すっかり日本にも根付いた感のあるハロウィン!
しかし、ハロウィンのことを仮装パーティーだと思っている日本人は多いのではないでしょうか。
仮装をして街に繰り出し騒ぐのがハロウィンではありません。
「楽しければいい」ではなく日本の伝統行事ではないハロウィンだからこそ、その本当の意味を知っておきましょう。
この記事では、ハロウィンの本当の意味や歴史と海外ではハロウィンをどう過ごしているのかについてご紹介していきます。
また、家族や親しい友達とホームパーティを楽しむための仮装や飾りつけや料理についてもご紹介していきます。
今年のハロウィンは本当の意味を知った上で、思い切り楽しんでいけるようになりましょう。
目次
ハロウィンの由来と歴史|ハロウィンにまつわるアレコレ
ハロウィンは昔からあるお祭りだった|ハロウィンの歴史
10月後半になると各地でハロウィンイベントがあり、街中に仮装した人があふれるようになります。
昔は外国の行事といった感じでしたが、近年すっかり日本でも認知されるようになりました。
しかし、多くの日本人はハロウィンの意味や歴史についての知識はありません。
ここまで日本に広まったハロウィンの意味について、理解を深めていきましょう。
まず、ハロウィンの意味についてです。
ハロウィンは実はとても古いお祭りです。
2000年以上も前に、古代ヨーロッパのケルト人が始めたサウィン祭がその発祥だとされています。
サウィンというのは、夏の終わりという意味です。
これから秋を迎え収穫シーズンになる前に、悪霊を追い払うイベントという意味合いがサウィン祭にはありました。
大事なシーズンを迎える前に、悪霊を祓っておくという大切なイベントがハロウィンの元々の意味だったのです。
サウィン祭がハロウィンと名前を変えたのは、ケルト人をキリスト教会が支配したからです。
キリスト教会はケルト人の反感を買わないために、ケルト人の文化を保護しようと考えました。
そして、サウィン祭は形だけ残され、もともとあったキリスト教の祝日である11月1日の諸聖人の日のイブという形になったのです。
諸聖人の日(All hallows)の前日(Eve)でハロウイブ、これが段々と変化しハロウィンになったと言われています。
ハロウィンが行われるのは10月31日
ハロウィンが行われるのは10月31日です。
ケルト人の使っていた暦では10月31日は1年の終わりであり、死者の魂が地上の家族の元へ帰ってくる日だと信じられていました。
ハロウィンは日本でいうところのお盆のような日だったというわけですね。
日本のお盆のように祖先の霊が帰ってくるだけなら丁重にお迎えすればいいだけですが、ケルトではこう考えられていました。
10月31日は祖先の霊と一緒に悪霊もあの世からやって来る。
そして、悪霊は人間をさらおうとします。
この悪霊から身を守るための手段が仮装だったというわけなのです。
もちろん今のようにどんな仮装でもよかったわけではありません。
ケルト人は仮面をつけることで、悪霊から人間とバレないようになると考えました。
つまり、最初の仮装は楽しむためのものではなく、身を守るためにしていたものだったのです。
ケルト人が今のハロウィンの仮装を見たら、びっくりして驚いてしまうかもしれませんね。
他にも火を焚いたり魔除けを使ったりと、ケルト人は悪霊から身を守りながら10月31日を過ごしていました。
現代の日本では10月31日以外にもハロウィンイベントはたくさん行われています。
例えばディズニーのハロウィンイベントは9月から行われますし、10月に入ると街は一気にハロウィン一色になるでしょう。
ハロウィンは日本人にとって楽しいイベントなので、ハロウィン気分を長く楽しむのはいいことですが、本当は10月31日だということも覚えておいてくださいね。
1年の終わりに行われるケルト人の祭りがハロウィンの発祥と考えられています。
ケルト人の歴史|ケルト人は古代ローマでは「未知の人」という意味
ケルト人と聞くとケルトという国の人と考えてしまいますが、そうではありません。
ケルトというのは古代ローマでは「未知の人」を意味する言葉です。
