茶摘みを八十八夜にするのはなぜ?お茶の歴史と童謡に隠された意味&茶摘み体験ツアーも紹介
占い師 聖子
占い師 聖子
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日本茶と言えば、日本の伝統的な飲み物の一つです。平安時代の頃は薬として飲まれていたくらい貴重なものでした。

最近では、広くお茶が広まり抹茶やほうじ茶などをスイーツとして食べるようにもなりましたよね。

そんなお茶の収穫をする茶摘みについて紹介していきます。

茶摘みって?八十八夜にするのはなぜ?

八十八夜とは?

八十八夜という単語に関しては、小学校で習う童謡にも登場するので耳にしたことがある単語だと思います。

八十八夜というのは、漢字の意味を紐解くと八十八回目の夜ということになりますよね。そうなると、それがいつなのか気になり始めるはずです。

八十八夜は、立春から八十八日目という意味があります。なので、だいたい4月の終わりから5月の始めくらいになると思います。

歌詞に「夏も近づく」という分がありますが、まさに暦でいう夏の始まりとされる立夏にほど近い日になっています。

最近では、茶摘みの時期と田植えの時期が同じくらいになっていることも多いと思います。そして、その八十八夜は茶摘みを始める日なのです。

茶摘みの中でも1番最初に摘むのは、一番茶になります。一番茶は、その年で最も早い時期に摘むお茶のことを指すのでお茶の若葉を摘むのです。

1番最初に摘むお茶だからこそ、そのお茶を新茶と呼ぶことも多いです。1番茶という言葉に聞き馴染みがなくても新茶は耳にしたことがあるでしょう。

そして、その新茶は、その年初めてのお茶なので旬の食材という扱いになっています。野菜のようにお茶も同じく旬の時期があるのです。

確かに、新茶は普段よりも美味しく感じますよね。美味しいお茶でもあるのですが、旬のものを旬の時期に頂いているということも美味しさのポイントの1つなのです。

また、この新茶は長寿の薬として扱われていたという歴史もあります。そう考えると普段から飲んでいるお茶がすごいものであるかのように思い始めませんか?

また、1番茶があるということは、もちろん2番茶や3番茶もあります。その数字は、摘む時期の順番でしかありません。

決して、2番茶だから1番茶よりダメなお茶ということではないです。

そして、昔から1番茶を摘んだ後は、そのお茶に対して今年も豊かな恵みを授けてくれたお礼として肥料をあげる習慣もあります。

その肥料をお礼肥と言うそうですよ。お礼をしてから再び2番茶、3番茶と摘んでいくのです。

八十八夜は、まだまだ茶摘みは始まったばかりの時期なのです。

十四節気とは

日本には昔から色々な暦があります。暦の中でも七十二候や二十四節気などが有名ですが、どちらも中国から日本に入ってきた暦です。

その2つの暦は旬の食べ物がわかったり、季節の変化のサインがわかるなど素敵な暦でもありますよね。

季節の変化を見過ごしがちな現代人にもぴったりと言えます。でも、中国から入ってきたという暦なので少しだけ日本の文化や気候の変化にそぐわない部分があったりもします。

日本独自の文化に合っていないと暦は使いにくいですよね。そんな中国と日本の違っている部分を補うために作られた暦に雑節というものがあります。

日本人は、昔から海外の文化を自国に取り入れた時に上手くアレンジしてより良いものへと変化させてきたという歴史を持っています。

暦も同じです。日本で作られた暦である雑節は、田植えなどの日本で行われている農業のタイミングなどを知ることができる便利な暦になっており9つに分けられています。

その中にも土用などと並んで八十八夜という暦があるのです。それだけ、昔から日本でお茶が育てられてきたということでもありますよね。

この八十八夜は、忘れ霜も含めて霜が降りてくる時期が過ぎ去り、やっと温かくなった頃でもあるのです。

茶摘みの時期を逃すとどうなる?

茶摘みは、八十八夜から始めることになっていますよね。だけど、何らかの理由でその時期を逃すとどうなるのでしょうか?

