生まれたときから誰もが持っている特別なものである誕生日。
その誕生日にはそれぞれ誕生花というものを持っています。
3月5日生まれの誕生花は「クンシラン」、その花言葉は「誠実」です。
オレンジ色の花色が主流で、色々な方向を向いて花を咲かせるその様子は、とても面白いと感じられるでしょう。
あなたが生まれた日の誕生花が、あなたに教えてくれることはたくさんあるはずです。
この記事では、花の名前の由来や種類、花言葉の意味や、怖い花言葉についてまで完全に紹介していきます。
自分の生まれた日の誕生花についてよく知ることは、自分についてよく知るということでもあります。
クンシランについての知識を深めて、あなたの人生をより豊かなものにしていきましょう。
目次
3月5日生まれの誕生花「クンシラン」の基本情報
英名 | Bush lily |
花言葉 | 誠実 |
科・属名 | ヒガンバナ科・クンシラン属 |
分類 | 常緑半耐寒性多年草 |
原産地 | 南アフリカ |
開花期 | 3月~5月 |
別名 | クリビア |
3月5日以外の誕生花の月日 | 2月4日 3月15日 4月13日 |
3月5日生まれの誕生花「クンシラン」の花の名前の由来や種類
「クンシラン」の花の名前の由来
クンシランは漢字で書くと君子蘭です。
君子とは立派で高貴な人物を示す言葉。
この名前が付けられた理由を知るには、時を明治時代にまで戻しましょう。
明治時代に初めて日本に入ってきたクンシランの種類はクリビア・ノビリスという品種でした。
ノビリスという単語は日本語で高貴という意味の言葉です。
そして、この花の名前に高貴な人を示す君子が付けられたのです。
現代の日本で広く流通しているクンシランはノビリス種ではありませんが、クンシランという名前は残りました。
品種改良が盛んなクンシランには、さまざまな種類が次々と生まれています。
ラッパのような形が特徴的で、オレンジや黄色などの鮮やかな色が楽しめます。
「クンシラン」の種類
クンシランは品種改良が盛んなため、さまざまな種類があります。
主な種類は斑入り系、高性広葉系・ダルマ系の3つです。
これら3つの種類は花よりも茎や葉が特徴的です。
それぞれの特徴について見ていきましょう。
斑入り系は葉に白や黄色の斑が入っています。
高性広葉系は花茎が長いのが特徴的で、丈夫なつくりをしています。
ダルマ系は成長がゆっくりで葉は肉厚、花茎が短いのが特徴的です。
これら3種に加えて、花の色はオレンジ・黄色・緑色などがあります。
原種はクリビア・ノビリスという品種で、下向きに花を咲かせる品種でした。
しかし、現在では原種はほとんど出回っておらず、アフリカで自生しているのが見られる程度です。
今現在主流の品種の元となっているのは、クリビア・ミニアータという品種です。
クンシランの交配は受粉させるだけと簡単なので、多くの人が行っています。
新しい種を生み出そうという目的でなくても、違う株で受粉を行った方が種の実りがいいので行っている人が多いようです。
たくさんの種類のクンシランを揃えたら、次に新しい種を生み出すのはあなたなんてこともあるかもしれませんよ。
3月5日生まれのその他の誕生花
パンジー
パンジーはヨーロッパ原産で、日本でも広く親しまれている花です。
代表的な花言葉は「純愛・少女の恋」で、色ごとにたくさんの花言葉を持っています。
種からも苗からも育てることができ、比較的育てるのは簡単ですが暑さに弱い点にだけは注意が必要です。
アイリス
アイリスはヨーロッパ・東アジアを原産とする、青が印象的な花です。
代表的な花言葉は「愛・私は燃えている」で、切り花の状態で見かけることが多いでしょう。
球根の状態で売られることもあり、比較的簡単に育てることができる植物です。
変わった花の形をしているため、モダンな印象となることからフラワーアレンジメントによく用いられます。
ムスカリ
ムスカリは地中海沿岸を原産とする、和名ブドウヒヤシンスの花です。
代表的な花言葉は「寛大な愛・気品」で、まるでブドウの実のように花をつけるのが特徴となっています。
ムスカリは変わった花姿からは想像できないほど丈夫な花で、暑さにも寒さにも強いため簡単に育てられるでしょう。
グラジオラス
グラジオラスはアフリカ・西アジア・地中海沿岸を原産とする、和名オランダショウブの花です。
代表的な花言葉は「愛の祈り・勝利」で、他にも花の色ごとに異なる花言葉を持っています。
人気のある花で家庭で一輪挿しに飾るような楽しみ方から、フラワーアレンジメントにまで幅広く使われているでしょう。
