2024年9月18日はハーベストムーンです。
ハーベストムーンとはいわゆるハーブの収穫を意味しています。
こちらのページでは、ハーベストムーンの意味や由来、西洋占星術からみるハーベストムーンが運命の及ぼす影響、ハーベストムーンに願い事をし願いを叶える方法や2024年9月18日にハーベストムーンが見れる時間帯や場所や上手な見方まで完全紹介いたします。
目次
ハーベストムーンの意味や由来とは?2024年はいつ見れるの?
ハーベストムーンとは?
毎年9月の満月のことを「ハーベストムーン」と言います。
満月は約ひと月に一度起こりますが、かつてのアメリカの先住民だったネイティブアメリカンは月の満ち欠けによって暦を判断し、狩りや農業などを行っていて、大自然と共存するライフスタイルに満月の暦を使用していました。
その月の特徴的な作物や動物、行事の名前が満月につけられています。
9月の満月のことを「ハーベストムーン (Harvest Moon:収穫月)」と言います。
この名前の由来は、ちょうど9月は夏に生い茂った草7や果実の収穫のシーズンで、冬に備えての準備をする月です。
日没後に現れた満月は農作物の収穫を行う人たちを照らしていたことが由来になっています。
9月はだんだん日没も早くなりますが、ネイティブアメリカンたちは農作物を収穫し、冬に備えて忙しくしなければならない時期なので、月明かりの元でも作業をしていた様が伺えます。
他の呼び名としては、ちょうどトウモロコシの収穫の時期なので「コーンムーン(Corn Moon:トウモロコシ月)」、同様に大麦の収穫の時期でもあるので「バーリームーン (Barley Moon:大麦月)」、菊の花が開花するので「クリサンサマムムーン (Chrysanthemum Moon:菊月)、木の実がなるので「ナットムーン (Nut Moon:木の実月)」、「マルベリームーン (Mulberry Moon:桑の実月)」、「シンギングムーン (Singing Moon:歌う月)」などと呼ばれています。
日本では秋の夜長という言葉もあり、日が短く夜が長くなるために「長月(あるいは夜長月」という呼び方をしています。
ハーベストムーンのキーワードには、「許容」、「受容」、「優しさ」、「安心感」、「多様性」、「芸術」、「神秘」、「無償の愛」、「浄化」という意味があり、これらに関することで願い事をするのに適しているとされています。
2024年のハーベストムーンはいつ?
2024年のハーベストムーンは、月の出は9月18日(水)17時53分、月の入りは9月19日(木)5時08分です。
2024年のハーベストムーンの1番大きな時間帯は9月18日11時35分です。日中の時間帯ですね。
実は前日の2024念9月17日が部分日食であり中秋の名月と言われています。なので、前日の月をお月見として眺めて満月のパワーを当日に頂くということでも良いでしょう。
この時期は秋が見え始める時期です。少し日が暮れると物悲しくなってくる人も多いかもしれませんね。
ハーベストムーンは、その名前の通り秋の実りをイメージした月となります。秋の実りをイメージするため未来への輝きを呼び覚ましてくれるでしょう。
今のあなたが間違った方向へと進んでいるのであれば、それを正しい道へと戻してくれます。
また、自分に足りないものに気づくこともできるでしょう。改めて自分が何を欲しいと思っているのか?という気持ちに向き合うタイミングにもなるはずです。
と言っても難しく考える必要はありません。月からのメッセージを受け取ることで自然と自分の中の何かが変化していきます。
それを拒むのでなく、自然の流れで受け入れるようにしましょう。
ハーベストムーンが運命の及ぼす影響【西洋占星術】
9月の満月は「中秋の名月」とも呼ばれ、空気が澄んでいればとても綺麗に満月を見ることができるでしょう。
秋の夜をお月見をしながら楽しむというあり方は古来の日本でもとても大切にされていました。
この満月は「ハーベストムーン」と呼ばれ、この満月の明かりの中で収穫の作業を進めていた様子を知ることができます。
長く過酷な冬に向けての準備をするために、寝る間も惜しんで収穫作業を続けている人々を明るく照らし、優しい光で包んでいました。
人々もどんなに月の明かりに感謝したでしょう。
大自然との交わりは、実際に自然の中で暮らしているからこそ、その恩恵を十分に感じることができます。