野菜などでも収穫のタイミングを逃してしまうと大きくなりすぎて味が落ちたりしてしまいますよね。

植物などの生きている物は毎日変化しているからこそ、最適なタイミングが過ぎるとどうなってしまうのか少し怖いですよね。

まず、一番茶と呼ばれるお茶を摘むタイミングはお茶の葉が若葉の時です。お茶の葉の新芽を摘んでいるので、時期を過ぎてしまうと育ちすぎて新芽ではなくなってしまいます。

1番茶なのに質は2番茶3番茶というよくわからない状況に陥ってしまうでしょう。時期を外してしまうと風味が落ちてしまうようです。

それでも2番茶3番茶と同じ時期での茶摘みであれば販売することはできます。でも、1番茶らしい風味が損なわれてしまっているという状況でしょう。

本来の意味として二番茶は、一番茶の収穫から50日後くらいに摘まれ始めるお茶のことを指します。

お茶の成長が早い地域では5月の終わりころから2番茶の収穫に入ります。1番茶と2番茶以降のお茶の違いは風味などが落ちてしまうことです。

1番茶と比べると栄養や風味が落ち、カテキンやカフェインを多く含むようになるので苦みが強くなります。

3番茶は、2番茶収穫の後からさらに1か月後くらいに摘むお茶のことです。3番茶は2番茶よりもさらに栄養や風味が減って苦みが強くなります。

苦みが強くなり風味が落ちてしまっているので番茶などに加工して販売されていることも多い種類となっています。

話は少し変わりますが、2021年は紅茶の風味が昨年までよりも落ちているという話を聞いたことがありませんか?

実は、紅茶と日本茶は原料が同じなのです。同じ木に生えているお茶の葉が原材料となっています。

収穫した後の加工方法でお茶や紅茶など複数の種類のお茶に変化するのです。なので、2020年の外国産の紅茶の味の変化は収穫時期が遅くなってしまったからと言われています。

実は、2020年の紅茶は新型感染症の影響で収穫時期に満足いく量の収穫をすることができなかったのです。

日本では新型感染症においてもロックダウンということはありませんでした。でも、紅茶の産地である外国では紅茶の最も良いとされる収穫時期にロックダウンが行われてしまいお茶の収穫ができなかったそうです。

なので、例年よりも質の良い茶葉の収穫量が減っているそうです。災害や天変地異によって収穫が遅くなってしまうことはまれにあることなのかもしれませんね。

ただ、必ずしも一番茶が良いという訳ではありませんよ。確かに1番茶には1番茶でしか味わうことができない旨味などの美味しさもあります。

けど、2番茶や3番茶も悪くありません。だから、何かのトラブルによって一番茶を収穫することが難しかった時は来年への期待や応援の意味も込めて二番茶や三番茶を味わってみてください。

地方によって摘む時期が違う

茶摘みの時期は地方やお茶の種類によっても少し違ってきます。そもそも日本には四季があり、場所によって気候の変化が違いますよね。

現在、お茶の栽培は本州でしか行われていないそうです。そして、お茶どころとして最も南に位置するのが鹿児島県です。

あまりお茶のイメージが強くないかもしれませんが、ペットボトル飲料のシェアが高く2020年では日本一のお茶どころになっています。

そんな鹿児島は最も南に位置するだけあり、少し茶摘みの時期も早く4月常上旬ごろです。全国2位の静岡では4月中旬ごろになります。

そこから徐々に東の方へと茶摘みの時期が広がっていきます。ちなみに日本で最も北のお茶どころは新潟です。新潟では村上茶というお茶が栽培されています。

鹿児島から新潟までの地域で順番に茶摘みが行われていくので茶摘みの期間は意外と長いとも言えるでしょう。

俗にいう八十八夜の頃に茶摘みをするのは京都付近らしいですよ。静岡より西に位置しますが、太平洋側の温暖な地域より寒いからこのタイミングなのかもしれませんね。

また、どの地域にも共通していますが、1番茶のほかに三番茶と呼ばれる時期に茶摘みを行わずに四番茶の時期に摘む秋冬番茶というお茶もあります。

4番茶の時期が10月頃なので新茶の時期から数えると半後くらいですね。

なので、茶摘みは4月下旬頃から10月頃という半年以上もの期間行われているのです。

一心二葉とは?

