5月は温かい気候で、多くの花々が咲き乱れたり、キレイな新緑が見られる時期で生命力そのものを感じさせます。
この5月の満月のことをネイティブアメリカンは「フラワームーン」と名付けました。
2024年は5月23日がフラワームーンです。
こちらのページでは、フラワームーンの意味や由来、西洋占星術からみるフラワームーンが運命の及ぼす影響、フラワームーンに願い事をし願いを叶える方法や2024年は5月23日にフラワームーンが見れる時間帯や場所や上手な見方まで完全紹介いたします。
目次
フラワームーンの意味や由来とは?2024年はいつ見れるの?
フラワームーンとは?
5月の満月のことを「フラワームーン(Flower Moon)」と言い、日本語では「花月」と記します。
5月は春真っ盛りの季節で、色とりどりの花が先見られることからこのような名前がつけられています。
由来は北アメリカのネイティブアメリカンが季節の風物にもとづいて月ごとの満月に名称をつけたことにあります。
ネイティブアメリカンは特に月には深い思い入れがあり、その時期に見合った名前をつけることで季節を把握していたと言われており、それは「ファーマーズアルマナック( Farmer`s Almanac)」と呼ばれる農業暦と関係しています。
この農業暦にはネイティブアメリカンであるアルゴンキン族が名付けた満月が記されており、農業の営みと月の運行が大きく関係していることがわかります。
月の運行が季節の導き手となっており、暦にも影響を与えています。
この5月の満月はフラワームーンという呼び名だけではなく、ほかにも「プランティングムーン(Slanting Moon:種まき月)」や「ミルクムーン(Milk Moon:牛乳月)」、「ヘアムーン(Hare Moon:野うさぎ月)」、「グラスムーン(Grass Moon:牧草月)」、「ブライトムーン(Bright Moon:輝月)」、「ドラゴンムーン(Dragon Moon:龍月)」、「パンサームーン(Panther Moon:豹月)」という呼び名があります。
「フラワームーン」は春の生命力を感じさせるイメージですが「プランティングムーン(種まき月)」や「グラスムーン(牧草月)」という別名も同様に一斉に植物たちが芽吹くようなイメージが分かります。
また「ミルクムーン(牛乳月)」や「ヘアムーン(野うさぎ月)」、「パンサームーン(豹月)」も動物たちが盛んに活動をし始め、いきいきとしている様子を思い浮かべることができるでしょう。
2024年のフラワームーンはいつ?
2024年のフラワームーンは5月23日(木)に見られます。月の出は5月23日(木)18時41分で月の入りは5月24日(金)3時48分です。
天気が良い満月の夜は、一晩中まん丸お月様を眺めることができます。ただ時間帯によって見え方が違うので1番大きなお月様を見たい場合はチェックしておかないといけません。
2024年のピンクムーンの1番大きな時間帯は5月6日22時54分です。この時間帯は、夜のちょうど良い時間帯ですね。
なので、夜空に浮かぶ満月を眺めることができるでしょう。
なので、最も大きな時間帯に自分の予定を合わせて眺めてみても良いと思います。
お願いごとに関しては、月が最も大きく見える時間帯に空に向かって願ってみるのもありでしょう。
この時期は、新生活が始まりバタバタしていたのが少し落ち着く頃かもしれません。それゆえ、少し息切れしてしまったりすることもあるでしょう。
また、疑心暗鬼になってしまい不安になってしまうこともあるかもしれません。そんなあなたの疲れや疑う心を癒してくれるお月様となるでしょう。
フラワームーンが運命の及ぼす影響【西洋占星術】
占星術的には昔から満月には特別な力があるとされ、実際に満月の夜には犯罪検挙率が上がるなど、人間の心や精神に何かしらの影響を与えるとされています。
有名な狼男のお話も満月の夜に狼に変身することを考えればわかるとおり、何かしらのパワーが及んでいますが、より良いものとして受け取ることでさらに成長したり前進をするきっかけやエネルギーを与えてくれます。
