生まれたときから誰もが持っている特別なものである誕生日。
その誕生日にはそれぞれ誕生花というものを持っています。
3月22日生まれの誕生花は「レンゲソウ」、その花言葉は「心が和らぐ」です。
春を知らせてくれる可憐なレンゲの花は、野原をピンクに染め上げます。
あなたが生まれた日の誕生花が、あなたに教えてくれることはたくさんあるはずです。
この記事では、花の名前の由来や種類、花言葉の意味や、怖い花言葉についてまで完全に紹介していきます。
自分の生まれた日の誕生花についてよく知ることは、自分についてよく知るということでもあります。
レンゲソウについての知識を深めて、あなたの人生をより豊かなものにしていきましょう。
目次
3月22日生まれの誕生花「レンゲソウ」の基本情報
英名 | Chinese milk vetch |
花言葉 | 心が和らぐ |
科・属名 | マメ科・ゲンゲ属 |
分類 | 越年草 |
原産地 | 中国 |
開花期 | 4月~5月 |
別名 | ゲンゲ |
3月22日以外の誕生花の月日 | 3月3日 4月8日 8月31日 |
3月22日生まれの誕生花「レンゲソウ」の花の名前の由来や種類
「レンゲソウ」の花の名前の由来
レンゲソウは漢字表記では蓮華草となり、その由来は花の形にあります。
レンゲの花は良く見ると小さな花が集まってできているのがわかり、いくつもの小花が放射状に広がって咲いています。
色はピンクと白のグラデーションになっており、この花姿はまるで蓮の花を思わせるものです。
蓮の花を思わせることから、蓮華草という名前は付けられました。
ちなみにレンゲというと、中華料理のときに用いられるカトラリーを想像する人も多いのではないでしょうか。
このレンゲはレンゲソウから名付けられたのかと考えがちですが、こちらも蓮の花に似ていることが名前の由来となっています。
散った蓮の花びら1枚は、レンゲの形によく似ています。
カトラリーのレンゲの正式名称は散蓮華(チリレンゲ)で、レンゲソウとは無関係です。
レンゲソウもレンゲも蓮の花に似ていることから、その名が付けられました。
別名であるゲンゲは紫雲英と書き、レンゲソウが咲き誇る様子がまるで紫の雲が広がっているようであることから名付けられています。
英名のChinese milk vetchは羊がレンゲソウを食べると良くミルクを出すことが由来です。
「レンゲソウ」の種類
レンゲソウは中国を原産とするマメ科ゲンゲ属の越年草です。
4月から5月に花を咲かせ、春の季語ともなっています。
レンゲソウが日本にやってきたのは、田植え前の緑肥とするためです。
初めは田んぼに植えられていましたが、今では野生化し日本の至るところで見ることができます。
本来は、田んぼの緑肥として用いられていたレンゲソウですが、今ではその使われ方をすることはほとんどありません。
近年では田んぼでは緑肥ではなく、化学肥料が使われることが多くなったため、緑肥としての用途は消えてしまったのです。
紫がかったピンクの花が一面に咲き誇る様子は、田んぼ以外で見ることができるでしょう。
ピンク色の花の印象が強いレンゲソウですが、まれに白い花を咲かせる種類もあります。
さまざまな種類のレンゲソウを楽しんでみましょう。
3月22日生まれのその他の誕生花
アマリリス
アマリリスは中央・南アメリカを原産とする、学名Hippeastrum×hybridumの花です。
代表的な花言葉は「輝くばかりの美しさ」で、その華やかな見た目からイメージされる花言葉が多いのですが「内気」や「強い虚栄心」といった花言葉もつけられています。
品種によって育てやすさは異なります。
スターチス
スターチスは地中海沿岸を原産とする、和名ハナハマサジの花です。
代表的な花言葉は「永遠に変わらない」で、花の色や品種によって花言葉は異なります。
スターチスは生花としてよりもドライフラワーとして見かける方が多いかもしれません。
カルセオラリア
カルセオラリアは中央・南アメリカを原産とする、和名キンチャクソウの花です。
代表的な花言葉は「強い愛・援助」で、巾着のような愛らしい花姿が印象的。
家庭で育てる際には、暑さと寒さに弱い点に注意が必要となるでしょう。
アザレア
アザレアは台湾を原産とする、和名セイヨウツツジの花です。
代表的な花言葉は「愛の喜び」で、花の色によって異なる花言葉を持っています。
暑さには強いのですが、寒さには弱いので、育てる際には注意をしてください。
3月22日生まれの誕生花「レンゲソウ」の代表的な花言葉「心が和らぐ」の意味
レンゲソウの代表的な花言葉は「心が和らぐ」です。
これはレンゲソウの持つ効能が由来となった花言葉です。
レンゲソウの根っこには痛みを和らげる成分が含まれています。
