
生まれたときから誰もが持っている特別なものである誕生日。
その誕生日にはそれぞれ誕生花というものを持っています。
3月3日生まれの誕生花は「モモ」、その花言葉は「私はあなたのとりこ」です。
ピンクの愛らしい花を愛でた後には、美味しい果実まで楽しめる素晴らしい植物であることは有名でしょう。
あなたが生まれた日の誕生花が、あなたに教えてくれることはたくさんあるはずです。
この記事では、花の名前の由来や種類、花言葉の意味や、怖い花言葉についてまで完全に紹介していきます。
自分の生まれた日の誕生花についてよく知ることは、自分についてよく知るということでもあります。
モモについての知識を深めて、あなたの人生をより豊かなものにしていきましょう。
目次
3月3日生まれの誕生花「モモ」の基本情報
英名 | Peach blossom |
花言葉 | 私はあなたのとりこ |
科・属名 | バラ科・サクラ属 |
分類 | 落葉小高木 |
原産地 | 中国 |
開花期 | 3月~4月 |
別名 | 花桃(ハナモモ) |
3月3日以外の誕生花の月日 | 3月5日 4月12日 |
3月3日生まれの誕生花「モモ」の花の名前の由来や種類
「モモ」の花の名前の由来
モモは中国が原産とされる植物であり、その名前の由来も中国にあります。
モモの花の名前の由来には諸説あるのですが、まず1つにはたくさんの実をつけることが由来だとするものがあります。
たくさん、つまりは百ほどの実をつける。
そこから、百(モモ)が名前になったというのが、モモの由来の有力な説です。
他にはモモの実の色が赤いので、そこから燃える実と呼ばれそれが燃実(モエミ)となりモモと呼ばれるようになっていったというもの。
英語でモモはpeachですが、これはペルシアが語源となっているとされています。
原産は中国のモモですが、それは古代にペルシアから伝わったものだと考えられているのです。
そのため、ローマ時代にはモモはペルシアリンゴと呼ばれていました。
このペルシアがだんだんと変化をしていって、ピーチとなっていったというわけなのです。
「モモ」の種類
モモと聞くと多くの人が想像するのは、食べる果実の方のモモではないでしょうか。
果物のモモもモモの一種には違いありませんが、花を楽しむものではありません。
花を鑑賞して楽しむのはハナモモという種類のモモです。
ハナモモは花を鑑賞することを目的に品種改良され、昔から日本で愛されてきた種類です。
ひな祭りのときに「お花をあげましょモモの花~」と唄われ、飾られるのもこのハナモモとなっています。
ハナモモにも実はなりますが、果物のモモと比べると酸味や苦みが強くとても食べられたものではありません。
しかし、ジャムなどに加工して食べる人もいるようです。
モモには花の咲かせ方による種類があります。
枝が上向きに成長していくのが立ち性、ほうきのように枝が広がるのがほうき立ち性、枝が下に垂れるのが枝垂れ性です。
咲いた花を見ても一重咲きのものと八重咲きのものの2種類が確認できるでしょう。
ハナモモの代表的な種類には、紅白2色の花を咲かせる源平桃、菊のような見た目の花を咲かせる菊桃、ひな祭りでよく用いられる大輪の矢口などがあります。
3月3日生まれのその他の誕生花
シロツメクサ
シロツメクサはクローバーとして知られる花です。
4枚の葉が幸運を招くことで有名ですが、葉っぱの枚数にはたくさんの種類があり、なんとギネスに記録されている最高枚数は56枚だそうです。
クローブ
クローブはインドネシアが原産の、スパイスとしても知られる植物です。
代表的な花言葉は「神聖・高貴」で、世界の熱帯・亜熱帯に広く分布し比較的簡単に育てられます。
スミレ
スミレは日本や中国・朝鮮半島を原産地とする花です。
代表的な花言葉は「純潔・純真」で、花を楽しむだけでなく食べられる植物でもあります。
ナノハナ
ナノハナはヨーロッパ・地中海沿岸を原産とする花です。
代表的な花言葉は「希望・活発」で、寒さに強く簡単に育てることができます。
3月3日生まれの誕生花「モモ」の代表的な花言葉「私はあなたのとりこ」の意味
モモは現在でもよくお尻に例えられる、どちらかといえば女性的なものです。
この感覚は現代だけでなく、昔からそうであったようです。
モモは古くから女性のシンボルとされてきた花でした。
それも女性の性のシンボルです。
そのため、私はあなたのとりこという花言葉が生まれたのだとされています。
これは漢字圏だけではなく、英語圏でもpeachは昔から女性を示しています。
