生まれたときから誰もが持っている特別なものである誕生日。
その誕生日にはそれぞれ誕生花というものを持っています。
3月24日生まれの誕生花は「カタクリ」、その花言葉は「初恋」です。
うつむいて咲く姿は初恋する乙女を思わせる、とても素敵なもの。
球根は片栗粉の原料となることでも知られています。
あなたが生まれた日の誕生花が、あなたに教えてくれることはたくさんあるはずです。
この記事では、花の名前の由来や種類、花言葉の意味や、怖い花言葉についてまで完全に紹介していきます。
自分の生まれた日の誕生花についてよく知ることは、自分についてよく知るということでもあります。
カタクリについての知識を深めて、あなたの人生をより豊かなものにしていきましょう。
目次
3月24日生まれの誕生花「カタクリ」の基本情報
英名 | Katakuri, Dogtooth violet |
花言葉 | 初恋 |
科・属名 | ユリ科・カタクリ属 |
分類 | 多年草 |
原産地 | 日本・朝鮮半島・サハリン |
開花期 | 3月~5月 |
別名 | カタカゴ・カタコ |
3月24日以外の誕生花の月日 | 1月28日 3月25日 3月26日 4月24日 |
3月24日生まれの誕生花「カタクリ」の花の名前の由来や種類
「カタクリ」の花の名前の由来
カタクリと聞いて真っ先に思い浮かぶのは、片栗粉ではないでしょうか。
片栗粉はもともとカタクリの鱗茎(球根)から抽出したデンプンの粉のことです。
今ではカタクリの球根からではないものがほとんどですが、そもそもはカタクリから抽出されていました。
カタクリという名前の由来は、カタカゴという言葉です。
カタクリはその昔カタカゴと呼ばれており、それがカタクリへと変化していったと言われています。
カタカゴというのは傾けた籠を指すとされていて、カタクリの花が傾いて咲くからこのような名前になったのだと言われています。
確かにカタクリの花を見ていると、下を向いているように傾いて咲いている姿が印象的です。
日本を原産とするので、英名でもKatakuriと表記したり、Dogtooth violetというネーミングになったりします。
Dogtooth violetというのは犬歯のスミレという意味で、カタクリの花の形から名付けられています。
「カタクリ」の種類
カタクリの属名の学名はErythronium(エリスロニウム)で、これはギリシャ語で赤を意味するerythrosが語源となったものです。
日本ではカタクリといえば紫ですが、エリスロニウムという学名は赤い花をつけるヨーロッパ原産の種にちなんでいます。
カタクリの種類の中にもエリスロニウムを冠したものがたくさんあり、主な品種は次の通りです。
エリスロニウム・デンスカリスはヨーロッパ産で日本のカタクリと似た種類のもの。
花の色は赤みが強く、カタクリよりも増やすのが簡単です。
黄色い花でカタクリと似ているものには、エリスロニウム・アメリカヌムがあります。
花の色は異なりますが、姿かたちはカタクリと良くにています。
園芸品種として育てやすいのは、エリスロニウム・パゴダです。
強く丈夫で毎年咲き、増やすのも簡単です。
花の色は明るいカナリヤイエローをしています。
パゴダよりも丈夫さでは劣るものの育てやすい主としては、エリスロニウム・ホワイトビューティーがあります。
ホワイトと名がつくだけあって、花の色は白です。
世界にはカタクリの種類がたくさんあるのがお分かりいただけたでしょう。
あなた好みのカタクリを見つけてみてください。
3月24日生まれのその他の誕生花
ハゴロモジャスミン
ハゴロモジャスミンは中国を原産とする、和名:羽衣素馨の花です。
代表的な花言葉は「清純」ですが、それとはかけ離れた「誘惑・官能的な愛」という花言葉も持っています。
寒さに弱いという点には注意が必要ですが、暑さには強く家庭でも育てやすい植物です。
スミレ
スミレは日本・朝鮮半島・中国を原産とする花です。
代表的な花言葉は「純潔・純真」で、花の色別にも花言葉を持っています。
スミレは育てやすく花を鑑賞するだけでなく、実は食べることもできる植物です。
イカリソウ
イカリソウはヨーロッパ・アジアを原産とする、別名カグラバナ・ヨメトリバナの花です。
代表的な花言葉は「君を離さない」で、花がイカリの形をしていることが特徴となっています。
花としてだけでなく生薬としても知られ、特に精力剤として使われています。
ハクモクレン
ハクモクレンは中国を原産とする、別名ハクレン・ハクレンゲの花です。
代表的な花言葉は「自然への愛・気高さ」で、白い花から連想されるものが多くなっています。