お茶に関連する言葉として「一心二葉」という言葉を聞いたことはないでしょうか?これは新茶と呼ばれるお茶の芽の部分を指す言葉なのです。

お茶は木なので枝先に葉っぱがついていきます。その枝の先端に芯があり、そこから下の方に向かって葉がついているのです。

芯は、まだ葉っぱとなっていない芽の状態なのですが、その芯と下にある2枚の葉の部分を指す言葉に一心二葉というものがあります。

一心二葉は、まだ葉っぱとして生まれたばかりなので柔らかい葉なのです。その上、紫外線も浴びていないので苦みが少なく甘みの方が強いお茶を淹れることができますよ。

実は、紫外線に当たる方がお茶の成分であるカテキンが生成されやすくなります。そういった理由もあり、高級な玉露なんかはカバーをかけて栽培されているのです。

また、その下の3枚の葉っぱのことを「一心三葉」と呼びます。こちらは一心二葉よりはたくさん摘むことができます。

高級品と呼ばれるお茶は、上の一心二葉という部分が使われています。その次が一心三葉という形ですね。

お茶1つでも摘む場所やタイミングなどでお茶の味わいが変わってくるのは面白いですよね。苦みが少なくなればなるほどにお茶の価格も上昇していくということがわかります。

4枚目以降は、固めの葉っぱなので急須で蒸らしてお茶を淹れるよりは、夏場に水出し茶として飲むのがおすすめです。

お茶を淹れる時に、水出しにすると苦みを抑えることができます。

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童謡「茶摘み」手遊び歌の意味を知るともっと奥深い!

童謡「夏も近づく八十八夜~♪」

茶摘みの童謡を聞いたことがある人は多いと思います。小学校の時の音楽の教科書に掲載されていたりと、歌ったこともあるでしょう。

けど、古文などを習う前のことが多いので歌詞の意味をはっきりと理解した上で歌っていた人は少ないと思います。

この曲は、茶摘みをする様子を歌った童謡となっています。

夏も近づく八十八夜というのは、茶摘みの時期が夏に近いということを表しています。立春から88日目なので、二十四節気でいうと立夏の直前のタイミングです。

暦上では、立夏が夏の始まりなのですぐそこに夏が迫っているというのは本当のことなのです。

現代では、夏の知らせは茶摘みよりも天気予報や自分たちの感覚を優先しているのかもしれませんね。

でも、暦ができた頃は茶摘みの様子を見てもうすぐ夏だと感じていたのだと思います。今は、茶摘みよりも新茶がお店に並んだタイミングの方が目にすることが多いですよね。

茶摘み衣装のあかねだすきは何のために着る?

茶摘みを行う時は、専用の服装があります。最近では、茶摘み体験の時に着用体験をすることができることもありますよ。

あかねだすきは、茶摘みをするときに着用するたすきのことです。名前のあかねの通り、赤っぽい色のたすきです。

茶摘みをしている人を想像したときに思い出すことができるはずです。たすきと言えば、着物を着ている人が作業をするときに袖が邪魔にならないように使うものですよね。

確かに茶摘みも作業なので袖をよけておく必要がありますが、実は動きやすくするという理由だけではないのです。

そのあかねたすきは、茜という植物の色素で染められています。茜という植物は、染色に使われることも多いですが昔はケガの薬としても使われてきたそうですよ。

茶摘みは、木から葉っぱを摘むという農作業なので昔から作業中にケガをしてしまう人も多かったそうです。

そのケガを抑えるために止血効果のある紐としてだけでなく、薬としても使えるように茜をしみこませていたそうですよ。

茶畑が広いから目立つように赤にしていたということではなかったようです。今は、昔よりは茶摘みの時にケガをする人は少なくなったそうですよ。

実用性はなくなってしまっても広い茶畑に赤いたすきは映えますよね。

茶摘み衣装に欠かせないすげのかさ(笠)