ハーベストムーンのキーワードも、「許容」、「受容」、「優しさ」、「安心感」、「多様性」、「芸術」、「神秘」、「無償の愛」、「浄化」というように、温かさを感じさせ、優しく包み込むような感覚を与えます。
そっと見守り、寄り添い続ける満月と言ってもいいでしょう。
このキーワードに関する願い事であれば、ハーベストムーンの力をチャージすることをお勧めします。
特に芸術関係でスキルアップをしたりチャンスを得たい場合や、心に癒しが欲しい場合、また、ゆるしを得たい場合、ゆるしたくてもゆるせない気持ちにとらわれてしまっている場合に効果があるとされています。
また多様性を認めたくても認められずに狭い世界に閉じこもっている場合、何かに依存して抜け出せないような悩みを抱えている場合にも悩みから解放する力そのものを与えてくれるとされています。
「収穫」とスピリチュアル
「収穫」とは成熟した農作物を収集することを意味します。
一般的には農作物に使う言葉ですが、漁業や林業に関しても稀に使われることがあります。
同じ意味を持っているものでは「刈り入れ」という言葉もあり、こちらは穀物の収穫に使われます。
収穫は作物の生育の一周期で最後の部分を示すと言われています。
タネから芽を出し、葉をつけ、花を咲かせ、実をならせ、そして人間に手によって刈り取られることでその命を全うします。
その後はあらゆる形で人間の食物あるいは家畜などの食物になり、形を変えて行き続けます。
人間や動物たちはこの収穫のサイクルによって命を生きさせていただいているということも言えるでしょう。
植物が命を捧げてくれることにより、私たちはそれを食することでエネルギーを得ているからです。
このような食の哲学は、あまりにも当たり前になってしまっていること、また収穫から関わるという体験が欠如していることが多いため、私たちはそんな植物に対しての感謝の気持ちも忘れてしまっているかもしれません。
もっと大きくスピリチュアル的に受け止めるのなら、「収穫」は何も植物だけではありません。
私たちの人生も、生まれ、成長し、年老い、死を迎えます。人間の人生の収穫の段階はいつなのかというと「死」の時期です。
日本語では老いの手前の時期を「実年」とも呼ぶこともあり、やがて死を受け入れる時期にこの名前がつけられています。
しかし収穫をされ、死を迎えて私たちの人生がそれで終わりかというとそうではありません。
有名な聖書の言葉に「一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただ一粒のままである。
しかし、だが、死ねば、多くの実を結ぶ」というものがあり、これはキリスト教の神であるイエス・キリスト自身の言葉です。
人間の人生も収穫として捉えるなら、自分の生き方が誰かに影響を与え、たとえ自分が死んだとしても、その意志などを引き継いでくれる存在がいれば、自分の肉体は存在しなくても生き続けるということが言えます。
このようなことで収穫、あるいは死は他者を生かすことと密接につながっているのです。
「収穫」と神話
さらに収穫月を深く理解するために神話とのつながりを知っておくのも良いでしょう。
日本ではこの時期の満月(9月中旬〜10月上旬)を中秋の名月と呼び、あらゆる祭り事も行われていて平安朝以降に貴族の間で盛んに行われており、江戸時代には一般庶民の間にも広がり、お月見を楽しむようになりました。
またこの中秋の名月を見るときに「ススキ」を飾りますが、これはなぜかというと、満月は豊穣の象徴であり、収穫の感謝を込めて芋や作物を月に向かって備える習慣がありました。
本来なら稲穂を飾るのですが、この時期はまだ稲穂は実る前の時期なので、稲穂の代わりに穂の出たススキを飾るならわしがあります。
またススキは神様の依り代と考えられています。
ススキの茎は内部が空洞になっているためにそこに神様が宿ると考えられていて、ススキの鋭い切り口は魔除けにもなると考えられており、悪霊や災いなどから収穫物を守り、翌年の豊作を願うという意味も込められています。
海外でも収穫に関する神話は数多く存在し、ギリシャ神話における富と収穫の神プルートスはゼウスから善悪の判断が見えないように盲目にされてしまうものや、古代ギリシャ・ローマ世界でた食べ物と豊かさの象徴として用いられた角のことをコルヌコピア(豊穣の角)と呼ばれ、ローマ神話に登場する女神がコルヌコピアを手に持っているコインなども発見されていて、世界各国に収穫に関する神話があります。
