癸と言えば、水の性質を持っています。水と言えば十干の中では1番身近な存在かもしれません。
それでも占いとしては具体的にイメージしにくいですよね。水と言っても色々な種類があると思いますが、癸は特に小川や雨を表します。
今回は、癸の性質だけでなく気を付けるべき病気や事故なども紹介します。気を付けるべきことをあらかじめ知ってくことによって開運に役立つこともあるでしょう。
人生をさらに過ごしやすくするために大切なことかもしれません。
目次
10番目の十干の癸(みずのと)とは?
陰の性質を持つ
癸は、水の性質を持っている干支です。ただ、水の性質を持つ干支は癸のみでなく壬もあります。その癸と壬はセットになっています。
癸は陰の性質を持っているとされており、壬が陽です。癸は陰の性質を持っているので暗くて寂しいイメージを持ってしまう人もいるかもしれません。
でも、弱弱しく感じてしまいますよね。陰だからこそ良いということもあるので気にしなくて良いでしょう。
逆に、陽だから強くて絶対に良いという訳ではありません。確かに、運気は強い方が生きていくためにも良いのかもしれません。
でも、ほかの要素と組み合わせてみる方がバランスが良いということもあります。陰の方がちょうど良いこともあるので気にしなくても良いでしょう。
また、人生で求めることは人によって違います。そういうこともあり個人の求める人生の姿によっても陽か陰か必要な要素の多さは変わってくるはずです。
陽が固まり過ぎていることによって、問題になってしまうこともあります。逆に陰がある方がちょうど良いバランスになることもあるでしょう。
水を表している
癸は、水を表しています。水というと身近な存在なのでコップに入った飲み水をまずイメージしてしまうかもしれません。
今回の癸に関しては、雨や小川などの水です。地味なイメージですよね。壬と同じく、後ろ向きなタイプも多いです。
水の弟
癸は、「癸」という漢字で表現されています。でも、日本では「水の弟(みずのと)少し表記を変えて表現することもあります。対になる表現を兄弟と表すとわかりやすいですよね。ただし、兄だから勝っているということはありません。ちなみに対になる壬は、「水の兄(みずのえ)」と表します。
10番目という意味がある
癸は、十干の中でも10番目の十干です。なので、10番目という意味もあるので心に留めておくと良いでしょう。
五行での癸(みずのと)の持つ意味はとは「水」
五行とは?
現代では物質を表現するときは、HやOなどの化学式を使っているかもしれません。けど、四柱推命が生まれた頃はそのようなことはわかっていませんでした。
五行は今でいう化学式のようなものであると考えればわかりやすいでしょう。中国では、昔から万物を構成するものであると考えられてきたのです。
中国で昔から使われてきた考え方であり、四柱推命などの基礎となる考え方にもなっています。
五行は木、火、土、金、水で構成されています。この五行の組み合わせで、人の性質や相性などを占うこともできます。
水の性質を持つ
癸は、五行の中でも水の性質を持っています。水の中でも小川や雨などの地味な存在を表します。
小川や雨のように地味で後ろ向きなタイプですが、後ろを向いているだけではありません。反省しながら進むこともできます。
柔らかな雰囲気を持っているタイプでもあります。
水を取り入れるには
癸の性質である水を開運のためにも普段の生活に取り入れてみたいですよね。漢方などをイメージするかもしれませんが、より楽に取り入れることもできるはずです。
まずは、食べ物について考えましょう。真っ先に思い浮かべるのは水そのものだと思います。水を飲むのも悪くないと言えます。
水を飲む以外は、醤油や黒ゴマなどの塩辛くて黒い食べ物もおすすめです。ほかには、利尿作用がある食べ物も悪くないでしょう。
ほかには、吉方取りがおすすめです。水が示す方角の北へ出かけてみましょう。北にある神社へ行き参拝をしましょう。
そうすれば、水の要素を取り入れることができるはずです。でも、水だけでなくほかの五行の要素もバランスよく取り入れたいですよね。
意外と難しくないのです。その場合は、温泉に入浴することがおすすめです。温泉は五行の要素が全て溶け込んでいると言われています。
手っ取り早く五行を生活に取り入れることができるのでおすすめです。入浴するだけでなく温泉を飲んだり、食べたりして体内に取り入れてみても良いでしょう。
温泉水は、五行の要素がたっぷりと溶け込んでいます。だからこそ、足りない要素を取り入れてみたりと絶大な効果を得ることができるでしょう。
ただ、単純に入浴するのは良いことなので習慣にしてみても良いはずです。
実は木に弱い
癸は、五行で表すと水です。水は、強そうなイメージもありますよね。でも、強い弱いがはっきりしているイメージもあると思います。
水は意外と木に弱いのです。木は水を与えることによって育ちますよね。そういう理由もあり、木に弱いのです。
