
仏教においてとても深い意味を持つボダイジュ。
ボダイジュは7月9日生まれの誕生花とされています。
花のイメージよりも木のイメージのほうが強いかもしれませんが、白くフワフワの花を咲かせます。
花言葉としては、「夫婦愛」「結婚」「熱愛」など、夫婦間の愛情に関する花言葉が多くついているようです。
仏教三大聖樹の一つとしても数えられているボダイジュについて、今回は名前の由来や花言葉の由来を余すことなく紹介していきたいと思います。
目次
7月9日生まれの誕生花「ボダイジュ」の基本情報
英名Linden
花言葉 | 夫婦愛・結婚・結ばれる愛・熱愛 |
科・属名 | アオイ科シナノキ属 |
分類 | 落葉高木 |
原産地 | 中国 |
開花期 | 6~7月 |
別名 | リンデンバウム・ライム・リンダン・テンジクボダイジュ |
7月9日以外の誕生花の月日 | 7月30日 8月23日 |
7月9日生まれの誕生花「ボダイジュ」の花の名前の由来や種類
「ボダイジュ」の花の名前の由来
ボダイジュというのは、漢字で書くと「菩提樹」と書きます。
仏教の始祖であるゴータマ・シッダールタ(ブッダ)が、このボダイジュの木の根元に座って悟りを開いたとされていることから、仏教においては決して外すことができない樹木とされているのです。
「ボダイ」という言葉は、ブッダの別名である「ボーディー」が語源となっているとされていて、そこに後から漢字があてはめられたと言われています。
「ボダイジュ」の種類
ボダイジュは中国が原産とされていますが、実際に名前の由来となっているブッダが仏教を開いたのはインドです。
となると、インドでも同じボダイジュがあったのか…と思われるかもしれませんが、実はこの、中国が原産のボダイジュと、ブッダが根元で悟りを開いたと言われるボダイジュは、名前は同じでも違う木であったと言われているのです。
ブッダが悟りを開いたとされるボダイジュは、インドボダイジュであり、この木は中国では気候の関係で生育することができません。
つまり、ボダイジュにもいくつかの種類があり、地域の気候によってはそれぞれが育つことができない場合もあるというわけです。
7月9日生まれのその他の誕生花
ギボウシ
「静かな人」「沈黙」という花言葉を持っているギボウシは、7月9日生まれの誕生花です。
「ホスタ」とも呼ばれる花で、紫色で下を向いた細いラッパ型の花の形状が印象的です。
花は一日花なので、切り花として販売されているギボウシは葉のみとなりますので、葉に見覚えがあるという人も多いかもしれません。
ツキヌキニンドウ
引用元:ツキヌキニンドウ(ハニーサックル)の育て方 - ガーデニングの図鑑
花に一番近い場所にある葉っぱが2枚くっついたようになって1枚となり、その葉を突き抜けるように茎が伸びて花をつける姿から、ツキヌキニンドウの名前g付けられたこの植物も、7月9日の誕生花です。
「真実の愛」・「愛の絆」・「献身的な愛」という深い愛情w感じさせる花言葉がつけられているのですが、冬でも葉や茎が枯れることがないので、ずっと続く愛情を表現するような花言葉がつけられたのではないかと考えられています。
アイビーゼラニウム
「真の愛情」「結婚」という、ボダイジュとちょっと似ている花言葉を持っているアイビーゼラニウムも、7月9日の誕生花です。
色によっても花言葉が分かれるアイビーゼラニウムですが、蔦植物であり、ピンクや淡い紫などの可愛らしい花を咲かせてくれます。
ヨーロッパでは、婚礼の贈り物の花としても知られている、縁起の良い花ですが、その一方で深紅のアイビーゼラニウムには、「憂鬱」などといったちょっと意味深で怖い印象を受ける花言葉も存在します。
ヒマワリ
「憧れ」「あなただけを見つめる」「情熱」という花の習性が由来となっている花言葉がついているヒマワリも、7月9日生まれの誕生花です。
オレンジや黄色、さらには紫などもあり、色によって花言葉が違ったりもします。
