2024年10月17日はハンターズムーンです。
日本で言えば「神無月」でとても美しい満月で有名です。
こちらではハンターズムーンの意味や由来、西洋占星術からみるハンターズムーンが運命の及ぼす影響、ハンターズムーンに願い事をし願いを叶える方法や2024年10月17日にハンターズムーンが見れる時間帯や場所や上手な見方まで完全紹介いたします。
目次
ハンターズムーンの意味や由来とは?2024年はいつ見れるの?
ハンターズムーンとは?
10月の満月のことを「ハンターズムーン」と言います。
10月の満月は日本では古くから秋の夜空に浮かぶ美しい月を眺める習慣があり、お月見として親しまれています。
「ハンターズムーン(Hunters Moon:狩猟月)」という呼び名は北アメリカの先住民であるネイティブアメリカンが年に12回ある満月にその季節の特徴を示す呼び名をつけていたことに由来してします。
北アメリカでは10月ごろになると鹿や狐などが冬を越すためにたくさん食糧を食べるので丸々太り、その動物を狩ることで冬を越せるような食料を得ていました。
他の呼び名としては、「トラベルムーン(Travel Moon:移動月)」、「ダイインググラスムーン(Dying Grass Moon:枯れ草月)」、「カンドリームーン(Kindly Moon:親切な月)」、「ブラックベリームーン(Blackberry Moon:ブラックベリー月)」、「ブラッドムーン(Blood Moon:血月)」というような名前もつけられています。
日本では「栗名月」、「豆名月」「芋名月」と呼ばれ、季節の収穫にちなんだ名前で呼ばれています。
また有名な呼び名としては「神無月」と言われますが、これは出雲大社に全国の神が一同に集まり、今後1年のことを話し合うため、出雲大社以外には神様がいなくなることで「神無月」と呼ばれますが、逆に出雲大社には神々が集まるので「神在月(かみありづき)」と呼ばれたりもします。
ハンターズムーンのキーワードには「お金」、「物質」、「所有」、「蓄積」、「資金」、「物質に満たされることで得られる快適さ」、「マッサージ」、「味覚」、「芳香」、「センス」、「感謝」、「観賞」、「満足」、「執着」、「固執」、「満足」、「忍耐強さ」、「根気」、「信用」、「独占欲」などの様々な意味合いがあり、これらに関する願い事をすると叶えられやすくなると言われています。
2024年のハンターズムーンはいつ?
2024年のハンターズムーンは、月の出は10月17日(木)16時48分、月の入りは10月18日(金)5時8分です。
2024年のハンターズムーンの1番大きく見える時間帯は10月17日20時27分です。割と早い時間帯となっています。
月の出から早目の時間帯に最も大きく見ることができるので、見やすいでしょう。特に子供さんなどが見やすい時間帯かもしれませんね。
でも、逆に大人は仕事の勤務時間の終了時間付近だったりご飯の用意をしないといけない時間帯でもあるのでバタバタ忙しくしていることも多いでしょう。
気づけば、過ぎ去っていたということがありがちな時間帯であると思います。なので、この日は、お月見をする時間を意識的に作り上げてください。
できるのであれば、小さい子も含めた家族でのお月見も良いでしょう。10月ともなると夜は冷えてくる頃になるでしょう。これから、ますます寒くなる時期でもあります。
冬に備えて大切な狩猟の時期を伝える満月になるので、あなたの闘争心を引き出してくれるかもしれません。
将来の不安や悩み事に対しても光を放ってくれるでしょう。自分自身で自分をサポートする様子をイメージしてください。
手順をイメージすることができれば意外と不安は晴れてくるはずです。
ハンターズムーンが運命の及ぼす影響【西洋占星術】
ハンターズムーンという呼び名は、その狩猟スタイルに影響をしているとされています。
夜空の中、ネイティブアメリカンたちは狩りに出かけることもあり、その際には月明かりが明るく照らしたり、先の方までよく見えることでとても狩りに適していたということを知らされます。
動物たちは冬越しするために、夜でも移動して獲物を探さなければならないこともあり、動いている時間で、夜の時間帯は視野も狭くなるために、人間の存在も気づかれにくいということもあります。
