クリスマスはキリスト教の行事だとは知っているけれど、なぜそのクリスマスが仏教徒の多い日本でこれほどまでに定着したのでしょうか。
日本でのクリスマスはチキンを食べてプレゼントをもらう日ですが、本場のクリスマスではいったいどんなことをしているのでしょう。
この記事では今さら聞けないクリスマスについて徹底解説していきます。
クリスマスの歴史や由来となぜクリスマスは日本で受け入れられたのか、海外での祝い方、もっとクリスマスを楽しむ方法とプレゼントの選び方についてご紹介していきます。
日本でも身近な行事であるクリスマスですが、その意味についてまで考えたことのある人は少ないのではないでしょうか。
クリスマスについての理解を深めれば、あなたはよりクリスマスを楽しめるようになっていきます。
この記事を読んで、今年のクリスマスをさらに楽しいものにしていってくださいね。
目次
クリスマスはキリストの降誕祭!国や地域、宗派によって異なる
クリスマスって何?毎年12月25日に行われるキリスト教降誕祭
クリスマスとはそもそも何なのか、まずは基本を押さえていきましょう。
クリスマスの日にちは、毎年12月25日で変わることはありません。
それは12月25日がキリストの誕生日でキリスト教降誕祭だからというのが定説ですが、実はキリストがいつ生まれたのかは定かではありません。
聖書の中でもキリストの生まれた日はさらりと触れているだけで、いつ生まれたかははっきりと記録されていないのです。
それはキリスト教徒の中ではキリストが生まれた日よりも、キリストが十字架にかけられて三日後に復活したとされる日の方が重要だとされていたからです。
聖書からはキリストの生まれた日については、季節はおろか、暑いや寒いといったちょっとしたヒントさえありません。
それなのに12月25日がキリストの誕生日として知れ渡っているのは、後から仕立て上げられたからです。
その昔、キリスト教では復活祭はお祝いしてもクリスマスは存在していませんでした。
クリスマスが12月25日だとされ、お祝いをするようになったのは4世紀半ばごろだとされています。
なぜ12月25日になったのかには諸説ありますが、有力とされているのがキリスト教をローマで広めるのに従来あったローマのお祭りに合わせたという説が有力です。
そして、その思惑通りキリスト教の布教は成功し、クリスマスは現在でも祝われているというわけなのです。
キリストの誕生日という神聖なものが、実は布教したいという思惑のもので設定されたなんて意外ですね。
クリスマスの語源はクリスマスミサ
クリスマスの語源については案外知られていません。
私たち日本人からすると、クリスマスはキリストの誕生日とは結び付きそうもない言葉に感じられてしまいますよね。
それもそのはず、クリスマスの語源はラテン語なのです。
ラテン語でキリストのミサがクリスマスの元となっており、意味はキリストの降誕祭です。
クリスマスを英語で書くとChristmas、これはChristとmasに分けることができます。
Christはキリストを意味しており、masは礼拝を意味しています。
クリスマスはXmasと表記することもありますが、これはChristがギリシャ語でXと表すこともできるためです。
XはXristosの頭文字で、Xristosは油を注がれたものという意味になります。
油を注がれたものは救世主つまりキリストを意味しているためXmasという表記であってもキリストのミサという意味は変わらないことになります。
クリスマスの語源はキリストのミサでChristmasと表記してもXmasと表記しても問題ありません。
ただし、X’masとアポストロフィーを入れてしまうのは、厳密に言えば間違いになりますので注意してください。
西方教会ではクリスマスの飾りつけは1月6日に片付ける
日本ではクリスマスが過ぎたら、あっという間にクリスマスツリーをしまい飾りつけを片付けてしまいます。
クリスマスの次にお正月が控えているという事情もあって、これに疑問を抱く人はいないでしょう。
ですが、本場ヨーロッパではクリスマスの片づけは1月6日に行われます。