2024年9月18日のハーベストムーンに願い事をし願いを叶える方法
心の癒しと豊かさを与え、ゆるしの気持ちに満たし、浄化を促すハーベストムーンは心や魂の変革を促します。
また芸術関係で成長をしたりチャンスを求めている場合にもハーベストムーンにお願いをすることでより良い効果に期待できるでしょう。
どのような願いであっても、ハーベストムーンの月明かりを感じる場所でお月見をすることが何よりですが、月を見ながら静かに自分の心と向き合います。
なるべく無の気持ちであることを心がけますが、あらゆる心の中の思いが自然に湧き上がってくるでしょう。
もしそこでマイナスな気持ちが生まれたり、自分の好きではない人が思い浮かんでくるようであれば、まずそれを受け止め次のように言いましょう。
「ありのままを受け入れます」あるいは「あなたを受け入れます」と丸ごとその気持ちを受け入れる言葉を発します。
さらに「私は他の誰でもない存在で、価値があります」とプラスの言葉を口に出しましょう。
口に出すことで、自然とマイナスの気持ちが流れていくことを感じられるでしょう。
ハーベストムーンの力が充満し、心の中が幸せで満ち足りたと感じたら終了です。
もう一度月に感謝し「見守っていてください」とお祈りをして終わりましょう。
2024年9月18日にハーベストムーンが見れる時間帯や場所や上手な見方
2024年のハーベストムーンは、月の出は9月18日(水)17時53分、月の入りは9月19日(木)5時08分です。
2024年のハーベストムーンの1番大きな時間帯は9月18日11時35分です。昼間の時間帯になっているので実際に眺めるのは難しそうです。
前日の中秋の名月はお子様でも一緒に見ることができる時間帯なので、家族みんなでお月見をしてみても良いかもしれません。
たとえ見えなかったとしても満月の時間は、少しの間で良いので空を眺める余裕を作ってみてください。
また、この満月はSNSなどに写真をアップしたくなるような美しさを持っている月になります。
それゆえ、あなたも同じく美しい写真を撮影したいと思うでしょう。その場合は、海や湖などの水面に映る月を撮影してみるのもおすすめです。
そんな自然あふれる環境じゃないよ、という方はビルとビルの真ん中に月が収まるように撮影してみても良いと思います。
ちょうどご飯時でもあるので月を眺めながらのディナーもおすすめです。ハーベストムーンという名前の通りに季節感を覚えることができるメニューのチョイスが良いでしょう。
月の美しさを感じながらご飯を食べるとよりパワーを受け取ることができるはずです。
202年のその他の満月の名前や見れる時間帯
日 | 時間 | 名称 | 見える場所 |
1月26日(金) | 2:55 | ウルフムーン | 西の空 |
2月24日(土) | 21:31 | スノームーン | 東南東の空 |
3月25日(月) | 16:01 | ワームムーン | 東北東の空 |
4月24日(水) | 8:50 | ピンクムーン | 西北西の空 |
5月23日(木) | 22:54 | フラワームーン | 南の空 |
6月22日(土) | 10:08 | ストロベリームーン | 西北西の空 |
7月21日(日) | 19:18 | バックムーン | 東南東の空 |
8月20日(火) | 3:26 | スタージョンムーン | 南西の空 |
9月18日(水) | 11:35 | ハーベストムーン | 北西の空 |
10月17日(木) | 20:27 | ハンターズムーン | 東南東の空 |
11月16日(土) | 6:29 | ビーバームーン | 西北西の空 |
12月15日(日) | 18:03 | コールドムーン | 東北東の空 |
占い師 聖子のワンポイントアドバイス
格別に美しさを感じるハーベストムーンは日本でも中秋の名月として有名ね。
なかなかお団子やススキを用意して、昔の人のようにお月見を味わうことは少ないけれど、お花見を企画するように、お月見も習慣化すると秋の楽しさが増えると思うわ?
ホームパーティーを企画してだれかを招いて一緒に食事をしても楽しい時間が過ごせるはず!
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