雀始巣(すずめはじめてすくう)の意味や時期とは?旬の野菜、魚、草花、行事まで完全紹介!【七十二候・第十候】
占い師 聖子
占い師 聖子
micaneで占いをしている聖子と申します。このページを訪れてくださったあなたへ、今一番必要なことについてお話するわね。

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そして、いよいよ近づいてきた2025年。時の流れと言うものは本当に早いものです。

そんな中、私もあなたも今まででとは違う「変化」や「前進」が必要なのは言うまでもない事。

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古代中国では、「二十四節気(にじゅうしせっき)」という半年ごとの季節の移り変わりを示すものがあります。

この二十四節気をさらに細かく、気象の変化・動物や植物などの変化などを5日ごとに分けて示すものが「七十二候(しちじゅうにこう)」というのです。

時代が移り変わるにつれて日本では江戸時代以降、中国で作られたものを日本の風土や気候に合わせてたびたび改訂されてきた日本独自の七十二候ですが、現在のものは明治時代に改定された新しいもの。

今では旧暦には馴染みのない人も多いといえますが、その時期のさまざまな兆しや移り行く季節の変化を感じさせてくれるものなのです。

ここでは七十二候の第十候「雀始巣(すずめはじめてすくう)」の意味や時期・旬の野菜や果物・魚介類・草花・運気アップの方法まで詳しく紹介していきます。

「雀始巣(すずめはじめてすくう)」とは、スズメが巣を作って子育ての準備を始める時期です。

身近な鳥であるスズメが、巣づくりに忙しく動き始める姿を見ることができます。

日々の暮らしに季節を感じるための、参考にしてください。

雀始巣(すずめはじめてすくう)の意味

「雀が枯れ草などを集めて、巣を作り始める頃」という意味になります。

スズメが繁殖期を迎えますので、巣づくりにいそしむ姿が見られるのです。

雀始巣(すずめはじめてすくう)は、二十四節気の「春分」の初候であり、七十二候の第十候です。

私たちにとって身近な鳥の一つともいえる、スズメ。

小さめでふっくらとした印象のある、かわいらしい鳥で、鳴き声も「ちゅんちゅん」とかわいらしく、朝に聞くイメージも強いもの。

しかしながらスズメは警戒心が強いので、あまり近寄るとすぐに逃げてしまいます。

そんなスズメですが、スズメの巣を見たことがある人は少ないもの。

スズメはいろいろなところからせっせと集めてきた、枯れ草や藁(わら)、動物の毛などを使って、人家の壁や屋根の隙間・道路標識のパイプなどに巣を作ります。

意外と私たちの身近に巣を作っているのですが、これは天敵から身を守るためでもあるのです。

なかなか見る機会のないスズメの巣ですが、「雀の巣」や「雀の子」は春の季語にもなっている、昔から身近なものだったことがわかります。

ほかにもスズメが身近な存在だといえることがあり、俳句や民話・童謡などにもよく出てくるもの。

多くの人が小さい頃に一度は読んだことがある、「したきりすずめ」はその代表ともいえます。

またほかの鳥の大きさを比較するための基準とされていて、「ものさし鳥」と呼ばれているのです。

田んぼの稲を食べたりと、いたずらっ子なイメージもあるスズメですが、古くから私たちの生活に溶け込んでいる鳥だといえます。

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雀始巣(すずめはじめてすくう)の時期は「3月20日~3月24日頃」

2022年 3月21日~3月25日
2023年 3月21日~3月25日
2024年 3月20日~3月24日
2025年 3月20日~3月24日
2026年 3月20日~3月25日
2027年 3月21日~3月25日
2028年 3月20日~3月24日
2029年 3月20日~3月24日
2030年 3月20日~3月24日
2031年 3月21日~3月25日

この時期は二十四節気では「春分」となります。

現在でも春分といえば、誰しも知っているもので、「春分の日」という国民の休日にもなっているもの。

これは皇室の行事であった「春季皇霊祭(しゅんきこうりょうさい)」という祭日が名前の由来ともいわれています。

知らない人も多いのですが、「春分の日」というのは、「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」ときちんとした意味があるのです。

春分の日を中心として前後3日間を合わせて7日間を「春のお彼岸」といい、お墓参りをする人も多いもの。

また「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、この日には寒さも和らいで暖かい日が多くなってきます。