宗派によっても違いがありますが、西方教会ではクリスマスの飾りつけは1月6日に片付けるのがならわしです。
三人の賢者というエピソードを知っているでしょうか。
キリスト教ではベツレヘムに生まれたキリストの元に、東方より三人の賢者がやってきて礼拝をしたのが1月6日とされています。
この日はキリストが異邦人の前に姿を現した記念日とされ、epiphany(エピファニー)と呼ばれているのです。
そして、この日まではクリスマスの飾りつけをしておくことが一般的なのです。
日本ではクリスマスが過ぎると街はすぐにお正月ムードになりますが、ヨーロッパでは年が明けても街がクリスマスムードなのはこのためです。
また、日本ではクリスマスの飾りつけが早く、ハロウィンが終わるとすぐにクリスマスの飾りつけを始めてしまいますが、これも本場とは違っています。
キリスト教の暦ではクリスマスから4つ前の日曜日からアドベントが始まります。
これは救世主キリストの誕生を待ち望み、クリスマスのための準備をする期間のことです。
アドベントの始まりに合わせて欧米諸国ではクリスマスの飾りつけを始めるのが一般的なのです。
ドイツのクリスマス文化|聖ニコラウスの日にプレゼントをもらう
クリスマスにプレゼントをくれるのはサンタクロース。
これが日本のクリスマスでの常識ですが、ドイツのクリスマスは少し違っています。
ドイツでは宗教改革の影響が残っており、クリスマスが二分されています。
12月25日のクリスマスもお祝いするのですが、12月6日にある聖ニコラウスの日も同じくらい大事にされているのです。
ドイツでは12月5日の夜に靴をきれいに磨きます。
そして、眠りにつくと翌6日の朝には靴の中に聖ニコラウスからのプレゼントが入っているというわけです。
聖ニコラウスからもらえるのは、チョコレート、オレンジ、紅茶、シナモン、クルミなどが伝統的。
聖ニコラウスというのは実在の人物で、サンタクロースの起源だとする説もあります。
4世紀ごろ、貧しい人々を助けていた聖ニコラウスは、ある日貧しい家の煙突にお金の入った袋を投げ入れます。
その袋が暖炉の横にあった靴下の中に入ったことから、この風習は始まっているのです。
ですが、実は聖ニコラウスはただプレゼントをくれる優しいおじさんではありません。
聖ニコラウスは金色の本を持ち歩いていて、その中には子どもたちの一年の行いが記録されています。
もし、いい行いをしていなかった子供がいたら、鞭で叩き袋に詰めて連れ去ってしまうらしいのです。
日本でも「いい子にしていないとクリスマスプレゼントがもらえないよ!」という脅し文句がありますが、叩かれた上に連れていかれるなんて恐ろしすぎますよね。
ドイツの子どもたちは12月6日の朝、靴や靴下の中にプレゼントがあるのを見て喜ぶとともに、連れていかれなかったことに対してホッとするのです。
北欧の独特なクリスマス文化|妖精がプレゼントを運んでくる
サンタの国であるフィンランドがある北欧は、独特なクリスマス文化を持っています。
北欧ではクリスマスのことをユールという名前で呼びます。
それは、古代ヨーロッパにヴァイキングの間で行われた冬至のお祭りです。
北欧に生きる人々にとって冬至は重要な日でした。
それは長い冬が終わり、段々と日が延びてくるサインだったからです。
ユールの主役はサンタクロースではなく、サンタクロースのお手伝いをする小人の妖精。
国によって呼び方は違い、スウェーデンではトムテ、フィンランドではトントゥ、デンマークやノルウェーではニッセと呼ばれています。
この妖精は子どもくらいの大きさで、とんがった耳をして長いあごひげを生やし、赤い帽子をかぶった姿で描かれることがほとんどです。
サンタクロースに似ている風貌の妖精は人間の家に住み、掃除をしたり家の守り神として人間を助けてくれています。
妖精は自分を大事にしてくれないと感じるとその家から出ていってしまうと考えられているため、北欧の人々はとても大事な存在として考えていました。
クリスマスの日には妖精の一年の働きに感謝の意味を込めて、甘いおかゆを用意しておきます。
そして妖精は夜になるとそれを食べに来て、プレゼントを置いていってくれるのです。
