2024年12月15日はコールドムーンです。
その名の通り寒い12月の満月を意味します。
こちらのページでは、コールドムーンの意味や由来、西洋占星術からみるコールドムーンが運命の及ぼす影響、コールドムーンに願い事をし願いを叶える方法や2024年12月15日にコールドムーンが見れる時間帯や場所や上手な見方まで完全紹介いたします。
目次
コールドムーンの意味や由来とは?2024年はいつ見れるの?
コールドムーンとは?
12月のことを日本では「師走」といい、お坊さんのことを師といい、年末にはあちこちの家に行って経を唱えるならわしがあり、あちこちに行ったり来たりして走るくらいの忙しさを表しています。
実際にクリスマスや年末年始を迎えるので文字通り忙しい季節です。
そんな忙しさの中でも満月は出ていてそっと私たちを見守ってくれています。
12月の満月のことを「コールドムーン(Cold Moon:寒月)」と呼びます。
この呼び方は北アメリカの先住民であるネイティブアメリカンの人たちが昔から狩りや作物を育てて収穫をする大自然と共存して生きていく暦にその起源があります。
私たちが普段使用しているカレンダーは「太陽暦」と呼ばれていますが、ネイティブアメリカンの人々は、太陽暦ではなく、「太陰暦」という月の暦を利用していました。
満月は月に一度あり、その満月に生活にちなんだ名前をつけることで季節を把握し、生活そのものに密着をしていました。
そのために季節にちなんだ行事や作物、動物などの名前がつけられています。
コールドムーンはその名前の通り厳しい寒さがやってきたことを意味しています。
動物たちは冬眠し、作物も育たず、まるで死の大地になりますが、秋までに収穫をしたもので乗り切っていかなければなりません。
そんな寒い冬の月をコールドムーンと名付けました。
さらに興味深いことにネイティブアメリカンの教えには寒さや飢えなどの苦しみは神様からの贈り物とされているので、寒さ自体がプレゼントのように考えていることからこの名前に由来をしていると受け取ることができるでしょう。
さらに、日が短く、夜が長いことから「ロングナイトムーン(Long Night Moon:長夜月)」、キリスト教の神であるイエスキリストの誕生日であることから「クリスマスムーン(Christmas Moon:クリスマス月)」、「ピーチムーン(Peach Moon:桃月)」、「ビタームーン(Bitter Moon:苦月)」、「オークムーン(Oak Moon:オーク木月)」、古代ヨーロッパのゲルマン民族が行なっていた「ユール」という祭り事を表す「ムーンビフォアユール(Moon Before Yule:ユールの前の月)」という名前もあります。
2024年のコールドムーンはいつ?
2024年のコールドムーンの1番大きく見える時間帯は12月15日18時03分です。時間帯としてはちょうど良い時間帯かもしれません。
ただ帰宅時や夕食の時間帯にかぶってしまって忙しくしている人が多いかもしれませんね。
時間を作って満月を眺めて1年の最後の満月の願い事をしてみることもおすすめです。コールドムーンは、これから来る寒い季節を知らせてくれる月となります。
今でこそ科学の発展がありそれなりに寒い時期も暮らせますが、昔はもっと過酷だったはずです。
そのような時期を生き抜くには周囲の人たちの協力が必要不可欠でした。そんなこともあり、コールドムーンは家族や仲間への感謝を伝える気持ちを促す効果があるでしょう。
普段から感謝を伝えている人も恥ずかしくて感謝を伝えることができていない人もいると思います。
どんな方も1年の御礼や感謝を込めて気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか?
