庚と言えば、金の性質を持っている干支だということはわかっていても詳しくしらない人も多いですよね。
庚は、金の干支でも刀剣を示すものです。そう聞くと興味がわいてきませんか?庚の性質だけでなく、気を付けるべき病気なども紹介します。
また、相性の良いタイプを知ることによって開運を望むこともできるはずです。
目次
7番目の十干の庚(かのえ)とは?
陽の性質を持つ
庚は、金の性質を持っている干支ですが金の性質を持つ干支は1つだけではありません。丙と対になっている丁も火の性質を持つ干支なのです。
庚が陽で辛は陰です。それぞれ、正反対の性質を持っていますが陽だから強くて良いという訳ではありません。
確かに運気は強い方がよいのかもしれませんが、ほかの要素を組み合わせると陽よりも陰の方がちょうど良いこともあります。
また、求める姿によっても必要な要素は違ってくるでしょう。場合によっては、運気が強すぎるということが問題になってしまうこともあります。
金を表している
庚は、金を表しています。金というとお金を想像する人も多いかもしれませんが、主に金属のことを指します。
金属の中でも庚は、刀剣などを指すことが多いでしょう。割と正義を押し通す部分があったりと剣のような特性を持っているタイプです。
金の兄
庚は、「庚」という漢字で表現されていますが、日本では少し表記を変えて表現することもあります。「金の兄(かのえ)」とも表現され、陰の辛と兄弟という単語でセットになっていることがわかりやすくなる場合もあるでしょう。ちなみに対になる辛は、「金の弟(ひのと)」と表します。
7番目という意味がある
庚は、十干の中でも7番目の干支です。なので、あまり使う機会がありませんが7番目という意味もあります。
五行での庚(かのえ)の持つ意味はとは「金」
五行とは?
五行とは、四柱推命の大元になる考えです。五行は、古くから万物を構成する要素として考えられてきたものです。
五行では5つの要素から成り立っており、木、火、土、金、水で構成されています。この五行の組み合わせで相性などを占うこともできます。
また、木が燃えて灰になりという風に全てが循環していることを表すということもわかるでしょう。
金の性質を持つ
庚は、五行の中でも金属性を持っています。金の中でも刀剣を表すので、理屈を好んだりするでしょう。
まっすぐが好きとも言えます。
金を取り入れるには
庚の性質である金を日常生活で取り入れる方法を知りたいですよね。その中でも1番簡単な方法は、温泉で入浴することです。
飲泉を楽しむことも同じ効果を得ることができるでしょう。温泉は昔から五行の全ての要素が溶け込んでいると言えます。
入浴するだけで良いので、どの方法よりも手軽に五行の全てをバランスよく取り入れることができるでしょう。
でも、金のみを取り入れたいと思っていることもあるはずです。その場合は、金が示す西の方角へ吉方取りをすると良いでしょう。
西の方角の神社で吉方を取れば開運できるはずです。また、食べ物であれば大根や生姜などの白い食べ物を取り入れると良いでしょう。
水に弱い
庚は、五行でいう金です。金は、水に溶けてしまうと言われています。なので、もっとも水に弱い性質を持っていると言えるでしょう。
庚(かのえ)の性格や特徴
ダンスが得意
庚を持つ人はダンスが得意なタイプが多いです。ダンスなんてあまり踊る機会がないかもしれませんね。
ただし、庚がある人はダンスを趣味にしている人や仕事にしている人も多いと思います。
電気や機械に興味がある
庚は、電気や機械に興味があることが多いです。それを仕事にしていることもあると言えます。
仕事だけでなく、新しい家電を集めたりするということもあるでしょう。家電好きが多い人も多く、聞いてみると色々なことを教えてくれる人も多いです。
ただの家電好きだけでなく、その趣味と知識を活かしてサイトを運営して大きくしていることもあるでしょう。
また、機械だけでなく車やオートバイを好きな人も多いです。
独立心旺盛
庚は、独立心旺盛なタイプです。誰かと協力して何かをするということは割と苦手です。なので、早い段階から独立を目指すでしょう。
人の下で働くよりも自分が表に立って運営していくことの方が得意です。それにより、自分で会社を作って大きくする才能もあるといえるでしょう。
変化を好む
庚は、変化を望むタイプです。同じ状況が続くことを望み安定を求めるタイプもいますが、庚に関しては真逆です。
どちらかというと、常に変化を感じていたいと思うタイプです。なので、自らが変化を起こそうとすることも少なくありません。
安定した日々であればあるほどにつまらなく感じてしまうのです。変化が激しいと辛いことも多いと思いますが、その変化に対応していくことを楽しみだと感じるのです。
