ワームムーンは2024年3月25日。意味や由来やワームムーンが運命に及ぼす影響・願い事の叶え方を完全紹介
冬から春を告げ知らせる時期の満月であるワームムーン。
2024年の3月25日の満月はワームムーンです。
こちらのページでは、ワームムーンの意味や由来、西洋占星術からみるワームムーンが運命の及ぼす影響、ワームムーンに願い事をし願いを叶える方法や2024年3月25日にワームムーンが見れる時間帯や場所や上手な見方まで完全紹介いたします。
目次
ワームムーンの意味や由来とは?2024年はいつ見れるの?
ワームムーンとは?
春の訪れを感じさせる3月の満月のことを「ワームムーン(Worm Moon)」と言います。
「ワーム」とは「芋虫」のことで、3月はようやく寒い冬が終わり温かな春の兆しを感じられるようになります。
この時期はちょうちょの幼虫である芋虫やミミズなどの地を這う虫が土の中から這い出してくる季節で、この名前をつけたネイティブアメリカンたちは大地の様子から春を実感していたことにより名付けられています。
日本では3月上旬に虫たちが冬眠から覚めて這い出してくる季節を二十四節で「啓蟄(けいちつ)」と呼ぶのとほぼ同じ意味合いで用いられています。
他にもこの3月の満月は、3月で一年のサイクルが終わることを示した「デスムーン(Death Moon:死月)」、かえでの木からメープルシロップの原材料である樹液が取れる時期を示す「サップムーン(Sap Moon:樹液月)」、暖かくなり地表の雪が溶け始めるが、夜や気候によっては雪が再凍結し氷になって凍結する様を示す「クラストムーン(Crust Moon:堅雪月)」、雪解け後の何もない大地から生命が芽生える様を示す「チェイストムーン(Chaste Moon:純潔月)」という呼び名があります。
ネイティブアメリカンの人々は北アメリカの大自然の中で自然と共存しながら暮らし、季節にちなんだ生活をしているので生活する上で指標となる植物や動物などその月ごとにまつわる風景などから連想して各月の名前がつけられています。
2024年のワームムーンはいつ?
2024年のワームムーンは3月25日(月)に見られます。月の出は3月25日(月)17時57分で月の入りは3月26日(日)5時34分です。
天気さえ良ければ満月の夜は、一晩中美しいお月様を眺めることができます。時間帯によって見え方が変わるのでそれも味わいの一つだと思います。
しかも、満月の1番大きな時間帯は3月25日16時01分です。この時間帯は、まだ太陽が出ているので眺めにくい時間帯かもしれません。
肉眼で見ることができなくても満月のパワーは地上に降り注いでいるのでしっかり受け取るようにしましょう。
季節柄、春ということで日本では別れと出会いの季節です。そんな季節にふさわしい終わりの始まりを願ってみるのもおすすめです。
春からの新生活に向けての目標をウルフムーンに願ってみましょう。家族みんなで一緒に願うのも良いですよね。
ワームムーンが運命の及ぼす影響【西洋占星術】
春の訪れを感じさせるワームムーンは私たちの気持ちも明るくしてくれるような気分を与えてくれます。
3月は出会いと別れの季節でもあるのでお月見をしながら、だれかとの関係をしみじみ味わうこともあるかもしれません。
そのような情感を与えてくれるワームムーンのキーワードは、「美」、「平和」、「調和」、「豊かさ」、「金運」、「他者」、「客観性」、「人間関係」などを示します。
ワームムーンに願い事をする際には、これらのことを意識したものであれば願いが叶えられやすいとされています。
2月のスノームーンは自分を整える傾向が強いものですが、春の訪れを告げるワームムーンは自分を越え出た他者とのつながりにおいて働いていくというイメージを持つといいでしょう。
「芋虫」とスピリチュアル
ワームムーンの持っている力をさらに理解するためには「芋虫」のスピリチュアル的な意味と象徴を理解することが不可欠です。
芋虫のスピリチュアル的な意味は「成長のチャンス」、「変革」を示します。
芋虫はちょうちょやガの幼虫であり、緑色で地を這う存在です。
若葉などを食べてどんどん大きくなり、その後はサナギとなってやがては羽根を羽ばたかせ優雅に空を舞います。