中央アジアからヨーロッパへと渡来してきたケルト語を用いる民族だと考えられていましたが、現在ではケルト人には民族という意識はなかったと考えられています。
ケルトとは言語や文化の区分を示す言葉になっており、今でも言語が残っている地域があります。
ケルト人が歴史に現れるのは紀元前5世紀からと古く、たくさんの文化を築きました。
ケルト人はゲルマン人の台頭とともにアイルランドに追いやられたので、アイルランドにケルト文化がたくさん残っています。
ハロウィンも世界最大級のフェスティバルがあるのは北アイルランドのデリーというところです。
アイルランド出身のエンヤは世界的な歌姫で、ケルト語の歌を積極的に歌っています。
彼女はケルト音楽を現代に蘇らせたと言われており、聞く人を不思議な気分にさせてくれるでしょう。
日本人の私たちでもエンヤの曲を聴くと、懐かしいと感じ、古代に行ったような気持ちになります。
ケルト人は文化的活動が大好きで、音楽を愛していたと言われています。
たくさんの楽器を生み出しており、バグパイプやハープ、バイオリンの前身となった楽器やバロンドラムなどを作りました。
ハロウィンに欠かせないジャックオランタンはジャックという人物が由来だった
ハロウィンといえば多くの人が思い浮かべるのが、かぼちゃをくりぬいて作ったジャックオランタンではないでしょうか。
不気味な表情ながらかわいいジャックオランタンは、よく日本のハロウィンでも見かけますが、ジャックオランタンとはいったい何なのでしょうか。
これはケルト文化が多く残るアイルランドの物語に由来しています。
その物語のストーリーは次のようなものです。
その昔、アイルランドにジャックという悪さばかりする男がおりました。
ある日ジャックは自分の命を狙う悪魔と出会いました。
そして、自分が死んでも地獄には落とさないという契約を結びます。
ジャックが死を迎える時、その契約が実行される時がきました。
しかし、契約のおかげで地獄に落とされることはなかったものの、悪事ばかり働いていたジャックは本来地獄行きのはずでした。
地獄に行かないが、天国に行けるわけではない。
このように行き場を失いさまようこととなったジャックは、カブをくりぬきその中に火を灯して今もさまよっているんだそうです。
これがジャックオランタンの由来です。
この物語にカボチャは出てきません。
もともとジャックオランタンはカブだったのですが、ハロウィンがアメリカに伝わった時、アメリカではカブは手に入りづらいものでした。
そのため、手に入りやすいカボチャへと変わったとされています。
カブよりもカボチャの方がくりぬきやすくランタンにしやすかったのも、ジャックオランタンがカボチャとなって広まった一因でしょう。
ちなみにスコットランドでは現在もジャックオランタンにはカブが使われています。
生前は悪さばかりしていたジャックですが、このジャックオランタンは善霊を引き寄せ悪霊を遠ざけるとされています。
そのため、ハロウィンでジャックオランタンが飾られるようになったのです。
ハロウィンで仮装するのは人間だと気づかれないため
かわいい仮装に身を包み、お菓子を求めて練り歩く。
アメリカではこのようなイベントとなったハロウィンですが、そもそも仮装をする意味とはどんなものだったのでしょうか。
先述の通り、ハロウィンは先祖の霊が帰ってくるとともに悪霊があの世からやってくると考えられていました。
その霊に人間だとバレてしまわないように、仮面をかぶっていたとする説があります。
もう一つの説としては、この世に戻ってくる死者の魂は悪魔やゴブリン、妖精などの姿をしていると考えられていたというものがあります。
日本で霊といえば白装束の女性を思い浮かべるように、古代ケルト人は悪魔の姿を思い浮かべていたのでしょう。
そして、帰ってきた死者の魂はとてもデリケートなものだと考えられていました。
彼らは人間に気が付くとびっくりして、霊界へと戻ってしまうと考えられていたのです。
それでは死者の魂がこの世でしたいことができず、ハロウィンの日に戻ってきた意味がありません。
それではいけないと感じたケルト人は、自らも霊になりきり死者の魂に気づかれないようにしようとしました。
それで、自らもおばけや怪物に仮装することで、身をひそめていたのです。
