ラベンダーの花の実物を見たことがない人でも、その香りは知っているという人は多いことと思います。
芳香剤などにも使われることが多く、好き嫌いはあるものの、その強い香りは私たちの生活に深く根付いているように感じられます。
ラベンダーは7月5日生まれの誕生花であり、花言葉には「沈黙」や「あなたを待っています」などがあります。
なぜ「沈黙」という花言葉がつけられたのか…ラベンダーの花言葉の由来であったり花の名前の由来を知ることで、自身の誕生花から学べることもあるかもしれませんよ。
目次
7月5日生まれの誕生花「ラベンダー」の基本情報
英名Lavender・English lavender・True lavender
花言葉 | 沈黙・私に答えてください・期待・清潔・不信感・疑惑・献身的な愛 |
科・属名 | シソ科ラベンダー属 |
分類 | 半木本性植物 |
原産地 | 地中海沿岸 |
開花期 | 5月~7月 |
別名 | クンイソウ |
7月5日以外の誕生花の月日 | 5月11日 5月24日 6月11日 6月24日 7月5日 7月10日 7月13日 7月19日 7月30日 12月3日 |
7月5日生まれの誕生花「ラベンダー」の花の名前の由来や種類
「ラベンダー」の花の名前の由来
ラベンダーの名前の由来は、「lavare」「lavo」という洗うを意味する単語が語源になっていると言われています。
では、そもそもなぜ“洗う”を意味する単語が語源となったのかというと、それは聖母マリアがイエス・キリストの産着を洗うのに、ラベンダーの香水を使ったからと言われています。
その強い香りには、リラックス効果があるとされていて、気持ちをすっきりさせてくれることから、イタリア語の「lavanda」という、きれいにするという言葉が語源となっているという説も存在しています。
歴史が古い花だからこそ、名前の由来とされている説もたくさんあるものです。
「ラベンダー」の種類
ラベンダーの種類は全部で20種類ほどあると言われています。
ラバンディン系やアングスティフォリア系、ストエカス系、プテロストエカス系にスパイカ系などといった種類があり、それぞれで香りが違ったり、食用に使うことができたり、観賞用であったりと、違いがあるのです。
アングスティフォリア系のラベンダーは特に香りが強いため、食用にするにも最適で、しっかりと香ってくれるのが特徴です。
種類が多いので、使い分けるにはある程度ラベンダーの種類に詳しくならないといけませんが、観賞用として楽しむだけであればラバンディン系であったり、プテロストエカス系が大きく花の咲く数が多いので、目を楽しませてくれることだけ覚えておくとよいかもしれません。
7月5日生まれのその他の誕生花
ニワゼキショウ
薄紫の小さな花が咲く、「繁栄」「豊かな感情」という花言葉を持っているニワゼキショウも、7月5日生まれの誕生花です。
また、それ以外にも「愛らしい人」という花言葉も存在します。
花自体は大した大きさではないですし、小さな花で、目立つものではないのですが、花言葉そのものでとても愛らしく小さな可愛い花が特徴的です。
ペンステモン
複雑な模様でピンクと白の斑模様が美しいペンステモンの花言葉は、「あなたに見とれています」です。
花に見とれるほど美しい、可愛らしい花が特徴的なので、この花言葉にも納得できると思います。
ツリガネヤナギやイワブクロという名前が付けられているのですが、「失った愛情」というちょっと悲しい花言葉もついています。
ハマナス
美しい花が特徴的なハマナスの花言葉は、「悲しくそして美しい」「照り映える容色」、「見栄えの良さ」「香り豊か」、「あなたの魅力にひかれます」などがあります。
どれもどこか儚げで切ない花言葉があるのですが、花の姿から連想される花言葉ばかりです。
「照り映える容色」というのは、ハマナスの花の色が青い海によく映えることからつけられた花言葉だと言われています。
ロベリア
「謙遜」、「いつも愛らしい」という花言葉があるロベリアも、7月5日の誕生花です。
しかし、ロベリアには「悪意」という花言葉も存在しているので、まったく対照的な花言葉があるということになります。
青色や青紫色の美しい小さな花が束になって咲くロベリアは見ているだけで心が癒されます。
