2024年8月20日はスタージョンムーン(スタージャンムーン)です。
「スタージョン」とはチョウザメのことを意味しますが、なかなか私たちには馴染みの少ないものです。
チョウザメの卵はかの有名な「キャビア」です。
こちらのページでは、スタージョンムーンの意味や由来、西洋占星術からみるスタージョンムーンが運命の及ぼす影響、スタージョンムーンに願い事をし願いを叶える方法や2024年8月20日にスタージョンムーンが見れる時間帯や場所や上手な見方まで完全紹介いたします。
目次
スタージョンムーンの意味や由来とは?2024年はいつ見れるの?
スタージョンムーンとは?
8月に見られる満月のことを「スタージョンムーン(Sturgeon Moon:チョウザメ月)」と言います。
アメリカの先住民であるネイティブアメリカンたちは昔から満月の暦に合わせて生活をしていた習慣があります。
年に12回ある満月にそれぞれ時期にふさわしい名前をつけてカレンダーにして農作業や狩りなどの指標にしていた歴史があります。
「スタージョン(またはスタージェン/スタージオン)」とは「チョウザメ」のことを意味します。
世界三大珍味として知られている「キャビア」という魚卵はこのチョウザメから採取されていてとても高価なものです。
北アメリカの五大湖ではふつくからチョウザメの漁が行われており、8月になるとチョウザメは大きくなり、漁のシーズンを迎えることでこの名前がつけられました。
他にも「グリーンコーンムーン(Green Corn Moon:緑のトウモロコシ月(収穫前の緑の状態であることを意味した名前)、「バーレームーン(Barley Moon:大麦月)」、「フルーツムーン(Fruit Moon:果物月)」、「グレーンムーン(Grain Moon:穀物月)」、「ドッグデイズムーン(Dog Day`s Moon:盛夏月)」、「ウーマンズムーン(Women`s Moon:女性の月)」、「ディスピュートムーン(Dispute Moon:論争月)」、「ライトニングムーン(Lightening Moon:稲妻月)」という呼び名もあり、日本語では「葉月」とも言います。
短い夏の間の気候は、様々な植物や魚たちが大いに成長し、実りを迎える季節にふさわしい月の名前がついていることを知らされます。
スタージョンムーンには「自由」、「繁栄」、「個性」、「自立」、「平和」、「友情」、「オリジナリティ」、「ネットワーク」などのキーワードがあり、これらに関することでお願いをすると叶うと言われています。
ビジネスや交友関係でさらに広げて自分の個性などを確立したい場合にはオススメです。
2024年のスタージョンムーンはいつ?
2023年のスタージョンムーンは8月20日(火)に見られます。月の出は8月19日(月)18時24分で月の入りは8月20日(火)3時50分です。
2023年のスタージョンムーンの1番大きな時間帯は8月20日3時26分です。この時間帯は、真夜中なのでリアルタイムで見るのは少し厳しいかもしれませんね。
なので、無理をせず自分の都合の良い時間帯でスタージョンムーンを楽しんでみても良いと思います。
スタージョンムーンの写真を撮ったり、お願い事をしてみましょう。スタージョンムーンはチョウザメの漁獲期を表す月となります。
この月は地球上の存在全てが愛情豊かに生きるための光を与えてくれます。なので、愛情深い月の光になります。
お願いごとをする時にあなたの手のひらに大切なものを包み込んでみたり、大切なものに月のパワーを浴びせるようなイメージを思い浮かべると良いと思います。
温かさに満ちた月のパワーを受け取ってみてください。
また、日本ではお盆に近い時期でもあります。なので、ご先祖様に想いを馳せてみるのも良いでしょう。
久しぶりに集まった家族と一緒に月を眺めてみることもおすすめです。さすがに夜中は厳しいと思うので写真を見せあうのも悪くないでしょう。
スタージョンムーンが運命の及ぼす影響【西洋占星術】
スタージョンムーンにはあらゆるキーワードがありますが、8月のイメージは木や草の葉っぱが大きく茂り、夏の盛りを感じさせます。
そのイメージにふさわしく、新規のビジネスや人間関係を開拓し、さらに自分をチャレンジさせていくような働きを促してくれるのに役立ちます。
何事も新しいことをするのは期待もありながらも不安も生じます。
マイナスに考えてしまうと現状維持をしたり、守りに入ってしまいますが、スタージョンムーンは新しいことそのものに取り組むのにとてもふさわしく、飛び込んでいく勇気を与えてくれる月です。