つまりハロウィンの仮装はもともと、自分自身も霊になりきって死者の魂に気が付かれないようにするものだったのです。
現代でも悪魔や怪物の仮装はメジャーな仮装として残っていますが、それ以外の仮装だと死者の魂には気が付かれてしまい本来の意味とは外れた仮装になってしまうというわけですね。
ハロウィンによく聞く「トリックオアトリート」はアメリカで生まれた
ハロウィンの台詞といえば「トリックオアトリート」ですが、この言葉の意味とはいったいどういうものなのでしょうか。
トリックオアトリートは直訳するといたずらかもてなしという意味になります。
「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ」と訳されることが多く、仮装した子供がお菓子をもらうために使う言葉です。
この風習が生まれたのは、9世紀頃のヨーロッパだとされています。
もともとはソウリングという儀式が由来で、昔のヨーロッパでは11月2日の死者の日に成仏できない霊に祈りを捧げるためクリスチャンがソウルケーキを求めて村を渡り歩いていました。
クリスチャンはソウルケーキをもらうと、その代わりにその家で亡くなった人の霊のために祈ることを約束したのです。
このソウルケーキが用意できないと、成仏できなかった霊が悪さをすると考えられていました。
ソウリングはもともとはハロウィンとは関係なく、ヨーロッパで広まっていたキリスト教の文化です。
それが、アメリカに移住した人々によって融合されていき、一緒になったとされています。
ヨーロッパからアメリカに渡った人はさまざまな文化を持っていました。
それがさまざまな形で融合して新しい文化が生まれた地がアメリカだと言えるでしょう。
アメリカでのハロウィンは宗教色は薄れ、誰もが楽しめるイベントへとなっていきました。
「トリックオアトリート」と言い出したのは、一人の子供だと言われています。
1900年代の初め頃、ハロウィンでお菓子の欲しかった子供が言ったのが始まりだそうです。
小さな子供がお菓子をおねだりする様子が愛らしかったことから、大人たちがこぞってお菓子をあげたため、子供たちの間では「トリックオアトリート」と言えばお菓子がもらえると広がりました。
このセリフが世界的になったのは、1952年にディズニーアニメの中で使われたことです。
このアニメは世界で放映され、トリックオアトリートは世界で定着していきました。
ハロウィンの楽しみ方!外国と日本ではこう違う
アメリカでのハロウィンの楽しみ方
アメリカでの一般的なハロウィンの楽しみ方は、子供中心です。
子供たちはハロウィンの日、カボチャをくりぬいてジャックオランタンを作り、かわいい仮装に身を包みます。
そして、近所の家を訪ねまわり「トリックオアトリート!」と言い、お菓子を貰います。
子供たちにとっては仮装という非日常感と、お菓子がもらえる高揚感で最高の一日となるでしょう。
こうした子供向けイベントというイメージが強い一方、アメリカでは大人たちもハロウィンを楽しんでいます。
ザ・アメリカといった大規模なイベントがアメリカ各地で開催されているのです。
例えば、ロサンゼルスでは「ウエスト・ハリウッド・ハロウィ-ン・カーニバル」というイベントが開催されます。
これはアメリカ規模ではなく世界規模と言っても問題のない規模のイベントで、世界中から50万人ものひとが集まります。
映画の本場、ハリウッドで開催されるお祭りだけあって、参加者の仮装はみな本格的です。
本物の映画撮影に参加するかのような本気の仮装とメーキャップで行われるパレードは見ごたえ抜群。
この日のために一年かけて、衣装を用意する人もいるほどです。
大人たちが本気でハロウィンに取り組む様子は、見るものを魅了するでしょう。
また、アメリカではハロウィンは職場でも学校でも仮装がOKとされる日です。
ウエストハリウッドまで出かけなくても、街中の至るところで人々の仮装を目にすることになるでしょう。
ハロウィンは大人も子供も全力で楽しむ。
これがアメリカのハロウィンの過ごし方なのです。
アイルランドでのハロウィンの楽しみ方
ハロウィンの起源でもあるアイルランドでは、どのようにハロウィンを過ごしているのでしょうか。