茶摘みといえば、赤いあかねたすきが目に付くかもしれませんが他にも人の目を惹く装着品があるはずです。

そうです、頭の上にのせている笠です。その笠をすげのかさと呼びます。あの笠も特徴的なフォルムをしていますよね。

すげのかさは、日差しから頭も守ってくれるという効果もあります。初夏の時期に暑い茶畑で作業を行うのであれば日よけは重要ですよね。

現代では熱中症対策など色々とアナウンスされていますが、昔の人たちは本能的にそれをわかっていたのかもしれませんね。

茶摘みにまつわる手遊び

「せっせっせーのよいよいよい」は聞いたことがある人も多いでしょう。小さい頃に歌いながら手遊びをしたことがある人も多いはずです。

こちらの手遊びは、茶摘みの様子を表現した遊びなのです。確かに大人になって振り返ると、茶摘みのような仕草だということを理解することもできますよね。

それだけ、この童謡ができた頃は茶摘みが人々にとって身近な文化だったのかもしれません。

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茶摘みの歴史|日本とお茶の深い関係とは

奈良・ 平安時代の茶摘み 

日本のお茶の歴史は、奈良時代から始まります。日本茶という名前ですが、奈良時代に中国から日本に持ち込まれたと言われています。

一部、平安時代に中国から日本にお茶が持ち込まれたという説もあるので心に留めておくと良いでしょう。

そこから独自の進化を遂げていったので、中国では砂糖を入れてお茶を飲みますが日本ではそのまま飲むようになったのかもしれません。

最初は、中国で薬としてお茶が飲まれていたこともあり日本でも同じく薬として扱われていました。

そんな理由もあり、平安時代の頃も庶民が飲むような飲み物でなく貴族が薬として飲んでいた飲み物だったのです。

薬というよりは、現代の栄養ドリンクみたいな感覚だったのかもしれません。滋養強壮や疲労回復に効果があると言われていました。

また、当時は長寿の薬と言われていたそうですよ。

日吉社神道秘密にも記載されている

お茶が日本に入ってきた時期は、奈良時代説と平安時代説の2通りがあると前述しました。最近では、「日吉社神道秘密記」に記載があったことから平安時代説が有力視されています。

日吉社神道秘密記には、最澄が805年に中国から日本にお茶の種を持って帰ってきたということが記載されていました。

持ち帰るだけでなく、比叡山のふもとに持ち帰ったお茶を植えて栽培したこところまで記録に残っています。

この時の茶畑は現在も滋賀県大津市に「日吉茶園」として存在しています。ほかにも「日本後記」にもお茶に関する内容が掲載されているのです。

嵯峨天皇がお茶の栽培を命じた上で上流階級の行事にお茶を出したそうです。現代で言うとパーティで高級で珍しいものをお取り寄せして出す感覚に似ているのかもしれませんね。