しかし芋虫の段階では、害虫として歯を食い散らし、見た目も心地よいものではないので嫌いな人も多くいるでしょう。
芋虫をスピリチュアル的に解釈するにはやや仏教的な教えがベースのあります。
人間は肉体を持って生まれますが、やがては誰しもが老い、病気を経験し、死にゆく存在です。
現世では人間の生きる様をちょうちょの幼生である芋虫と見定め、やがてはサナギとなりちょうちょになるという姿を成長や覚醒、あるいは悟りとみなします。
芋虫の課題は自分を成長させ、変化させることであり、さなぎの段階である忍耐を経てやがては殻を破って羽化をし、大空に羽ばたいていくイメージです。
芋虫を人間とみなすとき、そこには誰しもが乗り越えなければならない苦悩や課題があることを暗示しています。
また完璧ではないからこそ努力をし、成長することができる可能性が指し示されています。
ワームムーンのキーワードに「人間関係」や「客観性」があるのは、まさしく人との関わりにとって成長したり、気づいたり、努力をして乗り越えていくというイメージがあります。
現状に満足することよりもさらにより良い方向へ変化していく可能性が芋虫には秘められています。
誰しもが変化しより良い方向に向かう可能性を持っているのにも関わらず、あらゆる理由をつけて「できない」理由を探してしまう場合もあるかもしれません。
「もっとお金があればこれができるのに」とか「もっと美人だったらあの人と付き合えるのに」と「私は今こうだからこれをすることができない」と思うこともあります。
しかし芋虫が教えてくれるのは、「できない」ことを理由にして現実から逃げていないかどうかということです。
またできないを理由にするのではなく、「できる」方向を探していくこと、諦めないことで成長し、変化していくことができるということを教えてくれる存在です。
思考は現実化をするもので、それぞれの物の見方によってそれに応じた現実が引き起こされていきます。
マイナス思考であればマイナスの出来事を招きやすく、プラス思考であればプラスの出来事が起こります。
もし「こうなりたい」という理想や夢があるのなら、「今何をすべきか」ということにスポットライトが当たります。
今できることに少しづつでも向き合うことで、その未来は必ず現実のものになっていきます。
芋虫がサナギになり、やがてちょうちょへと変身していくように、人間の存在も未来に向かって変化を遂げていく存在だということを芋虫のモチーフは教えてくれています。
神話での「芋虫」
芋虫から蝶々になる様態を描いている物語は、ギリシャ神話や中国の故事、仏教やキリスト教の教えの中にも登場し、西洋東洋を問わずに幼虫からサナギを経て成虫になる劇的な変化を記しています。
これが生まれ変わりや復活を意味する象徴となっています。
日本でもちょうどワームムーンの時期と近い3月16日から七十二候では「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」といい、青虫がモンシロチョウになる頃という意味を持ちます。
害虫としての芋虫がサナギとなり冬を越し、春になると優雅なちょうちょになる様を季節の縁起として捉えています。
ギリシャ神話では青虫からちょうちょへと変化する様を「メタモルフォシス(metamorphosis)」といい、「メタ」は何かを超越し、変化していくという意味があります。
夢や可能性を現実に変える力そのものをさし、絵本やおとぎ話にも芋虫からちょうちょへと変化する話が世界各国にあります。
2024年3月25日のワームムーンに願い事をし願いを叶える方法
特にワームムーンには金運アップや恋愛運、人間関係運をよくする月だと言われています。
ワームムーンには美や調和、平和、他者などのキーワードがあるようにキレイになりたい人や恋人やパートナー、友人や家族との関係をより良い方向にした場合にはピッタリです。
恋愛を成就させるためには、手鏡を用意し、曇りがないようにキレイに鏡面を磨いておきます。
ワームムーンの夜にその手鏡を3〜4時間あるいは一晩ほど外に置き、満月の光に当たるようにします。
恋愛の願いを叶えるために手鏡に満月のパワーを吸収させ、パワーチャージが済んだらコットンや自然素材の布袋に手鏡を保管します。