また「移動月」という名からも、どこか遠出をしたり、旅行に適している時期と考えることもできるでしょう。
秋の深まりを感じさせますが、それほど寒いというわけではないので、身軽に旅行をしたり、10月は比較的に秋晴れと呼ばれる空模様なので、雨にふられるよりはお天気なので旅行日和だということもあります。
このようなことから考えると、ハンターズムーンが教えてくれることには、しっかりと今の自分の立ち位置を見直したり、環境や人間関係などを変化させ、新しい自分を探すということも含まれています。
同じ場所にとどまっていることで安心感を覚える場合もありますが、それは安住し、保守的になることで自分の身を守ろうとしている側面も見られます。
しかし安住してしまうことだけでは成長をストップさせてしまうこともあります。
理想や夢などがあったとしてもその場に留まっていては叶えることはできないということを教えてくれているのです。
生きている限りは人間はあらゆる面で成長をしていく存在です。
また成長を止めてしまうことは、自分の輝きをストップさせてしまうことにもつながります。
それよりはもう一度、今の自分を見直し、気持ちを新たに前に進むことを促してくれている月がハンターズムーンの意味なのです。
「狩猟」とスピリチュアル
さらにハンターズムーンを深く理解するために「狩猟」のスピリチュアル的な意味を考えてみましょう。
普通に生活をしていると狩をするという経験はほとんどないかもしれません。
また現代ではそれは動物を虐待しているという視点があり、愛護の精神から狩りには反対だと考える場合もあります。
しかしネイティブアメリカンや山深い場所や森で暮らす人々が狩をするのは生きるためであり、まだ無駄な命を殺すことはしません。
もし鹿を一頭狩ったとしてもそれが家族が冬に生き延びていくには十分な食糧となります。そしてネイティブ・アメリカンたちは鹿を狩るとすぐにその血を自分に顔に塗るという儀式をしますが、これは鹿の命をいただいたことへの感謝を示し、鹿と自分の命はつながっていることを表すためのものです。
考えれば、普通に暮らしていても肉や魚、あるいは野菜などあらゆる命を食卓でいただいていますが、あまりにも当たり前になってしまっていること、実際に動物を解体し、食糧にする経験がないために私たちは命を捧げてくれるものに関しての感謝の気持ちが少なくなってしまっているかもしれません。
命をいただくことはまた自分が捕食者として狙われる経験も同時にあります。
森にはあらゆる危険が潜んでいて、大自然の中では人間はとても非力です。
熊や毒ヘビに狙われ、命を落とすこともあれば天候によって命の危険も伴います。
狩るものは狩られるものであり、双方は繋がりあっているという視点がとても大切です。
またもう一つの考え方としては、人のタイプとして3つに分けられます。
「狩猟民族」、「農耕民族」、「遊牧民族」です。
「狩猟民族」は積極的に狩をするようなタイプですが、後先考えることが苦手で、いつも動き回っているようなイメージがあります。
「農耕民族」はどちらかというと消極的でゆったりペースですが、あまりにもマイペースなので、人との協調性が乏しいという面もあります。
「遊牧民族」はあちこちに出かけ、また一箇所に留まることが苦手ですが、人生の大切な決断の時に間違った選択をしてしまうというようなパターン分けをする場合もあります。
どのタイプにも長所と短所がありますが、人のタイプ分けをすることで話のネタになったり、だれかを分析する時に役に立つこともあるでしょう。
「狩猟」と神話
さらにハンターズムーンを理解するために、神話における象徴としての「狩猟」について見てみましょう。
ギリシャ神話での狩猟の神は女神でアルテミスという名前です。
アルテミスは神ゼウスとレートーから生まれ、太陽を象徴するアポロンと双子の兄弟でアルテミス自身は月を象徴しています。
とても美しい神ですが、狩りが好きで、逆に男神や人間の男性には一切興味がありませんでした。
アルテミスを崇拝する女性たちは皆処女で同様に狩りが好きでした。
アルテミスは一途な少女ですが、とても意志が強く頑ななところがあり、その資質は母である神レートーから受け継がれたものです。
その後にアルテミスは海の神であるポセイドンの息子であるオリオンを愛します。
