辛と言えば、金の性質を持っている干支です。けど、それ以上のことはよくわからないという場合も多いでしょう。
辛は、金の干支でも宝石を示すものです。そう聞くと興味がわいてきませんか?宝石のような干支ってどんな干支なのだろう…?
また、辛の性質だけでなく気を付けるべき病気なども紹介します。相性の良いタイプなどを知ることによって人生を生きやすくすることもできるでしょう。
目次
8番目の十干の辛(かのと)とは?
陰の性質を持つ
辛は、金の性質を持っている干支です。ただ、金の性質を持つ干支は辛のみではありません。辛は庚とセットになっています。
辛は陰で庚が陽です。辛は陰なので日陰の身のようなイメージを持ってしまう人もいるのかもしれません。
でも、陰だからこそ良いということもあいますよ。逆に、陽だから強くて無敵という訳ではありません。
運気は強い方が良いのかもしれません。でも、ほかの要素を組み合わせると陰の方がちょうど良いこともあります。
また、求める人生の姿によっても陽か陰か必要な要素は違ってくるでしょう。陽が固まり過ぎていることによって、運気が強すぎるということが問題になってしまうこともあります。
金を表している
辛は、金を表しています。金というとお金ですよね。でも、辛が表しているのはお金でなく物質的な金を表しています。
ゴールドです。ただし、辛の場合は宝石を表しています。宝石と言ってもたくさんの種類がありますよね。
宝石はなかなか形状を変えないということもあり、変化を嫌うという性質があります。
金の兄
辛は、「辛」という漢字で表現されています。でも、日本では「金の弟(かのと)少し表記を変えて表現することもあります。兄と弟という言葉で表現されているので対になっているということがよくわかるでしょう。ただし、兄だから弟だからどちらが優位ということはありません。ちなみに対になる庚は、「金の兄(ひのえ)」と表します。
8番目という意味がある
辛は、十干の中でも8番目の干支です。なので、8番目という意味もあります。でも順番で表記することは少ないと思います。
五行での辛(かのと)の持つ意味はとは「金」
五行とは?
五行は、古くから万物を構成する要素として考えられてきたものです。現代であれば、化学式によって万物を表現しますが、それがわからなかった時代の考え方です。
五行は古くから中国で使われており、四柱推命などの東洋の占いの考え方の基礎となっています。
五行は5つの要素から成り立っています。木、火、土、金、水の自然の要素で構成されています。
この五行の組み合わせは巡るものであること考えられており、相性などを占うこともできます。
金の性質を持つ
辛は、五行の中でも金属の性質を持っています。金と言ってもお金を表しているのでなく物質的な金を表す要素です。
金の中でも宝石を表します。色とりどりの宝石のように個性も抜群です。また、1番変化を好まないタイプでもあるかもしれません。
金を取り入れるには
庚の性質である金を普段の生活に取り入れる方法を知りたいですよね。金の要素を取り入れるには金の方角へ吉方取りに出かけるのがおすすめです。
金が示す方角は、西です。西の方角へ方角の神社で吉方を取れば開運できるはずです。また、お出かけが厳しい場合は食べ物などで取り入れてみてください。
金の食べ物は、大根や生姜などの白い食べ物です。積極的に食べて体内に取り入れると良いでしょう。
でも、金だけでなく五行の要素をバランスよく取り入れたいと思っていることもあるでしょう。
その方にぴったりなのは温泉に入ることです。温泉で入浴するだけというのはすごく簡単であると思いませんか?
