丙と言えば、丁と対になっています。どちらも火の性質を持っているということは何となく理解していても違いがよくわかりませんよね。
その火の性質を持つ丙がどんな干支であるのかをチェックしていきましょう。実は、干支だけでも性格やふんいきを掴むことができるのです。
また、気を付けるべき病気などもあるので注意しておく方が良いと言えます。
目次
3番目の十干の丙(ひのえ)とは?
陽の性質を持つ
丙は、火の性質を持っている干支ですが火の性質を持つ干支は1つだけではありません。丙と対になっている丁も火の性質を持つ干支なのです。
丙が陽で丁は陰となっており正反対の性質を持っています。ただし、陽だから強くて良いという訳ではありません。
ほかの要素を組み合わせると陽よりも陰の方がちょうど良いこともあるでしょう。また、運気が強すぎるということが弊害になってしまうこともあります。
火を表している
丙は、火を表しています。火は火でも燃え盛る炎でなく太陽を示しているのです。そういうこともあり、華やかさを持っていることも多いでしょう。
火の兄
丙は、「丙」という漢字で表現されていますよね。けど、日本では「火の兄(ひのえ)」とも表現されています。ちなみに対になる丁は、「火の弟(ひのと)」とです。兄と弟という言葉で表すと対になっていることがよくわかるはずです。
3番目という意味がある
丙は、十干の中でも3番目の干支です。なので、3番目という意味もあります。1番目の甲などと比べるとあまり使う機会はないかもしれません。
五行での丙(ひのえ)の持つ意味はとは「火」
五行とは?
五行とは、万物を構成する要素として考えられてきたものです。四柱推命の考え方の元にもなっています。
木、火、土、金、水という5つの要素から成り立っていると考えられており、この五行の組み合わせで相性などを占うこともできます。
また、全てが巡っているということもよくわかるはずです。
火の性質を持つ
丙は、五行の中でも火の性質を持っています。五行の中でも1番華やかで明るいとも言えますよね。
火を取り入れるには
丙の性質である火を取り入れる方法で1番手軽なのは、温泉へ行くことです。温泉は大地の恵みなので木、火、土、金、水の五行の要素全てを含むと言われています。
なので、どの方法よりも手軽に五行の全てを取り入れることができるでしょう。火のみを取り入れたい場合は、丙と丁の方角へ移動してみることがおすめです。
南の方角の神社で吉方を取れば簡単に火を取り入れることができるでしょう。また、時間がない場合は火の要素を持つ食品のゴーヤや味噌を食べてみると良いかもしれません。
水をかけてはいけない
丙は、五行でいう火に属しています。火が1番弱いのは水ですよね。なので、水をかけてはいけません。
他の五行の要素と比べて、あまり水の要素を取り入れない方が良いでしょう。
丙(ひのえ)の性格や特徴
明るく活発なタイプ
丙は、明るく活発なタイプです。太陽のような明るさがあり、いつも元気です。陽気な様子であることも多く接しやすい人であるとも言えるでしょう。
ただし、陽気すぎて能天気に見えてしまうことも多いのがたまにキズです。何も考えていないように見えて意外と考えています。
意外と現実主義者
丙は、いつも明るく楽観的なタイプなので夢見がちなように見えていることも多いでしょう。
でも、意外と現実主義者なのです。現実から逃避することなくしっかりと現実を見つめたのちに判断を下すことができます。
また、損得勘定をしっかりとするタイプでもあるので失敗をしてしまうことは少ないと言えるでしょう。
お金の使い方が派手
丙は、お金を派手に使うタイプでもあります。華やかなので、より華やかに見せるためにブランドものなどを購入する傾向にあると言えるでしょう。
ただし、お金をたくさん使う代わりに入ってくるお金もたくさんあるタイプと言えます。意外と幼少期の頃からお金には恵まれていたという人も多いでしょう。
使うお金の金額の大きさの割には、悩まなくて良いタイプでもあります。
じっとしていることが苦手
丙は、じっとしていることが苦手です。明るく活発なタイプなので見るからに常に動いていそうなイメージがあるのかもしれません。
丙は、常に何かをしていないと不安になってしまいます。何もしないということが効果的に働く事象もありますが、丙に限ってはじっとしているということができません。
だからこそ、暇さえあれば動くということをしてしまいます。基本的には働き者が得をする世界ですが稀に何もしない方が良いこともありますよね。
そういった事象に関しては余計なおせっかいと言われてしまいがちなタイプです。
