生まれたときから誰もが持っている特別なものである誕生日。
その誕生日にはそれぞれ誕生花というものを持っています。
3月6日生まれの誕生花は「オウバイ」、その花言葉は「控えめな美」です。
花言葉が示す通り、控えめで黄色の花は派手ではありませんが、私たちに小さな幸福をお知らせしてくれます。
あなたが生まれた日の誕生花が、あなたに教えてくれることはたくさんあるはずです。
この記事では、花の名前の由来や種類、花言葉の意味や、怖い花言葉についてまで完全に紹介していきます。
自分の生まれた日の誕生花についてよく知ることは、自分についてよく知るということでもあります。
オウバイについての知識を深めて、あなたの人生をより豊かなものにしていきましょう。
目次
3月6日生まれの誕生花「オウバイ」の基本情報
英名 | winter jasmine |
花言葉 | 控えめな美 |
科・属名 | モクセイ科・ソケイ属 |
分類 | 半つる性落葉低木 |
原産地 | 中国 |
開花期 | 2月~4月 |
別名 | 迎春花 |
3月6日以外の誕生花の月日 | 1月22日 2月20日 |
3月6日生まれの誕生花「オウバイ」の花の名前の由来や種類
「オウバイ」の花の名前の由来
オウバイは漢字で書くと黄梅です。
オウバイはジャスミンの仲間の植物で梅ではありませんが、花色が黄色く梅に似ていたことからこの名が付けられました。
花の咲く時期も梅と似ていて、そのことも梅の名がついた一因でしょう。
オウバイの学名はJasminum nudiflorumで、この名前からもジャスミンの仲間であることがわかります。
では、ジャスミンはいったいどんな言葉が由来となった名前なのでしょうか。
ジャスミンはアラビア語のYasuminが由来となっていて、この言葉の意味は神様の贈り物です。
神から贈られるほどの素晴らしい花だということが、名前の由来を見るとわかるでしょう。
ただし、オウバイはジャスミンの仲間ですが、香りはありません。
春を迎える頃に咲くので、迎春花という別名も持っていて基本的にはめでたいことの象徴の花となっています。
「オウバイ」の種類
オウバイには似ている植物がたくさんあります。
雲南オウバイは名前にもオウバイが付いていますが、オウバイとは別の植物です。
その証拠に雲南オウバイの別名はオウバイモドキといいます。
オウバイとは似て非なるものなのが雲南オウバイなのです。
しかし、この2つを見分けるのはそれほど難しいことではありません。
雲南オウバイはオウバイと違って、冬も葉を落とすことのない常緑樹です。
このことを押さえておけば、2つを間違うということはないでしょう。
他にも、キソケイ、ソケイ、マツリカ、レンギョウやロウバイと混同されやすい植物です。
キソケイはオウバイとよく似た花を咲かせますが、花期は夏でヒマラヤ原産です。
ソケイはいわゆるジャスミンのことで、香りをかげばオウバイでないことはすぐにわかるでしょう。
マツリカはオウバイの仲間ですが、花色は白色となっています。
レンギョウやロウバイは黄色い花で咲く時期も似ているので、混同されやすい花となっています。
似た花に注意しながらオウバイ観賞を楽しんでいきましょう。
3月6日生まれのその他の誕生花
アネモネ
アネモネは地中海沿岸を原産とする、和名ベニバナオキナグサの花です。
代表的な花言葉は「清純無垢・あなたを愛します」で、他にも花の色ごとの花言葉を持っています。
アネモネは暑さに弱いという特徴がありますが、比較的簡単に育てられる植物です。
球根なので一度植えれば、毎年花が咲くのを楽しむことができるでしょう。
ルピナス
ルピナスはアメリカ・地中海沿岸を原産とする、和名ハウチワマメの花です。
代表的な花言葉は「いつも幸せ・感謝」で、他にも花の色別に花言葉を持っています。
ルピナスは入手するのも育てるのも簡単で、苗や鉢植えの状態で手に入れることができるでしょう。
暑さは弱点ですが、その点にだけ気を付ければ問題なく育てることができます。
クリスマスローズ
クリスマスローズはヨーロッパ・西アジアを原産とする、和名カンシャクヤクの花です。
代表的な花言葉は「慰め・追憶」で、人気の花となっています。
クリスマスローズはその名の通り、クリスマスの頃に花をつける植物で寒さには強いのが特徴です。
暑さにも強いので、1年を通して特に問題なく育てていくことができるでしょう。
冬に花を咲かせる植物は貴重なので、多くの人から求められています。
ツクシ
北半球の温帯・寒帯が原産とするツクシは、英名Horsetail、別名スギナの植物です。
代表的な花言葉は「向上心・努力」で、春になればそこら中で見ることができるでしょう。
