小さくて白い花を咲かせるアベリアは、7月7日生まれの誕生花です。
花自体はとても小さいのですが、優しく心を落ち着かせてくれる淡い香りを放つアベリアには、その花の姿には少々似つかわしくない、「強運」という花言葉がつけられています。
夏の暑さの中、優しい香りとともにしっかりと花を咲かせてくれるアベリアには、可憐さとともにどこか力強さを感じる部分もあります。
もちろん、アベリアの花言葉は「強運」だけではなく、それ以外にも「気品」「謙虚」「謙譲」といった花言葉も持っています。
今回は、そのアベリアの花言葉の由来について紹介していきたいと思います。
目次
7月7日生まれの誕生花「アベリア」の基本情報
引用元:みんなの趣味の園芸 アベリアとは - 育て方図鑑 | みんなの趣味の園芸 NHK出版
英名Glossy abelia
花言葉 | 強運・謙虚・謙譲・気品・親しみ・優美・恋多き人生 |
科・属名 | スイカズラ科ツクバネウツギ属 |
分類 | 常緑落葉低木 |
原産地 | 園芸品種(イタリア) |
開花期 | 5~10月 |
別名 | ハナツクバネウツギ |
7月7日以外の誕生花の月日 | 9月17日 12月4日 |
7月7日生まれの誕生花「アベリア」の花の名前の由来や種類
「アベリア」の花の名前の由来
引用元:HORTI アベリアの花言葉と育て方|花の種類や剪定の方法は? - HORTI 〜ホルティ〜 by GreenSnap
イギリスの医師、博物学者クラーク・エーベルという人物の名前がアベリアの花の名前の由来となっています。
アベリア自体は、自生しているのを発見された植物ではなく、イタリアにおいて18世紀ごろに交配種として作り出された植物です。
ハナツクバネウツギという和名に関する由来としては、羽子板遊びの羽根に似ているということで、この名前がついたと言われています。
「アベリア」の種類
引用元:アベリアの花言葉|種類や品種、由来は?|🍀GreenSnap(グリーンスナップ)
アベリアの種類は全部で15種類です。
園芸用に作られた品種であるからこそ、その種類はそこまで多くありません。
また、日本国内に存在しているアベリアはたったの4種しかありませんが、中国原産のキネンシス種とウニフローラ種というのを交配して作り出された品種が、一般的にアベリアと呼ばれるものであり、英名のグロッシー・アベリアと定義されています。
7月7日生まれのその他の誕生花
スイレン
「信仰」「清純な心」「信頼」「甘美」「優しさ」という花言葉を持っているスイレンは、7月7日生まれの誕生花でもあります。
古代エジプトでも存在していた花なので、歴史としてはかなり古いのですが、現在でも神聖は花として大切に扱われている部分があります。
クチナシ
甘い香りを発するクチナシの花は、アメリカでは男性が女性に渡すことは“=ダンスの誘い”と言われており、「とても幸せです」という花言葉がつけられています。
好きな男性からダンスに誘われた時の女性の喜びや幸福感が、クチナシの香りで表現されていると言われており、このような花言葉が生まれたとされています。
白く清純そうな花はその香りも相まって女性らしい、穏やかな美しさで見る者の目を楽しませてくれます。
スグリ
「あなたを喜ばせる」、「あなたに嫌われたら私は死にます」「あなたの不機嫌が私を苦しめる」という、メッセージ性の強い花言葉を持っているスグリも、7月7日の誕生花です。
「あなたを喜ばせる」という花言葉に関してはよいとしても、他の二つに関してはあまりいい意味合いではありませんから、人に贈る際には気をつけないといけません。
花よりも赤い可愛らしい小さな実が印象的な植物です。
7月7日生まれの誕生花「アベリア」の代表的な花言葉「強運」の意味
引用元:アベリアの花言葉と育て方|花の種類や剪定の方法は? - HORTI 〜ホルティ〜 by GreenSnap
アベリアの花言葉で代表的なものは、「強運」です。
これは、アベリアの花の強さに由来するもので、しっかりと香る花を長期間に渡って咲かせることができる強さというのが、この花言葉の由来となっていると言われています。
7月7日生まれの誕生花「アベリア」のその他の花言葉の意味
謙虚
引用元:アベリアの育て方。コツとお手入れを一挙紹介します | GardenStory (ガーデンストーリー)
「謙虚」という花言葉は、アベリアの花の姿に由来すると言われています。