春分の日だからといって、これといってすることが決まっているわけではありませんが、春分の日の意味を知ることで、また違った過ごし方になるものです。

「春分の日」とは、昼と夜の長さがほぼ同じになる日で、春分を過ぎると夏に向けて、昼の時間が日に日にのびていくのです。

春分の日は地球と太陽との位置の関係によって変わりますので、毎年同じ日ではありません。

国立天文台が前の年の2月1日に、翌年の春分の日を決めるのです。

数年分は予測がされていますが、ハッキリと決まるのは前年の2月1日ということ。

太陽と地球の位置を観測して、正確な春分の日が決められるということなのです。

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雀始巣(すずめはじめてすくう)の旬の野菜は「フキ」

「フキ」の基本情報

栄養 ・カルシウム:骨や歯を丈夫にするために必要なものです。

・ほかにもカリウム・葉酸・食物繊維が多く含まれています。

選び方 葉にみずみずしさがあり、鮮やかなグリーンのものが新鮮です。

切り口や葉など、茶色に変色している部分が多いものは避けましょう。

フキの柄にハリがあることも判断基準の一つです。

保存方法 フキは収穫後の時間が経過するとともにアクが強くなりますので、早めに下処理をしてから、水に浸した容器に入れて冷蔵庫へ入れましょう。

水を交換しながら、一週間ほどは持ちます。

その他、お役立ち情報 ・フキは妊婦さんにおすすめしたい食材の一つです。

妊娠中に必要とされる葉酸が多く含まれており、カルシウムもお腹の赤ちゃんの骨や歯を形成するために必要。

「フキ」の特徴

フキは日本原産の野菜の一つです。

フキというのは、地中に伸びている地下茎から葉っぱまでを含めた部分のこと。

フキの地下茎から出てくる花のつぼみが、ふきのとうと呼ばれるものです。

フキの歴史は深く、平安時代から野菜としての栽培がされていたといいます。

現在でも全国に自生していますので、時期になるとあちこちで見つけることが出来るのです。

春から初夏が天然物の旬の時期とされていますが、栽培されているものは、10月から5月ごろまで長く出回っています。

「フキ」のおすすめの食べ方・調理法

フキは和え物やおひたしにして食べてもおいしいですが、おすすめは煮物です。

煮すぎないように注意をして、色味よく仕上げてください。

フキだけを似たり、お揚げと一緒に煮るとおいしいです。

魚の煮つけに添えたり、添え物としても使えますし、炒め物に加えても、食感を楽しむことが出来ます。

フキの葉はしっかりとアク抜きをして、細かく刻んだものを甘辛く炊けば、ご飯との相性も抜群です。

またクックパッドの「フキ」に関連するレシピも参考になるので是非ご覧ください。

雀始巣(すずめはじめてすくう)の旬の魚介類は「ホタテ貝」

「ホタテ貝」の基本情報

・タウリン・鉄・亜鉛などのミネラル:コレステロール値を下げる効果や、動脈硬化・高血圧症を予防してくれます。

滋養強壮にも効果があるのです。

栄養 ・アミノ酸:うま味成分でもあり、おいしく感じさせる成分になります。

・グリコーゲン:筋肉のエネルギー源となるのです。

ガンの抑制効果も期待できます。

選び方 殻付きのものは生きているもので、触れた時に反応が早く、素早く閉じる元気なものを選びましょう。

貝のなかが見える状態なら、貝柱が大きいものを選んでください。

保存方法 ホタテの貝柱を一個ずつ小分けしてラップに包んで冷凍保存しておきましょう。

貝ヒモや卵も冷凍保存はできますが、その場合は部位ごとに分けてから冷凍してください。

その他、お役立ち情報 ・ホタテ貝にはオスとメスがあります。

味には違いはありませんが、生殖巣には多少の違いがみられるのです。

メスの方がオレンジ色をしていて、ややコクがあり、オスの方は白く、ほんのりとした甘みを感じます。

「ホタテ貝」の特徴

ホタテ貝は殻の長さが20センチほどになる二枚貝で、扇型です。

左右の殻の色が違うのが特徴の一つで、少し膨らんでいる右の殻は白っぽい色をしています。

平らな形をしている左の殻は紫褐色をしているのです。

ホタテ貝は、殻の表面にある波状の「放射肋(ほうしゃろく)」と呼ばれる成長輪を見ることで、何年物かの判別ができます。

ホタテ貝は養殖が盛んなので、天然物と養殖物とありますが、天然物と呼ばれているものでも、養殖した稚貝を海に戻したものが多く、純天然物のホタテ貝はとても少なくなっているのです。

