己と言えば、戊と同じように土の性質を持っている干支です。土の性質を持っているというだけでは何もわかりませんよね。
何となく理解していても具体的な雰囲気や様子はわからなかったりもするでしょう。今回は、その土の性質を持つ己の性質を見ていきましょう。
また、戊との違いも知れば見えてくることもあるかもしれません。また、己が気を付けるべき病気や災害を知っておくことで開運できることもあるはずです。
目次
6番目の十干の己(つちのと)とは?
陰の性質を持つ
戊は、土の性質を持っている干支です。ほかにも土の性質を持つ干支には己があります。大きな違いと言えば陰か陽に分けることができるということです。
戊は陰の性質を持っているタイプです。陰と聞くと、良いイメージを持っている人は少ないかもしれません。
どちらかというと暗いイメージがあるのかもしれないです。けど、陽が良いとは限らないのでがっかりする必要はないと言えます。
ほかの四柱との組み合わせや求める姿によって必要なものが違うので、陽か陰だけで判断をするのはやめておきましょう。
土を表している
己は、土を表しています。普通の人が土と聞いてイメージをする土が己です。畑の土などの耕された土を表します。
岩のように固い土でなく、柔らかい土なのでイメージも柔らかい人が多いでしょう。また、畑は土が大切であると言われることも多いですよね。
そのように何かを育てたり、受け入れたりということが得意だったりもします。戊と比べると割と柔軟でしょう。
土の兄
己は、「己」という漢字で表現されています。でも「土の弟(つちのと)」とも表現されます。この表現方法であれば、セットであることがわかりやすいですよね。ちなみに、己と対になっている戊は、日本語で「土の兄(つちのと)」と表します。
兄と弟と表現するとわかりやすいですね。
6番目という意味がある
己は、十干の中でも6番目の干支です。順番としては6番目を表しています。
五行での己(つちのと)の持つ意味はとは「土」
五行とは?
十干の干支は、五行で表すことができます。五行とは中国では古くから万物を構成する要素であると考えられてきました。
五行は、木、火、土、金、水という5つの要素から成り立っていると考えられています。その5つの要素に分けることで占うこともできるでしょう。
五行それぞれに特徴があります。また、五行のそれぞれに流れがあり、循環しているということもよくわかるはずです。
土の性質を持つ
己は、土の性質を持っています。己は、柔らかい土です。畑を始めようとするときに用意する柔らかな土をイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。
生活に土を取り入れるには
己の性質である土を日常生活などから取り入れる方法も知っておきたいですよね。土は、黄色を表します。
なので、黄色いものを日常生活に取り入れることは良いことであると言えるでしょう。また、食べ物であれば、キャベツやコーンなどを積極的に採ると良いでしょう。
土の中の植物も悪くないと言えます。また、五行全ての要素をバランスよく取り入れるには食べ物意外に最適な方法があります。
それは、温泉に入ることです。温泉は占い抜きにしても体に良いと言われているので比較的ハードルが低い人も多いでしょう。
そんな温泉には科学的な意味での体に良い成分が豊富ですが、五行の全ての要素が溶け込んでいると言われています。
そういった事情もあり五行の要素をバランスよく簡単に取り入れることができるでしょう。
土から金が生まれる
己は、五行で表すと土のグループに属しています。五行の考え方においては、土は火が燃やしたものが灰になり生まれたものであると言われています。
そして、土からは金をとりだすことができると言われているのです。そういった経緯もあり、金には弱いので注意してください。
また、木は土から生えているということもあり土とも縁が深いです。
己(つちのと)の性格や特徴
規律正しい人
己は規律正しい人が多いです。ルールをきちんと守る人が多く、注意深さも合わせてもっています。
破天荒なことを言っている割にルールはきちんと守るので、そのちぐはぐさが面白かったりもするでしょう。
意外と度量が狭いことも多く、ルールをきちんと守ることができない相手には厳しく当たることもあります。
キレイ好き
己は、キレイ好きな人が多いです。常に土を耕しておきたいという気持ちが身の回りを整えるようになっているのでしょう。
逆に言えば、汚い場所や整理整頓がなっていない場所は受け付けないタイプでもあります。その場合、自ら使い勝手がよくなるように場を整え始めるでしょう。
研究者タイプ
己は、研究者タイプです。研究に没頭して真理を突き詰めていくことに喜びを見出すタイプでもあります。