平安時代では健康茶だった

現代では、全ての日本人がお茶を手にする世界になっていますが平安時代では少し違ったようです。

平安時代の頃のお茶は、上流階級の人しか飲むことができなかった特別な飲み物でした。薬として扱われていたようです。

今でいう病院で処方される薬のようなものと違い、栄養剤などと同じような感覚でたしなまれていたのでしょう。

鎌倉時代の前に茶文化が1度すたれてしまう

実は、お茶の文化は1度すたれてしまったそうです。そのすたれてしまった文化が復活した時期が鎌倉時代です。

鎌倉時代に栄西が再び中国からお茶を日本に運んできたと言われています。中国のお寺では日本と違いお茶が頻繁に飲まれていたそうです。

その時に栄西が茶の効能について聞いたところ衝撃を受けたので、そのまま日本へ持ち込んだと言われています。

ほかにも栄西は、お茶についての解説書である『喫茶養生記』を書いたそうです。この書物は日本で初めてのお茶の書物とも言われています。

栄西がこの書物を鎌倉幕府に献上したことからはお茶が広まったとも言われています。現在のお茶どころである宇治にお茶が渡ったのも栄西の功労らしいです。

栄西が京都の僧にお茶の種を渡し、その僧が京都に持ち帰りお茶を栽培し始めたことにあるそうです。

それが今の宇治茶の元になっています。その時に宇治で栽培されたお茶の品種が「こまかげ」と呼ばれるお茶です。

この僧は、上流階級が飲むお茶とそれ以外を区別して広くお茶を広めたとも言われています。

室町時代に茶道が完成

ここまでの歴史の中で現代の「お茶」と呼ばれる茶道で楽しむ飲み物はまだ出てきていません。

実は、茶道は最初からあった文化でなく室町時代頃に出てきた文化なのです。中国にはないので日本独自の文化であるということがよくわかると思います。

最初にお茶を広めたのが僧ということもあり、最初はお寺を中心にお茶を飲むという文化が広まっていきました。

でも、徐々に武士にもお茶を飲むという習慣が広まっていき武士が誰かと話をする時などにお茶を飲むことが増えてきました。

その際に、ゲームとしてお茶を飲み比べるものなども登場。お茶を飲んでそのお茶の産地を当てるという難しそうなゲームです。

そのゲームには、闘茶という名前が名づけられており今でも残っています。難しそうですが気になりますよね。

当時のお茶は、茶葉を蒸らして抽出するという方法でなく茶葉を粉末状にして湯に溶かして飲むという方法が取られていたのです。

現在の抹茶に近い状態だったこともあり、村田珠光、武野紹鴎、千利休たちによって茶道が作られていきました。

粉末のお茶を飲む習慣からそれを茶筅でたてて飲むという方法にいきついたということが最も驚くべきことなのかもしれません。

意外とお茶の作法は無意味に思えて、絵柄を飲み口からずらすために茶碗を回したりと合理的な内容になっているのも面白いですよね。

江戸時代で庶民に広まる

江戸時代になると現代のお茶の飲み方に近い方法が登場してきます。もちろん、室町時代に登場した茶の湯も盛んにたしなまれていました。

江戸時代になるとお茶は幕府の儀礼にも正式に用いられるくらい立場が向上したのです。徐々にと茶の湯は切っても切れない関係となっていきました。

上流階級の人々に茶の湯が広まっていた頃に庶民の間でも嗜好品としてお茶が広まっていたのです。

この庶民が飲んでいたお茶のスタイルが現代で最も飲まれている方法になります。茶葉をお湯で煎じて飲むのです。

煎茶は、茶葉を煎じて飲むからそんな名前なのです。その後、宇治の農民によって新たな製茶法生み出され、より簡単に美味しいお茶を飲むことができるようになりました。

それまで煮だしてしまうと茶色になってしまったお茶の水色を現代のような緑色にすることができるようになったのです。

この製茶法は「青製煎茶製法」と呼ばれています。今では、お茶の水色が緑なんて当たり前のことになっていますよね。

その後、山本山のが玉露を作り上げさらに煎じて飲むというスタイルのお茶が日本中に広まっていったのです。

今では当たり前にある飲み方ですが、意外と歴史が浅かったことがわかります。煎茶が広く飲まれるようになるとお茶の商売も活性化し経済的にも良い効果があったようです。

その時にお茶の栽培は許可制となったそうですよ。だからこそ、今でもお茶は贈答に使われたりと少し特別な立ち位置なのかもしれません。

それでも、今のように自由にお茶を飲むことができる世界を作ってくれた昔の人に感謝しないといけませんね。

茶摘みの年間スケジュ―ル

3月は土作り

