一年を締めくくる特別な日である「大晦日」にはやってはいけないことがあります。
そこには避けるべき怖い理由があったり、来年のことを考えるとやるべきではない理由があったりするのです。
「毎年、大晦日にしてしまっていた!」と後悔しないように、「大晦日を適切に過ごして素敵な元日を迎えたい」という思いに沿う日にしていきましょう。
あなたは大晦日に大掃除をしたり早く寝たりしていないか、過ごし方を思い返しながら読み進めてください。
目次
おせち料理など長時間の料理
お正月に家族などで食べるおせち料理を大晦日に作るという方が時々いらっしゃいます。
しかし、お節料理のような長時間かかる料理を大晦日にするのは「やってはいけない」ことです。
おせち理料理は品数も多いですし、やってはいけないいわれる理由「煮料理」も含まれているからです。
煮物をすると灰汁(あく)が出て、その処理をします。
この灰汁が「悪(あく)と連想させることから悪いエネルギーが宿るとイメージできるのです。
そんな悪の料理を三が日に食していくのは一年の始めの食事として適していません。
日持ちする料理を詰め込むおせちですから、大晦日前までに完成させておいて大丈夫です。
「一夜飾り」になる大晦日によるお飾り
お正月を迎えるためのお飾りがあります。
玄関に飾るもの、最近ではなかなか目にする機会が減っていますが車のバンパーにつける方もいらっしゃいます。
そんなお飾りを大晦日に設置すると「一夜飾り」と呼ばれる状態になります。
お正月までの一夜だけ飾っている状態で、これは急に訪れる葬儀に対するイメージと重なる怖い理由です。
神社などでも大しめ縄は大晦日に飾りません。
前もって、遅くても28日くらいまでには設置しておくと安心です。
お飾りは由緒あるもので、設置する人も減っているもののぜひ小さくてもいいので飾ってお正月を迎えて欲しいものです。
大掃除をすると年神様を追い出してしまう
年末の大掃除は大変です。
普段やらない場所にまで手をかけるので時間もかかります。
仕事納めが年末ギリギリになり、家族が集まるタイミングも遅くなれば、大晦日まで大掃除がズレ込む人も少なくないようです。
しかし、大晦日に大掃除をすると年神様を追い出してしまうといわれています。
年神様が訪れた際に大掃除をしていると、不要なものやゴ三などと共に追い出しかねません。
もし、大晦日にしか掃除をする時間がとれないという場合は、本格的に行うのではなく軽い掃除で終わらせましょう。
最近では、年末に大掃除をするよりも10月や11月の天気が良い日を選んで行う方も増えているようです。
不吉なイメージになる餅つき
お餅つきは、人によっては大晦日やお正月というイメージを持っている場合もあります。
「近所の人や家族と行い、お正月用のお餅を準備するのでは?」と思っている方は、避けるべき理由を知りましょう。
お餅つきをするなら、大掃除と同じように大晦日以前に行うべきです。
「一夜餅」と呼ばれる状態になり、こちらも不吉なイメージを抱きます。
大晦日についたお餅を元旦に食べると考えると想像しやすいはずです。
大晦日にお餅つきをしている方も多いのですが、出来れば不吉なイメージを連想させることなく、気にしないで美味しくいただけるお餅にしましょう。
急いで作る、急いで準備するという行動は避けるべきです。
ただ29日に行うのは慎重さが必要です。
「二重苦」「苦餅」「苦持ち」に繋がり、避けるべき習わしだといわれています。
しかし、「2(ふ)9(く)」とも呼ばれますから「福餅」になるという地域もあるのです。
お住まいの地域や習わしなどに合わせたお餅つきにしましょう。
白髪やシワが増える?早く寝る
本来の大晦日の習わしの一つ「寝ないで年神様を迎える」というものがあります。
この日は夜通しテレビなども放送していたり、各地でカウントダウンが行われたりします。
幼い頃を思い返してみも、大晦日だけは遅くまで起きていてもいいというご家庭も多いはずです。
そんな習わしに反して「早く寝る」のはやはりやってはいけないこと。
寝てしまうと年神様を迎えること、また仕えることが出来ません。
年神様に仕えると生命力が更生されると言い伝えられており、これを「年籠り(こも)」といいます。
早く寝る=生命力が衰えると考え、白髪やしわが増えるとされているのです。
年越しそばを食べ残す
大晦日に年越しそばを食べる方は少なくありません。
縁起物として、その年の苦労や厄を断ち切る意味を持っているからです。
また、そばは細くて長い食べものですから、健康長寿を意味するともいわれています。
地域によっては、年越しそばではなく、うどんという場所もあります。
そんな年越しそばを食べ残すのはやってはいけないことです。
ここにある意味や効力を失うかもしれないから。
その年の苦労や厄を次の年に持ち込んでしまう可能性があるということです。
食べきれるだけの年越しそばを用意して美味しくいただきましょう。
年またぎの入浴
大晦日に入浴するのはいけないのではありません。
年またぎの入浴を避けてほしいのです。
大晦日の入浴は「年の湯」といわれており、厄落としの効果があります。
お風呂は浄化効果もありますからぜひ入浴をして欲しいのですが、年またぎになると授かった福を洗い流してしまうと考えられています。
元旦の日の出までは入浴はするべきではないという習わしがあります。
またお正月にやってはいけない事は下記を参考にしてみてください。
占い師sakuraのワンポイントアドバイス「安心できる大晦日の過ごし方を」
年の瀬は多忙になりますが、無理のないスケジュールを立ててお正月を迎える準備を行い魔手。
安心できる大晦日の過ごし方が出来れば、次の年は年神様から授かる福をいかした一年になりそうです。