コールドムーンが運命の及ぼす影響【西洋占星術】
コールドムーンには「家庭」、「安定」、「成長」、「慈愛」、「育成」、「共感」、「感受性」、「ルーツ」、「所属」、「帰属意識」、「しつけ」、「世話」、「親密さ」、「母性愛」、「無償の愛」、「居場所」、「居心地の良さ」というキーワードがあります。
家庭や自分が属する場所を求めたり、安定を得たい場合、成長を望んでいる場合になどにはコールドムーンの力を借りるといいでしょう。
ちょうど冬至が12月22日で、北半球では昼の時間が一番短くなります。
冬至は陰のエネルギーが一番充満されるとし、自分の意識そのものが内面に向かいやすいとされています。
クリスマス前の年末年始の一番忙しい時期ですが、実は私たちの心身は大きな影響を受けている時期でもあります。
ふとしたときに寂しい気持ちになったり、過去を振り返りやすくなるのもこの時期によく起こる傾向があります。
さらに満月は自分の内面の感受性を高め、感情が高ぶりやすくなったり、自分の中の意識の破壊が促され、不安や焦りを感じやすくなる場合もあります。
個人差はあるものの月による影響も大きく見られるでしょう。
12月のコールドムーン前後から冬至前後の時期には特に感情が左右されやすく、自分のようで自分ではないような不思議な感覚を味わったり、普段の自分ではしないような行動をとってしまう場合もありますので、少し注意深く自分を観察するといいかもしれません。
コールドムーンにはどこか優しいキーワードが込められていますので無理することなく、自分を大切にするといいでしょう。
「寒さ(Cold)」とスピリチュアル
さらにコールドムーンを理解するためにスピリチュアルとのつながりを見てみましょう。
冬至との関連もありますが、日が短くなり、夜が長くなることで心身への影響が見られるようになります。
寒くなるとどこか元気が無くなってしまうという場合もあるかもしれません。
スピリチュアルでは寒い時期はデトックスの期間、また浄化の時期として考えられています。
自分自身のエネルギーが外に出るというよりは内側に溜め込まれ、さらに奥深く浸透させていくような時期なので、普段はあまり考えないようなものでも表面化しやすく、不安や焦りなどを感じる場合もあるでしょう。
また眠気やだるさを感じることもありますが、こちらはいわゆる「冬眠」をしているようなもので、エネルギーを無意識的に蓄えているような時期です。
冬至を境にエネルギーが変わり目を迎えるのであまり無理をせずにゆったりすることも大切です。
さらに頭痛や首や肩の痛み、めまい、熱っぽさ、関節痛、腰痛、かゆみ、眉間の圧迫感、口臭や体臭が強くなるという症状も感じられるかもしれませんが、基本的にエネルギーが内側に向かうと自分の心身が弱っているところ、ストレスを感じているところに症状が出やすくなります。
またスピリチュアル的な文脈ではなくとも、日照時間が短くなることで脳内の神経伝達物質であるセロトニンが減少することで感情や気分のコントロールが不安定になります。
セロトニンが出にくくなることで疲れやすくなり、やる気が出ない、落ち込んでしまう、どんなに寝ても寝たりないという症状も見られるので、冬至の影響とセロトニン関係の両面で考えてみると良いでしょう。
どちらにしても無理をするよりは体と心を休めることを意識し、いつもより水を多めに飲んだり、瞑想などをしたり自分なりに心地いい生活を心がけるといいでしょう。
「寒さ(Cold)」と神話
ギリシャ神話では「季節の神」という考えがあります。
また寒い冬を支配するのは冥界の王であるハーデスに関連づけられています。
作物の実りをもたらす豊穣の女神デルメルは天界の王である神ゼウスとの間に最愛の娘であるペルセポネをもうけます。
ペルセポネは心優しい女性に成長し、いつものように妖精たちと一緒に花を摘んでいると目の前にひときわ美しい水仙の花が現れ、ペルセポネは花に吸い寄せられるようにして近づいていきます。
花に手を伸ばした瞬間に、大地が真っ二つに避け、地の底から黒い馬に乗った冥界の王ハーデスが現れ、ペルセポネを連れ去ってしまいました。
ハーデスはペルセポネを自分の妻にしようとして冥界に連れ去ってしまいます。
このことを知ったペルセポネの母デルメルは怒り狂い、ハーデスへの報復として彼の住む世界から作物の実りを全て奪ってしまいます。
木々や草花は枯れ果て、大地はその隅々まで荒廃しきってしまいます。
