花の中でも、比較的有名な種類だと言っても良いナデシコ。
日本では、女子サッカー日本代表のチームが「ナデシコJAPAN」と呼ばれていることもあり、花の名前を知っている人は多いはずです。
このナデシコは、7月14日の誕生花でもあります。
代表的な花言葉は、「大胆」。
花の姿は比較的控えめな可愛らしい花なので、花の姿形だけを見ていると、この花言葉の由来が理解できないと感じるかもしれません。
もちろんナデシコの花言葉はこれだけではなく、他にもいろいろとあります。
今回は、そんなナデシコの花言葉について、まとめて紹介し、それぞれの花言葉がなぜつけられたのか、由来についても紹介していきたいと思います。
目次
7月14日生まれの誕生花「ナデシコ」の基本情報
英名Dianths・Gillyflower
花言葉 | 大胆・純愛・貞節・純粋な愛(ピンク)・純粋で燃えるような愛(赤の八重咲)・器用(白)・才能(白) |
科・属名 | ナデシコ科ナデシコ属 |
分類 | 多年草 |
原産地 | アジア・ヨーロッパ・北米・アフリカ |
開花期 | 4~10月 |
別名 | カワラナデシコ・ヤマトナデシコ・キョバク・トコナツ・ダイアンサス・セキチク・クバクシ |
7月14日以外の誕生花の月日 | 5月29日 6月7日 7月15日 7月22日 7月25日 7月28日 7月30日 8月20日 9月4日 9月11日 10月25日 11月10日 |
7月14日生まれの誕生花「ナデシコ」の花の名前の由来や種類
「ナデシコ」の花の名前の由来
ナデシコの名前の由来は、その花の姿が由来となっていると言われています。
ナデシコの花はとても小さく、可愛らしいので、見ていてとても可愛らしい、ついつい撫ででしまいたくなる魅力があることから、「撫でし子」から「撫子」という名前が生まれたとされているのです。
また、花の姿がそのように可愛らしいということも由来となっていますが、それ以外にも、ナデシコの花を見ている女性が、花の可愛さについつい花を撫でている姿を見て、ナデシコの名前が生まれたという説もあります。
いずれにしても、「ナデシコ」という名前は、その花の姿形の可愛らしさから生まれたものだという認識で間違いはないでしょう。
ちなみに、ナデシコの学名は「Dianthus(ディアンサス)」といいますが、これは、ギリシャ語で「ゼウスの花」という意味を持っています。
全知全能の神ゼウスの名前を冠した花…というには少し控えめな花姿をしているような気もしますが、その由来は花言葉のほうに表れているようです。
「ナデシコ」の種類
「ナデシコ」という大きな範囲でくくると、種類は数えきれないほど存在しており、これは歴史が古い花であること、そして、古くから人々に愛され、好かれてきた花であることを感じ取れるポイントでもあります。
カワラナデシコやヒゲナデシコなどといった種類や、ビジョナデシコと呼ばれる種類などもありますが、大きな範囲でまとめれば同じナデシコではあっても、それぞれが見た目や生育する場所、環境なども違い、細かく分ければ全く違う種類としてみることもできるでしょう。
7月14日生まれのその他の誕生花
バラ
花の女王と呼ばれるバラも、7月14日生まれの誕生花です。
特に色の指定はないので、どのような色でも7月14日の誕生花として認識することができます。
バラほど、種類が多く、さらにその色や種類それぞれに花言葉がつけられている花は珍しく、色ごとに全く違う花言葉が存在しているものです。
「愛」と「美」が、基本の花言葉となり、これはバラ全体で共通している花言葉でもあります。
現在では2万種類以上のバラが存在しているので、必ず自分好みの色や形、香りを持っているバラが見つかるはずです。
フロックス
「合意」「一致」や、「あなたの望みを受けます」という花言葉を持っているフロックスの花も、7月14日生まれの誕生花です。
小さな花がぎゅっとまとまって咲き、その花の集合している姿が形よくまとまっているということで、「一致」や「合意」という花言葉が生まれたとされています。
花をまとめて咲かせるのがフロックスの特徴なので、そういったまとまりの良さから「協調性」という花言葉も持っているのです。
ノウゼンカズラ
「名声」「名誉」「栄光」という花言葉を持っているノウゼンカズラですが、縦に並んだように丸く存在感のある花を咲かせるこの花も、7月14日生まれの誕生花です。
花の形が、ラッパのように見え、縦にたくさんの花が並ぶということで、多くのラッパが祝福のファンファーレを奏でているかのように見えることで、これらの花言葉が生まれたとされています。
「華のある人生」という花言葉もありますが、これもやはりノウゼンカズラの花の形がラッパに見えることが由来となっていると考えて良いでしょう。
ハイビスカス
ハワイや沖縄を連想させるハイビスカスも、7月14日の誕生花とされています。
