
「日天の真言の効果や唱え方を知りたい」「日天のご利益をいただきたい」というあなた。
日天は太陽の神だといわれており、光明や生命力を尊重する十二天の一尊です。
幅広いご利益があり、古来より現在に至るまで多くの方に信仰されています。
日天の真言や正しい唱え方、梵字や手印について詳しくご紹介します。
また、全国にある主な日天をお祀りしている寺社もまとめましたので、日天信仰を取り入れたい方は参考にしてください。
目次
日天は太陽を司る十二天の一尊
こちらで詳しくご紹介していく日天は「日天子」と呼ばれることもあります。
仏教においては、太陽の神、太陽そのものを神格化した存在だといわれています。
護法善神であり、命の恵みを司る神様であり、日本では十二天の一尊として信仰されているのです。
光明や智恵や生命力の象徴。
日天は、光輪を背負って、馬が引く車に乗った姿として描かれることが多いようです。
インド神話に登場するスーリヤという太陽神のイメージを継承しているからです。
神秘的な印象、力強くて凛々しい青年の姿で表現されます。
日天の真言と梵字
日天の真言は「ナウマク・サマンダ・ボダナン・アニチャヤ・ソワカ」が一般的です。
「オン・ニッチ・ニッチ・サラバ・シャナン」と真言を唱える方もいらっしゃいますが、こちらも間違いではありません。
真言のご利益や効果を知り、今のあなたに最適なものを選びましょう。
- ナウマク:「帰依します」「敬礼します」
- サマンダ:「あまねく広がる」「すべての」
- ボダナン:「菩薩たち」
- アニチャヤ:「阿闍梨(あじゃり)」
- ソワカ:成就
祈りの言葉であり、意訳は難易度が高いもののニュアンスは「私は、すべての菩薩と導師に深く帰依し、そのご利益が成就しますように」となります。
また、日天の梵字は「ラ」となり、サンスクリット語の音「Ra(ラ)」を表しています。
太陽や火や熱、活力を象徴しているといわれている梵字です。
日天の真言のご利益
日天の真言には幅広いご利益があります。
太陽のような力強い光を感じられるような真言からは、厄除けや健康や運気上昇に対しての子押下もありそうです。
煩悩の闇を照らす
怒りや迷いや執着などの煩悩が人にはあります。
しかし、それらは自分自身を辛くさせるもので、周囲にも悪い景況を与えることが多々あります。
そんな煩悩の闇を照らして心を浄化するご利益が日天の真言にはあるのです。
清らかな心、明るい気を取り戻す効果を発揮し、日天の持つ生命力によって精神が安定して前向きになれるはず。
煩悩を照らし出すのは、太陽のような光が日天の真言にあるからです。
豊かな恵みをもたらす
万物の成長や繁栄には太陽の光やエネルギーは欠かせないものです。
日天の真言には、豊かな恵みをもたらすご利益があり、作物の豊作だけでなく生活の安定も祈願できます。
太陽の力を象徴する真言ですから、悪運や暗闇を払う効果もあります。
精神の覚醒や安定にも繋がり、大きな意味でも豊かな恵みにも結び付くでしょう。
真言は宇宙エネルギーを呼び起こすもの、心身の活力が高まるのは当然です。
心に安らぎや安定を与える
日天の真言を唱えると心の深い部分に働きかけることになります。
雑念が消えて、心が静まって内面の平和を感じるようになるでしょう。
それは心に安らぎや安定を与えるからです。
徐々にストレスや不安が安らぎます。
唱えている間だけでなく、日常生活の中で心身の調和を促進して、集中力も高まっていくはずです。
真言を唱えるという働きと日天のご利益による相乗効果だといえます。
ホッとできる状態に繋がります。
法華経の行者を守護する
日天は仏法、正法を守る太陽の神様です。
特に法華経の行者に対して、災難や障害を取り除く保護のご利益をもたらします。
心身を守ることで修行は順調に進むはず、それを見越してのご加護です。
日天の光は無明を照らして、悪を退けて、心理への道を明るくします。
法華経を信仰している人、修行をしている人を守護するご利益があるのは、強い強力な光と力を日天が持っているからかもしれません。
日天の真言の唱え方
日天の真言は静かな場所で
真言は静かな場所で心を落ち着かせて唱えるのが大切です。
姿勢を正して集中できる環境を目指しましょう。
日天の真言を唱える回数は、3回や7回や21回が一般的ですが、あまりこだわらずに心を込めることが重要です。
また、日天の真言を唱えならば手印を組むとより効果を深めるといわれています。
日天の手印
「福智顕現印」「日天印」が日天の手印です。
「日天印」は、日天の光明を象徴したもので、守護と活力を得る目的で選ばれています。
どんな目的で日天の真言を唱えるかによって最適なものを選択しましょう。
日天をお祀りしている寺社
- 車神社(愛知県)
- 日天宮(福岡県)
- 十二天神社(千葉県)
愛知県の車神社はもともと天照大御神を祭神としていたそうですが、日天とも関連があると分かり祀られるようになったそうです。
日天と馬車には深い関係があるので、車神社でのご利益は大きく期待できます。
日天は十二天の一尊ですから、十二天が祀られている寺社を調査するとお近くにあるかどうかが分かります。
占い師sakuraのワンポイントアドバイス「日天の真言を唱えてご利益をいただこう」

太陽神である日天のご加護を得るための真言ですから、心身の活力や恵み、災難除けの効果もあります。
日天の真言の梵字や手印を用いると正しく唱えることになり、効果が高まりますから、法華経の行者を守護する力も伝えられていきます。
実践に役立つ情報としてまとめましたので、真言修行、祈願にも役立ててくださいね。