入浴だけでなく、飲泉を楽しむこともおすすめです。五行の要素がたっぷりと溶け込んだ温泉水を飲むということは同じ効果を得ることができるでしょう。
温泉は昔から五行の全ての要素が溶け込んでいると言われている場所なのです。入浴するだけで良いので、どの方法よりも手軽です。
そういう事情もあり、吉方旅行で取り入れることも推奨されているのです。
実は水に弱い
辛は、五行で表すと金です。金は、意外と最も強そうなイメージがあるかもしれませんね。けど、そこまで万能ではないと言えます。
じつは、水に溶けてしまいます。そういった事情もあり、もっとも水に弱いと言えるでしょう。
辛(かのと)の性格や特徴
変えることをしない
辛は、変化を嫌います。帰ることをしないだけでなく、それが正しくないことであっても貫き通すタイプです。
自分が思うのと違ったのであれば、やり直します。
意地悪な面がある
庚は、意地悪な側面があります。愛情面において情が薄く、意地悪なタイプです。物事に対して愚痴っぽい面もあり、お世辞にも性格が良いとは言えないかもしれません。
また、考え方に偏りがある面もありなかなか人との付き合いが上手くいかないことも多いでしょう。
迷う気持ちが強い
辛は、迷う気持ちが強いタイプです。何かを決めないといけないことがあっても迷ってしまいなかなか決めることができないでしょう。
目の前の選択肢をとった場合の苦労まで想像してしまい覚悟を持って決めますが、実際は最小限の苦労で済むことも少なくないと言えます。
疑う気持ちが強い
辛は、疑ってしまう気持ちが強いです。特に人に対して疑ってかかってしまう一面を持っています。
恋人や友人など目をつぶっておけば良いことに関しても首を突っ込んで白か黒かきちんと決めないとすっきりしません。
なので、常に誰かを疑っているという状態でもあるかもしれません。疑うということは疑われる方も辛いですが、疑っている方も辛いはずです。
なので、曖昧でも良いと思えた方が楽に人生を過ごすことができると言えるでしょう。
辛(かのと)の外見や雰囲気
陰気なタイプ
辛は、やや陰気なタイプです。鬱っぽく愚痴が多い人物でもあるので、その様子が見た目から感じられてしまうことも多いはずです。
パッと見ると、暗くて近づきたくないと感じてしまうこともあるかもしれません。辛の場合は、明るくいることを心がける方が良いと言えるでしょう。
素朴なタイプ
辛は素朴なタイプです。派手に着飾るというよりは、素朴な感じのファッションを身にまとうというタイプです。
なので、田舎臭く地味な印象になってしまうことも少なくないと言えます。
古臭いタイプ
辛は、1番自らを変えるということをしません。ファッションなどの身に着けるものに関しても同じでしょう。
自分に似合うアイテムを見つけた場合は、そのアイテムを使い続けます。年齢や流行に合わなくなってしまってもそのアイテムを身に着け続けるので古臭い印象になってしまうことも少なくありません。
辛(かのと)が表す臓器や通変星
辛が表す臓器
庚が表す臓器は、肺やのどなどの呼吸器にまつわる臓器です。気を付けるべき病気は、喘息などの呼吸器系統の病気や骨折などです。呼吸器に関しては空気がキレイなところへ行くのも悪くはないでしょう。なるべく、部屋の掃除をするように心がけてください。また、病気ではありませんが事故に気を付けた方が良いです。きちんと交通ルールを守るようにしてください。また、酔っぱらって道を歩くなども避けた方が良いでしょう。庚のみが気を付ける病気は、喘息や皮膚病です。
辛が表す通変星
辛が表す通変星は、正官と偏官です。火の性質がある通変星が正官と偏官です。正官と偏官は、女性にとっては旦那を表す星です。そして、男性にとっては子供を表します。
辛が表す季節
庚が表す季節は秋です。月で表すと、8月、9月、10月を指します。旧暦の暦なので現代の暦とは少し違うかもしれません。
季節も五行と同じく流れていくものなので、十干で季節を表すことができるのです。
辛(かのと)と相性の良い十干
辛と相性の良い十干は、戊と己です。辛の相性が良いのは、土の性質を持っているタイプなのです。
金と土はあまり結びつかないような気がするかもしれません。木が火で燃えるくらいわかりやすい方が簡単ですよね。
でも、金と土の結びつきは強いのです。実は、金は土から取り出される物質であると考えられているのです。
そのような関係であることもあり、土と金の関係においては金の方が心地よい関係であることが多いです。
ほかには、木とも相性が良いと言えます。木と金は一見何の関わりもないように見えます。けど、よく考えてみてください。
木を切ると道具といえば金属ですよね。のこぎりなどは金属でできているはずです。そういうこともあり、金は木に対しても強いともいえます。
そして、兄弟である庚との相性も悪くないです。また、陰の性質を持つ干支との相性も良いと言えます。
辛(かのと)と相性の悪い十干
辛と相性の悪い十干は癸と壬です。金は水に溶けてしまうので水の性質を持つ十干と相性が良くないと言えます。
相性が良くない関係は先に覚えておく方が良いでしょう。相性が悪いとされている相手とは、距離を取ってしまう方が良いと言えます。
相性が悪い関係の場合は、辛の方が辛くなってしまうことが多いです。
四柱推命で辛(かのと)を含む干支一覧
占い師 秋桜のワンポイントアドバイス
違っていてもやり直すタイプでもあるわよ。また、少し意地悪な要素を持っているので付き合う相手からは難しいタイプであると思われていることも多いわね。
また、人を疑ってしまうということもあるかもしれないわ。それによって辛いと感じてしまったこともあると思うわ。
人を疑うということは疑われるよりも疑うことの方が辛かったりもするわよねね。また、辛は喘息などの病気に気を付けた方が良いわよ。
お部屋をキレイに保つことを意識してみたり、空気がキレイな場所へのレジャーを増やしてみることもおすすめよ。