このようにサンタクロースの本場でもある北欧では、意外にもクリスマスのプレゼントをくれるのはサンタクロースではありません。
小さな妖精の存在を信じ、ともに暮らしてきた北欧ならではのクリスマスも素敵ですね。
西欧やアメリカでは家族で過ごす日
キリスト教の人は1%程度しかいない日本では、クリスマスが宗教行事だということを忘れてしまいがちです。
そのため、日本人はクリスマスを恋人と過ごす日や、友だちと騒ぐ日だと捉えています。
家族で過ごすのは小さなうちだけで、大きくなってからは家族とクリスマスを過ごすことは寂しいなんて風潮まであるくらいです。
しかし、西欧やアメリカではクリスマスはとても大切な宗教行事。
クリスマスシーズンには教会へ出かけ礼拝に参加し、クリスマス当日は家族で過ごすことがほとんどです。
イギリス特有の風習|ヤドリギの下でキスをする
クリスマスの植物といえば、クリスマスツリーに使われるモミの木やリースのヒイラギなどを思い浮かべるでしょう。
イギリスでは他にもヤドリギがクリスマスを象徴する植物として有名です。
ヤドリギは魔除けの力を持っているとされ、クリスマスには玄関につるされます。
そして、イギリスではこんな言い伝えがあります。
「クリスマスにヤドリギの飾ってある下で出会った男女はキスをしなければならない」
とてもロマンチックな言葉で、映画などにもよく出てきます。
このいわれが始まったのがいつなのかは定かではありませんが、18世紀頃にはすでにメジャーであったようです。
クリスマスには「ヒイラギの下に行こう」つまり「あなたとキスがしたい」なんて口説き文句もあるようです。
日本はキリスト教徒少ないのにクリスマスを祝う理由
日本でクリスマスが祝われたのは明治維新以降|山口県が発祥
日本でクリスマスを祝っていたのは開国後だと思っていませんか?
実はクリスマスの歴史は古く、1552年に宣教師のフランシスコ・ザビエルが日本に伝えています。
ザビエルは山口県で信徒を集め、12月24日にミサを開きました。
これが日本でのクリスマスの始まりだとされているのです。
他にも1560年には京都で100人規模のキリスト降誕祭を行ったという記録があったり、1568年には織田信長はクリスマスに停戦をしたという記録があったりもします。
この頃、日本各地でクリスマスの風習が広がっていたことを感じさせる記録ですね。
しかしクリスマスは江戸時代にキリスト教禁止令が出され、日本から一旦姿を消してしまいます。
その後、キリスト教禁止令がとかれるのが明治維新後の1873年。
そこから徐々にクリスマスは広がっていき、キリスト教信者以外にも祝われるようになっていきました。
明治大正時代に明治屋デパートのクリスマス商戦が大きな話題に
日本でもクリスマスは最初はキリスト教徒によって祝われるものでした。
それが一般の人たちにも広く知られるようになったきっかけは、デパートによるクリスマス商戦がきっかけです。
1904年に銀座にある明治屋というデパートが、日本で初めてクリスマスツリーを商業用のディスプレイとして飾りました。
これが大きな話題となり、一気にクリスマスという存在が皆に知られるようになっていったのです。
他にも商業的な要素は、クリスマスの普及に一役買っています。
1910年には不二家がクリスマスケーキの販売を開始し、1919年には帝国ホテルが一般客に向けたクリスマスパーティーを開催しました。
この流れを受けて、日本中の商業施設やホテルでクリスマスになると装飾がされ、パーティーが催されるようになりクリスマスは定着していったのです。
サンタクロースは子供向け雑誌から広まった
クリスマスに欠かせないのがサンタクロースですが、日本でサンタクロースが一般的になったのはいつ頃なのでしょうか。
サンタクロースが日本で広がり始めたのは1914年だといわれており、子供向け雑誌「子供之友」の挿絵には現代のサンタとそっくりなサンタの姿が描かれています。
少なくともこの頃には、今のような姿でサンタクロースは知られていたといえるでしょう。
そして1924年の東京日日新聞には、クリスマスの一番人気のプレゼントとしてサンタクロース人形が取り上げられています。
さらに、1926年には12月25日に大正天皇の崩御がありました。