モモは見た目が美しく、さらに美味しい、けれど傷みやすい果物です。
そのため英語圏の古い俗語ではpeachというと、若く魅力的な女性のことを指していました。
その意味がだんだんと変化して、ふしだらな女性という意味やpeachsと複数形にすると乳房という意味でも使われるようになりました。
女性性は多くの人をとりこにし、ときにはふしだらな印象も与えてきた。
モモの花言葉の意味を探ると、そんな女性にまつわる歴史までもが見えてくるようです。
3月3日生まれの誕生花「モモ」のその他の花言葉の意味
天下無敵
モモは古事記の中でも登場するアイテムです。
イザナギノミコトはモモを投げつけて、鬼をやっつけたという話が残っています。
そこから「天下無敵」という花言葉は付けられたとされています。
チャーミング
モモは女性を象徴する植物です。
これはモモがたくさんの実をつける、つまり子だくさんの縁起のいい植物だから。
このことから女性を示すようになり、花言葉も女性らしいチャーミングが採用されたというわけなのです。
純真
純真は白いモモの花言葉です。
どの花でもそうですが、白い色というのはピュアで無垢な様子を思い起こさせます。
白いモモの花も少し小ぶりな様は、純真そのもの。
花の様子から「純真」という花言葉は付けられたものです。
不老長寿
モモは古くから仙人に力を与える神聖な果物とされてきました。
仙人が好んで食べ力をもらっていたもの。
こういった事情から「不老長寿」という花言葉が付けられたそうです。
実際にモモの実には美肌成分や免疫力アップの成分、モモの花にはデトックス効果、モモの葉には皮膚疾患に効果的な成分が入っているようです。
3月3日生まれの誕生花「モモ」の怖い花言葉と意味
辛抱・忍耐
日本では女性らしい花言葉が目立っていたモモですが、フランスでは「辛抱・忍耐」という花言葉が付けられています。
この花言葉が付けられた由来は、モモが花を咲かせる時期にあります。
モモは寒い冬を耐えて、早春に花を咲かせる植物です。
この寒さに耐え抜き、多くの花の中でも一早く花を咲かせる様子が人々の心に刺さり、「辛抱・忍耐」という花言葉が付けられたのでしょう。
延命長寿
モモの花言葉には「延命長寿」というものがあります。
この花言葉は、モモが素晴らしい果実として中国で知られていたことを示すものです。
延命長寿という言葉も悪い言葉ではありませんが、1つの果実にこれほど大きな期待を込めた花言葉を付けること。
そして、延命長寿の効果を懸命に得ようとする人間の浅ましさ。
これは見方を変えれば、非常に恐ろしいと言えるのではないでしょうか。
霊力
モモには古くから霊力があると信じられており、花言葉の1つにもなっています。
モモは邪悪なものから身を守るものとして認識されていたのです。
「鬼にモモの木の棒」という言葉が中国では残されているように、モモの強い霊力は信じられてきました。
魔を払ってくれる霊力というのは、とても心強いものです。
しかし、その力は正しく使えば私たちを助けてくれますが、正しく使えなければ悪いように跳ね返ってくることもあるでしょう。
モモの霊力の強さは心して使わなければならないものです。
神通力
「神通力」という花言葉は、韓国のモモに関する話が由来となったものです。
モモは韓国でも古くから親しまれており、三国遺事の「桃花女と鼻荊郞」という話にモモが登場します。
神秘的な力を持った鼻荊の母親は桃花女といい、桃の木の力を持った女性です。
その女性と王との魂とで生まれたのが鼻荊なので、鼻荊には神通力が備わったということです。
モモの強大な力は、親子間にも伝わるほどのもの。
神通力は素晴らしいものですが、その強大には少し恐怖を感じることもあるでしょう。
モモに関する逸話は中国や韓国や日本を中心に、世界中で残されています。
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占い師 小鳥のワンポイントアドバイス

ひな祭りで飾られることでも有名な、とってもキュートな花ね。
モモは実も有名だけれど、花を愛でる品種と果実を楽しむ品種とはまったく別なの。
古くから東洋で愛されてきたモモは、不老長寿の力があるとも霊力を持つとも言われているわ。
その不思議なパワーを借りて、あなたの人生を彩っていきましょ。
モモの花言葉は「私はあなたのとりこ」で、きっとモモを持つあなたには皆が夢中になってしまうはずよ。
誰もがとりこになるほど魅力的なあなたのことを、皆に見せつけるのはモモを借りれば難しいことではなくなるわ。