アイルランドではハロウィンは祝日となっていますが、ハロウィンが盛り上がるのは当日だけではありません。
10月に入ると街はハロウィンムードが高まり、活気づいていきます。
そして、10月の最終週の土日には、各地でにぎやかなパレードが開催され大いに盛り上がります。
街中が音楽とお化けでいっぱいになるでしょう。
世界的にはどんな仮装もOKになってきているハロウィンですが、アイルランドの仮装はほとんどがお化けや化け物など本来の意味にちなんだものとなっています。
さすがハロウィン発祥の地だけあって、その意味も大切にしているのですね。
アイルランドの人々は、ハロウィンのパレードが終わるとそのままパブに駆け込みます。
ハロウィンの日のアイルランドのパブでは、酔っぱらったお化けたちがたくさん出没するでしょう。
アイルランドの有名なハロウィンのパレードといえば、モクナスがダブリンとゴールウェイで行うものです。
怖くて不思議な雰囲気のパレードは見るものを引き込んでしまうでしょう。
機会があれば本場のハロウィンを体験してみてください。
フランスでのハロウィンの楽しみ方
ハロウィンの元となる行事を考え出したとされるケルト人は、フランスにも多く住んでいました。
「ということは、フランスのハロウィンも盛り上がるのでは…?」
この考えは間違いです。
フランスではハロウィンは普段の日とほとんど変わりません。
ハロウィンイベントをやるとしても都市部のアイリッシュパブなどに限られています。
地方都市に行けば、今日がハロウィンだというのを忘れてしまうほどに普通の日常を過ごしているでしょう。
ハロウィンの飾りつけはおろか、ハロウィン用の雑貨やお菓子すら見かけません。
というのも、フランスでは翌日の11月1日が祝日です。
キリスト教の聖人を尊ぶ行事で、フランスではこちらの方を大切にしているのです。
フランスではかつて前日の10月31日から11月1日は教会へお祈りに行く日でした。
現代では、11月1日の諸聖人の日だけが残り、その日はお墓参りに行き故人を思い出す日となっています。
ですから、フランスではハロウィンは盛り上がりを見せず、普通の日と変わりありません。
フランスで子供が仮装して「トリックオアトリート」と言っても、誰もお菓子を用意していないということもあるそうなのでご注意を…。
日本でのハロウィンの楽しみ方
さまざまな文化を柔軟に取り入れながら過ごすのが得意な日本人。
今ではハロウィンはクリスマスと同じくらい大きなイベントとなっています。
では、ハロウィンはいつ頃日本に入ってきたのでしょうか。
1970年代にキディランドがハロウィングッズの販売に乗り出しました。
そして、その販促のため1983年にハロウィンパレードが開催されおよそ100人が参加したそうです。
これが日本で初めて行われたハロウィンパレードだとされています。
このパレードをきっかけにハロウィンは徐々に広がっていきます。
1997年にはディズニーがハロウィンの要素をパレードに取り入れました。
このことがハロウィンの定着を加速させ、全国各地でハロウィンイベントが開催されるようになったのです。
そして、そこから先は私たちも知るように、大人も子供も仮装を楽しむようになりました。
ただし、日本では一般家庭に訪ねて行ってお菓子をねだるようなことはせずに、イベントに参加してお菓子をもらって帰ることが多いでしょう。
今では子ども会のイベントや、大型商業施設など、幅広いところがハロウィンに関するイベントを行っています。
そして、日本で代表的なハロウィンの光景とされるのが渋谷の夜でしょう。
スクランブル交差点には仮装した若者が集まり、ハロウィンを大いに楽しみます。
ハロウィンの飾りで盛り上がる!ホームパーティーで使える飾り
ハロウィンでは必ず用意したい「ジャックオランタン」
ハロウィン気分を高めるのは、仮装だけではありません。
また、仮装をしない人でもハロウィン気分だけは楽しみたいという人も多いのではないでしょうか。
そんな時にはハロウィンの飾り付けをして、ホームパーティーを盛り上げてみてください。
ハロウィンで忘れてはいけない飾りといえば、ジャックオランタンです。