そのため12月25日が祝日となり、そのことも助けとなりクリスマスとサンタは広がっていったのです。
日本は八百万(やおろず)の神がいる国だから異文化も受け入れられやすい
クリスマスはキリスト教徒の大事にしている行事です。
今日では日本でも多くの人に楽しまれているクリスマスですが、なぜキリスト教でもないのに日本でこれほどまでにクリスマスが定着していったのでしょう。
それは、もともと日本の文化が異文化も取り入れやすい土壌が整っていたからです。
日本の神道では、たくさんの神々が存在していると考えられています。
どんなものにも神様は宿っており、八百万の神が存在すると考えられていたのです。
信じる神が1つであれば、それ以外を受け入れるというのは難しいでしょう。
しかし、八百万の神を信仰してきた日本人にとっては、今さら神様が1人増えようが何の問題もありません。
こんな土壌があったからこそ、キリスト教徒が少ないにもかかわらず日本でクリスマスは受け入れられたのです。
恋人と過ごすクリスマスの起源はイギリスにあり
「クリスマスは恋人と過ごすもの」この価値観は日本の若い人に根強く、一人で過ごすクリスマスのことをクリぼっちという言葉で表現することもあります。
ですが、アメリカなどではクリスマスは家族でお祝いするもの。
こういった価値観はどこから生まれたのでしょうか。
それはイギリスの言い伝え、クリスマスの日にヤドリギの下で出会った男女はキスをしなければならないという言葉が1人歩きしているためです。
この言葉は映画などでも聞かれるため、クリスマスにキス=クリスマスは恋人と過ごす日だという図式が出来上がってしまったのでしょう。
しかし、イギリスではクリスマスは家族で過ごす日とされています。
家族で楽しむクリスマスのポイント
ツリーの飾りつけにこだわって
家族でクリスマスを楽しむのなら、雰囲気作りは大切です。
クリスマスの飾りつけで欠かせないのがクリスマスツリーでしょう。
大きなものでなくてはいけないなんてことはなく、飾るスペースに合わせたものを選んでください。
クリスマスツリーがあるだけで、クリスマスの雰囲気は盛り上がります。
また、クリスマスツリーは買って組み立てるだけではなく、ツリーの飾りつけも楽しいものです。
どんなオーナメントを飾ろうか考えているだけでも楽しいですし、電飾をつけるのもいいでしょう。
自分たちの手で飾り付けたクリスマスツリーがあれば、家族全体のクリスマスムードが高まり楽しい日々が過ごせるようになります。
小さなお子さんがいる場合は、ツリーの飾りを自作するのもいいですね。
リース作りもやってみよう
クリスマスムードを高めてくれるもの、クリスマスツリーに次いで名前が挙がるのがクリスマスリースでしょう。
クリスマスリースを玄関にかけておくと、家に帰る度にクリスマスを意識するようになります。
おしゃれなリースを買うのもいいのですが、リースは自作することも可能です。
しかも百均で材料を簡単に揃えることができます。
クリスマスのこうした飾りつけの準備から、クリスマスを楽しむ第一歩は始まっています。
ぜひ、クリスマスリースを手作りして、家族でのクリスマスを楽しんでいきましょう。
お家のデコレーションやイルミネーションでクリスマス気分アップ
クリスマスツリーやリースを飾るだけでも、クリスマスムードは高まりますが、そのほかの部分にもこだわっていきましょう。
お家をデコレーションしたりイルミネーションで飾ったりすると華やかさが増します。
クリスマスシーズンになるとウォールステッカーなど、お家をデコするグッズはたくさん登場します。
お家をデコするとクリスマスムードはより高まり、家族でクリスマスを楽しむことができるでしょう。
庭をイルミネーションするとなると大規模でなかなか手が出ないかもしれませんが、そこまでしなくてもお家の中をちょっとしたイルミネーションするだけでもOK。
ツリーに電飾をつけるだけでも、一気にお家の雰囲気がクリスマスになります。
ぜひ、試してみてくださいね。
クリスマスまでをカウントダウン!アドベントカレンダー
欧米の文化でもあるアドベントカレンダーは家族でのクリスマスにおすすめのグッズです。
