7月25日の誕生花は「トリカブト」花言葉は「騎士道」|花の名前の由来や種類や怖い意味
占い師 聖子
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強い毒を持っているというイメージが強いトリカブトですが、その花は青紫色でふわっとした、とても可愛らしい姿をしています。

そんなトリカブトは、7月25日生まれの誕生花とされています。

毒がある花として有名なトリカブトだからこそ、花言葉にはいろいろな種類があり、輝かしい印象を受けるものから、ちょっと怖いものまで幅広く存在するのです。

それでも、トリカブトが1年365日のうちの、この7月25日という日の誕生花に選ばれているのは、花言葉に強いメッセージが含まれているからなのです。

今回は、トリカブトの花の名前の由来や花言葉について詳細を紹介していきたいと思います。

7月25日生まれの誕生花「トリカブト」の基本情報

トリカブトの情報

英名Monkshood・ Aconite・Helmet flower

花言葉 騎士道・栄光・人嫌い・厭世家・復讐・人間嫌い・あなたは私に死を与えた
科・属名 キンポウゲ科トリカブト属
分類 多年草 (宿根草)
原産地 日本・中国・朝鮮半島
開花期 6~9月
別名 カブトギク・ハナトリカブト・カラトリカブト・カブトバナ・アコニタム・
7月25日以外の誕生花の月日 7月19日
7月27日
9月8日
9月26日
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7月25日生まれの誕生花「トリカブト」の花の名前の由来や種類

「トリカブト」の花の名前の由来

トリカブトの由来

トリカブトの名前は、その花の形が由来となっていると言われています。

楽の常装束や民俗芸能に用いる冠の鳥兜に似ていることがきっかけで、トリカブトという名前になったと言われています。

花の色は白や黄色、ピンクがありますが、基本の色は青紫でどれもとても美しい印象を受けます。

綺麗なものには毒がある…という言葉をそのまんま体現しているかのような花が、トリカブトなのです。

その毒は本当強く、トリカブトの毒はアコニチンやメスアコニチンなどのアルカロイドなどといったもので、フグの毒よりも強力だっと言われています。

古くは、四谷怪談でお岩さんが飲まされたものがトリカブトだったなどかなり古い時代から毒として使われてきた過去を持っている花なのです。

「トリカブト」の種類

トリカブトの種類

トリカブトには、現在の日本国内で自生している分を考えると、30種類ほど存在していると言われています。

しかし、日本も原産地であるにも関わらず、現在日本で園芸用に出回っているトリカブトは江戸時代に中国から日本に入ってきたものであり、日本で生まれたものではありません。

蜂がとまりやすいように計算しつくされた花の形をしていると言われている、とてもかしこい花なのです。

ただしかなりの猛毒を持っているので、花を見て愛でるだけにしておきましょう。

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7月25日生まれのその他の誕生花

ヘリクリサム

ヘリクリサム

「永遠の思い出」「記憶」という花言葉を持っているヘリクリサムですが、この花も7月25日生まれの誕生花です。

ヘリクリサムには「永遠」という言葉のつく花言葉が多いのですが、これはヘリクリサムがドライフラワーにしても花の色が褪せることなく美しい姿を維持できることに由来していると言われています。

大概の花は、乾燥することで花の形が変わってしまったり、色味が変色したり、褪せて鮮やかさを失ってしまうことがほとんどなのですが、ヘリクリサムに関しては、ドライフラワーとして乾燥させてしまっても、色も形もほとんど変わることがありません。

そのため、永久にその形が残る…という意味で、このような花言葉がつけられたのでしょう。

インパチェンス

インパチェンス

鮮やかな色味の花が特徴的なインパチェンスですが、この花には、「鮮やかな人」「強い個性」といった花言葉がつけられており、なおかつ7月25日生まれの誕生日でもあります。

花言葉は、花の色味がそのまま花言葉になっていると考えられます。

花の形などはあまり個性的でもないのですが、とにかく色が濃く、それでインパチェンスだと分かるようなところはあるので、それが花言葉につながっていったのでしょう。

ハイビスカス

ハイビスカス

夏の花、トロピカルな雰囲気を演出するのにぴったりな存在であるハイビスカスも、7月25日生まれの誕生花です。

「繊細な美」「新しい恋」という花言葉は、ハイビスカスの花が一度咲いたら1日で散ってしまうことに由来していると言われています。

長く咲いていることはできない花なので、一晩過ぎれば枯れてしぼんだり、散ってしまったりもします。

そんな儚さが由来となっているようです。

もちろん、明るい雰囲気をまとう花言葉としては、「艶美」や「華やか」といった花言葉もあります。

ブーゲンビリア

ブーゲンビリア

「情熱」「あなたしか見えない」という情熱的な花言葉を持っているブーゲンビリアは、7月25日生まれの誕生花です。

花は可愛らしいだけでなく、なおかつとても美しく、色鮮やかと感じるかもしれませんが、実際に色が鮮やかなのは、葉っぱの一部であり、その葉の中心にある花自体は白い小さな姿をしています。