フラワームーンのキーワードは「秘密」、「変化」、「絆」、「性」、などが挙げられます。
これらに関することを満月にお願いすると叶いやすくなります。
特に、新しい恋愛を望んでいる場合、ステキな恋人を見つけたい場合、逆に今の恋人と別れたい場合など恋愛でのお願いが叶いやすくなるでしょう。
人間関係で何らかの「変化」を求めたり、刷新したい場合にはとても効果があります。
また恋愛関係だけではなく、友人関係では「親友がほしい」という願い、もっと親しくなりたいということにも、そのきっかけを与えてくれるでしょう。
またフラワームーンのキーワードの「秘密」や「性」などは、誰にも言えないような性的な悩みや願い事、あるいは秘密の恋愛の成就などにも及び、あらゆるきっかけや出来事を与えてくれるような働きをするとされています。
「花」とスピリチュアル
フラワームーンの持っている力をさらに理解するためには、「花」のスピリチュアル的な意味と象徴を理解することが不可欠です。
「花」のスピリチュアルの意味は「成長」、「お祝い」、「開花」、「発展」、「生命力」という意味があります。
この地球上には数え切れないほどの多くの花があり、またキレイな花を目にした時、私たちの心はホッとしたり、和んだり、癒やされたりという経験は誰しもあるはずです。
また何かお祝い事などがあったとき、お花をプレゼントするなど、いわゆる「ハレ」といわれる特別な日に花を贈ったり、もらったりする経験は誰しもあるでしょう。
花は美しいもの、いろいろな形や香りがあり、また一つ一つが命そのもので美しく輝いています。
だからこそ、その生命力そのものの力強さ、美しさ、輝きなどに触れることでわたしたちはそのエネルギーを受けることができます。
花にもいろいろなものがあり、例えば道端コンクリートの隙間に強く咲いている雑草のような花でも、たくましさや力強さを垣間見ることもできるでしょう。
そんな劣悪な環境でも雨風や容赦なく照りつける太陽に負けることなく、咲き誇っている姿を見る時、それは名もなく、決してフラワーショップに飾られることのない花だとしてもわたしたちは花の生命力そのものに触れることで、気付きやパワーが与えられることもあります。
これは「花」そのものにわたしたちに何かを伝えるメッセージが込められていると考えることもできるでしょう。
普段は素通りしてしまうような雑草のような花が目につく時、少し気持ちが落ち込んでいたり、何かに迷いを抱いているときかもしれません。
そのたくましさに触れる時、「そうだ、わたしもこの花のように強く生きることが大切なんだ」というようなメッセージをダイレクトに与えてくれます。
花は自分の姿をさらけ出して、わたしたちに気づきや必要なメッセージを与えてくれる存在です。
また花を飾りたくなるような気持ちが急に芽生えるときもあるでしょう。
そのときのスピリチュアル的な意味としては、出会いの訪れがあることを示しています。
花を飾る時、同時に部屋を片付けたり、特別な空間として彩りを与えるために自分の意識が何らかの形で変化します。
それは自分の心の中で「新しい関係を受け入れる用意がある」ということを意味しています。
そして花を飾りたくなるときのスピリチュアル的なメッセージとしては、もうすぐ嬉しい出会いが与えられること、あなたの切実な願いが叶えられることが促されています。
また人間関係の交流そのものが与えられたり、新しい関係の中で自分自身を十分に表現していくことの大切さなどを教えてくれています。
花を飾りたくなる時、それは単なる気分の問題ではなく、とても大切な関係がこれから始まろうとしているサインでもあるのです。
また花は「開花」するというプロセスがあります。
このスピリチュアル的な意味としては自分が成長を望んでいる時もあれば、心を開くことの大切さなども促されています。
花を飾ろうと思う時、今よりもレベルアップする状況になること、同時に人に対して少し積極的に心を開いてもOKというサインでもあるのです。
また枯れた花を目にした時、どうもそれが気になって仕方がないというときもあるかもしれません。
このスピリチュアルの意味としてははっきりと切り替わりの時期を迎えているサインです。