クリスマスの4つ前の日曜日から始まるアドベントと言われるクリスマスの準備期間。
その期間を欧米の子どもたちはアドベントカレンダーと共に楽しみます。
アドベントカレンダーは家の形をしていて窓にはクリスマスまでの日数がかかれています。
子供たちは毎日その窓を一つずつ開けて、中に入っているお菓子や詩などを楽しむのです。
アドベントカレンダーを用意することで、クリスマスを毎日意識し楽しみにすることになります。
クリスマス気分が高まり、当日も盛り上がること間違いなし。
アドベントカレンダーは近年、日本でも見かけるようになりましたので、ぜひ手に入れてクリスマス前からクリスマスを楽しんでいきましょう。
イブの夜にはクッキーとミルクを置いておこう
家族でクリスマスを楽しむのなら、サンタクロースの存在も大切にしたいものです。
サンタがプレゼントを持ってきてくれるのを心待ちにしている子供にとって、プレゼントをもらいっぱなしでいるというのはいかがなものでしょうか。
イブの夜、サンタクロースは世界中の子どもにプレゼントを届けます。
それがいかに大変なことか、子どもでも容易に理解ができるでしょう。
だったら、そのサンタへの感謝を行動に移していきましょう。
夜に家にやってきたサンタクロースのために、クッキーとミルクを置いておくのです。
そして、朝起きた時にクッキーとミルクがなくなっていて、枕元にはプレゼントが届いていれば…。
子供たちはサンタクロースが本当に来てくれたんだと大盛り上がりすること間違いなしです。
この習慣は欧米ではメジャーなものです。
ぜひ、イブの夜には子どもと一緒にサンタさんへのねぎらいの品を準備しておいてみてください。
あ!ちゃんと食べておくのも忘れないでおいてくださいね。
サンタさんに手紙を書こう|フィンランドサンタクロース協会
「サンタさんってどうして私の欲しいものがわかるの…?」という子供の質問にどう答えるのがいいのでしょう。
「サンタさんは魔法で何でも分かるのよ」もいいかもしれませんが、サンタクロースに手紙を書くというのもいいでしょう。
サンタクロースへの手紙は実はいろいろな所で受け付けてくれています。
本場フィンランドだけでなくアメリカなどでも受け付けてくれる事務所があるようです。
ここではサンタクロースの村があるフィンランドへの送り方をご紹介していきます。
サンタへの手紙の送り方は簡単で、フィンランドのサンタクロース中央郵便局へ手紙を出すだけです。
Mr.Santa Claus Joulupukin Konttuuri Napapiiri, 96930 Rovaniemi Finland
エアメールの出し方の勉強にもなるのでおすすめです。
そして、手紙を出すだけでなくサンタさんからの手紙が欲しいという場合には、フィンランド中央郵便局の「サンタさんからの手紙」に申し込むことでサンタクロースから手紙を送ってもらえます。
言語もメッセージも選ぶことができるため、手紙の意味が分からないという心配もありません。
また、嬉しいことにサンタさんからの手紙に同封されている返信用ハガキで返事を書くと、翌年の夏にまたサンタさんからの返事が届きます。
サンタさんからの手紙は、フィンランドの切手が貼られサンタクロース中央郵便局の消印付で国際郵便で届けられます。
普段は見られない異国情緒あふれる郵便物が届くだけでも、子どもも大人もテンションが上がってしまいそうですね。
バレエを観劇|クリスマスに定番のくるみ割り人形
クリスマスにぜひおすすめしたいのが、バレエのくるみ割り人形を観劇することです。
欧米ではクリスマスシーズンには、子供を連れてくるみ割り人形を見に行くことが定番です。
それはくるみ割り人形がクリスマスがテーマのとても素敵なお話だから。
くるみ割り人形の舞台は12月24日のパーティー会場です。
くるみ割り人形をプレゼントされた少女は、12時が過ぎると人形と同じサイズになってしまいます。
そこへネズミの大群がやってきて、くるみ割り人形はおもちゃの兵隊を指揮して戦うことに。
無事に勝利すると、くるみ割り人形が実は王子様だったことが分かり、二人は勘気パーティーを楽しみます。
しかし、それは少女の夢だった…。というお話です。