本格的に作ってもいいし、簡単に作っても構いません。
あるだけでハロウィン気分を高めてくれるもの、それがジャックオランタンなのです。
本格的に作るなら、この時期のスーパーには観賞用カボチャが売られています。
それを買ってきて、中身をくりぬいて作ってみましょう。
作る過程も含めて楽しめるでしょう。
また、オレンジの折り紙や色紙を使って、ジャックオランタンを作り壁に貼るだけでもOKです。
それだけなのに一気にハロウィンムードが高まってくるでしょう。
本格的に作るのは面倒だし、折り紙では味気ないという場合は、百円ショップをのぞいてみましょう。
ジャックオランタンの簡単でかわいい立体的な飾りが、ハロウィンが近くなるとたくさん売られています。
1つだけでなくたくさん用意しても、ジャックオランタンはかわいいです。
ハロウィンパーティーをやるなら、ジャックオランタンは忘れずに用意してくださいね。
子供に大人気「バルーン」
子供を招いてのハロウィンパーティーをやるのなら、おすすめの飾りはバルーンです。
バルーンは膨らますだけと簡単なのに、パーティー会場が可愛らしく一気に華やかになります。
また、子供に帰りに持ち帰ってもらえるのもポイントが高いと言えるでしょう。
小さな子供はバルーンを割ってしまう可能性も高いので、手の届くところに置いておかないように注意が必要です。
テープで簡単に壁に貼りつけることができるので、壁をバルーンで飾ってみましょう。
ハロウィンカラーのオレンジや黒を用意すると、ハロウィンムードが高まりますよ。
おしゃれでかわいい「ガーランド」
ハロウィンパーティーをするなら、ぜひ取り入れて欲しい飾りがガーランドです。
ガーランドとはもともとは名誉の印の花冠という意味でしたが、現代では飾りのついたひも状のインテリア用品を意味しています。
日本では最近流行りのインテリアなので新しいものかと思いきや、ガーランドの歴史は思いのほか古いものです。
紀元前2000年頃の古代エジプトでは装飾に使われており、そのことは壁画にも残っています。
その後ヨーロッパへとガーランドは伝わるので、もしかしたらケルト人もガーランドの装飾を使っていたかもしれませんね。
ガーランドは購入してもいいですが、自分でも簡単に作ることができます。
折り紙でハロウィンのモチーフをたくさん作ったら、麻のひもに等間隔でつけていくだけで完成です。
ガーランドがあるだけでハロウィンらしくなるだけでなく、流行りを押さえた感も出るのでとてもおすすめ。
100円ショップでかわいいものも売られているので、ぜひハロウィンの飾りを探している人はチェックしてみてください。
簡単に装飾完了!「ステッカー」
ハロウィンの飾りを簡単に華やかにしたい場合には、ステッカーを用意してみましょう。
ウォールステッカーという壁に貼る専用のものなら、簡単には剥がれてこないのに跡も残らずおすすめです。
ハロウィンの時期にはハロウィンモチーフのステッカーがたくさん販売されていますので、壁をハロウィンモードにしてしまいましょう。
また、意外と見落としがちな、窓もステッカーで飾ることでハロウィンらしくなります。
ウィンドウステッカーは窓やガラスに貼ることのできるステッカーで、飾ることを諦めていた窓も飾ることができます。
窓に貼っても簡単にはがすことができるので、窓を飾る場合は必ずウィンドウステッカーを用意してください。
普通のステッカーを窓に貼ってしまうと、剥がしづらいことがあるので要注意です。
ピカピカきらびやかなハロウィンにしよう「ライト・イルミネーション」
ハロウィンパーティーを華やかにしたいなら、ライトやイルミネーションでの飾りつけがおすすめです。
ライトやイルミネーションをつければ、一気に華やいだ雰囲気になりパーティーは盛り上がること間違いなしです。
電飾を用意するのが難しければ、何か一つポイントとなる光アイテムを用意するだけでもいいでしょう。
ジャックオランタンは単にカボチャに顔がついているだけのものもありますが、そもそもがランタンなので光るものも多いです。
光ジャックオランタンのライトを用意するだけでも、ハロウィン気分は高まりますのでぜひ試してみてください。
ハロウィンと言えば仮装!どんな仮装で楽しむ?
