生まれたときから誰もが持っている特別なものである誕生日。
その誕生日にはそれぞれ誕生花というものを持っています。
5月11日生まれの誕生花は「リンゴ」、その花言葉は「優先」です。
フルーツとして有名ですが、その美味しい実を実らせるには花が咲くことが必要。
果実だけでなく、花姿も楽しめるのです。
あなたが生まれた日の誕生花が、あなたに教えてくれることはたくさんあるはずです。
この記事では、花の名前の由来や種類、花言葉の意味や、怖い花言葉についてまで完全に紹介していきます。
自分の生まれた日の誕生花についてよく知ることは、自分についてよく知るということでもあります。
リンゴについての知識を深めて、あなたの人生をより豊かなものにしていきましょう。
目次
5月11日生まれの誕生花「リンゴ」の基本情報
英名 | Apple |
花言葉 | 優先 |
科・属名 | バラ科・リンゴ属 |
分類 | 落葉高木 |
原産地 | アジア西部 |
開花期 | 4月~5月 |
別名 | ワリンゴ |
5月11日以外の誕生花の月日 | 4月8日 9月29日 10月29日 |
5月11日生まれの誕生花「リンゴ」の花の名前の由来や種類
「リンゴ」の花の名前の由来
リンゴは漢字で書くと林檎となり、もともとは中国語です。
檎という字は鳥を意味する中国語。
林に生えているリンゴの果実が甘いため、林に多くの鳥が集まったそうです。
その様子から林檎という名前がつけられ、そのまま日本へと渡ってきました。
檎という漢字はキンやゴンと呼びます。
つまり林檎はもともとはリンキンやリンゴンと呼ばれており、それがいつしか変化してリンゴとなっていったというわけなのです。
リンゴの歴史は古く、平安時代の書物の中ではリンゴンと呼ばれている記録が残っています。
また、中国語ではリンゴのことをpingguoとも呼んでいました。
そのため、その2つの言葉が混じり合ってリンゴが生まれたと考える説もあります。
「リンゴ」の種類
リンゴにはたくさんの種類があるのは、売られているフルーツとしてのリンゴの豊富さからもわかることでしょう。
その中でも、家庭で育てることができるという視点から、おすすめの種類についてご紹介していきます。
まずはアルプス乙女。
アルプス乙女は姫リンゴの一種で、果実は甘みが強いという特徴を持っています。
家庭菜園でも結実させることが簡単なので、1本でも結実が可能です。
津軽は日本人にとってなじみ深いリンゴの品種の1つで、スーパーでもよく見かけるものでしょう。
自家結実性が弱いため、結実させるためには他の品種のリンゴも近くに植えた方がいいでしょう。
ぐんま名月も病気に強く育てやすいリンゴの種類です。
結実はしやすいのですが、自家結実性は弱いので他の品種をそばに植えるのがおすすめです。
リンゴは実も美味しいですが、その前の花姿も美しいもの。
ぜひ、家庭菜園で花と実の両方を楽しんでみてください。
5月11日生まれのその他の誕生花
ナスタチウム
ナスタチウムは江戸時代に日本に入ってきた花で、和名はキンレンカの花です。
代表的な花言葉は「困難に打ち勝つ」で、返り血を浴びたような花の模様が困難に立ち向かうようだからだとされています。
ナスタチウムは花を鑑賞してもいいのですが、近年では食用として使われることが増えてきました。
エディブルフラワーとして食卓も彩っているのがナスタチウムなのです。
リンゴ
リンゴはフルーツとして有名ですが、その実をつける前には花を咲かせています。
代表的な花言葉は「好み・選択」で、花以外の木や実にも言葉が当てられています。
リンゴといえばアダムとイブが食べてしまった果物。
そのことからも分かるように、その歴史は古く紀元前6000年ごろには存在していたことが確認されています。
ディモルフォセカ
ディモルフォセカは南アフリカを原産とする、別名アフリカキンセンカの花です。
代表的な花言葉は「いつも元気なあなた」で、マーガレットによく似た見た目をしています。
太陽の光を浴びているときだけ開花するという特徴を持っているので、育てる際はなるべく日の当たる時間が長い場所で育てるといいでしょう。
ヤグルマソウ
ヤグルマソウは湿気のあるくらい土地を好み花を咲かせる植物です。
代表的な花言葉は「清楚」で、小さく可憐な花を咲かせることが由来となっています。
ヤグルマソウという花の名の由来は、葉の形が矢車に似ていることです。
5月11日生まれの誕生花「リンゴ」の代表的な花言葉「優先」の意味
リンゴは花・木・果実のそれぞれに花言葉を持っている植物です。
