潮干狩りと言えば、初夏の風物詩ですよね。
家族みんなで楽しむことができる行事でもあります。さらに、貝を掘るだけでなく最後に食べることもできるので1度で2度楽しむことができるでしょう。
ただし、釣りや海水浴のように海の近くじゃないと楽しむことができません。今年は、家族で潮干狩りへと出かけてみませんか?
目次
潮干狩りを初めてするなら知っておこう!
潮干狩りのベストシーズンは初夏!
潮干狩りをする上で1番気になるのはベストな時期ですよね。潮干狩りの良い時期は春です。
一般的に潮干狩りを行う時期としては5月頃が最も良いと言われていますよね。
それには、気候がよくて過ごしやすいという理由があるだけではありません。実は、潮の満ち引きの影響を受けやすい時期というのがあるのです。
潮は月の引力の影響を受けることもあり夏や冬よりも春や秋の方が潮が大きく引きやすいのです。
干潮の時間は西に行くほど遅れ、湾の奥でも送れる傾向にあいます。潮干狩りに適した日は大きく潮が引きますが逆の日は川のようにあっという間に潮が満ちていく傾向にもあるので注意しておきましょう。
潮の満ち引きの差が大きければ良いのであれば、秋でも良いように感じますが実は春と秋は大きく違います。春の潮の引きは、昼間に起きやすいのです。
逆に秋の潮の引きは夜中に起きてしまうということもあり潮干狩りをすることが難しいです。
少し水に浸かっても良いのであれば秋の昼間も潮干狩りができない訳ではありませんがおすすめはしません。
ただし、春でも1日を通すと秋と同じく潮の満ち引きが起きています。なので、ぼんやり潮干狩りを楽しんでいると潮が満ちてきていたということもあるので注意しましょう。
安全のためにも潮が満ちてきたら帰ることをおすすめします。
潮干狩りでどんな貝が採れる?
潮干狩りではどのような貝を採ることができるのかも気になりますよね。残念ながら、アワビなどの高級な貝を採ることはできません。
お味噌汁に入っているような小ぶりの貝がメインになってきます。具体的には、バティラ、アサリ、カリガネガイ、マテガイ、バカガイ、トコブシ、サザエなどです。
食べることができる貝を挙げたので食べるのが難しい貝も含めれば、もう少し数が増えてくるかもしれません。
干満潮の調べ方
潮干狩りで最も重要なことは、干潮満潮の時間を調べておくことです。潮干狩りは干潮の時期に行うのがベストです。
そして、危険なので潮が満ちる前に帰りましょう。現代であればインターネットで調べるのが1番わかりやすいと思います。
ほかには、釣具屋さんで潮汐表をもらってくるという方法もあります。
潮干狩り場であれば潮干狩りに適した公開されている場合もあるのでチェックしてみてください。
ただし、あくまでも予想であってその日の天気にも左右されてしまいます。実際に行ってみると風が強く、思ったように潮が引いていないということもあるでしょう。
▼干満潮について詳しく知りたい方はコチラ▼
気象庁のサイト
当日のおすすめスケジュール
潮干狩りは、干潮と満潮の時間が決まっていることもあり多くの人が同じスケジュールで動く遊びだと思います。
なので、潮干狩りをする時間を最大限に取るスケジュールを組めば車の渋滞にハマってしまう可能性が高まります。
余計に潮干狩りを行う時間が少なくなってしまう恐れがあるでしょう。なので、スタートダッシュは、適した時間よりも早く行くことがおすすめです。
とりあえず、駐車場に車を止めることができれば後は何とかなります。そして、帰るときも渋滞を避けるのであれば名残惜しいくらいで帰宅しましょう。
潮が満ちてくると危険になるので、それを避ける意味でも早めに帰ると良いと思います。
アサリを採った後の処理