それが寒い冬の起源になります。最終的にはペルセポネは解放され、母デルメルの元に戻りますが、ハーデスの元にいる間に、空腹に耐えかねてすでに冥界の果実(ざくろ)を口にしていたペルセポネは冥界の定めによって冥界の住民にならなければならないので自分が冥界にいる間に口にしたざくろの粒の数のぶんの月だけ夫になった冥界の王ハーデスの元に留め置かれることになります。
そして残りの月は地上にいる母デルメルの元に帰るようになりました。
これが季節の起こりの神話です。
ペルセポネがハーデスの元にいる間は、地上の作物が全て枯れる寒い冬が訪れ、ペルセポネが母デルメルの元に帰ると、再会の喜びから草花が目萎える春の時期が訪れるとされています。
2024年12月15日のコールドムーンに願い事をし願いを叶える方法
冬至の時期に近いコールドムーンは非常に豊かなものを与えてくれます。
ちょうど自分に不足したエネルギーをチャージするのに適している時期だと言えるでしょう。
そんなコールドムーンのエネルギーを得るためには、満月の月明かりがはっきりと感じられる場所を選びます。
街の明かりや室内ではその効果が半減してしまうのでおまじないをする場所に気をつけましょう。
コールドムーンの月明かりを感じられる場所に立ち、手を洗いましょう。
もし近くに水場などがない場合には事前にペットボトルなどに水を入れておく必要があります。
そして水で手を洗い、すぐにタオルなどでふき、手のひらをに月明かりが当たるようにします。
そして静かに目を閉じ、「私に必要なものを与えてください」とコールドムーンに向かって心の中でお願いをします。
しばらくすると心の中に一つのキーワードが浮かんできますので、それを感じられたら終了で、しっかりとパワーチャージをされています。
キーワードを大切に、思いを巡らせることでえ大きなヒントを得ることができます。
2024年12月15日にコールドムーンが見れる時間帯や場所や上手な見方
2024年のコールドムーンは、月の出は12月15日(日)16時01分、月の入りは12月16日(月)6時32分です。
2024年のコールドムーンの1番大きく見える時間帯は12月15日18時03分です。午前中の時間帯なので肉眼で見ることは難しいでしょう。
でも、暗くなれば満月を眺めることは可能となります。12月の末となるので何かと忙しい時期となるでしょう。
なので、コールドムーンを眺めることをうっかり忘れてしまいがちになるでしょう。でも、2024年の締めくくりと思えば大切な満月になると思います。
1年間の感謝をこめてお願いごとをしてください。コールドムーンにも周囲や家族への感謝という意味がこめられています。
そんなコールドムーンを眺めながらこの1年の自分に想いを馳せてください。何もかもうまくいったという人はまれかもしれません。
でも、人間だからそれでも良いのです。そのできなかったことや悔しいことをばねに2024年に挑みましょう。
感謝をすれば、またあなたの力になってくれるでしょう。あなたも同じく誰かの力になれるような人でいてください。
最後は家族と一緒に満月を眺めてみるのもおすすめです。
2024年のその他の満月の名前や見れる時間帯
日 | 時間 | 名称 | 見える場所 |
1月26日(金) | 2:55 | ウルフムーン | 西の空 |
2月24日(土) | 21:31 | スノームーン | 東南東の空 |
3月25日(月) | 16:01 | ワームムーン | 東北東の空 |
4月24日(水) | 8:50 | ピンクムーン | 西北西の空 |
5月23日(木) | 22:54 | フラワームーン | 南の空 |
6月22日(土) | 10:08 | ストロベリームーン | 西北西の空 |
7月21日(日) | 19:18 | バックムーン | 東南東の空 |
8月20日(火) | 3:26 | スタージョンムーン | 南西の空 |
9月18日(水) | 11:35 | ハーベストムーン | 北西の空 |
10月17日(木) | 20:27 | ハンターズムーン | 東南東の空 |
11月16日(土) | 6:29 | ビーバームーン | 西北西の空 |
12月15日(日) | 18:03 | コールドムーン | 東北東の空 |
占い師 聖子のワンポイントアドバイス
コールドムーンは寒いけれど、とても優しく温かな存在ね。
ちょうど師走で忙しく、満月なんか見ているヒマなんてないと思うかもしれないけど、しっかりとパワーチャージして不調を乗り切っていきましょ?
年末年始だから嬉しいサプライズにも期待できそうね。
またコールドムーンで願いを必ず叶えたいのならコチラのオラクルカードも試してみるといいわよ!