でも、ほかに水が強く出れる相性もあるので悪くないと言えるでしょう。
癸(みずのと)の性格や特徴
コツコツ努力できるタイプ
癸はコツコツ努力をすることができるタイプです。努力をすることができるので、最後に成功を掴むことも少なくないでしょう。
また、物事を理論的に考えることができるので努力の方法もよくわかっているはずです。計画を立てることも得意なので目標を達成することも難しくないでしょう。
破壊的衝動があるタイプ
癸は、理論的に物事を考えることができるタイプです。でも、いきなり破壊的衝動に駆られてしまうことも少なくありません。
積み重ねてきたことを衝動的に破壊してしまうこともあるでしょう。また、短気が前に出てしまい破壊してしまうこともあるので注意した方が良いです。
後で、冷静に振り返ったときに後悔してしまうかもしれません。
孤立しやすいタイプ
癸は、孤立しやすいタイプでもあります。自分本位に物事を理解してしまうので人と分かり合うことができないことも多いでしょう。
それだけでなく、後ろを向いていることもあり人の意見を聞き入れない傾向もあります。
独断的なタイプ
癸は、こうと決まったらその道しか見えません。そういうこともあり、人の上に立ってしまうとそのまま独断的に進めてしまうことも少なくないでしょう。
知識欲も豊富で色々な知識もあり自分が1番正しいと思ってしまう反面、誰が何を言おうとも突き進めてしまう傾向にあります。
癸(みずのと)の外見や雰囲気
柔らかい雰囲気
癸は柔らかい雰囲気を持つタイプです。柔らかで優しそうな雰囲気を持つので初対面の場合付き合いやすいタイプであると思います。
女性であれば女性らしいふわふわとしたイメージを想像してください。男性の場合は、男らしいというよりは優男ですね。
クールなタイプ
癸は、クールで冷たいタイプであると言われています。愛情の表現方法に乏しいので真意が見えにくいのも特徴的です。
見た目よりは冷たくないのかもしれません。
目立つタイプではない
癸は、目立つタイプではありません。どちらかというと地味で暗いイメージがあるのかもしれません。
ただし、その地味さも良い味を出してくれるでしょう。
癸(みずのと)が表す臓器や通変星
癸が表す臓器
癸が表す臓器は、腎臓や泌尿器などの臓器です。主に尿の排泄にまつわる臓器をイメージするとわかりやすいでしょう。
ほかには生殖器などもあります。基本的には、水というだけあり水に関わる臓器をイメージしてもらうとわかりやすいです。
水の性質を持つ人が気を付けるべき病気は、糖尿病やアルコール依存症などです。なるべく生活においての節制を心がけてみる方が良いと言えます。
また、病気ではありませんが水難事故にも気を付けた方が良いと言えます。水で溺れてしまったりと不幸な事故を寄せ付けやすいので気を付けましょう。
海や湖が荒れているときはなるべく近づかない方が良いと言えます。
癸が表す通変星
癸が表す通変星は、印綬と偏印です。偏印は倒食、印綬は指導や宗教などを表す星でもあります。
癸が表す季節
癸が表す季節は冬です。具体的には、11月、12月、1月を表します。旧暦の暦なので現代と比べると違和感を覚えるかもしれません。
季節は春から冬へと順番に流れていきます。それは五行と同じですよね。同じように流れていくものなので、季節を表すことができるのです。
癸(みずのと)と相性の良い十干
癸と相性の良い十干は、金の性質を持っている庚と辛です。金は水に溶けるとされているのです。
金が水に溶けてしまうというのは意外かもしれません。実際の生活で金を溶かすのは火を消すように一瞬で叶えることは難しいでしょう。
でも、金は水で溶けてしまうので強いイメージがあります。水の方が金よりも強いので楽な関係になると言えます。
ほかには、火も水に弱いと言えます。水をかけるとすぐに消えてしまいますよね。火の要素を持つ丙と丁との相性も良いと言えます。
そして、同じ水の性質を持つ壬も相性が良いでしょう。また、癸は陰の性質を持つこともあり陽の性質を持つ十干との相性も良いと言えます。
癸(みずのと)と相性の悪い十干
癸と相性の悪い十干は木の性質を持つ甲と乙です。木には水を与えて育てていきますよね。なので、水の方が弱い間柄であると言えます。
相性が悪い組み合わせで付き合い続けると、癸の方が辛いと感じてしまうことが増えてくるでしょう。
なので、相性が良くない関係を知っておくことによって理解できることもあるはずです。最初から距離を取ってしまう方が楽かもしれません。
四柱推命で癸(みずのと)を含む干支一覧
占い師 秋桜のワンポイントアドバイス
基本的には、柔らかな雰囲気を持ちコツコツ努力をすることができるタイプなのですが独断的になってしまうことも少なくないと言えるわ。
また、周囲になじむことが苦手なので一人で過ごすことも多いかもしれないわね。もう少し、人の意見に耳を貸すことができるのであれば違う道を見つけることもできるかもしれないわ。