ホタテ貝の旬は冬ですが、貝柱の味としては5月ごろから7月がおいしい時期だといえます。

「ホタテ貝」のおすすめの食べ方・調理法

ホタテ貝は生きたものが手に入った時は、お刺身や寿司ネタとしていただくのが、食感も楽しめるのでおすすめです。

サラダやマリネ・カルパッチョといったものも、新鮮だからこそ味わえるもの。

加熱して食べるなら、バター焼きがおすすめです。

ホタテは過熱をすることで甘みが増しますので、バターとの相性が抜群にいいといえます。

フライや小さく切ってかき揚げに入れても、おいしいです。

またクックパッドの「ホタテ貝」に関連するレシピも参考になるので是非ご覧ください。

雀始巣(すずめはじめてすくう)の旬の草花は「関東タンポポ」

「関東タンポポ」の基本情報

学名 Taraxacum platycarpum
科・属 キク科・タンポポ属
原産国 日本
別名 アズマタンポポ

「関東タンポポ」の特徴

タンポポは3月から4月に黄色い花を咲かせる多年草で、、約2000種類が知られているのです。

日本に昔からある在来種と、海外から入ってきた外来種がありますが、道端でよく見かけるタンポポは、「セイヨウタンポポ」という外来種であることがほとんど。

「関東タンポポ」というのは、日本の在来種で、今でも自然のあふれる野山には自生しています。

外来種に比べると、少し小ぶりな在来種のタンポポ。

外来種は繁殖力が強く、単体で繁殖していくことが出来ますが、在来種のタンポポは2つの個体がなければ繁殖が出来ません。

そのため外来種のタンポポは街中でも見かけることが出来ますが、在来種は自然の多いところでしか見られなくなってしまったのです。

タンポポは花としてだけではなく、「薬草や漢方薬」などとして利用されているほか、「タンポポコーヒー」や食用としても使われています。

「関東タンポポ」の花言葉

タンポポの花言葉は、「愛の神託」「神託」「真心の愛」「別離」です。

「愛の神託」「神託」という花言葉は、タンポポの綿毛でヨーロッパでは古くから、恋占いをしていたということが由来となっています。

「別離」という花言葉は、タンポポの綿毛が飛んでいく様子からきているのです。

ヨーロッパでは「誠実」「幸福」という花言葉もあります。

雀始巣(すずめはじめてすくう)の旬の行事は「春のお彼岸」

この時期にある行事は「春のお彼岸」です。

春だけでなく、秋にもお彼岸はあるもので、どちらも春分の日・秋分の日を中心に前後3日間を合わせた7日間のことをお彼岸といいます。

日本ではお彼岸にはお墓参りをするという風習が昔からあり、現在でも根付いているものの一つ。

日本ではご先祖様を大切に想っていて、崇拝するという信仰があることに加えて、太陽が真西に沈むことが「春か西方にある浄土に通じる」という仏教の教え、春分や秋分は昼と夜の長さが同じになる特別な日ということもあって、お彼岸にはご先祖様を供養したり、お墓参りに行くという風習に繋がったといえるのです。

お彼岸にはご先祖様に「おはぎ」や「ぼたもち」を供えるもの。

この「おはぎ」と「ぼたもち」ですが、基本的には同じものです。

地域によって呼び方が違うということもありますが、厳密にいうと作り方や時期によって変わってきます。

「ぼたもち」というのは春のお彼岸にお供えするものであり、これは春に咲く花である「牡丹」にちなんでいるのです。

牡丹の花は大きくて丸いので、「ぼたもち」も、大きくて丸い形に作られ、固くなった小豆の皮を取って作った餡のこしあんで作ります。

一方で、秋のお彼岸にお供えするものを「おはぎ」というもので、萩の花にちなんでいるのです。

萩の花は小さくて細長いので、「おはぎ」も小さめの俵型に作られ、小豆を皮ごと使った餡のつぶあんで作られるという違いがあります。

ちなみに「夜船」と夏は呼ばれますし、冬は「北窓」と呼ぶ、季節によっての呼び名があるのです。

今ではあまり違いがみられませんが、季節に合わせて呼び方も、作り方も変えられていたのだといえます。

雀始巣(すずめはじめてすくう)の運気アップの方法は「ご先祖様のことを想ってお墓参りをしましょう」

この時期には、お墓参りに行くことがあなたの運気をアップさせる最大の方法です。

お彼岸という時期なので、もともとお墓参りに行く人は多いもの。

しかしお墓参りに行って、きちんとご先祖様の供養をすることがとても大切なことなのです。

ただお参りをするだけではなく、ご先祖様に感謝の気持ちを持ってご供養することでご先祖様があなたのことを守ってくます。

「先祖供養を行うことで、自分にも徳が返ってくる」という仏教の教えも、あるのです。

お墓をきれいに掃除して、墓石を打ち水で清めて、お花・お水・お供え物を置きます。

最後にお線香をあげて合掌。

特別なことは何もしなくていいので、ご先祖様のことを想う気持ちを大切にしながらお墓参りをしてください。

もちろんこれは基本的なことなので、それぞれの宗派や地域などによってお墓参りの作法が異なります。

しかしご先祖様を思う気持ちは、どの宗派でも、どの地域でも同じこと。

また現代ではなかなかお墓のある場所まで足を運ぶことが出来ないといったこともあります。

特にお盆などとは違って、お彼岸だからといって仕事が休めない場合も少なくありません。

そんな時は家からでも構わないので、手を合わせてご先祖様に想いを届けましょう。

他の七十二候の意味や時期の一覧

占い師 RINのワンポイントアドバイス「耳から入ってくる春を楽しみましょう」

RIN
「雀始巣(すずめはじめてすくう)」は、スズメが巣を作り始める頃という時期です。

身近なスズメが、忙しく巣づくりを始め、かわいらしい鳴き声も聞こえ始めます。

私たちがスズメの巣を目にすることはあまりありませんが、近くに巣を作って子育てを始めるので、耳から入ってくるスズメの声で春を感じることが出来るのです。

朝スズメの鳴き声で目が覚めると、春が来たなと感じ始める人も多いもの。

視覚だけでなく、聴覚でも春を感じることが出来はじめるので、周りの音をよく聞いてみると、多くの発見が出来る時期だともいえるのです。

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