お茶の栽培は3月頃から始まります。お茶の木を植える場合もほかの植物たちと同じく土づくりから始めます。

お茶は、水はけがよく柔らかい土を好みます。また、酸性の土が良いので肥料などをまき土壌を整えていきます。

土を新しく入れる場合は、酸性に調整された土を使うようにしてください。そして、植える前に土を耕しておきます。

土を耕すときは、深さ60cmくらいまで掘り返しておきましょう。その後に、お茶の木を挿し木します。お茶は、葉っぱを食べるので木のイメージが弱いかもしれませんね。

お茶の木を植える時は、土を深さ15cm程度に掘ります。その穴に苗木を入れ込み土をかぶせておきます。

お茶の木を植えた後は、葉から出る水分が蒸発してしまわないように枝を切っておきます。枝は、地上から見て15cm程度の高さで切りましょう。

また、しっかり水を与えるようにしてください。根元には地面が渇きにくくなるように藁などを敷いておきましょう。

お茶を最初から植え付けると茶葉の収穫まで5年程度かかるそうです。

高いお茶を栽培している光景を見たことがある人は気づいたことがあるかもしれません。高級なお茶には黒いシートをかぶせて栽培していると思います。

それは、紫外線に当てないようにすることでカテキンの生成を抑えて苦みを減らす効果があります。

ほかにも高級な茶葉には様々な手間がかかっているのです。

4~5月は新茶の茶摘み

八十八夜になると茶摘みを行います。1番最初に摘むお茶の若葉の部分を一番茶や新茶と呼びます。

お茶の新芽の葉が4~5枚になった頃が最適なタイミングでもあります。お茶は意外と繊細なので優しく摘むことを心がけるようにしてください。

お茶を摘むときに爪を立てるとその部分が変色してしまうので、摘み方にもコツがあります。

茶葉を摘むときは、親指と人差し指で新芽の茎を挟んでから折るようにしてください。茶籠に入れたお茶は押さえつけず早めに回収しましょう。

時間が経つと風味が落ちてきてしまいます。

6~7月は2番茶の茶摘み

八十八夜の頃に摘むお茶は、一番茶と呼ばれています。その次に摘むお茶のことは二番茶と呼びますよ。

二番茶は、一番茶を摘んだ後30日後くらいに積みます。そして、再び30日後に摘むお茶を三番茶と呼びます。

基本は、三番茶までとなります。二番茶と三番茶の違いは摘む時期の問題だけではありません。

お茶の葉が徐々に成長してくるということもあり、少しずつ固くなってきます。そして、二番茶や三番茶になるとカテキンの量が増えるので苦みが増してきます。

8~9月は害虫駆除

茶摘みが終わったら、来年の茶摘みに向けてお茶の木の世話をしていかないといけません。田んぼのように1度収穫したら木そのものもなくなる訳ではありません。

お茶にもガーデニングのお花たちのように害虫がついてしまうので処理をしておかないといけません。

収穫後もそうですが、最も虫がつく時期は新芽が生える時期です。なので、大事なお茶の新芽を虫にやられないように守らないといけないでしょう。

基本的には、虫や虫の被害を見つけた時はその虫を取り除くようにしてください。

お茶につく害虫にもいろいろな種類があります。お茶にだけ被害を与える虫もいれば人体にも影響を与えてしまう虫もいるので注意してください。

チャドクガという虫は、毒針毛を持っており人に対しても害があります。皮膚に激しい痛みや痒みなど与えるので絶対に触ってはいけません。

この毒針毛はとても細かいので触らなくても風が吹く方向にいるだけで被害に遭ってしまうこともあるので注意しましょう。

ビニール袋や専用のスプレーを使って駆除するようにしてください。用肥料は、油粕など窒素成分を含むものを土に混ぜましょう。

臭いが気になる場合は化成肥料を使ってください。ただし、肥料の使い過ぎは根を傷めてしまうのでほどほどの量にしておきましょう。

10月は茶木の剪定

お茶の木は、キレイに枝を切って管理しておかないといけません。テレビなどで見かける茶畑の木はすごくキレイですよね。

お茶の樹の形には2種類あります。枝を高く伸ばす自然仕立てという方法とかまぼこ型に刈り揃える弧状仕立てという方法があります。

どちらも茶摘みの方法に違いはありませんが、自然仕立ての方が木の世話が簡単に行うことができます。

自然仕立ての場合は茶摘みが終わったタイミングに枝を50cm程度の高さで切り、翌年の春まで伸ばしていきます。

11~12月は休眠期

10月頃に秋番茶と呼ばれるお茶の茶摘みが終わります。秋番茶は実質4番茶と言われる時期の茶摘みとなります。