今の状況は終わりになるということ、変化のための時期が来ていること、転職を望んでいるのなら、次は自分の使命を生かす仕事が与えられるサインでもあるので、決して悪いことではありません。
枯れた花を目にし、それが心から離れない場合は、自分の心の促しに従って思い切って行動を起こすべき時期が来ていることを意味します。
また花を育てたくなったり、ガーデニングなどをしたくなるときには癒やしが必要だというスピリチュアルな意味があります。
そして同時にとある経験からしっかりと学ぶことの大切さが促されています。
癒やしを求める時、必ずその以前に多かれ少なかれストレス経験をしています。
また癒やされる時間を十分に取ることで、魂そのものの鍛錬がなされ、さらに強く優しく磨かれ、それは結果として才能や力を開花させ、人生がより豊かになっていきます。
花を育てながら癒やしの気持ちを十分に受け取ることで新しいエネルギーを得ることにも繋がります。
花はスピリチュアルメッセージをダイレクトにあなたに届けてくれる働きをしますので、天からのスピリチュアルメッセージを求めている場合は、花に意識を向け、そこから直感的なメッセージを受け取ることもできるでしょう。
神話での「花」
さらにフラワームーンを理解するのに欠かせないのは「花」の神話です。
神話は民族や国の物語であり、古来から言い伝えられてきたもので、アイデンティティを語る上で欠かせないものであり、占いなどもこの神話からの象徴をとても重要視しています。
花に関しての神話は関連した神話や伝承に多く見られ、また365日の「花言葉」や「誕生花」も実は神話との関係で生まれたものとされています。
いくつかの花の「花言葉」と神話の由来をご紹介します。
「バラ」は色によって花言葉が異なります。
ピンク色は「一時の感銘」、赤は「愛情、情熱」、黄色は「薄れた愛情、嫉妬」、白は「わたしはあなたにふさわしい、純潔」という意味があります。
バラの神話は、ギリシャ神話の愛と美の女神アフロディーテとの関連があります。
その女神アフロディーテが生まれた時、大地はバラの花を生み出しました。
バラの花の完璧な美しさを見たギリシャ神話の神々は、神の酒を注いでその美しさを褒め称えました。
このことからバラはアフロディーテの花とされるこています。
また日本の古今集でも「薔薇(そうび)」の歌があり古来から鑑賞され愛されている花です。
「すみれ」の花言葉は、黄色は「つつましい幸福」、白は「無邪気、無邪気な愛」、紫は「誠実、愛」です。
菫の花の神話もギリシャ神話に由来があります。
全知全能の神ゼウスに愛された巫女イオは、ゼウスの妻であるヘラに嫉妬され、白い牛にその姿を変えられてしまいました。
牛に変えられた巫女イオは食べるくさが周りになかったので、哀れに思ったゼウスがスミレの花を生み出し、イオに与えました。
以来、ギリシャではこの花を「イオン」と呼び、妖精たちはこのイオンをゼウスに捧げたとされています。
「スイセン」の花言葉は「うぬぼれ」、「自己愛」、「自尊心」、「気高さ」、「愛をもう一度」です。
スイセンの神話もギリシャ神話に由来があります。
ギリシャの青年ナルキッソスは非常に美しい容姿を持ち、乙女たちの心をとりこにしていました。
しかし彼は誰も自分から愛することをしませんでした。
ある妖精は動けなくなるほどナルキッソスを愛しましたが、彼は冷たい態度で気持ちを変えることがありませんでした。
それを見て怒ったのは復讐の女神ネメシスです。
ネメシスは「人を愛せない者は自分自身だけを愛するがいい」と呪いをかけました。
以来ナルキッソスは水面に写った自分自身に恋をしてしまい、食事もできないほどにやせ細り、白いスイセンへと姿を変えてしまいました。
この神話から花言葉の「うぬぼれ」と「自己愛」が生まれることになりました。
このように「花」と神話には密接な関係があります。
もし気になる花があれば、その花の花言葉や神話を調べてみると、そこにあなたが必要な大切なメッセージがあるかもしれません。
2024年5月23日のフラワームーンに願い事をし願いを叶える方法