潮干狩りを行った後は、採った貝を食べてみたいですよね。貝を食べるのであれば、下処理をする必要があります。
主にアサリを取った時は、必ず塩抜きや砂抜きが必要になってきます。特に塩抜きや砂抜きはアサリにとってもパワーが必要なので弱る前に行っておかないといけません。
なので、元気なまま持ち帰りましょう。アサリは水から上げて持ち帰り、砂抜き用の海水は別の容器に入れて持ち帰ってください。
アサリは、水があると水管を出すという性質があります。バケツの中の水は急激に温度が上がり、酸素も減ってしまうので余計にアサリが弱ってしまいます。
逆に水から出してしまえば、水管を出すこともなく何日も固く口を閉めてがんばってくれます。
なので、クーラーボックスにアサリのみを入れてアサリの上に新聞紙を敷いてからその上に保冷剤を乗せましょう。
潮干狩り場では持ち帰り用にキレイな海水を用意していることも多いので安心してください。
貝の砂抜きの仕方
潮干狩りの貝の塩抜きは前述も理由があるので家に帰ってから行いましょう。実はアサリの砂のほとんどは殻の溝に入りこんでいます。
なので、最初に流水でアサリのぬめりが取れるまえ洗ってください。なるべく平らな容器を選びアサリが重ならないようにして洗います。
中に網がついている容器だと最後に塩を抜くときにも便利です。シャワーなどを使いながらアサリ同士をこすり合わせていきましょう。
洗った後に海水を使って塩抜きをします。塩抜きをする場合、塩水であれば何でも良いように感じるかもしれませんがやはり元から住んでいた海水の方が相性も良いそうです。
違う海水だとなじむのに時間がかかってしまうといわれていますよ。潮干狩りが始まった頃だと3時間、季節が進んできたら2時間程度海水にアサリを付けてください。
それ以上、海水にアサリをつけても水質が悪くなってアサリが弱ってしまうので長ければ良いという訳ではありません。
海水はアサリの頭スレスレくらいの量にしてみてください。海水も多めに入れてしまうと、せっかくアサリが砂を吐き出しても別のアサリが貝を吸い込んでしまいます。
その後は、アサリ本体だけを取り出し1時間程度室内に放置します。おいておくことでうまみ成分が増えるので3時間程度までであれば放置していても大丈夫です。
最後に塩抜きをしたアサリを洗うと塩抜きは終わりです。塩抜きの後はポリ袋に入れて冷蔵庫に保存しておきましょう。
潮干狩りでどうやったら貝を見つけられる?当日気を付けること
あさりの目を探そう
広大な潮干狩り場で貝を見つけるのは難しく感じますよね。実は意外とコツがあったりもします。
アサリは砂の中から入水管と出水管を出して呼吸すると同時に餌の有機物を取り込んでいます。
なので、常に水管を砂の上に出しているということがわかります。その管のことを俗にアサリの目と呼んでいます。
水管が地面から2本出ている様子は何かの目に見えるはずです。そういったこともあり、アサリは波が当たりやすい場所や砂利が飛んでくるような場所は嫌いです。
潮が引いた時に干上がって島になっているような場所が見えるはずです。そういった場所は、風が当たりやすいのでアサリがいることは少ないです。
逆にその島で波を避けられる海水が残っている部分にアサリが固まりやすい傾向があります。
そして、アサリは単独行動をすることがないので1匹見つけるとまとまって見つかります。「1個いれば30個いると思え」という言葉があるほどです。
逆に言えば、1つだけアサリがいる場合は人為的にまかれたと判断しても良いかもしれません。
アサリは浅利と漢字で書くこともあり比較的浅い場所にいることが多いです。でも、気温が上がっていないと少し深い位置に埋まっているので覚えておいてください。
マテ貝は塩で採る?