また、己は畑の土でもあります。畑の土は何かを育てるための土ですよね。そういうこともあり、人を育てたり受け入れたりすることも得意でしょう。
畑を耕しながら、何かを育てている場面を想像すると理解しやすいはずです。
変化が苦手なタイプ
己は変化を嫌うタイプです。ずっと同じ生活が続けば良いと感じているので学生の頃の新学期などが苦手なタイプも多いでしょう。
誰かが飛び込んでくることに対応するのは得意ですが、自分自身の変化は苦手です。変化を嫌うので変わり映えのない無難な生活を送りがちです。
平穏であることを望むので変化がない選択肢をチョイスしがちであるとも言えます。
己(つちのと)の外見や雰囲気
落ち着いた雰囲気
己は、落ち着いた雰囲気を持っている人が多いイメージです。土なので、割と自分が前に出ていくというよりは裏でサポートするという役回りを持っていることも多いでしょう。
なので、あまり目立つような雰囲気ではないと言えます。ただし、地味なだけであり陰気な訳ではありません。
じめっとしているというよりはカラッとしていることも多いでしょう。
柔らかな感じのイメージ
己は、柔らかい雰囲気を持っている人が多いです。弱々しく優しそうなイメージがあるので、ついつい相手から傲慢な態度を取られてしまうことも多いです。
ただし、心の中は外見と違い意外と頑固な人も多く度量も狭い場合も多いです。ため込んでしまい爆発させるときに予兆がないので急に怒り出すというイメージがあったりもします。
センスが良いタイプ
己は、芸術的なセンスに優れている場合が多いのでセンスが良いです。自分が身に着けるものであっても値段の割に良いものをチョイスすることができたりもします。
また、芸術的なものを見る目が優れているのでファッションやメイクなどだけでなくインテリアに関しても抜群のセンスを発揮することもあるでしょう。
掘り出し物を見つけることが得意なのでアウトレットやフリマなどもおすすめです。
貫禄があるタイプ
己は、貫禄があるタイプです。パッと見は、大人しく地味に見えますが本来の体よりも大きく見えてしまうことも少なくないはずです。
オーラがあるタイプと表現するとわかりやすいかもしれません。特に目立つタイプでもないけど、なぜかすごく存在感を感じる人っていますよね。
存在感がはっきりとしている場合も多く、言動に余裕を持っていることも多いでしょう。それによって、周囲の人は意外と己の話を真剣に聞いています。
己(つちのと)が表す臓器や通変星
戊が表す臓器
己が表す臓器は、腎臓や大腸などです。主に腎臓などの排出やデトックスに関わる臓器です。そして、土の属性の人が主に気を付けるべき病気は、胃腸の病気や糖尿病などです。また、己のみが気を付ける病気は腸の病気です。腸の病気は胃の病気よりも気づきにくいので定期的に検査を行うなどして対応してください。腸活などに励んでみても悪くないです。
己が気を付けるべき災害
己は、土の災害などにも気を付けた方が良いと言えます。土砂崩れや遭難などに気を付けるようにしましょう。
なるべく登山などには出かけない方が良いかもしれません。どうしても土が多いと土による事故に遭ってしまうリスクが高まってしまいます。
戊が表す通変星
己が表す通変星は、偏財と正財です。土の性質がある通変星です。財は男性では妻を表すと言われています。もちろん、お金のことも指します。
己(つちのと)と相性の良い十干
己と相性の良い十干は、丙と丁です。火が燃やした後の灰が土になると言われているので火は相性が良いと言えるでしょう。
その相性は、己にとっては過ごしやすい気楽な相性であることが多いので安心して付き合うことができるはずです。
また、兄弟の関係でもある戊も相性は良いと言えます。己が陰の性質を持っていることなどもあり、陽の性質を持っている干支とも相性は良いはずです。
己(つちのと)と相性の悪い十干
己と相性の悪い干支は辛、庚です。辛、庚は金の性質を持つタイプです。その辛と庚は、土から取り出すことができるので相性が良いとは言えないでしょう。
どちらかというと辛、庚の方が優位な関係になってしまうことも多いはずです。また、そのほかに乙と甲も相性が良いとはいえません。
木は土を養分として成長しますよね。そのようなこともあり、木の性質を持つ人に関しても親のような立場になってしまいがちです。
相性がそんなに良くない組み合わせとは近づかない方が良いのかもしれません。
四柱推命で己(つちのと)を含む干支一覧
占い師 秋桜のワンポイントアドバイス
きちんと手入れさえすれば何かを生み出すことも難しくないわよ。また、誰かを包み込む包容力にも優れているとも言えるわ。
その上、意外と愛情にも満ち溢れているので頼りにしてくる人も多いタイプよ。