3月5日生まれの誕生花「クンシラン」の代表的な花言葉「誠実」の意味
クンシランの学名はクリビアで、これは19世紀に植物学に大きな援助を行ったイギリスのクライヴ家出身の公爵夫人を称えてつけられたものです。
その昔、日本に伝わった品種はクリビア・ノビリスで、そのノビリスの意味(高貴)からクンシランという名前は付けられました。
この高貴や君子という言葉から、誠実の花言葉は生まれました。
高貴な花とのイメージが強く、花言葉もそういったものが多く見られるのがクンシランの特徴です。
君子は現代の日本ではあまり聞くことのない言葉ですが、その意味は博識で人格者で高貴であるということ。
改めて君子の意味を理解すると、クンシランの姿も何だか違って見えてくるのではないでしょうか。
誠実であることは、人生をより良く生きるコツです。
ときにはずる賢く生きてみたくなるときもあるでしょう。
そんなときは真っ直ぐに咲くクンシランの花を思い浮かべてみましょう。
そうすれば、あなたの心の中にも誠実さが宿るはずです。
3月5日生まれの誕生花「クンシラン」のその他の花言葉の意味
高貴
クンシランの「高貴」という花言葉も、ノビリスや君子が由来となったものです。
高貴な花であるクンシランは花茎を真っ直ぐと伸ばし、いつでも堂々と咲いています。
たとえ高貴な身分でなくても、高貴さを心の中に持っておくことは無駄ではありません。
いつも心にクンシランを。
これが卑屈にならずに生きるコツとなります。
情け深い
クンシランの花言葉「情け深い」も、ノビリスや君子が持つ言葉のイメージから付けられたものです。
高貴な人物は、心に余裕を持っています。
余裕は人のことを思いやる気持ちを生むでしょう。
ですから、君子の人物像の1つに情け深いというものが挙げられるのです。
どんな状況に置かれても、情け深さは持っておきたいものの1つ。
クンシランの姿を見て、情け深い人物像を目指していきましょう。
望みを得る
クンシランはアフリカで自生していたものを持ち帰り、改良に成功した植物です。
また、交配も簡単で気軽に行えるものです。
こうした事情から「望みを得る」という花言葉が付けられました。
あなたもクンシランの交配にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ささやかな紳士
「ささやかな紳士」というのは、クンシランの花姿や君子から想像される人物像が由来となった花言葉でしょう。
君子は決して偉そうにはせず、ささやかに紳士であることでしょう。
大輪で主張するわけではないけれど、しっかりと咲いているクンシランの花姿もまさにささやかにふさわしいものです。
クンシランのようにささやかな紳士を目指してみるのもいいでしょう。
3月5日生まれの誕生花「クンシラン」の怖い花言葉と意味
気高さ
高貴と似たような言葉で「気高さ」という言葉も、クンシランの花言葉となっています。
気高さも高貴同様いい言葉なのですが、気高さに実態が伴っていなければ怖い言葉となってしまうでしょう。
ときには、プライドを捨てるということも人生では大切なことです。
気高くいようとすることが怖いのではありません。
柔軟に生きられずに、1つのことにこだわってしまうことが怖いのです。
気高さも必要であるけれど、ときにはその気高さを捨てるときが必要なこともある。
そのことは忘れずにいるようにしておかなければなりません。
幸せを呼ぶ
「幸せを呼ぶ」はとても素敵な花言葉で怖いものではありません。
ですが、それに頼り過ぎると恐ろしい目に合ってしまうでしょう。
幸せはいつも自分の力で掴み取るものです。
クンシランはそれをほんの少しだけ手助けしてくれるだけ。
そのことを頭の片隅に置いておけば、幸せを呼ぶは何も怖い花言葉ではありません。
知的な装い
ムラサキクンシランの花言葉には「知的な装い」があります。
知的に見られることは素敵なことですが、中身が伴っていなければ誤解を生んでしまう怖い言葉ともなるでしょう。
恋の訪れ
ムラサキクンシランの花言葉には「恋の訪れ」があります。
ただし、これを信用しきってしまうのは恐ろしい事態を招くでしょう。
恋の訪れは待っていてもやってきません。
望んで行動したものだけにやってくるものだということを覚えておいてください。
3月5日生まれの性格や恋愛傾向や運勢・有名人はコチラ
占い師 小鳥のワンポイントアドバイス
クンシランは漢字で書くと君子蘭で、君子のように気品を携えた花ね。
見ているだけでこちらまでシャキッとしてくるから不思議よね。
クンシランのように気高く生きていきましょ。