マテ貝を採るには、少しコツが必要になってきます。漢字で馬刀貝と書き、刀の鞘のような形をしています。
筒状に見えるのですが実は二枚貝となっており印鑑ケースのような形状の貝です。通常は薄い膜でつながっており開きませんが熱すると膜が切れて開きます。
マテガイは干上がった干潟でさえも30cmも深くに埋まっていると言われています。なので、アサリなどと比べてなかなか見つかりません。
マテガイはアサリの少ない場所に生息していることが多い貝でもあります。海岸の掲揚によって削り取り方は違ってきますが、干潮で島のようになった場所では斜めに削っていきましょう。
まずは、表面の削れた部分を削り取ると穴の側面がつるつるしたキレイな穴が見えてきます。
その穴を海水の高さスレスレまで削ってから穴に塩を入れます。注ぎ口のついた容器を使うと塩を入れやすくて便利です。
塩を入れるとマテガイが塩分濃度が急に上がったことによって、驚いて飛び出してきます。アサリなどの二枚貝も塩を入れると出てくるので覚えておいても良いと思います。
塩はなるべく固まっていないものを使ってください。固まってしまったものに関してはフライパンで焼いてサラサラにしてください。
干潟に盛り上がった適当な場所がなく全体が平で少し掘るとすぐに海水が溜まるような場所では波の跡のでこぼこを見てください。
へこんだ場所には海水が溜まっているはずなのでマテガイの穴がないか探し、とりあえず小さな穴でも塩を入れてみましょう。
砂を削らないとマテガイは飛び出しにくいですが、出会う確率が低いのでとりあえず塩を入れていくという方法を取った方が良いでしょう。
小さな子ども連れは磯遊びも楽しもう
潮干狩りは、小さな子供を連れていくことも多いですよね。その場合、黙々と貝を採ることに集中するというよりは潮干狩り体験を楽しむということになるでしょう。
でも、潮干狩りをずっと続けると大人でも飽きてきてしまいますよね。干潟には、カニなどの小さな生き物がいます。
その生き物たちと触れ合うのも楽しいはずです。
急な水位上昇に注意
潮干狩りは、急な水位上昇に見舞われることがあります。干潮の時間をしっかり調べて行ってもそういったことがあるので注意しましょう。
確かに干潮は重要な要素ですが、風の強さなどでも左右されてしまうので注意する方が良いと言えます。
急に水位が上がってきたら、その場で撤収してください。潮干狩りを続けると危険なので早めに判断して切り上げることが大切になってきます。
早めに行動がおすすめ
潮干狩りは、干潮の時間帯に楽しむ遊びです。干潮の時間は最初から決まっているので潮干狩りを行いたい人はみんな同じような時間に潮干狩りへ向かうことも多いです。
特に車で行かないといけない場所も多く、渋滞にハマってしまうことも多いでしょう。まずは、駐車場に車を止めることができなければ何も始まりません。
なので、確実に駐車場に車を止めるためにも早めの到着を目指しましょう。むしろ、早く行って早く帰宅するくらいの感覚を持つ方が良いと言えます。
潮が満ちてくると危険なので、早く帰るのは悪くないと言えます。また、帰る時間もみんな同じような時間になってしまうのでずらすという意味でも有効です。
潮干狩りの料金は2,000円前後
潮干狩りの料金は、場所によって上下がありますが大人で1,300円~2,000円程度の金額が多い出しょう。
さらに、大人よりリーズナブルな料金で子供料金が用意されている場合も多いです。他のレジャーと比べても少し割高に感じてしまいますが持ち帰り用に貝のお土産がある場合も多いです。
また、複数人での潮干狩りの場合であれば団体料金が適用されるということもあって少し価格を抑えることもできるでしょう。
あれこれ潮干狩りの道具を用意することでハードルが上がってしまい躊躇してしまっている人もいるかもしれません。
100円程度から貸出用のアイテムも用意されているので気軽に挑戦することができます。
熱中症や日焼けに注意
潮干狩りを行う時に気を付けることに、熱中症や日焼け止めがあります。5月の気候が良い時期ということもあり、まだ熱中症を気にしていない人も多いかもしれません。
でも、実は急に暑くなってしまうこの時期の方が熱中症リスクも高い場合も多いので気を付けましょう。
気温の暑さについていけず体温調節が上手くいかないことも多いので注意しましょう。まずは、帽子など日差しを避けるだめのアイテムを活用してください。
そして、水分補給に関しては喉が渇いていなかったとしても定期的に補給するようにしましょう。
スポーツドリンクだけでなく、塩飴なども用意しておくと良いです。そして、日焼け対策も重要になります。
保冷剤や冷えるタイプのいタオルなどを上手く活用して冷やしながら潮干狩りを行うのもおすすめです。
そして、長袖を着用したりして露出する部分を減らすのも有効です。そして、5月だからまだ大丈夫と思いがちですが日焼け止めを塗ることも大切です。
特に首筋や背中など忘れがちな部分にもしっかりと塗っておくことが大切です。
最近では、スプレー式やスティックタイプなど塗りにくい場所にも塗りやすいアイテムがあるので自分に合うアイテムを探しましょう。
日焼け止めを塗るのが面倒であれば、露出の少ない服を着るようにしてください。
潮干狩りに何を持っていく?
