生まれたときから誰もが持っている特別なものである誕生日。
その誕生日にはそれぞれ誕生花というものを持っています。
3月21日生まれの誕生花は「マンサク」、その花言葉は「呪文」です。
春を告げる花として知られるマンサクは、神秘的な力を持っていると世界中で信じられて
いる花でもあります。
あなたが生まれた日の誕生花が、あなたに教えてくれることはたくさんあるはずです。
この記事では、花の名前の由来や種類、花言葉の意味や、怖い花言葉についてまで完全に紹介していきます。
自分の生まれた日の誕生花についてよく知ることは、自分についてよく知るということでもあります。
マンサクについての知識を深めて、あなたの人生をより豊かなものにしていきましょう。
目次
3月21日生まれの誕生花「マンサク」の基本情報
英名 | Japanese witch hazel |
花言葉 | 呪文 |
科・属名 | マンサク科・マンサク属 |
分類 | 落葉低木 |
原産地 | 日本 |
開花期 | 2月~3月 |
別名 | ハマメリス |
3月21日以外の誕生花の月日 | 1月6日 1月8日 1月31日 2月12日 |
3月21日生まれの誕生花「マンサク」の花の名前の由来や種類
「マンサク」の花の名前の由来
マンサクという花の名前は、マンサクが咲く時期に由来しています。
マンサクは冬が終わる頃、真っ先に咲く花です。
まず咲くが変化してマンサクと呼ばれるようになったとされており、マンサクが日本において春を告げる花であったことを良く表している名前でしょう。
冬は植物が枯れ、景色が色を失います。
寒さ厳しく、人々も色を失った世界の中で春を待ちわびながら過ごしているでしょう。
そんな中で冬が終わるのをいち早く察知し、黄色く美しい花を咲かせて世界に色を取り戻してくれる。
それがマンサクの花なのです。
まず咲く花として重宝されていただけでなく、その花の咲き具合によってその年の豊作を占ったともされています。
このため満作という字が当てられ、花の名前がマンサクとなったという説もあります。
冬の終わりを告げ、その年の農作物の出来についても教えてくれる。
私たち日本人の生活にマンサクはとても身近で欠かせないものであったのです。
「マンサク」の種類
マンサクの代表的な種類についてご紹介していきます。
マンサクとよく似た花にシナマンサクがあります。
シナとついていることからもわかるように、こちらの種類は中国の固有種です。
日本を原産とするマンサクとの違いは、葉が落葉するかどうか。
マンサクは落葉樹ですが、シナマンサクは冬になっても落葉せず葉をつけたままです。
またシナマンサクの方が香りが強く、マンサクはそれほど香りが強くありません。
このシナマンサクとマンサクとを掛け合わせて、マンサクの新品種は作られることがほとんど。
アカハナマンサクも2つを合わせて品種改良されたものです。
アカハナマンサクはその名の通り、赤い花を咲かせるマンサクです。
マンサクといえば黄色い花の印象が強いですが、赤く大ぶりなアカハナマンサクの花はめでたいので人気のある品種となっています。
マンサクは不思議な形をした花が魅力的。
好みの品種を見つけて、その花を愛でてみましょう。
3月21日生まれのその他の誕生花
カランコエ
カランコエはアフリカなどを原産とする、和名ベニベンケイの花です。
代表的な花言葉は「幸福を告げる・長く続く愛」で、いい意味の花言葉をたくさんつけられています。
寒さに弱い点には注意が必要ですが、家庭でも育てやすい部類の植物でしょう。
ヒガンザクラ
ヒガンザクラは日本を原産とする、別名エドヒガンの花です。
代表的な花言葉は「優れた美人・精神の美」で、内面からにじみ出る美しさを感じさせるものとなっています。
生け花で用いられたり、切り花として売られていたりする姿を見ることができるでしょう。
カロライナジャスミン
カロライナジャスミンは北アメリカを原産とする、別名ゲルセビウムの花です。
代表的な花言葉は「素直・長寿」で、「誘惑」などの花言葉があります。
ガーデニング初心者でも簡単に育てることのできる花でしょう。
アネモネ
アネモネは地中海沿岸を原産とする、和名ベニバナオキナグサの花です。
代表的な花言葉は「はかない恋」で、全体的に悲しい意味の花言葉が多くなっています。
これはアネモネに関する悲しいお話がギリシャ神話の中にあるため。
アネモネを贈る際には、その花言葉に注意してください。
3月21日生まれの誕生花「マンサク」の代表的な花言葉「呪文」の意味
マンサクの代表的な花言葉は「呪文」です。
不思議な言葉を花言葉として持つマンサクですが、それはマンサクの持つ効能が由来となっています。
