壬と言えば、水の性質を持っている干支です。水と言えば十干の中では1番わかりやすいかもしれません。
それでもなかなかイメージしにくいですよね。水の中でも海や湖などの大きなものを表すのが壬です。
また、壬の性質だけでなく気を付けるべき病気なども紹介します。気を付けるべきことを知ることによって人生をさらに過ごしやすくすることができるでしょう。
目次
9番目の十干の壬(みずのえ)とは?
陽の性質を持つ
壬は、水の性質を持っている干支です。その中でも湖や海などの大きな水の方をイメージの方の水です。
同じ水の性質を持つ十干の方は違う水辺を表します。水を表す十干は壬と癸の2つになります。
壬は陽で癸が陰です。壬は陽ですが、陽だから全てが上手く行く最強の運勢ということではないので注意してください。
逆に陰の方が良いということもあります。基本的には、運気は強い方が良いのかもしれませんがバランスが大切です。
ほかの要素を組み合わせた場合に陰の方がちょうど良いこともあります。また、求める人生の様子によっても陽か陰か必要な要素は違ってくるでしょう。
陽が多いことによって、運気が強すぎてしまうということもあるので注意しましょう。
水を表している
壬は、水を表しています。水というと壮大な大きさのものをイメージしますよね。確かに水は、みんなが想像するような水です。
その中でも壬は湖や海を表しています。人が手を入れることが難しい壮大な自然ですよね。大きいけど地味かもしれません。
また、どちらかというと後ろ向きなタイプも多いです。
水の兄
壬は、「壬」という漢字で表現されています。でも、日本では「水の弟(みずのと)少し表記を変えて表現することもあります。兄弟と表現するとわかりやすいですよね。ただし、兄だから弟だからどちらが優れているということはありません。ちなみに対になる癸は、「水の弟(みずのと)」と表します。
8番目という意味がある
壬は、十干の中でも9番目の干支です。なので、9番目という意味もあります。でも順番で表記することは少ないと思います。
五行での壬(みずのえ)の持つ意味はとは「水」
五行とは?
五行は、中国で昔から万物を構成する要素として考えられてきたものです。現代であれば、化学式によって表現するのでピンとこないかもしれません。
中国で昔から使われきた考え方であり、四柱推命などの東洋の占いの考え方の基礎となっています。
また、漢方などにも大きく関係しています。五行は木、火、土、金、水の5つの自然の要素で構成されています。
この五行の組み合わせは巡るものであること考えられています。人の性質や相性などを占うこともできます。
水の性質を持つ
癸は、五行の中でも水の性質を持っています。水の中でも湖や海などの壮大な水を表すのが壬です。
地味で後ろ向きなタイプですが、反省しながらも前に進んでいくことができます。ただし、普段は穏やかな割に怒るとすごく怖いタイプでもあります。
水を取り入れるには
壬の性質である水を普段の生活に取り入れる方法も知りたいですよね。漢方などで取り入れることもできるはずが、素人には難しいですよね。
まずは、水の要素を簡単に取り入れるには吉方取りがおすすめです。水の方角へと出かけてみましょう。
水が示す方角は、北です。北にある神社へ行き参拝をしましょう。そうすれば、水の要素を取り入れることができるはずです。
近場でも良いのですが、お出かけが厳しい場合は食べ物によって取り入れてみることも検討してみましょう。
水の食べ物は、水だけではありません。醤油や黒ゴマなどの塩辛くて黒い食べ物です。積極的に食べると良いはずです。
でも、水だけでなく五行の要素をバランスよく取り入れたいですよね。その場合は、温泉がおすすめです。
温泉は五行の要素が全て溶け込んでいると言われており、手っ取り早く五行を取り入れることができるのでおすすめです。
温泉で入浴するだけというのは、食べ物を用意するよりもすごく簡単であると思いませんか?