カゴやアミ袋
潮干狩りの持ち物の1つ目は、かごやアミ袋です。かごやアミ袋は採った貝をいれるためぬに使います。
潮干狩りの時に貝を採ればそれを袋に入れる必要があります。大量の貝が取れるとよいですが、実際は少しずつ採って網に入れていくという形になると思います。
なので、アミの口がわかりやすくなっているアミ袋にしましょう。でないと、貝を入れる時にアミの口を探さないといけません。
アミの口の部分に輪がついているとわかりやすいと思います。そしてアミの目が粗いとそのまま貝を洗うことができるというメリットもありますよ。
なので、カゴよりアミ袋の方が使いやすいかもしれません。
時期を逃すとアミ袋は釣具店や100均には売っていない場合が多いですが、潮干狩り場には売っています。
熊手やシャベルが必須
潮干狩りの道具と言えば、熊手やシャベルを思い浮かべる人の方が多いかもしれません。確かに熊手は必須アイテムです。
砂を掘るときに必要になってきます。たくさん貝を見つけた時は熊手よりも手で取る方が良いかもしれません。
けど、貝に行きつくまで小石が多いこともあり手で掘るにはケガの危険性もあります。今は、潮干狩りシーズンの前になると釣具店だけでなく100均でも売られています。
100均で手に入れることができるのであれば問題ないですよね。現在、売られている熊手は忍者熊手と呼ばれる5本爪のものです。
1番使いやすくてアサリからの振動も感じやすいでしょう。ただし、100均などの忍者熊手は曲がりが甘いこともあり無駄な力が入りやすくて疲れやすいかもしれません。
爪が長く、曲がりが強いものを使う方が少ない力で砂を掘ることができると言えます。プロ用の熊手は硬い爪が長くて細いこともあり小石や殻を気にせず掘っていくこともできます。
しかも研ぐことによって何十年も使える設計になっていますが、その分値段も張ります。プロのように年100回以上も潮干狩りを行う人は少ないのでそこまでする必要はないでしょう。
折りたたみ椅子
潮干狩りに持っていくと便利なアイテムの1つに折り畳み椅子があります。椅子と言えば、休憩用と思いがちですが、作業用です。
潮干狩りと言えば、もくもくと地面を削っていきますよね。なので、しゃがみ込む姿勢を取ることが多いはずです。
しゃがむという姿勢は意外と体に負担が大きいです。でも、折りたたみ椅子があれば椅子に座りながらの作業ができます。
ただし、椅子の骨が細いと干潟の柔らかくなった土にずぶずぶと突き刺さってしまうので注意しましょう。
結局、クーラーボックスの上に座って作業をするという人も多いみたいです。
クーラーボックス
潮干狩りにおいて、クーラーボックスも必須アイテムです。前述の通り、椅子の代わりにもなるでしょう。
けど、主な使用方法は採った貝を保存することです。特に帰宅に時間がかかる場合は保冷剤や氷で冷やしながら持ち帰る方が良いでしょう。
また、クーラーボックスで貝を冷やすことができれば渋滞にハマったとしても焦らずに済みますよ。
ほかにも保冷剤などは予想よりも気温が上昇した時に首筋などを冷やすという目的にも使うことができるはずです。
レジャーシート
潮干狩りを行う上で持っていくと便利なのが敷物です。実際、潮干狩りを行う上でずっと荷物を抱えて座ることもなく続けるのは難しいですよね。
特に潮干狩りの時の砂浜は海水浴で訪れる時よりもドロドロとした土が広がっているので敷物を用意しましょう。
敷物があると荷物を置くこともできます。さらに、疲れた時に休憩することもできますよ。
100均などでリーズナブルなアイテムであれば、使い捨てにすることもできます。
ばんそうこう
潮干狩りの時に絆創膏を持っていくと便利です。砂を掘るという作業方法ということもあり予期せぬケガをしてしまうこともあるでしょう。
また、色々と歩き回ることもあり気づかない内に靴ズレを起こしてしまっていることもあると思います。
そんな時に絆創膏があれば、靴ズレの傷に貼っておくことができます。ケガの手当てが目的の場合は、ミネラルウォーターなどのキレイな水を持っておくのもおすすめです。
海水入れるためのペットボトル
海水を入れて持ち帰るための空のペットボトルを持っていきましょう。この海水は、自宅に帰ってからの貝の砂抜きに使います。
塩を溶かした水でも良いのですが、生息していた海の海水の方がなじみも良く早く塩抜きが終わります。
海の水をくむのは抵抗があるかもしれませんね。でも、一般的に潮干狩り場ではキレイな海水が用意されています。
熱中症対策に水筒
潮干狩りは、熱中症リスクが高まる行事です。なので、水分補給のための水筒を持っていきましょう。
水分を補給することが大切ですが、保冷のできる魔法瓶の方が良いかもしれません。暑い日であれば冷たい飲み物が欲しくなるはずです。
逆に寒い日だと温かい飲み物が欲しくなるかもしれません。水筒の形状によっては、ボタンを押すだけで開くタイプもあるのでペットボトルより手軽に水分補給を行うこともできるはずです。
基本は、好きな飲み物を持っていくと良いですが暑くなりそうな日であればスポーツドリンクなどの熱中症対策のドリンクを持っていくと良いと思います。
紫外線対策も忘れずに!