音楽も踊りも素晴らしく、テンポもいいので、クリスマスの観劇におすすめです。
クリスマスの絵本|クリスマスキャロル
クリスマスの頃に子供に読んであげたい絵本には、クリスマスキャロルがあります。
クリスマスキャロルはクリスマスイブの3人の幽霊のお話で、内容はもちろん絵の美しさが目を惹きます。
世界の名作として有名で、小さなうちに読んでおきたい絵本です。
家を飾りつけクリスマス気分を高めたら、読む絵本もクリスマスがテーマなものにしてみてください。
クリスマスキャロルはクリスマスが題材ということ以外にも、たくさんのことを考えられる絵本となっています。
クリスマスに食べたい季節の料理やスイーツでイベントを盛り上げる
クリスマスにはブッシュドノエル
世界中で祝われるクリスマスですから、各国それぞれにクリスマス料理やスイーツがあります。
そうした、料理やスイーツを用意するのもまた、クリスマスを盛り上げてくれるでしょう。
クリスマスケーキとして有名なブッシュドノエルは、フランス語でクリスマスの木という意味です。
丸太の形をしているケーキは、手が込んでいるように見えて簡単に手作りすることもできます。
なぜ、クリスマスにブッシュドノエルが食べられているかには諸説あります。
北欧のユールで使われていた丸太を、パリのお菓子屋がお菓子にして残そうとしたもの。
キリストの誕生を祝い、暖めて守るために暖炉で薪を燃やしたことに由来するというもの。
どちらにしても、伝統的でその上美味しいとなれば、ブッシュドノエルを用意しない理由はなくなりますね。
ツリーに飾ってもOK!ジンジャークッキー
人の形をしているジンジャークッキーはとても愛らしく、欧米ではクリスマスツリーに飾られることも多いものです。
なぜ、ジンジャークッキーがクリスマスに食べられるようになったかというと、由来は16世紀までさかのぼります。
当時ペストが大流行していたイギリスでヘンリー8世は、生姜を食べることを推奨しました。
そこで、イギリス国民は国王に似せてジンジャークッキーを焼いて食べたそうです。
クリスマスは家族が集まるイベント。
家族の無病息災を願ってジンジャークッキーは食べられるようになったのです。
日本でもこの風習はぜひ真似したいものですね。
ドイツの伝統菓子|シュトレン
ドイツのクリスマスに欠かせないお菓子がシュトレンです。
シュトレンはトンネルという意味で、確かにトンネルのような形をしています。
クリスマスケーキと違って日持ちがするので、毎日一切れずつ味の変化を楽しみながら食べるものです。
日本でもクリスマスシーズンにはシュトレンを見かけるようになってきました。
ぜひ、シュトレンを手に入れて、ドイツ風のクリスマスを楽しんでみてください。
やっぱりクリスマスにはこれ!クリスマスチキン
日本ではクリスマスにチキンが当たり前ですが、これはどうしてなのでしょうか。
実は、クリスマスの本場では、キリストの誕生日という特別な日の料理として七面鳥のローストを食べます。
日本でもこれを真似しようと考えましたが、日本では七面鳥はなかなか手に入りづらいものでした。
そこで、チキンを食べることにして、これが全国に広まっていったというわけなのです。
日本のクリスマスにチキンは欠かせませんから、忘れずに用意してくださいね。
予約はお早めに!クリスマスケーキ
クリスマスにはケーキも欠かせません。
この時期は一年で一番ケーキが売れる時期なので、各ケーキ屋が力を入れてクリスマスケーキを作成します。
どのケーキにするか家族で話し合う時間も楽しいでしょう。
そして、ケーキが決まったら予約は早めにするようにしましょう。
人気のケーキはあっという間に売れてしまうため、希望のケーキが手に入らないということも考えられます。
予約さえできれば当日は取りに行くだけなので簡単です。
シュワシュワが大人気分!シャンメリー
家族でのクリスマスにはシャンメリーを用意しましょう。
シャンメリーはクリスマスの時期にだけ売られる、特別感のある飲み物です。
大人に憧れる子供にとって、シャンメリーのシュワシュワはクリスマスの高揚感を演出してくれます。
美味しい料理とケーキにシャンメリーがあれば、クリスマスの食事は完璧です。