マンサクは樹液や葉に止血・消炎作用を持っています。
こういった効能があったため、アメリカではマンサクは古くから薬として使われてきました。
こうした歴史からもマンサクの木には、不思議な力が宿っていると信じられていたのです。
そして、薬としてだけでなくマンサクは占いにも用いられていました。
そういった背景から呪文という花言葉が付けられました。
これはマンサクの英名であるJapanese witch hazelという名前を見ても明らかです。
Witchとは魔女や魔力を示す単語。
命名のときからその魔力は信じられていたといえるでしょう。
呪文のような力を持っている花、それがマンサクなのです。
3月21日生まれの誕生花「マンサク」のその他の花言葉の意味
ひらめき
マンサクの花言葉「ひらめき」は、マンサクの花の形が由来となっています。
マンサクの花びらは細い線状で不規則に曲がった形状になっており、まるではじけたように見えるでしょう。
ひらめくときはパッと何かがはじけるようなイメージがつきものとなっています。
それでマンサクにはひらめきという花言葉が付けられているのです。
ひらめきが欲しいというときには、マンサクの花があなたを助けてくれるかもしれません。
神秘
マンサクの「神秘」という花言葉は、マンサクのイメージから付けられたものです。
マンサクは古くから神秘的な力が宿った木だとされてきました。
それはマンサクの枝が占いに使われていたことからもわかるでしょう。
そうしたイメージがそのまま神秘という花言葉となったのです。
魔力
多くの国でマンサクは「魔女のハシバミ」という名前で呼ばれています。
英名のWitch hazelもそうですし、フランス語ドイツ語でも同じです。
マンサクがヨーロッパへ伝わったのはアメリカからだとされており、その神秘的な力のことも一緒に伝わったのでしょう。
アメリカに古くから住む人たちは、マンサクの枝を使いさまざまなことを決定していました。
それはマンサクの持つ「魔力」を信じていたからなのでしょう。
あなたは私を愛している
フランスやドイツではマンサクの花言葉として「あなたは私を愛している」というものがあります。
アメリカでは水脈を見つけたりといった実用的な占いに使われていたマンサクですが、フランスやドイツへ渡ると恋の魔法にも効果があると信じられていたようです。
マンサクの不思議な力があれば「あなたは私を愛している」状態にさせることもできたのではないでしょうか。
恋に悩むときにもマンサクは助けとなってくれるでしょう。
3月21日生まれの誕生花「マンサク」の怖い花言葉と意味
霊感
マンサクには「霊感」という花言葉があります。
神秘的な力を持っていると聞くのは怖くなくても、その力が霊界にまで通ずると聞くと、少し怖ろしく感じてくるのではないでしょうか。
怖いと思ってマンサクの花を見ると、変わった花姿も少しおどろおどろしく見えてくるから不思議です。
不思議
マンサクには「不思議」という花言葉があります。
これはマンサクの持っているとされる不思議な力を指しているものでしょう。
不思議としか表現できない力は、いい方向に発揮されるのか悪い方向に発揮されるのかよくわかりません。
もし不思議な力が悪いように働いてしまったら…。
そう考えるとマンサクの「不思議」という花言葉が急に怖ろしく思えてきませんか?
不思議な力
マンサクの花言葉には「不思議な力」というものがあります。
先ほどご紹介した「不思議」に力がついたものです。
日本でも西洋でも、マンサクは神秘的な力を持つ木と信じられてきました。
その力をどう使うのかは、私たち次第というわけです。
決して悪用しないように心がけておかねばなりません。
感じやすさ
マンサクの花言葉の1つに「感じやすさ」というものがあります。
これは細い線状の花びらを持つ、マンサクの繊細な花姿をイメージした花言葉でしょう。
感じやすいというのは良いことのようでもありますが、何かと刺激の多い現代では生きづらいことでもあります。
鈍感であることを推奨する書籍がヒットするほど、現代人は受け取るものが多すぎます。
すべてのものごとを感じやすい状態でいるというのは、とても危険なこと。
その感じやすさをときには閉じて、コントロールしていかなければなりません。
3月21日生まれの性格や恋愛傾向や運勢・有名人はコチラ
占い師 小鳥のワンポイントアドバイス
線香花火のようにはじけた見た目がとってもキュートな花ね。
マンサクの代表的な花言葉は呪文で、その不思議な力は東洋でも西洋でも信じられてきたの。
現代に生きる私たちの力にもなってくれるはずだから、困ったときにはマンサクを頼りにしてみましょ。