ハクモクレンは地植えした場合、15メートルほどまで育ちますので大きな土地が必要となります。
3月24日生まれの誕生花「カタクリ」の代表的な花言葉「初恋」の意味
カタクリの代表的な花言葉は「初恋」です。
この花言葉はカタクリの花の咲いている様子から付けられたものです。
お日様を見つめるように上を向いて咲く花もありますが、カタクリは地面を見るようにうつむいて花を咲かせます。
その様子はまるで初めての恋に戸惑い、恥ずかしがってうつむいているようです。
こうしたことからカタクリの花言葉は「初恋」となりました。
初恋は誰にでもあるものですが、一度だけしか経験のできないものです。
一度しかないからこそあんなにも初々しく、そして過ぎ去ってしまえばその感覚を忘れてしまう。
恋に慣れてしまうのも悪いことではありませんが、初めてのときの恥じらう様子もしっかりと覚えておきたいもの。
そんなときにはカタクリの花を見れば、初恋のときめきを思い出せるはずです。
初恋に限らず、何でも初めてのときはドキドキしてうつむいてしまっていたもの。
そんな初々しさがあなたの中にもあったことを決して忘れないでください。
3月24日生まれの誕生花「カタクリ」のその他の花言葉の意味
情熱
カタクリのその他の花言葉には「情熱」があります。
これは海外のカタクリ属の花言葉であり、その花色が由来となったものと考えられています。
赤い花から連想されるのは、情熱的な態度。
赤いカタクリの花も情熱を私たちに思わせます。
尊重される
カタクリの花言葉には「尊重される」というものがあります。
尊重されるというのはとても大切なこと。
一人の人間として認められるということが、尊重されるということなのです。
あなたがもし尊重されたいのであれば、あなたも他者を尊重することが大切となります。
群れずに一輪でも咲くカタクリの花は、尊重されるべきものです。
凛としたカタクリの花姿から「尊重される」という花言葉が付けられたとされています。
希望
カタクリの海外での花言葉には「希望」というものがあります。
海外では赤が主なカタクリ属の花ですが、中には白い花があります。
白い花は劣性遺伝となり見つけるのが難しいものです。
しかし、真っ白なカタクリを見つけるという難しいことを達成した先には希望が待っています。
この白い花の希少さから「希望」という花言葉がつけられたとされています。
恥じらい
カタクリの花言葉には「恥じらい」というものがあります。
これは「初恋」と同じく、カタクリのうつむいて咲く様子が恥ずかしがっているように見えることが由来の花言葉です。
いくつになっても恥じらいの気持ちは持っていたいもの。
恥じらう姿は可愛いものなのです。
3月24日生まれの誕生花「カタクリ」の怖い花言葉と意味
寂しさに耐える
「寂しさに耐える」というカタクリの悲し気な花言葉は、花の咲き方が由来となっています。
カタクリは年々、咲く数が減ってきている植物です。
ですが、数を減らす中でも一輪だけ自生し、毎年その花を咲かせる姿も確認されています。
一輪だけで咲くその姿は、まさに寂しさに耐えているよう。
こうした花の咲き方から「寂しさに耐える」という花言葉が付けられました。
寂し気な姿が、かえってカタクリの美しさを増してくれています。
嫉妬
カタクリの怖い花言葉には「嫉妬」があります。
嫉妬心はたいてい良くない結果を招くものです。
人を妬んでも何もいいことは生まれません。
妬みや嫉みの気持ちは捨て去り、憧れへと変換した方が気持ちは楽になるでしょう。
醜い嫉妬心で心がいっぱいになってしまったときには、その嫉妬心を捨て去る努力をしてみましょう。
嫉妬心を捨てられたあなたは、より美しくなれるはずです。
消極的
カタクリの「消極的」という花言葉は、カタクリのうつむいて咲く様子から付けられたものです。
消極的というのは、あまりいい意味の言葉ではありません。
消極的なままでいつまでも受け身でいたのでは、何も手にすることのできない人生となってしまうでしょう。
カタクリのように下を向いてばかりいず、目線を上に向けることも大切です。
謙遜
カタクリの控えめな態度は「謙遜」という花言葉にも表れています。
日本人にとっては謙遜は美徳とされてきましたが、それも通じない時代がやってこようとしています。
謙遜は時と場合によっては卑屈ともとられるもの。
自信を持って自分を誇れるようになっていきましょう。
3月24日生まれの性格や恋愛傾向や運勢・有名人はコチラ
占い師 小鳥のワンポイントアドバイス
下を向いて恥じらう様子は、初恋を思わせるわね。
一輪でも咲く姿はとても立派よ。
代表的な花言葉は「初恋」で、初々しさを思い出したいときにぴったりの花ね。