オリオンは海の上を歩くことができ、ギリシャでは一番の漁師ですが、兄であるアポロンは2人が仲良くなることを嫌悪していました。
ある日、オリオンはサソリにおわれ海の沖合いに逃げますが、それを見ていたアポロンはアルテミスに「あの遠くに光る丸太を射止めてみよ」と言い、アルテミスは矢を放ちましたが、翌日に矢の刺さったアポロンが浜辺に打ち上げられていました。
愛する人を自分で殺してしまったアルテミスはひどく悲しみ、これをみていたゼウスは憐れに思い、オリオンを空にあげて星にしました。
2024年10月17日のハンターズムーンに願い事をし願いを叶える方法
ハンターズムーンのには「お金」、「物質」、「所有」、「味覚」、「芳香」、「センス」、「信用」などの様々な意味合いがあり、これらに関する願い事をすると叶えられやすくなると言われています。
さらに旅行運を高めたり、自分を変化させたいと望んでいる場合には勇気や希望なども与えられるでしょう。
ハンターズムーンのエネルギーを得るにはお月見を楽しむことがベストな方法です。
例えば、ススキとお団子を用意して、お月見をしながら味わうことや「ブラッドムーン(血月)」という呼び名もあることから、赤ワインやざくろジューズなど赤い飲み物を飲むとその力が増すと言われています。
赤いドリンクを飲みながら、月を見上げて自分の願い事を心に思い描いたり、静かに瞑想するといいでしょう。
2024年10月17日にハンターズムーンが見れる時間帯や場所や上手な見方
2024年のハンターズムーンは、月の出は10月17日(木)16時48分、月の入りは10月18日(金)5時8分です。
2024年のハンターズムーンの1番大きな時間帯は10月17日20時27分です。日が沈んでから早い時間帯で満月を見ることができます。
日暮れから既に月が出ているので長く楽しむことができるでしょう。一晩中満月を楽しむことができそうです。
秋の物悲しい雰囲気にもぴったりなお月見にもなりそうです。物思いにふけってみるのも良いかもしれませんね。
まさにぼんやりしがちな秋の宵を楽しむのにぴったりです。この満月は秋の夜長らしい満月となります。
温かい飲み物を飲みながら楽しんでみたり、絵を書いてみても良いかもしれませんね。絵葉書風に満月の絵を書いたり俳句を作ったりと表現してみるのもおすすめです。
場所は限られるかもしれませんが、空に浮かぶ月をはっきりと見える場所でのお月見がおすすめです。
なるべく空が広い場所が良いでしょう。
どこか自分のことを全て見透かされているような気がするかもしれません。でも、この満月はこれからの寒く厳しい季節に向けてあなたのパワーを引き出してくれます。
意外とパワーがあれば乗り切ることができることも多いはずです。
2024年のその他の満月の名前や見れる時間帯
日 | 時間 | 名称 | 見える場所 |
1月26日(金) | 2:55 | ウルフムーン | 西の空 |
2月24日(土) | 21:31 | スノームーン | 東南東の空 |
3月25日(月) | 16:01 | ワームムーン | 東北東の空 |
4月24日(水) | 8:50 | ピンクムーン | 西北西の空 |
5月23日(木) | 22:54 | フラワームーン | 南の空 |
6月22日(土) | 10:08 | ストロベリームーン | 西北西の空 |
7月21日(日) | 19:18 | バックムーン | 東南東の空 |
8月20日(火) | 3:26 | スタージョンムーン | 南西の空 |
9月18日(水) | 11:35 | ハーベストムーン | 北西の空 |
10月17日(木) | 20:27 | ハンターズムーン | 東南東の空 |
11月16日(土) | 6:29 | ビーバームーン | 西北西の空 |
12月15日(日) | 18:03 | コールドムーン | 東北東の空 |
占い師 聖子のワンポイントアドバイス
ハンターズムーンはとても力強くて、そしてアルテミスの神話などからもあらゆる想像をすることができると思うわ?
命への感謝そのものの気持ちを持ちながら、お願いをしてみるといいわね!
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