潮干狩り場は影もない干潟です。なので、普通に街中を歩いている時よりも日焼けしやすい場所であるとも言えます。
特に潮干狩りの全盛期である5月は1年で最も紫外線が強いとも言われているので日焼け止めを持参しましょう。
男性など普段から日焼け止めを塗る習慣がないと自宅を出る前に塗れば良いと思っているかもしれません。
けど、日焼け止めは適宜塗り直さないと効果を発揮してくれません。最近は、汗や水に強い日焼け止めがどんどん登場していますが、いまだにこすれには弱かったりもします。
まずは、日焼け止めを塗るということが大切なので自分が塗りやすいと思う日焼け止めを見つけましょう。
子どもの砂遊びセットも!
子供連れの潮干狩りの時に持っていくと良いのが砂遊びセットです。砂遊びセットも潮干狩りセットも大して変わらないかもしれません。
でも、サイズ感が違いますよね。あと、子供から見ると潮干狩り場は大きな海でもありますが大きな砂場でもあります。
特に普段の砂場と違い砂が湿っていることもあり、色々と作業がしやすいとも言えますよね。
なので、砂場遊び用のバケツやシャベルの用意もおすすめです。
着替え
潮干狩りを行うと服が汚れてしまうことが多いので着替えを持っていくと良いでしょう。干潟で砂を掘っていくと絶対汚れてしまいますよね。
なので、元々着ている服も汚れても良い服を選ぶようにしてください。
タオル
タオルは何枚か持っていきましょう。タオルは、汗拭き、汚れ拭きなどに使うことができます。
作業をしているとタオルを取り出すのも面倒なので首に常にかけておくことがおすすめです。
なので、スポーツタオルのように細長いタオルがおすすめです。
首にかけておくと首の日焼けを防ぐこともできます。また、保冷効果のあるタオルを使えば暑い日の熱中症対策にもなるでしょう。
ただし、タオルは汗だけでなく泥などでも汚れるので汚れても良いタオルを用意しましょう。
潮干狩りに行くときの服装
長袖必須
潮干狩りの時の服装でおすすめなのが長袖です。上半身が隠れるような服装にしておくことで直射日光を避けることもできます。
また、潮干狩りシーズンが始まってすぐの3月は気温は高くても海水はそこまで気温が上昇していないことも多いです。
なので、寒かった場合も対応することができます。でも、何よりも長袖を着る理由は肌を守ることです。
日焼けはもちろん、海風などの刺激からも腕を守ってくれます。
ゆったり目のパンツが◎
パンツは動きやすくゆったり目のものを選びましょう。潮干狩りは、立ったりしゃがんだりすることが多いのでゆったりしている方がストレスなく動くことができます。
また、より動きやすくするために半ズボンにすることもおすすめです。どうしてもぬかるみに足を踏み入れてしまうこともあると思います。
その場合は、長ズボンよりも半ズボンの方が動きやすいでしょう。でも、けがを防ぐという意味では長ズボンの方が良いのかもしれません。
頭部を保護する麦わら帽子
潮干狩りには、麦わら帽子も必須アイテムです。帽子をかぶる理由としては、直射日光を避けるという意味を持ちます。
また、帽子の中でも麦わら帽子なのは通気性が良いということやつばが他の帽子より広くて影になる部分が大きいというのも理由です。キャップなどと違い紐がついていて外れにくいという点も使いやすいと思います。
直射日光を避けることによって熱中症を防ぐこともできる上に日焼けを防ぐこともできるでしょう。
潮干狩りにぴったりな靴は
潮干狩りの時の足元は色々とバリエーションがあります。長靴、ズック、マリンシューズ、はだしなど人によって様々です。
まず、気になるのがはだしかもしれません。はだしの場合、足の裏でアサリの場所を感じることができるというメリットもありますが慣れないとケガをしてしまうというデメリットもあります。