目立つ花ではありませんが、葉のゴージャスさが人目を惹く、そんな花なのです。

7月25日生まれの誕生花「トリカブト」の代表的な花言葉「騎士道」の意味

騎士道

「騎士道」という花言葉がありますが、これは、トリカブトの花の形が、兜に似ていることが由来となっています。

兜をかぶるのは騎士なので、「騎士道」という花言葉がつけられたのだと考えることができるでしょう。

花の形から連想されて生まれた花言葉なので、正直なところそれ以上の意味はまったくありません。

7月25日生まれの誕生花「トリカブト」のその他の花言葉の意味

栄光

栄光

トリカブトは、その形が兜に似ているという花もあり、騎士=栄光という考え方につながり、「栄光」という花言葉が生まれました。

トリカブトはあまり良い意味の花言葉がないので、少しもったいない気もしますが、花の形から連想され、さらに騎士から連想されて生まれた花言葉であるため、ハッキリいってそんなに深い意味のある花言葉ではありません。

7月25日生まれの誕生花「トリカブト」の怖い花言葉と意味

人嫌い

人嫌い

トリカブトには、「人嫌い」という花言葉があります。

これは、トリカブトの花の形が見様によっては修道士の被り物に似ているからだと言われています。

修道士というのは、カトリック教会で「清貧・貞潔・服従」の誓いを立てて共同生活をする男性のことを指しています。

世間とかかわらない生活を続けるため、テレビを見ることもできませんし、楽器なども触れることができない…という生活をしています。

彼らは決して人を嫌っているわけではないのですが、そのような生活をしている修道士の被り物に似ている花ということで、修道士=人嫌いなイメージを持っている人が作った花言葉なのかもしれませんね。

厭世家

厭世家

「厭世家」という花言葉も、人嫌いと同じく、修道士から引っ張られてきている花言葉だと認識していいでしょう。

修道士が基本的に来客を受け付けることもなく、誰にも会うことなく、世間とかかわらない生活をしていれば、厭世家と呼ばれてしまっても仕方ないのかもしれません。

本来の修道士の本音は定かではありませんが、このようなイメージが「厭世家」の花言葉を生んだのです。

復讐

復讐

トリカブトには毒があります。

その毒が「復讐」という花言葉の由来となっていると考えることができるでしょう。

毒で相手に仕返しをする、相手から毒を盛られて仕返しを考えるなど、“毒”と“復讐”という言葉には、得たいの知れないずんと暗く重たい雰囲気が漂うことがあります。

あなたは私に死を与えた

あなたは私に死を与えた

それぞれの花につけられている花言葉の中で最も怖いと言われているのがトリカブトの花言葉だということをご存じでしたか?

「あなたは私に死を与えた」という花言葉は、見た目からしてもとても怖い雰囲気があります。

毒を持っているトリカブトが誰に死を与えるのか…という想像をするだけでも怖いですが、実はこの花言葉は、ギリシャ神話の伝説が由来となっているのです。

地獄の番犬と呼ばれる頭が3つある犬・ケルベロスは、地獄から逃げ出そうとするものを捕まえ、食べてしまう存在でした。

しかしそんなケルベロスもギリシャ神話の英雄・ヘラクレスによって地上に引きずり出されます。

その際に、ケルベロスは初めて太陽を目にするのです。

太陽の明るさ、輝きにびっくりしたケルベロスは思わず吠えるのですが、その際にケルベロスの唾液が飛び、それが地上に落ちた際に、トリカブトになったと言われています。

地獄の番犬の唾液からできた花であれば、確かに毒があってもおかしくはなさそうですが、このケルベロスの行動により、非常に強い毒性を持つ植物が生まれてしまったということで、「あなたは私に死を与えた」という花言葉が生まれたのです。

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占い師CRISSのワンポイントアドバイス

CRISS

トリカブトは、「ドクウツギ」と「ドクゼリ」と合わせて三大毒性植物と言われていて、この植物のどれもが、人を死に至らしめるほどの強い毒を持っていると言われているわ。

そんなトリカブトだけど、花を見ている分には毒の影響はないから問題はないのよね。

花を見ていると、毒があるなんて思えないほど可愛らしい花を咲かせているんだけど、そんな二面性がまたすごく印象的だって感じてしまう部分もあるわよね。

花言葉には、あまり意味はないけれど、自分を守るために毒を持っていることは人間としても必要なことだと思うのよ。

見た目にはどんなにきれいでも、時にはその毒で自分や大切な人を守る覚悟を決めていればいいの。

その覚悟がまた、その人を輝かせるはずだからね。

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