ハロウィンの定番「幽霊 悪魔 コウモリ 黒猫」
日本でのハロウィンといえば、やはり仮装が欠かせません。
ですが、毎年のこととなるとどんな仮装にしようか迷ってしまうという人も多いのではないでしょうか。
そんな人に向けて、おすすめの仮装をご紹介していきます。
ハロウィンといえば、その由来を知らない日本人でもやはりお化けのイメージが強いのではないでしょうか。
由来を知らなくても幽霊の仮装をしていたのだから、由来を知った今、もう一度原点に立ち返って幽霊の仮装をしてみるのはどうでしょうか。
幽霊や悪魔といった本来の意味に沿った仮装、コウモリや黒猫といったハロウィンにぴったりな仮装でハロウィンを楽しんでみましょう。
アイルランドの伝統的仮装「ゴブリン バンシー ゾンビ」
アメリカから入ってきた文化と思われがちですが、ハロウィンはアイルランドが発祥の文化です。
そこで、アイルランドのハロウィンで行われている仮装で本場に負けじとハロウィンを楽しむのはいかがでしょうか。
アイルランドではゴブリンやバンシー、ゾンビの仮装が一般的です。
これはこの世に戻ってくる死者の魂を驚かせないように、自分たちも死者の魂に姿を似せるという気遣いからの仮装です。
怖い仮装ではありますが、そんな優しい気持ちから来ているのだと知れば、ハロウィンもいつもと違ったイベントに感じられるのではないでしょうか。
ハロウィン発祥の地であるアイルランドの伝統的仮装を日本でもぜひ取り入れてみてください。
プリンセス願望を叶えよう「お姫様 童話のヒロイン」
ハロウィンは年に一回、誰にでも仮装が許される日です。
こんな日には思い切り自分自身の変身願望を叶えてしまいましょう。
女の子なら誰だって持っているプリンセス願望。
それをハロウィンの日に叶えましょう。
小さな女の子だって、大人になっていたって構いません。
だって、今日はハロウィンなんだから。
お姫様や童話のヒロイン、ディズニープリンセスなどなりたいプリンセスに仮装してみてください。
コスチュームをお姫様にすれば、気分もプリンセスになり、楽しいハロウィンが過ごせるはずです。
かっこよくハロウィンを過ごす「映画キャラクター 海賊 バットマン」
「プリンセスになるよりもかっこよくなりたい」
そんな願望がある人は海賊やバットマンの仮装がおすすめです。
憧れのキャラクターのコスチュームに身を包めば、それだけで自分がスーパーヒーローになったように感じられるでしょう。
どんな仮装をしても許されるのがハロウィンのいいところ。
ここぞとばかりになりたかった映画のキャラクターの衣装を揃えてみましょう。
ハロウィン定番キャラ「ウォーリー ミニオン」
複数でお揃いのコスチュームを着るなら、定番のウォーリーやミニオンがおすすめです。
この2つのキャラのおすすめポイントは、衣装が手に入りやすいということです。
仮装というと専用のコスチュームを購入するか手作りしなければならないと思いがちですが、ウォーリーとミニオンならその必要がありません。
ウォーリーは赤ボーダーのTシャツにデニム、ミニオンなら黄色いTシャツにオーバーオールを用意するだけでそれらしく見えてしまいます。
「特別な仮装用品は買いたくない」という人でも、ハードルの低い仮装だといえるでしょう。
ハロウィンにおすすめの食べ物とレシピ
アイルランドの伝統的料理「ボクスティ」
ハロウィンにおすすめなのは、やはり本場アイルランドの伝統的料理でしょう。
ボクスティは日本では聞きなれない料理ですが、ジャガイモのパンケーキのことです。
作り方は生のまますりおろしたジャガイモと、茹でてつぶしてなめらかにしたジャガイモを同量用意します。
ジャガイモを塩コショウで味付けし、油を引いたフライパンで焼くだけでボクスティは完成です。