はだしが良い場合は、靴下を履いてみるのも良いと言えます。はだしよりはケガしにくくなり、靴よりは足の下の感覚がわかりやすいと思います。
一般的にはズックを履きたいと思う人が多いかもしれませんが、後で洗うのが大変になってくると思います。
特にお気に入りの場合は、汚れてしまうので避けた方が良いでしょう。そこまで潮干狩りに慣れていない場合は長靴が1番使いやすいかもしれません。
長靴の場合、汚れるということを気にする必要がありません。ただし、ぬかるみにハマってしまうと抜けにくくなってしまうので注意しましょう。
そう考えるとマリンシューズが1番使い勝手も良いかもしれません。でも、長靴などと違い用途が限られてしまうというのがデメリットです。
寒さ対策も万全に
潮干狩りと言えば、暑い中行うイメージが強いかもしれません。けど、シーズンが始まってすぐの3月はまだまだ肌寒い日も多いです。
特に水温がまだ上がり切っていないこともあり、街中よりも海辺の方が寒く感じてしまうこともあるでしょう。
そんな時に体温を調節するためにも上着を用意しておくことがおすすめです。この上着も汚れても良いものを用意しておいてください。
熱中症や日焼け対策も大切
潮干狩りの時は、頭に麦わら帽子をかぶるのもおすすめです。麦わら帽子と言えば、普段の生活には選ばない帽子かもしれません。
でも、潮干狩りにはぷったりなのです。まず、ほかの帽子と比べてつばが広いので日よけの効果があります。
日よけにより、日焼けを防いだり熱中症対策にもなるでしょう。ほかには、水に濡れても乾きやすいというメリットもあります。
布製の帽子だとなかなか乾かないですよね。だからこそ、水に濡れやすい海水浴にもぴったりだと言えます。
ビーチサンダルはNG
潮干狩りと言えば、海へ行くので海水浴と似たような感覚でビーチサンダルをはいて行きたいと思ってしまうかもしれません。
でも、ビーチサンダルは、はだしよりもNGな履物なのです。ビーチサンダルは、ほかの履物よりも安定しませんよね。
潮干狩り場は、ぬかるみが多く足を取られてしまうことが多いです。そんな場所にビーチサンダルを履いていくとサンダルだけが泥にはまってしまい足を取られてしまいます。
なので、はだしよりも危険な履物であると言えるでしょう。靴を汚れてしまうのが嫌なのであれば捨てても良い靴下がおすすめです。
潮干狩りに行くならココがおすすめ!全国の潮干狩りスポット
東北
潮干狩り場は、日本海側にないということもあり東北で潮干狩りをすることができる場所は少なめになっています。
青森 芦崎湾
普段は自衛隊施設になっている場所なので年に1度潮干狩りシーズンにのみ入ることができる場所です。
料金は、大人(中学生以上)が1,600円で子供が無料。ローソンなどで事前に入場券を購入することもできます。
▼芦崎湾について詳しく知りたい方はコチラ▼
芦崎湾
関東
首都圏を除く関東エリアでは、茨城県に潮干狩り場が集中しています。
茨城 大洗サンビーチ海水浴場
大洗サンビーチ海水浴場は潮干狩りをすることはできますが、潮干狩り場ではありません。なので、自分で用具などを全て準備する必要があるので注意しましょう。第1第2サンビーチより南側は禁漁区域なので入ってはいけません。
▼大洗サンビーチ海水浴場について詳しく知りたい方はコチラ▼
大洗サンビーチ海水浴場
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茨城 大竹海岸
4月末頃から6月末まで潮干狩り場となっている海岸です。料金は大人(中学生以上)2,000円、子供(小学生以上)が1,000円となっています。
本格的な潮干狩りでなく、あらかじめ埋められたハマグリを採るという形になるので潮に入る必要がありません。
予約が優先なのであらかじめ予約しておくことがおすすめです。
▼大竹海岸について詳しく知りたい方はコチラ▼