7月も、もう夏が始まっている季節ですから、ハイビスカスが誕生花に指定されていても何もおかしいことはありません。
「繊細な美」「新しい恋」という花言葉は、ハイビスカスの一つの花は1日しか咲き誇ることができないところからきていると言われています。
大輪で、紫やピンク、青や白、赤など、さまざまな色の花を咲かせるハイビスカスは、まさに夏の象徴となる花。
美しい花と美しい花言葉を持っています。
7月14日生まれの誕生花「ナデシコ」の代表的な花言葉「大胆」の意味
「大胆」という花言葉が、特にナデシコの花言葉として有名なものとされていますが、この花言葉はセイヨウナデシコが由来となっているようです。
セイヨウナデシコの真っ赤な花の色が、挑発しているかのような妖艶でセクシーな色をしているということで、「大胆」という花言葉がつけられたと言われています。
ナデシコは、決して派手な花ではありませんし、存在感がものすごくある花というわけでもありませんが、セイヨウナデシコの赤色は、とにかく色がはっきりしているので、小さくても存在感が抜群なのです。
7月14日生まれの誕生花「ナデシコ」のその他の花言葉の意味
純愛
引用元:ナデシコ - Wikipedia
細く糸のようにも見える花びらは、見る人にナデシコの繊細なイメージを抱かせます。
この姿が、「純愛」という花言葉の由来となっているのです。
ただひたすらに相手に愛情を示し、愛し、愛される純愛というイメージに、確かにナデシコの花はぴったりなのではないかと思います。
貞節
「貞節」という花言葉も、ナデシコの花の姿が由来となっていると言われます。
ヤマトナデシコという花の名前にもあるように、ナデシコの花には、日本の女性らしい奥ゆかしさがあり、一人の人を想い慕い続ける姿を連想させるのでしょう。
日本で頻繁に見かける細い糸状の花びらを持っているナデシコが、この「貞節」の花言葉の由来となっているナデシコであることを覚えておきましょう。
純粋な愛
ピンクのナデシコには、「純粋な愛」という花言葉がつけられています。
これは、ナデシコ全体につけられている花言葉と共通している部分もありますし、ピンクのナデシコはその花の小ささや形から、小さな、それでもまっすぐな愛を感じさせる雰囲気が醸し出されています。
そのため、この花言葉がつけられたのだと考えられているようです。
純粋で燃えるような愛
ちょっと限定的ではありますが、真っ赤な色をしているナデシコで、さらに八重咲の種類のナデシコにつけられている花言葉が、「純粋で燃えるような愛」です。
花が小さく可愛らしい姿をしているだけあって、やはり純粋さというのはどの色のナデシコからも感じ取れる独特な雰囲気があるように思えます。
しかし、そこに色が真っ赤だとすると、プラスして燃えるような激しい愛を感じさせるようにもなるのです。
真っ赤で、さらに八重咲ということで、余計にそう感じられるのかもしれませんね。
器用
白いナデシコには、「器用」という花言葉がつけられています。
ピンクだと可愛らしさを感じますが、白いと知的で清楚な印象を受けるナデシコの花の姿が、由来となっていると考えられています。
白いナデシコは、確かに白く美しい花がどこか凛とした印象を与えてくれるので、この花言葉が生まれたのでしょう。
才能
白いナデシコの花言葉には、「才能」というものもあります。
白いナデシコに知性を感じた人から、この花言葉が発信されたのではないでしょうか。
派手さがないからこそ、余計に真っ白な花に知性を感じ取ることができるのだと思います。
7月14日生まれの誕生花「ナデシコ」の怖い花言葉と意味
ナデシコに怖い花言葉はない
引用元:ナデシコ(なでしこ・撫子)の育て方 | LOVEGREEN(ラブグリーン)
ナデシコに怖い花言葉というのは存在しませんので、安心してください。
花の姿がとても可愛らしいので、怖い花言葉につながることがないのでしょう。
もちろん、ナデシコの種類はかなりありますので、中には怖い花言葉を持っているものもありますが、今回紹介している7月14日生まれの誕生花に指定されているナデシコには怖い花言葉はないという認識で問題はありません。
7月14日生まれの性格や恋愛傾向や運勢・有名人はコチラ
占い師CRISSのワンポイントアドバイス
「大和撫子みたいな女性」に憧れているっていう女性って少なくないんじゃないかしら?
慎ましく、おしとやかで、男性を上手に立てて…なんて、あるとあらゆる理想の女性の代名詞っていう感じもする言葉よね。
そんな素敵な女性を表す言葉になっている、ナデシコの花は、見た目にもとても可愛いのよね。
ナデシコの花の花言葉から、何かを学べるかっていったら、実践的に学べることはないかもしれないわね。
でも、「こんな女性でありたい」っていう意識を持っている女性に対して、学ぶことができる部分はたくさんあるんじゃないかって思うの。
ナデシコみたいな女性を目指して、今よりももっともっと素敵な自分へと日々自分磨きを頑張っていきたいわね。