フラワームーンのキーワードには「秘密」、「変化」、「絆」、「性」など人間関係や自分自身が守るべきものの側面が強く表されています。
恋愛や友情などの人間関係、自分が変化を求めている場合などに大きな効果があるとされています。
フラワームーンに願い事をする方法は、青いペンのおまじないに効果があります。
用意するものは青色のペンと白い紙です。
まず用意した紙に青いペンで叶えたい願い事を具体的に書き記していきます。
例えば「○○さんと恋人になりたい」という思いがあれば、それだけではなく、さらにどのような恋人同士になりたいのか、どんな場所でデートしたいのか、という具体的なイメージをなるべく詳細にその紙に書きます。
願い事は多くても構いませんが、紙一枚(片面)に収まる程度にしてください。
そしてフラワームーンの夜に満月に向かってその願い事を月に向かって実際に言葉に出して読み上げます。
このとき、その姿を誰にも見られないようにしてください。
家族がいる場合などは寝静まったあとの時間帯などに行いましょう。
そして読み上げたあとに「花の満月よ、わたしの願いをあなたに託します」と宣言し、その紙を破り、土に埋めます。
土に埋める作業は次の日でも構いません。
これでおまじないは完了です。
あなたが具体的に願ったことが少し時間をかけながら現実の出来事として叶えられていくでしょう。
2024年5月23日にフラワームーンが見れる時間帯や場所や上手な見方
月の出は5月23日(木)18時41分で月の入りは5月24日(金)3時48分です。2024年のピンクムーンが一番大きく見られるのは23日(木)22時54分です。
フラワームーンを最も大きく見ることができる時間帯は夜です。夜なので満月を眺めやすいともいえるでしょう。
でも、自分の予定が一番だと思うので無理して1番大きいお月様でなくても悪くないと思います。
5月にもなると徐々に温かくなってきます。一気に暑くなる時期でもありますが、夜はまだまだ肌寒い日もあるかもしれませんね。
フラワームーンはあなたの不安な気持ちを取り除いてくれます。また、人とのつながりを深くしてくれるという効果もあるそうです。
5月という時期はどうしても少し疲れてしまうことが多いでしょう。まさに5月病になってしまう人もいます。
そんな時は月を眺める余裕さえないかもしれませんね。だけど、ここは少しで良いので月を眺める時間を作ってみてはいかがでしょうか?
温かくなっている時期なのでオープンテラスのカフェや公園などお月様が見える場所で大切な人と眺めてみても良いでしょう。
その大切な人との間にある絆を強めてくれるはずです。
2023年のその他の満月の名前や見れる時間帯
日 | 時間 | 名称 | 見える場所 |
1月26日(金) | 2:55 | ウルフムーン | 西の空 |
2月24日(土) | 21:31 | スノームーン | 東南東の空 |
3月25日(月) | 16:01 | ワームムーン | 東北東の空 |
4月24日(水) | 8:50 | ピンクムーン | 西北西の空 |
5月23日(木) | 22:54 | フラワームーン | 南の空 |
6月22日(土) | 10:08 | ストロベリームーン | 西北西の空 |
7月21日(日) | 19:18 | バックムーン | 東南東の空 |
8月20日(火) | 3:26 | スタージョンムーン | 南西の空 |
9月18日(水) | 11:35 | ハーベストムーン | 北西の空 |
10月17日(木) | 20:27 | ハンターズムーン | 東南東の空 |
11月16日(土) | 6:29 | ビーバームーン | 西北西の空 |
12月15日(日) | 18:03 | コールドムーン | 東北東の空 |
占い師 聖子のワンポイントアドバイス
花の満月はとても幸せなエネルギーを持っていて、特に人間関係の願い事では大きなパワーを発揮するの。
恋愛、友情、家族のことなどいろいろな人間関係で悩みがあればその解決策を与えてくれるし、また実際に出来事を与えてくれる力を持っているのよ。
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