大竹海岸
茨城 波崎海水浴場
こちらも潮干狩りをすることができますが、潮干狩り場ではないのでアイテムなどは自分で用意しましょう。また、二枚貝の資源保護のため潮干狩り可能な区域が決まっているので事前に調べておきましょう。
▼波崎海水浴場について詳しく知りたい方はコチラ▼
波崎海水浴場
首都圏
首都圏は東京都内からもアクセスの良い潮干狩り場も多いです。買い物のついでやお子様が急に潮干狩りに行きたいと言い出したときにも便利です。
東京 葛西海浜公園
葛西海浜公園は、都内からのアクセスも良い場所にありますが、潮干狩り場ではありません。なので、期間は定められていません。
そして、潮干狩りの道具は全て自分で用意する必要があります。
▼葛西海浜公園について詳しく知りたい方はコチラ▼
葛西海浜公園
東京 お台場海浜公園
お台場海浜公園は、都内からもアクセスも良く買い物などのついでに立ち寄ることができる場所です。
ただ、潮干狩り場ではないので自分で道具を用意する必要があります。
▼お台場海浜公園について詳しく知りたい方はコチラ▼
お台場海浜公園
千葉 牛込海岸
こちらは潮干狩り場になっています。大人(中学生以上)1,800円、子供(4才以上)900円です。人数が多い場合は団体料金などの用意もあります。
また、毎年「黄金のはまぐり探し」という赤や黄金のはまぐりを見つけるとプレゼントがもらえるというイベントがあります。
▼牛込海岸について詳しく知りたい方はコチラ▼
牛込海岸
千葉 ふなばし三番瀬海浜公園
こちらは、干潟での学びを得ることができる学習施設です。毎年、潮干狩りの時期は決まっており5月末頃になっています。
大人(中学生以上)1,350円、子供(4才以上)670円です。
▼ふなばし三番瀬海浜公園について詳しく知りたい方はコチラ▼
ふなばし三番瀬海浜公園
関西
潮干狩りができる場所は日本海側にはないこともあり、関西では大阪や兵庫県の瀬戸内海側に集中しています。
大阪 二色浜
こちらは、潮干狩り場なので期間が決まっています。料金は大人(中学生以上)1,500円、子供(4才以上)750円となっています。
採った貝のうち持って帰る量に決まりがあり、大人800g子供400gまでです。潮干狩りの用具に関しては有料でレンタルもあります。
▼二色浜について詳しく知りたい方はコチラ▼
二色浜
大阪 淡輪ときめきビーチ
こちらも大阪南部にある潮干狩り場です。料金は大人(中学生以上)1,300円、子供(4才以上)700円となっています。
採った貝は、資源保護のためにも返却し砂抜き後の新鮮なアサリをお土産にもらうというシステムです。
▼淡輪ときめきビーチについて詳しく知りたい方はコチラ▼
淡輪ときめきビーチ
兵庫 新舞子潮干狩り場
兵庫県でも瀬戸内海側にある潮干狩り場です。料金は大人(中学生以上)1,600円、子供(4才以上)1,000円となっています。
こちらも資源保護のため持ち帰る貝の量に制限があります。
▼新舞子潮干狩り場について詳しく知りたい方はコチラ▼
新舞子潮干狩り場
占い師秋桜のワンポイントアドバイス「家族みんなで楽しめる潮干狩り!」
単純だからこそ簡単にできそうでいて、意外と奥深いのよ。何も考えずに始めるより、事前に用意を済ませておく方が時間を有意義に使えると思うわよ。
準備をしっかりするだけでなく、日焼けを避けたりするということも必要だと思うわ。簡単だからこそ家族みんなで楽しむことができる行事よ。
残念ながら日本海側に潮干狩りをすることができる場所がないから日本海の人だと気軽にはいけないかもしれないわね。
けど、太平洋側の人だと意外と近くに潮干狩り場があったりするものよ。まずは、自分の家の近くに潮干狩り場がないのか調べることから始めると良いわよ。
潮干狩りも楽しいけど、採ってきた貝を調理して食べるのも悪くないと思うわよ。