刺激的な日々を好むので、博打的な要素があるものも好むかもしれません。
言葉を武器とする
庚は、口が達者です。言葉を武器とすることが得意です。言葉一つで相手を説得することができるタイプでもあります。
ただし、言うことに一貫性がないという難点もあるので注意しましょう。説得力のある言葉で相手を説得したと思えば、次の瞬間に違うことを言っていることもあるでしょう。
それによって周囲が戸惑ってしまうこともあるはずなので、気を付けた方が良いです。また、言葉を武器にすることができるだけでなく、指導力もあります。
言葉での指導が上手いので物を教えるということにも向いているでしょう。
心配性
庚は、心配性な一面を持っています。変化を好むタイプですが、実は心配性な一面も持っています。
取り越し苦労をしてしまうこともあるくらいの心配性です。意外と心配していることは起きないということも多いので問題は表面化しません。
庚(かのえ)の外見や雰囲気
自由人なタイプ
庚は自由人なタイプです。物事に縛られたくないと感じているので自由です。ただし、中身は割とルールに縛られている人間です。
見た目は自由な雰囲気を持っていますが、性格は正義を貫こうとしたりまっすぐなタイプでもあるといえます。
天真爛漫なタイプ
庚は、天真爛漫なタイプです。自由なだけでなく、割と思い付きで物を言ってしまうことも多いでしょう。
その分、裏表もなく見た儘がその人であるということも多いです。大人っぽい雰囲気があったとしても中は少し子供っぽい言動をしてしまうこともあるので注意してください。
真面目な様子
庚は、真面目です。正義を貫き通すタイプなので常に真面目であろうとします。フリーダムな様子のファッションに身をまとっていてもどこか真面目な部分も崩さないでしょう。
意外と着崩すということがなかったり、ブランドのコピー品を身に着けなかったりと真面目な様子を忘れません。
庚(かのえ)が表す臓器や通変星
庚が表す臓器
庚が表す臓器は、肺やのど、鼻などの呼吸器にまつわる臓器です。気を付けるべき病気は、喘息、骨折などです。呼吸器に関しては気を付けるために空気がキレイなところへ行くのも悪くはないでしょう。また、病気ではありませんが事故に気を付けた方が良いです。庚のみが気を付ける病気は特にありません。庚は歯が強い人が多いです。なので、歯に自信がある人が多いでしょう。
庚が表す通変星
庚が表す通変星は、正官と偏官です。正官と偏官は、火の性質がある通変星とされています。男性にとっては子供を表し、女性にとっては旦那を表す星です。
庚が表す季節
庚が表す季節は秋です。秋の中でも主に8月、9月、10月を指します。旧暦の暦なので現代と少し違っているでしょう。
季節も五行と同じく流れていくものです。そのことから十干を季節で表すことができるのです。
庚(かのえ)と相性の良い十干
庚と相性の良い十干は、土です。土なので、戊と己と言えます。金は、土から取り出すので金の方が心地よい関係であると言えます。
なので、庚の方が強い相性と言えるでしょう。ほかには、木とも相性が良いと言えます。木を切るといえば金属ののこぎりですよね。
そういうこともあり、金は木に対しても強きに出ることができます。割と相性が良い十干が多いので過ごしやすいでしょう。
そして、金と言えば庚と辛の兄弟ですよね。だから、縁が濃いとも言えるでしょう。また、陰の性質を持つ干支との相性も悪くはないでしょう。
庚(かのえ)と相性の悪い十干
庚と相性の悪い干支は水の性質を持つ干支です。水に弱いのは火だけではないのです。金属は水に溶かされてしまいます。
そういった事柄から庚は水の性質を持つ癸と壬とも相性が良くないと言えます。相性が良くない関係は覚えておく方が良いでしょう。
相性が悪い相手とは、なるべく近づくことがない方が良いかもしれません。
相性が悪いと庚の方が消耗してしまって辛くなってしまう可能性が高いので注意すべき関係でもあると言えます。
四柱推命で庚(かのえ)を含む干支一覧
占い師 秋桜のワンポイントアドバイス
自由な一面と真面目な一面を併せ持っているから独特な魅力的があるわ。真面目な中でも安定した毎日を過ごすよりは刺激的な日々を過ごそうとするタイプでもあるのよね。
変化を好むので、自ら変化へと飛び込んでいくので注意しましょう。また、踊りが得意であったりと天真爛漫な一面も持っているから意外と面白いタイプよ。
さらに、言葉を使って相手を説得することが得意よ。簡単に言うと口が上手く、口喧嘩も強いということでもあるわ。
ただし、言うことに一貫性がないこともあるので聞いている方も「あれ?」と思ってしまうことも少なくないので注意しましょう。
付き合ってみると楽しい人でもあるわね。