7月5日生まれの誕生花「ラベンダー」の代表的な花言葉「沈黙」の意味
ラベンダーの花言葉「沈黙」というのは、ニュアンスとしては、あまりいい響きではありませんが、由来としては、ラベンダーの香りに関係するものだと言えます。
ラベンダーの香りは心を落ち着かせる効果があるので、感情が高ぶっていても、その気持ちを落ち着けてくれる、リラックスさせてくれるということで、「心が沈黙する」という意味合いで、この花言葉がつけられたと考えられます。
心のリラックスを意味する言葉であれば、もう少し適任な言葉があるように感じられますが、そこが花言葉の面白いところでもありますね。
7月5日生まれの誕生花「ラベンダー」のその他の花言葉の意味
私に答えてください
ラベンダーの「私に答えてください」という花言葉は、ラベンダーという少女が、片想いをしたまま一輪の花に姿を変えてしまったという伝説が由来となっていると言われています。
好きな人ができても、相手に対して自分の気持ちを伝えることができず、そのまま花に姿を変えてしまったという悲しい伝説ではありますが、自分の心に気づいてほしかったという、少女の気持ちがそのまま花言葉になったと捉えることができるのです。
少し切ない由来ではありますが、ラベンダーの紫の花にぴったりな花言葉でもあります。
期待
「期待」という花言葉の由来も、ヨーロッパに残っている伝説が深く関係していると言われています。
悲しい伝説ではありますが、少女は自分の気持ちが少しでも相手に伝わればいいと思っていたはずです。
そんな気持ちがこの「期待」という花言葉につながったと考えられています。
清潔
ラベンダーには「清潔」という花言葉も存在します。
ラベンダーといえば、香りが第一に浮かんでくるかもしれませんが、抗菌作用や殺菌作用があるということも忘れてはいけません。
ラベンダーにそのような効果があることを知っていた古代ローマ人はラベンダーを水に入れて、その水で洗濯を行っていました。
さらに、花が咲いている季節には、花の上に洗濯物を置いて乾かしたりしていたともいわれています。
ラベンダーの花に抗菌・殺菌作用があることが、この「清潔」という花言葉の由来となっているのです。
献身的な愛
「献身的な愛」という花言葉も、ヨーロッパに伝わる伝説が由来となっていると考えることができます。
素敵な男性に恋をした少女ですが、自分の気持ちを伝えることができないまま、花に姿を変えてしまいました。
しかし、少女の男性を想う気持ちは本物だったはずです。
少女の献身的な、相手を想う愛情が、少女を花の姿に変えてしまったのかもしれません。
花になれば、ずっと好きな人のそばにいることができる…という考え方もできますからね。
7月5日生まれの誕生花「ラベンダー」の怖い花言葉と意味
不信感
ラベンダーの花言葉にある「不信感」という言葉の由来は、ラベンダーの花の香りの強さに由来していると言われています。
花のサイズはそこまで大きくないのに、香りはとても強いので、この香りの強さがとても不思議だと感じられる、それが由来となっているのです。
確かにラベンダーの花はまったく大きくないにも関わらず、香りだけはかなり広範囲に広がるので、不思議な気持ちになるのも納得ですね。
疑惑
「疑惑」という花言葉も、ラベンダーの香りの強さに由来していると言われています。
本当にこの小さな花から香りが漂っているのかと思えるほど強い香りを発する花だからこそ、この花言葉がつけられたのだということです。
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占い師CRISSのワンポイントアドバイス
ラベンダーの花の香りって本当に不思議よね。
あんなに小さい花なのに、あんなに強い香りが出るなんて、本当に不思議じゃない?
残っている伝説はとっても切ないものだけど、それだけ相手に対して献身的になれる愛情を持てることって、人生においてそうそうないと思うのよね。
だからこそ、ラベンダーの花言葉の由来を知って、この伝説を知ったときに、そんな恋がしてみたいと思う気持ちが出てくることもあると思うの。
それだけ真剣に人を好きになることができれば、きっとその経験はあなたにとってたくさんの大切なことを教えてくれるはずよ。