また悪しき習慣や人間関係から解放させたり、物事になんらかの決着をつけることもあるかもしれません。
これからさらに自分自身をステップアップさせ、スキルを向上させたり、レベルアップを目論んでいる場合にはスタージョンムーンの力を自分に取り入れることで、思いがけない嬉しい結果になったり、あらゆるチャンスが飛び込んでくることもあるでしょう。
またチャンスがきた際には伸るか反るかと悩んでしまう場合もありますが、前向きな気持ちにさせ、無理かもしれないけれどやってみようという気持ちにさせてくれます。
レベルアップ、スキルアップをしたい場合にはぜひスタージョンムーンの力を堪能するといいでしょう。
「チョウザメ」とスピリチュアル
さらにスタージョンムーンを知るためにそのスピリチュアル的な解釈を見てみましょう。
一言に「チョウザメ」と言ってもピンとこないことが多いかもしれません。
その風貌は少し変わっていて、いわゆるサメ(Shark)のイメージとは離れていると感じることもあるでしょう。
私たちにとってチョウザメはその魚の姿よりも卵の「キャビア」の方が有名かもしれません。
チョウザメは全骨魚類であり、背中や体側には縦一列に並ぶ固いウロコがまるでチョウチョのように羽を広げて見えることからその名前がつけられました。
いわゆる海にいる怖いサメとは全く違い古代魚に属し約3億年前から地球に存在しています。
ロシアやヨーロッパ、アジア、北アメリカなどで生息しており、淡水魚で皮や湖に住んでいます。
中には鮭のように川で生まれ海に降って成長し再び産卵のために川に浮上してくる種類もいます。
チョウザメは氷が張るような冷たい自ら27度まで生息が可能で、体の大きさも1〜4メートルにもなります。
古代魚は何億年も前からそのままの姿をしています。
進化をしなくても滅びないのは、滅ぼされる外的な要因がほとんどなかったためと考えられます。
進化をしたり絶滅をするのは天敵や競争相手や環境の変化に対応できないからです。
チョウザメも同様に何億年も同じような姿をしていることから進化をする必要性がなかったと言えるでしょう。
これをスピリチュアル的に解釈をするならば、変わりがない生物に接することで、まだまだ人類の頭脳や知識は未熟であり、この世界のことを全て知り尽くしているとは言えず未知の領域を認めなければならないということでしょう。
「知らないということを知る」というのが人類史上で最初の哲学者と言われたソクラテスの行き着いた結論です。
自分はなんでも知っているというのは非常に驕り高ぶった態度でもあり、そこから足をすくわれるということもあります。
どんなに勉強し知識を積み重ね、あるいは生活の知恵をそこに加えたとしても、世界にはまだ知らないものがたくさんあるのです。
目には見えないウィルスにしても人間はそれを完全にコントロールすることができないように、未知の世界があるのは逆をいえば、可能性が大きくあることにつながります。
チョウザメをはじめとする古代魚はあらゆる面で変化がありませんが、だからこそ偉大な存在であると言えます。
もしこの先なんらかの理由で人類が滅びることがあったとしてもチョウザメのような古代魚は変わることなく地球に生き続けるのかもしれません。
そこに畏れ多さと絶対的な存在感を感じることができます。
「チョウザメ」と神話
チョウザメは日本では未確認生物である「龍魚」であるという説があります。
実際に存在するかどうかは別として、明治時代にの新聞などにはその記述が見られ、吉兆とされたことが多かったとされています。
龍魚という名前は紀元前4世紀から3世紀ごろに書かれた「山海経(せんがいきょう)」という書物に妖怪として描かれているという説もあります。
この魚は八尺、約2、4メートルほどあり、非常にゴツゴツとした鎧のようなウロコがあり、普段は見かけない魚として取り扱われています。
北海道では石狩川と手塩川で生息されていたとされ、アイヌ語では「ユペ」、「オンネチェプ」、また神の魚という意味の「カムイチェプ」、「ビシュルカム」とよばれていました。
チョウザメの川はとても固く、川を刀の鞘に利用したこともありますが、食用に記した伝承が少ないのは神の魚として敬われていたこともあります。
チョウザメの深遠さと力強さの象徴がこのような言い伝えからも知ることができます。
2024年8月20日のスタージョンムーンに願い事をし願いを叶える方法
チョウザメはたくさんの卵をつけます。
いわゆるキャビアがそれに値しますが、なんとその産卵数は80万から240万粒にもなります。
繁栄や成長というキーワードはこの卵の数から見ても容易に想像することができるでしょう。