飲泉もおすすめです。温泉水は、五行の要素がたっぷりと溶け込んでいるので絶大な効果を得ることができるでしょう。
入浴するのは良いことなので習慣にしてみることも悪くないでしょう。
実は木に弱い
壬は、五行で表すと水です。水は、弱い対象と強い対象がはっきりとわかれるイメージがありますよね。
水は意外と木に弱いのです。水は木に養分を取られてしまうので弱いとも言えます。でも、ほかに強い相性もあるので悪くないと言えるでしょう。
壬(みずのえ)の性格や特徴
穏やかなタイプ
壬は穏やかなタイプが多いです。晴れて天気が良い時の海面や湖面の様子を想像してもらうとわかりやすいとおもいます。
普段は、怒らず大きな海のように包み込んでくれる懐の大きさがあります。なので、包容力もあり人の上に立っていることも多いでしょう。
どっしりとした優しそうな雰囲気に惹かれる人も多いはずです。
怒ると怖いタイプ
壬は、怒ると怖いタイプです。普段は穏やかな様子の海でも台風や大雨が来ると大きく荒れてしまいますよね。
人の命を支えることができるお水かと思えば、人の命を奪ってしまうこともあります。そんな水の性質を持っている壬は豹変することもあるでしょう。
何か許すことができないことが起きると穏やかな人柄とガラッと変わり、激しく怒り出してしまうでしょう。
その二面性に驚いてしまう人も少なくないはずです。
社長タイプ
壬は、社長タイプです。指導力もあり、人を引っ張っていくことが得意なタイプなので社長をしていることも多いでしょう。
また、プライドが高く負けず嫌いなので社長にも向いていると言えます。負けても良いと思う場合は社長には向いていないと言えるからです。
後ろ向きなタイプ
壬は、後ろ向きなタイプです。社長タイプでどんどん前に進んでいくタイプですが、意外と後ろ向きなのです。
人が見ていないところでは悪いといころばかり想像してしまい落ち込んでしまっていることもあるでしょう。
ただし、後ろ向きになりつつも自分の至らない点を反省しながら改善することもできるタイプでもあります。
ただ後ろを向いて歩いているだけではないので悪いこととは言えないでしょう。
壬(みずのえ)の外見や雰囲気
地味なタイプ
壬は、地味な様子のタイプが多いです。あまり着飾っていることは少ないでしょう。ただ、不潔であるという訳ではないので問題ないと言えます。
派手なタイプでないので堅実そうに見えるはずです。ただし、周囲に馴染むことが得意であると言えるでしょう。
堂々としているタイプ
壬は、堂々としているタイプも多いです。社長タイプなのもあり、どっしりとしているタイプでもあると言えます。
人に任せてもらうことも多いでしょう。
ジメッとしたタイプ
壬とは、ジメッとしたタイプでもあると言えます。カラッとしたタイプではなく少し陰気なイメージがついてしまっているかもしれません。
でも。それは雰囲気だけの話なので話してみるとそこまで暗い人でないということに気付くということができるはずです。
壬(みずのえ)が表す臓器や通変星
壬が表す臓器
壬が表す臓器は、腎臓や泌尿器などの尿の排泄にまつわる臓器や生殖器です。水というだけあり、臓器においても水に関わる臓器です。
気を付けるべき病気は、糖尿病やアルコール依存症などです。なるべく節制を心がけてみる方が良いと言えます。
また、病気ではありませんが水難事故にも気を付けた方が良いと言えます。海や湖が荒れているときは近づかない方が良いと言えます。
壬が表す通変星
壬が表す通変星は、印綬と偏印です。水の性質がある通変星が印綬と偏印だからです。偏印は倒食、印綬は指導などを表す星でもあります。
壬が表す季節
癸が表す季節は冬です。月で表すと、11月、12月、1月を指しますが旧暦の暦なので違和感を覚えるかもしれません。
季節は春から冬へと流れていきます。それは五行と同じく流れていくものなので、十干で季節を表すことができるのです。
壬(みずのえ)と相性の良い十干
壬と相性の良い十干は、庚と辛です。金は水に溶けるとされているので金の性質を持つ十干とは相性が良いと言えます。
なかなか金が水に溶けてしまうとは思わないですよね。水の方が金よりも強いので楽に過ごすことができるので楽な関係になると言えます。
ほかには、火も水をかけることによって消えてしまいますよね。そういう理由もあり火の性質を持つ組み合わせよりも強いと言えます。
火の要素を持つ丙と丁との相性も良いと言えます。そして、兄弟と表現されている癸も相性が良いでしょう。
また、壬は陽の性質を持つこともあり陰の性質を持つ干支との相性も良いと言えます。
壬(みずのえ)と相性の悪い十干
壬と相性の悪い十干は木の性質を持つ十干です。木は水を吸って生きていきますよね。なので、水の養分などを吸い取る間柄であると言えます。
付き合い続けると、壬の方が辛いと感じてしまうことが増えてきます。なので、相性が良くない関係は先に覚えておく方が良いでしょう。
最初から知っておくことによって理解できることもあるはずです。あらかじめ距離を取ってしまう方が楽かもしれません。
四柱推命で壬(みずのえ)を含む干支一覧
占い師 秋桜のワンポイントアドバイス
それだけでなく、人を受け入れて指導までもしてしまうことも少なくないわ。社長やそれに近い立場で活躍をしていることもあるでしょう。
ただし、後ろ向きな面もあるのよね。くよくよしているだけでないので安心しても良いわ。きちんと反省をして前に進むでしょう。
順応性もあるので、自分が戦う土俵で最大限にできることを探して対応するタイプでもあると言えるわ。