飲み物にまで気を抜かず、クリスマスパーティーの準備をしていきましょう。
大切な人に贈りたいおすすめのクリスマスプレゼントの選び方
赤ちゃんには実用的な物を贈ろう
赤ちゃんにクリスマスプレゼントを贈るのなら、実用的なものを選びましょう。
赤ちゃんにもクリスマスプレゼントを贈りたい気持ちは当然のものですが、当の本人はまだクリスマスというものを理解していません。
だから、赤ちゃん時代には実用的なものをプレゼントするのがおすすめです。
月齢に合わせたおもちゃや今後必要になる離乳食グッズなどもいいかもしれません。
確実に使ってもらえるものにすれば、間違いのないプレゼントとなるでしょう。
子どもにはおもちゃや本など知的好奇心を満たすもの
子どもへのクリスマスプレゼントは、おもちゃや本などがおすすめです。
ただ子どもが喜ぶというよりも、子どもの知的好奇心を満たすという観点で選ぶと子どもの成長にもつながります。
喜んでもらうというのがクリスマスプレゼントの一番の目的ではありますが、その裏に子どもの成長を促せる要素をプラスできれば完璧です。
普段買うには高い図鑑や、名作と言われる絵本、学習漫画など年齢に合わせたものを選びましょう。
妻には女性らしいプレゼントを|ジュエリー・花・ファッション小物
子どものための準備は張り切るけれど、妻はないがしろ…。
これではいけません。
妻にもきちんとクリスマスプレゼントを贈りましょう。
妻に贈るなら女性らしいプレゼントがおすすめです。
ジュエリーや花、ファッション小物なら、もらって嬉しくない人はいないでしょう。
前から欲しがっていたものだと、好みに合わないという心配もありませんね。
夫婦間ではサプライズする必要もありませんから、一緒に買いに行くのもいいかもしれません。
夫にはビジネスで使えるものや趣味の道具を
夫へのクリスマスプレゼントは普段の感謝を込めて、ビジネスで使えるものや趣味の道具をプレゼントしてみましょう。
ビジネスで使えるものなら仕事を頑張る気持ちが増しますし、趣味の道具も毎日の活力に繋がります。
クリスマスプレゼントをもらえないと寂しい気持ちになってしまいますから、ちょっとしたものでもいいからあげるのがポイントです。
祖父母にはお酒やスイーツや防寒グッズ
お世話になっている祖父母にもクリスマスプレゼントを贈りたい。
そう考えるなら、お酒やスイーツや防寒グッズがおすすめです。
普段は買わないようなお酒やスイーツでクリスマス気分を楽しんでもらい、クリスマスの寒い時期を防寒グッズでしのいでもらう。
祖父母への気遣いを見せれば、必ず喜んでもらえるクリスマスプレゼントとなるでしょう。
友達には自分では買わないものや趣味の物
友達へのクリスマスプレゼントは、自分ではなかなか買わないようなものがおすすめです。
少し高級なスイーツや文房具など、もらって嬉しいと思えるようなものがいいでしょう。
また、友だちの趣味を知っている場合には、その用品でもいいでしょう。
友達の喜ぶ顔を想像して選んだプレゼントなら、きっと喜んでもらえるはずです。
自分へのごほうび|前から欲しかったものや少し背伸びしたもの
サンタクロースは子どもにしかプレゼントをくれませんから、大人になったら自分で自分にプレゼントを贈りましょう。
この一年頑張った自分へのごほうびに前から欲しかったものや、普段は買えない少し背伸びしたものを買うのがおすすめです。
自分へのプレゼントとなると出費を抑えたい気持ちになってしまうかもしれませんが、その気持ちは忘れてしまいましょう。
自分へのクリスマスプレゼントは、また来年から頑張る気持ちを呼び起こしてくれます。
「欲しい!」と思ったものを迷わず買って、最高のクリスマスプレゼントを選んでくださいね。
占い師 小鳥のワンポイントアドバイス「クリスマスは年間イベントとして存分に楽しもう」
それは、私たち日本人が柔軟に多文化を受け入れてきたからです。
そして、定着しているのだから「仏教徒なのに…」などとケチをつけずに全力で楽しんでいきましょう。
クリスマスはたくさんの楽しみ方がありますが、本場である欧米の過ごし方はとても参考になります。
そういったものを参考に存分にクリスマスを楽しんでいきましょう。