意外と挫折しやすいタイプ
丙は、意外と挫折しやすいタイプでもあります。我慢強さが足りないということを理由とし途中で諦めてしまいます。
だけど、頑張ってもどうにもならないから諦めたという訳でもないことが多いので本人はあっけからんとしているでしょう。
意外とくじけてもいつも通りだったりするタイプです。
丙(ひのえ)の外見や雰囲気
華やかなタイプ
丙は、十干の中でも最も華やかなタイプであると言えます。その場にいるだけで場が華やかになったりするタイプでしょう。
存在感も割とあるので人目を惹くタイプでもあります。少し派手なイメージがある人も多いです。
ブランドもののバックや時計を身に着けている人も多いと言えます。
よく喋るタイプ
丙は、よく喋るタイプです。割と派手に見えるタイプでもあるのでよく喋っていても何の疑問も浮かばないかもしれません。
誰も聞いていなくても一人でどんどん話しているタイプでもあります。ただし、たまに言ってはいけないことまで言ってしまうこともあり口には注意すべきであるとも言えます。
逆に言えば、気さくで誰とでも気軽にコミュニケーションを取ることができるタイプであるとも言えますね。
モテるタイプ
丙は一目を惹くタイプでもあるということもあり、モテるタイプです。割と派手系の美人や男前が多いので雰囲気だけで得をすることも多いでしょう。
ただ見た目や行動も相まって軽い感じの人間と思われてしまうことも少なくありません。地味で真面目そうな異性からは人気がないかもしれません。
そういったタイプが好みであれば少し苦労してしまうこともあるでしょう。
丙(ひのえ)が表す臓器や通変星
甲が表す臓器
丙が表す臓器は、心臓などの循環器系統の臓器です。気を付けるべき病気は、心臓病、高血圧、目の病気などです。また、病気ではありませんが火事などの火が関係する事故にも気を付けておく方が良いと言えます。また、丙のみが気を付ける病気としては胃腸の病気です。ほかの人たちと比べて胃腸が弱い傾向にあるでしょう。ちょっとした食あたりなどは日常茶飯事かもしれません。お腹が冷えてしまってトイレとお友達ということも日常なはずです。胃腸を冷やさずに消化に良いものを食べるということを重視してみてください。そうすれば、体調も良くなってくるはずです。
丙が表す通変星
甲が表す通変星は、食神と傷官です。食神と傷官は、火の性質がある通変星とされています。芸術方面を司るという意味があります。
丙が表す季節
丙が表す季節は夏です。太陽を意味する丙らしいですよね。その夏の中でも主に5月、6月、7月を指します。旧暦と対応しているので今の季節とは少し違っているのかもしれません。季節も五行と同じく流れていきます。そのことから十干を季節に当てはめることができるのです。
丙(ひのえ)と相性の良い十干
丙と相性の良い十干は、木です。五行における考え方に当てはめて考えるとわかりやすいでしょう。
火は木を燃やすことができますよね。なので、丙の方が強い相性に木の性質を持つ干支があります。
木と言えば、甲と乙でしょう。また、同じ火の性質を持つ丁との相性も悪くありません。また、丙が陽の性質を持つということで陰の干支とも相性が良いです。
丙(ひのえ)と相性の悪い十干
丙と相性の悪い干支は水の性質を持つ干支です。火に水をかけると消えてしまいますよね。そういった事柄から丙は水の性質を持つ干支とは非常に相性が良くないと言えます。
水の干支と言えば、癸と壬です。この2つの組み合わせとは相性が良くないので覚えておく方が良いでしょう。
犬猿の仲と呼んでしまっても良いくらいの相性です。なるべく近づくことがない方が良いかもしれません。
また、己や戊との関係も丙が辛いかもしれません。土の性質を持つ相手に対しては丙が尽くさないといけません。
なので、相性が悪くはないですが丙自身が自分を消耗してしまう可能性があるので注意すべき関係でもあると言えます。
四柱推命で丙(ひのえ)を含む干支一覧
占い師 秋桜のワンポイントアドバイス
丙は周りを明るくしてくれるくらいに華やかな存在なのよね。でも、華やかさを維持しようとして苦労してしまうことも少なくあないわ。
ただし、金銭面に関しては割と恵まれている人が多いので大丈夫でしょう。比較的、浪費家が多いのも特徴的ですが困窮することはかなり少ないと言えるわね。
後は、常に楽観的な一面を持っているのよ。行き詰ってしまうと気軽に諦めてしまうということもあるので注意した方が良いでわ。
そんな丙の天敵は水ということだけは覚えておきましょう。水をかけると火が消えるということを覚えておけばすぐに思い出すことができるはずよ。