スタージョンムーンは人間関係やビジネス、ネットワークそのものなどを発展させ、今後の可能性のチャンスを高めてくれることに適しています。
一番簡単な方法としては、夏の夜空に輝く満月を見ることです。
なるべくなら街の明かりが少なく、海や湖、川など水面に月が映る場所を選ぶといいでしょう。
また周りの音などが気にならない静かな場所を選ぶことも大切です。
そのような場所についたら心をしずめ、まず夜空に浮かぶ月を見上げます。
その後に水面に映る月を見ながら、そっと願い事をしましょう。
その際には自分の過去の思い出やだれかの言葉などが浮かんでくると思いますが、そのままにしておきます。
無理にイメージを消すよりはありのままにしておくといいでしょう。
この時にもし嫌な思い出や、言われて傷ついた言葉などを思い出してしまうことがあれば、「スタージョンムーンの名によって消え去れ」と実際に言葉に出して命じ、水にその思いが溶けて流れていくようにイメージします。
しばらくすると、気にならなくなりますので、そうなればパワーチャージが完了です。
もう一度スタージョンムーンを見上げて感謝の気持ちを月に伝えてからそっとその場を離れ、ゆっくりと休むといいでしょう。
次の日からは思いがけないチャンスが訪れたり、人間関係で嬉しい出来事が起こる可能性が高くなります。
2024年8月20日にスタージョンムーンが見れる時間帯や場所や上手な見方
スタージョンムーンは、8月20日(火)に見られます。月の出は8月19日(月)18時24分で月の入りは8月20日(火)3時50分です。
2024年のスタージョンムーンの1番大きな時間帯は8月20日3時26分です。時間帯だけで言えば真夜中ですね。
この満月は真夏の満月となります。暑い時期なので、昼間はなかなか外で散歩をする気にならないという人も多いでしょう。
なので、真夜中は難しくても月が出ている時間帯に散歩をするということはおすすめです。ゆっくりと満月を眺めながらもうすぐのお盆に向けて先祖に想いを馳せても良いでしょう。
2024年のスタージョンムーン(チョウザメ月)は、他の満月と同じく、東から昇り、西へ沈む形で見えます。具体的には、日没後に東の地平線から昇り、夜を通して空を移動し、夜明け前には西の地平線に沈みます。
先祖に想いを馳せることによって、今自分がそこにいることの奇跡なんかを実感することもできるでしょう。
スタージョンムーンを見るにおすすめの場所は、海や山などの自然豊かな場所がおすすめです。
夏休みの時期ということもあり、仲間でワイワイアウトドアを楽しみながらお月見をしてみても良いでしょう。
ただし、夏場は虫なども多いので虫刺され等の対策をしっかりしておいてください。
また、キャンプ場などは山にあることも多いので日中の暑さ対策だけでなく夜間の寒さ対策についても考えておく方が良いと思います。
2024年のその他の満月の名前や見れる時間帯
日 | 時間 | 名称 | 見える場所 |
1月26日(金) | 2:55 | ウルフムーン | 西の空 |
2月24日(土) | 21:31 | スノームーン | 東南東の空 |
3月25日(月) | 16:01 | ワームムーン | 東北東の空 |
4月24日(水) | 8:50 | ピンクムーン | 西北西の空 |
5月23日(木) | 22:54 | フラワームーン | 南の空 |
6月22日(土) | 10:08 | ストロベリームーン | 西北西の空 |
7月21日(日) | 19:18 | バックムーン | 東南東の空 |
8月20日(火) | 3:26 | スタージョンムーン | 南西の空 |
9月18日(水) | 11:35 | ハーベストムーン | 北西の空 |
10月17日(木) | 20:27 | ハンターズムーン | 東南東の空 |
11月16日(土) | 6:29 | ビーバームーン | 西北西の空 |
12月15日(日) | 18:03 | コールドムーン | 東北東の空 |
占い師 聖子のワンポイントアドバイス
スタージョンムーンはチョウザメのことだけど、あまりピンとこないかもしれないわね。
キャビアの方が有名だからね。
だけどチョウザメの産卵数はなんと多ければ240万粒にもなるから、あらゆることが発展していくことに願いをかけるといいわね。
あまり知られていなくて馴染みのない魚だけど、私たちの人知を超えた大きなパワーと歴史があるお魚で、それを象徴する満月には相当のパワーがあるから、ぜひ願い事をしてみてね。
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