その秋番茶も含めて、茶摘みの期間が終わるとお茶の木は休眠の準備をはじめます。冬の間は休眠をし、3月中旬頃に再び起きて成長し始めます。

その頃には翌年の八十八夜に向けて新しい茶葉が生えてくるのです。新茶の時期までにぐんぐん成長し始めます。

茶摘み体験が新しい!おすすめの茶摘み体験ツアー

京都

日本で1番最初に茶畑が運営されたとされている京都でも茶摘み体験を行うことが可能です。

京都のお茶と言えば、宇治茶が有名ですがその宇治茶も宇治で栽培されている訳ではありません。

宇治よりも和束町という場所で栽培されている量の方が多いので茶摘み体験も和束町がおすすめです。

京都市内から少し離れた場所なので移動がたいへんですが、そのぶん自然をしっかりと感じることができます。

茶摘みの衣装に身を包みながらの体験やお茶を飲む体験まで行うことが可能ですよ。

愛知

実は、愛知県もお茶どころなのです。どちらかというと、愛知県の場合は抹茶の方が有名かもしれません。

よく西尾抹茶という言葉を聞くかもしれませんが、その西尾抹茶はハーゲンダッツの抹茶味の材料になっているほどの抹茶なのです。

一番茶を摘む体験やそのお茶を抹茶に加工するための工場見学などを行うことができます。

神戸

お茶のイメージが弱いかもしれませんが、神戸でも茶摘み体験を行うことができます。神戸市内にある摩耶山の中腹に位置する茶園なのでアクセスは比較的良いと言えます。

こちらでの体験は、茶摘みの衣装を着用して行うことができるので気分上がること間違いないです。

お茶を摘むだけでなく、茶もみの体験をすることも可能です。

岡山

岡山もほかの地域と違い、お茶どころであるイメージは強くないかもしれません。けど、お茶摘みイベントなども開催されています。
基本は、県北の公共交通機関でのアクセスが少し不便な地域が多いのですが、岡山後楽園での茶摘みイベントもあるのでチェックしてみましょう。こちらでも茶摘みの衣装に身を包みながら体験を楽しむことができます。茶摘み踊なども披露してくれるので眺めて楽しむこともできるでしょう。
また、県北の美作市には茶畑が広がる海田というエリアがあり海田茶が有名です。

佐賀

佐賀県は、日本有数のお茶どころです。嬉野茶という銘柄を聞いたことがある人も多いでしょう。

なので、茶摘み体験を行う場所もあります。お茶を摘むだけでなく、茶もみなども体験することができるので自分で摘んだお茶を味わうことも可能です。

嬉野は、お茶だけでなく温泉も有名なので旅行の時のアクテビティとして楽しんでみてはいかがでしょうか?

静岡

静岡県は、日本有数のお茶どころです。まさに、お茶と言えば静岡と答える人も多いと思います。

そんな静岡では茶摘み体験を楽しむことができるだけでなく、お茶の資料館なども充実しています。

茶摘み体験もバリエーションが豊富でサクッとアクテビティのついでに行うこともできます。

もちろん、茶摘み娘の衣装に身を包むこともできます。旅のプランに合わせて自分にぴったりのプランを見つけましょう。

鹿児島

現在、日本一の茶の生産量を誇っている鹿児島県でも茶摘み体験を行うことができます。こちらは、茶摘みだけでなく茶葉の天ぷら体験をすることができる施設もあります。

まだまだ、お茶と言えば鹿児島!という印象を持っている人は少ないかもしれません。でも、鹿児島に広がる茶畑の景色は圧巻です。

鹿児島のお茶は知覧茶も美味しいお茶として有名ですよね。

占い師 秋桜のワンポイントアドバイス「日本の和の心茶摘みの歴史や背景を知って」

秋桜
現代の日本人にとって、お茶を飲むという行為は日常に溶け込んでいるわよね。だけど、実は最初から日本にあった文化じゃなかったのよ。

しかも、1度入ってきたのに文化がすたれて再上陸したという歴史もあるわ。二度目で日本に定着することができたのは1度目よりもしっかり日本風にアレンジしたからということもありそうね。

茶道が日本で作られたのも二度目に上陸してからだったものね。そんなお茶だけど、最近は若者を中心に急須でお茶を淹れる機会が減っているらしいわね。

確かにすぐに飲めるペットボトルのお茶なんかが主流になってくると急須でのお茶タイムは手間でしかないのかもしれないわ。

けど、やっぱりペットボトルのお茶と急須のお茶って味わいが違うと思うのよ。また、急須でお茶を淹れた時の蒸らす時間なんかも趣があって良いと言えるわね。

おうち時間が増えた今だからこそ、お茶を淹れるということに意識を向けて欲しいのよ。

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