そのため、服用することで痛みも心も和らぐことから、この花言葉が付けられたとされています。
漢方としても用いられるレンゲソウの和らげる力が、そのまま花言葉になったというわけですね。
また、レンゲソウが似ているとされる蓮の花は、極楽浄土に咲き誇る花として有名です。
極楽浄土では人は生まれ持った苦しみから解放されるといわれています。
生きているときは苦しみや罪の意識でトゲトゲとしていた心が、レンゲの咲く極楽浄土では和らいでいくのです。
こうしたことも心が和らぐの花言葉の由来となっています。
極楽浄土に行くことは生きているうちは叶わぬ夢ですが、レンゲソウの花畑に行けばその気分を体験できるかもしれません。
心がトゲトゲしてきたのを感じたのなら、レンゲソウに心を和らげてもらいましょう。
和らいだ心で過ごす毎日は、あなたの人生を良い方向へと変えてくれるはずです。
3月22日生まれの誕生花「レンゲソウ」のその他の花言葉の意味
あなたと一緒なら苦痛が和らぐ
西洋のレンゲソウの花言葉に「あなたと一緒なら苦痛が和らぐ(your presence softens my pains)」があります。
これも心が和らぐ同様に、レンゲソウの花の持つ効能が由来となった花言葉でしょう。
西洋でもこういった花言葉があるということは、レンゲソウの薬としての効果は東洋だけでなく西洋でもよく知られているということです。
苦痛を和らげてくれる効果を実際に持つレンゲソウは、美しいだけでなく非常に頼りになる花だといえるでしょう。
私の幸福
レンゲソウの花言葉「私の幸福」は、レンゲソウが似ている蓮の花が極楽浄土に咲く花であることが由来となっています。
人生を生き抜くことは苦しみを伴うことですが、その人生を立派に生き抜いたご褒美として極楽浄土という場所があります。
極楽浄土を象徴するようなレンゲソウは、まさに幸せの象徴なのです。
レンゲソウの花に囲まれることは、まるで天国にいるような幸せなこと。
レンゲソウの畑を見ていれば、天国の光景が想像できるでしょう。
あなたは幸福です
レンゲソウの花言葉である幸福の対象は、私であったりあなたであったりします。
「あなたは幸福です」というのも、レンゲソウの花言葉でありいい意味の言葉です。
春の暖かな陽気の中で咲くレンゲソウの花たちは、見ているだけで幸せな気持ちになれるもの。
「あなたは幸福です」というメッセージを込めて、レンゲソウの花を贈るのもいいでしょう。
幸せであることを嫌がる人はいません。
嬉しいプレゼントとなるでしょう。
幸せ
レンゲソウの花言葉には単に「幸せ」だけを示すものもあります。
見ているだけでハッピーになれるピンクのレンゲソウの花姿。
春しか見られないレンゲソウを目に焼き付けておきましょう。
3月22日生まれの誕生花「レンゲソウ」の怖い花言葉と意味
感化
レンゲソウの花言葉には「感化」というものがあります。
感化という言葉は、影響されて考え方や行動が変わることです。
誰にでも何かに感化されることはあるとは思いますが、感化をされすぎるというのは怖いものです。
自分を持っていなければ、感化をされて自分をなくしてしまうということになってしまうでしょう。
感化をされても、自分をなくさないように注意していきましょう。
ある程度、感化をされていい影響を受けるのなら、感化は悪いことではありません。
私の苦しみを和らげる
レンゲソウの花言葉を少し言い換えたものに「私の苦しみを和らげる」というものがあります。
苦しみを和らげるというのは良いことですが、既に苦しみの中にあるということでもあります。
和らげて欲しいほどの苦しみを与えられているのだと考えると、急に怖ろしい言葉に感じられてくるでしょう。
あなたは私の苦痛を和らげる
こちらも同じような花言葉「あなたは私の苦痛を和らげる」です。
自らの苦痛を和らげるために誰かにすがるというのは、とても危険なことです。
自分自身が管理できないほどの苦痛を背負い込まなくてもいいように、注意深く生きていきましょう。
レンゲソウにまつわるギリシャ神話
花言葉ではありませんが、レンゲソウにまつわるギリシャ神話には怖いものがあります。
ある姉妹がレンゲソウを摘んだところ、そのレンゲソウは精霊が姿を変えたものでした。
それで姉もレンゲソウになってしまい、妹に「花は精霊が姿を変えたものだから摘まないで
」と言い残したそうです。
きれいな花を摘んだだけなのに、怖い結末の話です。
3月22日生まれの性格や恋愛傾向や運勢・有名人はコチラ
占い師 小鳥のワンポイントアドバイス
ピンクの花が一面に咲き誇る様子は、とてもきれいで胸打つものよね。
レンゲソウの代表的な花言葉は「心が和らぐ」よ。
レンゲソウの美しい花を見て、心を和らげながら落ち着いて人生を歩んでいきましょ。