花の代表的な花言葉には「優先」があります。
これはリンゴのイメージが由来となった花言葉です。
リンゴと聞けば、誰もがその果実のことを思い浮かべるでしょう。
しかし実際には、果実よりも優先して咲くのは花です。
花が咲かなければ、果実が実ることもありません。
こういったことからリンゴの花の代表的な花言葉は「優先」となっています。
目立つその果実の前には、必ず花を咲かせていることを忘れないようにしていきましょう。
メインとなる果実よりも優先される花があることは、たくさんの気づきをくれるでしょう。
5月11日生まれの誕生花「リンゴ」のその他の花言葉の意味
好み
これからご紹介する4つのリンゴの花言葉は、すべてギリシャ神話の中のパリスの審判というお話が元となったものです。
すべての神々が集う宴に呼ばれなかった女神エリスは怒り狂い、宴の最中に「最も美しい女神へ」と書いた黄金のリンゴを投げ入れます。
美しい女神の座を欲したのは3人の女神。
判断は羊飼いのパリスに任されることになり、3人はそれぞれパリスに賄賂を贈ります。
パリスが選んだのは「絶世の美女との結婚」を持ちかけてきたアフロディーテでした。
3人の女神のもちかけてきた賄賂に対し、アフロディーテのものを選んだということが「好み」という花言葉となったとされています。
選択
リンゴの花言葉には「選択」があり、これもパリスの審判が元となっています。
パリスが託されたのは、3人の女神から誰を選ぶかという「選択」です。
どの女神の賄賂も魅力的で、パリスの選択は困難を極めたことでしょう。
ちなみにアフロディーテを選び、美女ヘレナと結婚したパリスですがヘレナは実は既婚者。
ヘレナの夫は怒り、このことがきっかけで有名なトロイア戦争が起きたそうです。
選ばれた恋
リンゴの花言葉「選ばれた恋」も、パリスの審判が元となった花言葉です。
パリスが最終的に選んだのは、絶世の美女との結婚です。
これが「選ばれた恋」という花言葉を生みました。
名誉
パリスの審判は、どれも黄金のリンゴを巡ってのお話でした。
この黄金のリンゴは名誉の木に実っていたものです。
そのことからリンゴの木の花言葉は「名誉」となりました。
リンゴは珍しく木も花言葉を持つ植物です。
5月11日生まれの誕生花「リンゴ」の怖い花言葉と意味
誘惑
リンゴの実が持つ花言葉には「誘惑」があります。
これはアダムとイブの伝説が元となった花言葉です。
アダムとイブは食べてはいけないというリンゴを、誘惑に負けて食べてしまいました。
この話がそのまま「誘惑」という花言葉になっています。
それほど魅力的なリンゴの果実の誘惑に、あなたは抗えるでしょうか。
後悔
リンゴの実には「後悔」という花言葉もあります。
これもアダムとイブの話が元となった花言葉です。
禁断の果実であるリンゴを食べてしまったアダムとイブの後悔は、どれほど大きなものであったことでしょう。
そんな大きな後悔をすることがないように生きていきたいものです。
アダムとイブほどの大きな後悔をするということは、少ないかもしれませんが後悔のないように生きていきましょう。
名声
リンゴの木につけられた花言葉には「名声」があります。
これはスイスの伝説が由来となった花言葉です。
英雄であるウィリアム・テルは弓の名手でした。
彼には、息子の頭に乗せたリンゴを矢で貫いたという伝説があります。
この伝説から「名声」という花言葉がつけられました。
ウィリアム・テルは成功したからよかったものの、もし矢が少しでもズレていたら怖ろしいことになっていたでしょう。
名声よりももっと大事なものがあることを、この花言葉は教えてくれているのかもしれません。
大事な息子を危険にさらしてまで得る名声は、果たして本当に必要なものなのでしょうか。
原罪
リンゴの花言葉には「原罪」があります。
原罪はまさにリンゴを食べてしまったアダムとイブの行動そのもの。
原罪はキリスト教の用語で、人類の祖が起こした最初の罪のこととされています。
アダムとイブは神に背いてしまい、禁断の実を食べてしまいました。
アダムとイブの子孫である人間は、この罪を生まれながらに背負っているとされています。
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占い師 小鳥のワンポイントアドバイス
リンゴは果実が有名だけど、果実の前には素敵な花を咲かせているの。
代表的な花言葉は「優先」で、これは実よりも優先して花が咲くことが由来よ。
果実も花のどちらもリンゴを楽しんでいきましょ。