラは他の色に染まらず純潔な色をキープしながらも、白という色はどの色にも染まることができる…ということで、この花言葉がつけられたとされています。
7月17日生まれの誕生花「ヒルガオ」の代表的な花言葉「絆」の意味
ヒルガオの花言葉の中で最も代表的な花言葉・「絆」は、ツルが絡みつく様子に由来していると言われています。
支柱であったり、フェンスであったり、家の柵であったりと、生命力の強いヒルガオはどんなところでも育ち、ツルを絡めて成長し、伸ばしていきます。
ツルと、ツルを支える支柱やフェンスの関係から、「絆」という花言葉が生まれたのです。
時には、別の植物に絡みつきながらそのツルを伸ばしていくというところが、友情に関連する多くの花言葉を生んだのだと考えることができますね。
7月17日生まれの誕生花「ヒルガオ」のその他の花言葉の意味
友達のよしみ
「友達のよしみ」という花言葉は、やはりヒルガオが周囲の植物や支柱やフェンスなどに絡みつきながらツルを伸ばしていくところから生まれたものだと言われています。
花同士は、人と違って言葉を使って喧嘩をしたり、おしゃべりを楽しんだりすることはありません。
どちらもが、植物の本能のままに、ツルを伸ばし、さらに伸びるために他の植物やフェンスなどに絡みつき、自分を上へ上へと伸ばしていくだけです。
しかし、その中にどこかお互いを支えあう仲間意識のようなものが垣間見えることがあります。
きっと、「友達のよしみ」という花言葉を最初に思いついた人は、ヒルガオとそれ以外の植物の間に、友情を感じたのだと思います。
縁
ヒルガオの花言葉は、どれも人と人とのつながりを感じさせるものばかりです。
「縁」という花言葉もそうではないでしょうか。
人と人の縁を感じさせる…それは、ヒルガオが伸びていく間に、近くにある植物を頼って絡みついて自分のツルを伸ばしていくところに由来していると考えられます。
ヒルガオが絡みつくのは、自分が太陽に向かってツルを伸ばす最中にたまたま近かった植物だったり、支柱であったり、フェンスであったりといったものです。
ほんの少し、自分が植わっている場所が違えば、太陽の位置が違えば、関わり合いを持つ植物や支柱・フェンスや柵なども全く違うものだった可能性があります。
たまたまその支柱やフェンスに絡んだ、たまたま隣のその植物に絡んだ…そういった姿に“縁”を感じずにはいられませんね。
優しい愛情
「優しい愛情」という花言葉も、ヒルガオが周りにある植物や物に頼ることで自らを成長させていく姿が由来となっています。
ヒルガオが好き勝手に成長を続けていっても、周りの植物や物は決してヒルガオを拒むことはありません。
そこに、どこか優しい愛情を感じることができます。
つまり、ヒルガオそのものの習性が関係しているとは言え、「優しい愛情」をくれているのは、ヒルガオではなく、ヒルガオのそばにある植物だったり、支柱やフェンスというものであったりするわけです。
周りに支えられてこそ存在できる、成長して多年草としてそこに在り続けることができる…ヒルガオは、一人では生きていけないことを教えてくれている植物なのです。
和やか
ヒルガオの花言葉はそのほとんどがヒルガオの周りにあるものに絡んで伸びていく習性が由来となっているものばかりです。
「和やか」という花言葉もやはりそうで、ヒルガオが周りの植物や物を頼ってすくすく成長していくのを、まるで周りにある植物や物が、温かく迎え入れてくれて、快く協力してくれているように見える…ヒルガオの成長をみんなで見守っているように見えるということで、つけられた花言葉だといいます。
みんなでヒルガオを守っているようにすら感じられるということで、その全体的な雰囲気がどこか和やか…ということで、この花言葉が生まれました。
7月17日生まれの誕生花「ヒルガオ」の怖い花言葉と意味
依存
ヒルガオには、あからさまに怖い花言葉はありませんが、「依存」という花言葉があります。
しかし、これもものは言いようで、ヒルガオの花が周りにツルを伸ばして成長していく姿が由来となっていて、他の花言葉と少し視点が違うだけ…といったところです。
ヒルガオが、ツルを何かに絡ませて成長していかないと、大きくなることができない…つまり、何かに依存していないと成長できないことを意味していると考えることができます。
情事
「情事」というヒルガオの花言葉の中でも、少し毛色の違う花言葉は、フランスで生まれた花言葉だと言われています。
もともと、フランスでは、ツルを伸ばす植物にはちょっぴりセクシーな花言葉がつけられるものです。
ヒルガオは、昼間だけ見せる顔、昼間しか見せない姿…という、どこか秘密めいた意味合いを持っているため、「情事」という花言葉がつけられたと言われます。
上戸彩さんと斎藤工さん主演で大ヒットした日本のドラマも、タイトルが「昼顔」でしたが、これも、ヒルガオのこの花言葉が由来となってつけられたタイトルだと言っていいでしょう。
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占い師CRISSのワンポイントアドバイス
アサガオよりも、目立たない花だけど、でも咲いている時間は実際にはヒルガオのほうがずっと長くて、アサガオよりも頑張り屋さんなのよね。
でもそんなヒルガオが成長できるのは、周りに頼りにできるものがあるからこそ。
人だってそうじゃないかしら?
誰だって一人では生きていけないんだってことを、ちゃんと理解しないとだめよね。
一人で大きくなった顔をしていたって、ずっと親に育ててもらっていたわけだし、会社に入って新人だった頃には先輩や上司に教えてもらっていたわけだしね。
誰かに頼るってことは決してカッコ悪いことではないし、時としてとても大切なことなの。
誰かに頼って、誰かに頼らせてあげて…その繰り返しで成り立っていくのが人生だって思えば、一人で戦おうなんて思わないで済むし、もっと気楽に、楽しく、肩の力を抜いて生きていけるはずよ。
ヒルガオの花と、ヒルガオの花言葉から、みんなで力を貸しあって協力しあって生きていくことの大切さを学んでね。