ツクシは食べられますが、成長してスギナになると食べることはできません。
スギナはジゴクソウと呼ばれるほどしつこく、生命力の強い雑草として知られています。
ツクシが生えるとジゴクソウが生えるサインでもあるので、ツクシが自宅の庭に生えるのを嫌う人もいるでしょう。
3月6日生まれの誕生花「オウバイ」の代表的な花言葉「控えめな美」の意味
オウバイの代表的な花言葉である「控えめな美」という花言葉は、オウバイの見た目に由来しています。
オウバイは素朴な見た目をしている花です。
派手で豪華な花ではありませんが、よく見れば味がある見た目をしており美しさを感じることができるでしょう。
ここから控えめな美という花言葉が付けられました。
このオウバイの控えめな美は、私たちにも大切なことを教えてくれます。
人は派手で豪華なものに惹かれがちですが、そればかりでは疲れてしまうでしょう。
そんなときに人が惹かれ、心を癒されるのは控えめなもの。
控えめであっても、しっかりとした美しさを持っていれば、誰かはきっと見てくれているのです。
派手に自分の実力を主張できるのも素晴らしいことですが、性格上そうできない人がいるのも事実。
そんなときにはオウバイのように、控えめだけれどでもしっかりと美しさのある花を咲かせていきましょう。
3月6日生まれの誕生花「オウバイ」のその他の花言葉の意味
期待
オウバイには「期待」という花言葉があります。
それはオウバイの咲く時期が関係しています。
オウバイはまだ寒さの厳しい時期に花を咲かせ始める植物です。
オウバイが咲いている様子を見ることで、人々はこれからやってくる春に向けての期待を抱くことができるのです。
寒い冬を乗り越えた先に暖かな春が待っていることは、人々にとって期待以外の何物でもありません。
それを思い起こさせるオウバイに「期待」という花言葉が付けられているのも納得でしょう。
優美
オウバイの花姿は優しく美しいものです。
そこから「優美」という花言葉が付けられました。
華美ではないけれど、優しさのある花の姿がオウバイを見ているとよくわかるでしょう。
迎春
「迎春」の花言葉は、オウバイが一早く咲く花だからです。
冬の間に咲く花はあまりなく、寂しい季節を人々は過ごしています。
そんな寂しい季節を打ち破るようにオウバイは花を咲かせます。
それで「迎春」という花言葉が付けられました。
幸福
オウバイは黄色い花を咲かせます。
昔から黄色は幸福を象徴する色として有名です。
それで「幸福」という花言葉がオウバイに付けられました。
3月6日生まれの誕生花「オウバイ」の怖い花言葉と意味
恩恵
オウバイの花言葉である「恩恵」は怖い言葉ではありませんが、この花言葉が付けられた由来は怖さを感じるものです。
中国で洪水を鎮めるために出かけなくてはならなかった男が、残していく娘にオウバイのツルを残して出かけました。
男が用事を終えて家に帰ると、待っていたのはツルを持ったまま変わり果てた姿になっていた娘でした。
男は娘を抱いて涙を流します。
すると涙がツルに触れ、そこからオウバイの花が咲いたそうです。
このことが元となって「恩恵」という花言葉が付けられました。
オウバイは恩を忘れず恵むことを示した逸話ですが、娘は死んでしまい親子が会えなかった点に怖さを感じてしまうでしょう。
気高い
オウバイには「気高い」という花言葉もあります。
早春のまだ寒い中にしっかりと花をつける様子は、まさに気高いといえるでしょう。
気高くいようとすることは大切ですが、ときにはその気高さを捨てる勇気も持たなければ気高さは狂気ともなってしまうものです。
明朗
「明朗」はオウバイではなくウンナンオウバイの花言葉です。
よく似た黄色い花が与える印象は確かに明朗でしょう。
明るいことはいいことですが、無理をしてはいけません。
明るくても暗くてもいいのだということは頭に入れておくようにしましょう。
好色・肉欲
「好色・肉欲」という花言葉は、オウバイの上位種であるジャスミンの花言葉です。
ジャスミンとオウバイはよく似ている花ですが、大きな違いは香りがあるかどうか。
香りがあるのがジャスミンで、その香りが妖艶であることからこの花言葉は付けられました。
3月6日生まれの性格や恋愛傾向や運勢・有名人はコチラ
占い師 小鳥のワンポイントアドバイス
早春に黄色い花を咲かせる梅によく似た木ね。
花言葉は「控えめな美」で、控えめだけれど美しさを私たちに伝えてくれるわ。
派手でなくても、しっかりと実力をつけていくことの大切さを教えてくれているようよね。
オウバイのように控えめでもいいんだということ、実感してみましょ。