アイルランドではボクスティが作れなければ嫁にいけないと言われるほどポピュラーな料理です。
ぜひハロウィンのときに作ってみてくださいね。
アイルランドの伝統的料理「コルカノン」
コルカノンもアイルランドの伝統的料理で、香草を混ぜたマッシュポテトのことです。
コルカノンは祝祭料理なので、もちろんハロウィンにも欠かせない料理です。
家庭によってさまざまな作り方がありますが、代表的なレシピは次の通り。
じゃがいもは丸ごと茹で、皮を剥いたら鍋に戻します。
バター、塩コショウ、牛乳を加え、なめらかになるまでつぶしていきましょう。
ざく切りにしてチンしたキャベツを混ぜ、小口切りにした万能ねぎを乗せれば完成です。
この料理があるだけで、アイルランドの雰囲気が増すのでぜひ作ってみてください。
ハロウィン気分を高める「かぼちゃのスープ」
やはりハロウィンの時にはかぼちゃ料理が欲しいもの。
かぼちゃのスープを作ってみましょう。
かぼちゃは種を取り、ひたるくらいの水で茹でていきます。
火が通ったらかぼちゃをなめらかになるまでつぶしていきましょう。
そこに牛乳コンソメを入れ一煮立ちさせたら、生クリームで整えてパセリを振れば完成です。
献立は普通でもかぼちゃのスープがあるだけでハロウィン気分は高まるので、他の料理を作る時間がない人でも試してみてください。
ハロウィンはかぼちゃをメインに「かぼちゃのクリームグラタン」
ハロウィンではかぼちゃの料理をメインにすると、一気にハロウィンの雰囲気が高まります。
どうせならかぼちゃを器にしたかぼちゃのクリームグラタンを作ってみましょう。
小ぶりなかぼちゃを用意し、レンジでチンした後、上部をカットしワタと種をスプーンで取り除きます。
鍋にかぼちゃを入れ柔らかくコンソメで煮ていきます。
茹であがったらかぼちゃを取り出し、中に粉末のシチューを固めに溶いたものを入れましょう。
そこにベーコンやブロッコリーなどお好みの具材を入れていきます。
上にとろけるチーズを乗せ、オーブンで焼けばかぼちゃを器にしたグラタンの完成です。
かぼちゃ料理があると食卓は一気にハロウィンムードになります。
少し手間はかかりますが、年に一度のハロウィンなので張り切ってかぼちゃを器にしたクリームグラタンを作ってみてください。
占い師 小鳥のワンポイントアドバイス「大人も楽しむのが日本のハロウィン!家族や友達と季節のイベントを楽しむ」
仮装をしてかぼちゃを食べる日という認識しかありませんでしたが、その由来や歴史を知ればもっとハロウィンを楽しめるようになるはずです。
ハロウィンはケルト人のお祭りで、死者が帰ってくる日本でいうお盆のような行事です。
死者の魂とともに帰ってくる悪霊にさらわれてしまわないように、人間だとばれないよう仮装したのが仮装の始まりとされています。
そして、キリスト教の文化などと融合し、トリックオアトリートという言葉も生まれました。
「お菓子をくれなきゃいたずらしちゃうぞ」と子供が盛り上がるイベントでもありますが、日本でのハロウィンは子供だけのものではありません。
大人も楽しむことができるのが日本のハロウィンのいいところです。
大人になっても恥ずかしがらずに仮装をし、ハロウィンパーティーを行って全力でハロウィンを楽しんでいきましょう。
ハロウィンを楽しむなら仮装だけではなく、部屋の飾りつけも気を抜かないでくださいね。
そして、料理もハロウィンらしいものにすれば完璧です。
他国の文化であっても柔軟に取り入れ、自分たちも楽しむことができるのは日本人の素晴らしいところです。
家族や友達と季節の行事を楽しめる大人になるために、ハロウィンもその意味を知って深く楽しんでいきましょう。
今年の仮装はどんなものにするのか、もう決めましたか?
日本のハロウィンを全力で楽しんでいきましょう。