毎日、化粧をするときや眠る前にその手鏡を取り出し、自分の顔を映しながら、「好きな人と幸せになりますように」と願いをかけるといいでしょう。
人気運をアップさせたり、人間関係をよくするおまじないは、コップに水を入れ、ワームムーンの日に一晩外に出し、月明かりを浴びせます。
朝起きたらその水を飲むとワームムーンの素晴らしい力を体内に取り入れることができ、人間関係運や人気運が向上させることができます。
またコップをそのまま外に出していて、それを飲み干すのがイヤな場合は、水を注いだコップにラップをかけておくといいでしょう。
気をつけたいのは水にワームムーンの光が当たるようにすることなので、透明ではないものでコップに蓋をしてしまうとその効果が半減してしまいますので、なるべくラップや透明なビニールなどを用いることが大切です。
2024年3月25日にワームムーンが見れる時間帯や場所や上手な見方
月の出は3月25日(月)17時57分で月の入りは3月26日(日)5時34分です。2024年のワームムーンが一番大きく見られるのは25日(月)16時01分です。
満月は三日月や上弦の月とは違い、一晩中眺めることができます。天気が良い場合は約13時間もの時間夜空で輝いています。
2024年のワームムーンは、夕方の16時と比較的見やすい時間帯に最も大きくなります。ただし、太陽が出ているので肉眼では見えないでしょう。
でも、暗くなってからも丸い月が夜空に浮かんでいるので好きな時間帯に眺めるのも悪くないでしょう。
月は太陽と同じく東の空からのぼり、西の空へと沈んでいきます。そういったこともあり、満月が大きく見える時間帯では西の方角をチェックすることがおすすめです。
この時期は、そろそろ桜の花が咲き始める時期でもあると思います。夜にお花見をしている時にちょうどワームムーンを眺めることができるかもしれません。
また、夜桜を眺めるために散歩をするのもおすすめです。春の訪れを感じる頃だということで油断しがちかもしれませんが防寒対策は怠らないようにしましょう。
まだまだ寒い日もあると思います。ワームムーンは、そのパワーを自然の力の下で受け取ることがおすすめです。
公園などで森林と共に夜のピクニックを楽しむことも悪くありませんが、季節柄夜の花見がおすすめです。
また、好きな人や大切な人とお花見をすると良い思い出を作ることができるでしょう。飲み物に月を映し出すことで浮かぶ月を眺めてみるのも風流でしょう。
2024年のその他の満月の名前や見れる時間帯
日 | 時間 | 名称 | 見える場所 |
1月26日(金) | 2:55 | ウルフムーン | 西の空 |
2月24日(土) | 21:31 | スノームーン | 東南東の空 |
3月25日(月) | 16:01 | ワームムーン | 東北東の空 |
4月24日(水) | 8:50 | ピンクムーン | 西北西の空 |
5月23日(木) | 22:54 | フラワームーン | 南の空 |
6月22日(土) | 10:08 | ストロベリームーン | 西北西の空 |
7月21日(日) | 19:18 | バックムーン | 東南東の空 |
8月20日(火) | 3:26 | スタージョンムーン | 南西の空 |
9月18日(水) | 11:35 | ハーベストムーン | 北西の空 |
10月17日(木) | 20:27 | ハンターズムーン | 東南東の空 |
11月16日(土) | 6:29 | ビーバームーン | 西北西の空 |
12月15日(日) | 18:03 | コールドムーン | 東北東の空 |
占い師 聖子のワンポイントアドバイス
ワームムーンは冬から春の季節の転換のサインなの。
長い冬の季節を超えて、植物が一斉に芽吹いてきて、命の壮大さを感じられるようになるわ。
また芋虫からやがてはちょうちょに変貌していくように、私たちにもあらゆる可能性があるっていうことを告げてくれているのよ。
何かをするときに「自分にはできない」と思ったり、マイナス思考になることはないの。
そんなあり方をワームムーンは教えてくれているのね。
ちょっと「自分はマイナス思考気味かも」と思ったら、ワームムーンの月明かりを浴びることで元気になるはずよ!
またワームムーンで願いを必ず叶えたいのならコチラのオラクルカードも試してみるといいわよ!