アベリアの花は、香りこそしっかりとしていますが、かといって、花が目立つわけでもないですし、決して大振りな花ではなく、ゴージャスでもありません。
小さな花が、一か所に集まるように咲いている姿は、控えめで謙虚さを感じさせるということで、この花言葉がつけられたとされています。
香りが強いからこそ、見た目は控えめに目立たず…というところが、確かに謙虚さを感じさせますね。
謙譲
引用元:庭木図鑑 植木ペディア
「謙譲」という花言葉も、アベリアの花の香りは強いのですが、花は小さく、あまり目立たない可憐な姿をしているためについた花言葉だと考えることができます。
集まって咲いているので、大きく見えることもありますが、実際には花の個々はとても小さいので、このような花言葉がつくのも納得です。
気品
引用元:mirusiru.jp
アベリアの花は、気品にあふれています。
アベリアの花言葉はアベリアの花の姿に由来するものが多く、これは、アベリア自体が園芸用として作り出された花であるからでしょう。
歴史自体は深くないからこそ、花の姿に由来した花言葉が多くなるのは当然のことです。
花は白く、少しうつむき加減で咲くところもまた、気品を感じさせるポイントになります。
慎ましく、可憐に咲く姿がとても印象的だからこそ、この花言葉がつけられたのだと考えられるでしょう。
親しみ
アベリアの花言葉で「親しみ」というものがありますが、これは日本で見ることができるアベリアの植えられている場所が、公園や道路沿いなど、頻繁にみられる場所だから…という理由が挙げられるでしょう。
花屋さんに行かないと見られないとか、植物園に行かないと見ることができないというものではないので、生活の中でいつでも見ることができる親近感の湧く植物…ということで、「親しみ」の花言葉が生まれたのです。
優美
アベリアは、四季を通じて様々な変化を見せてくれる植物です。
花の色は白ですが、葉の色は一年を通して季節ごとに変色し、その変化も楽しむことができます。
またその葉の色の変化もとても美しく、その姿から、「優美」という花言葉が生まれたとされているのです。
恋多き人生
引用元:アベリアの花言葉(誕生花、英語、季節) | 花言葉-由来
たくさんの花を咲かせる姿が由来となっている考えられる、「恋多き人生」ですが、受け取り方次第では、あまりいい意味として解釈されなくなってしまうので、贈る際には気を付けたほうが良いと思われます。
白い小さな花は、確かに初々しい恋を感じさせるかもしれません。
そんな花がたくさん咲くということで、恋多き人生という花言葉が生まれたのですが、この花言葉はそこまでアベリアの中でメジャーなものではないので、花言葉に詳しい人に対して贈る際に注意すれば特に問題は内でしょう。
7月7日生まれの誕生花「アベリア」の怖い花言葉と意味
アベリアに怖い花言葉はない
アベリアの花に、怖い花言葉はありません。
アベリア自体に歴史がそこまでないからこそ、花の姿に由来する花言葉ばかりとなるため、他の植物のようにギリシャ神話がどうこう、古代エジプトがどうこうという由来による花言葉が存在しないのです。
だからこそ、怖い花言葉もなく、純粋に花の姿形に由来する花言葉ばかりということになります。
アベリアの花自体には怖い話はまったくないので安心してくださいね。
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占い師CRISSのワンポイントアドバイス
アベリアって、見たことないって思っている人も多いかもしれないけど、実際にはあちこちで見かけているはずなのよ。
それくらい、親しみやすい、近しい存在だってこと。
でも、何でそこまで印象に残らないのかっていうと、それは花自体がとても謙虚で控えめな姿をしているからだと思うわ。
花自体が、いい香りをしていたとしても、大きな花じゃないし、色だって白いから、風景の中に自然に溶け込んでしまうのよね。
でも、ふとした瞬間にその存在をアピールしてくれる…そんな存在ってとても素敵だと思わない?
花言葉から学ぶことはできなくても、花自体の存在を知ることで、「アベリアのような人になるのもいい」って思えたりすることもあるんじゃないかしら?
いつでも主役でいよう、物事の中心でいようとすると疲れちゃうもの。
いざというときに存在をアピールできる立場のほうが、気楽に過ごせそうよね。