直接的な表現はありませんが、一途でまっすぐな愛情を感じ取れる花言葉ばかりなので、告白やプロポーズに使われることもあるようです。
7月9日生まれの誕生花「ボダイジュ」の代表的な花言葉「夫婦愛」の意味
「夫婦愛」という花言葉の由来となっているのは、ギリシャ神話において全知全能の神・ゼウスに仕えていた老夫婦です。
フィレモンとバウキスという夫婦は、死んでしまうことで離れ離れになってしまうことを恐れたため、ゼウスによってカシの木とボダイジュへと姿を変えてもらい、永久に仲良く暮らすことができたと言われています。
この伝説がボダイジュの「夫婦愛」という花言葉につながっているのです。
7月9日生まれの誕生花「ボダイジュ」のその他の花言葉の意味
結婚
「結婚」の花言葉も、ギリシャ神話のフィレモンとバウキスの話に由来していると言われています。
二人が大変仲睦まじい夫婦であったからこそ、バウキスが姿を変えたボダイジュの花言葉が、「結婚」となったのだと考えることができるのです。
結ばれる愛
「結ばれる愛」という花言葉も、ギリシャ神話のフィレモンとバウキスの伝説からきています。
死んでしまうことで二人が離れ離れになってしまうことを恐れていた二人は、ゼウスから感謝の気持ちとして贈り物をしたいと言われた際に、死んでしまった後でも二人が離れることがないように、ずっと一緒にいたいと願ったと言われており、ゼウスが二人をカシの木とボダイジュの木へと姿を変えさえることで、永遠に一緒にいられるようにしたという話です。
生きている間だけではなく、死んでしまった後でもう一緒にいたいと思える相手がいるというのはとても素敵なことですね。
熱愛
ボダイジュについている花言葉はすべて、ギリシャ神話が由来となっています。
そのため、「熱愛」というのも、やはり同じ伝説が由来となっていると考えることができるでしょう。
ずっと一緒にいたいと思える相手と出会えても、長いこと一緒にいる間に相手の嫌なところが見えたり、飽きてしまったりと、出会った頃と同じ気持ちを持ち続けることはなかなか難しいところがあります。
ギリシャ神話に出てくるフィレモンとバウキスは、老夫婦とされていますので、長い間一緒にいても、その気持ちが変わることはなかったと考えられますので、こんなに素敵な夫婦関係というのはなかなかないでしょう。
何歳になってもずっとその相手と一緒にいたいと思える、熱愛と言える関係…ボダイジュにはそんなフィレモンとバウキスのお互いに抱く愛情がそのまま表された花言葉がついているのです。
7月9日生まれの誕生花「ボダイジュ」の怖い花言葉と意味
ボダイジュに怖い花言葉はない
ボダイジュの花言葉には、夫婦愛を感じさせたり、パートナーに対してお互いが相手を想う気持ちがストレートに表現されているものが多く、怖い花言葉というのは一つも存在しません。
意味深で言葉だけ見ると怖いと感じるだけで、意味を読み解くと実際には全く怖い意味がないという花言葉を持っている植物も存在しますが、ボダイジュの場合には、そういったニュアンスを感じさせる花言葉すらないのです。
そのため、ボダイジュを人に贈る場合でも、花言葉に気を遣う必要はないので安心してください。
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占い師CRISSのワンポイントアドバイス
ボダイジュってとっても特別な木って印象を持っている人が多いのよね。
仏教に興味がない人でも、仏教と深くかかわりを持っている木だってことを知っている人は案外多いもの。
でも、仏教との関係どうこうっていうのよりも、さらに花言葉を知るととっても特別な木に思えてこない?
夫婦の愛情って、世間に出回っているドラマとか映画だと、何かとっても薄っぺらいものだって感じてしまうこともあるけれど…ちゃんと美しい夫婦愛っていうのもあるんだってことを、ボダイジュが教えてくれるかもしれないわね。