生まれたときから誰もが持っている特別なものである誕生日。
その誕生日にはそれぞれ誕生花というものを持っています。
3月29日生まれの誕生花は「ゴボウ」、その花言葉は「私に触らないで」です。
ゴボウと聞くと茶色い野菜を思い浮かべてしまいますが、実は可憐な花を咲かせます。
あなたが生まれた日の誕生花が、あなたに教えてくれることはたくさんあるはずです。
この記事では、花の名前の由来や種類、花言葉の意味や、怖い花言葉についてまで完全に紹介していきます。
自分の生まれた日の誕生花についてよく知ることは、自分についてよく知るということでもあります。
ゴボウについての知識を深めて、あなたの人生をより豊かなものにしていきましょう。
目次
3月29日生まれの誕生花「ゴボウ」の基本情報
英名 | Burdock |
花言葉 | 私に触らないで |
科・属名 | キク科・ゴボウ属 |
分類 | 多年草 |
原産地 | ユーラシア大陸 |
開花期 | 7月~8月 |
別名 | 牛旁、悪実 |
3月29日以外の誕生花の月日 | 12月19日 |
3月29日生まれの誕生花「ゴボウ」の花の名前の由来や種類
「ゴボウ」の花の名前の由来
ゴボウは漢字で牛蒡と書きます。
これは牛のしっぽに似ていることが由来となったネーミングです。
確かに牛のしっぽを見てみると黒くて細長くゴボウのような形状をしているのがわかるでしょう。
牛の尾に似た蒡(草)だから、ゴボウというわけなのです。
花よりも野菜としての印象の強いゴボウですが、実は世界を見てもゴボウを食べるのは日本だけとなっています。
他の国では野菜というよりも薬用で用いられることがほとんどで、これは根菜を多く食べる日本人ならではと言えるでしょう。
ゴボウの種は縄文時代の遺跡からも出土しており、その歴史の古さが伺えます。
ただし、ゴボウについての歴史ははっきりとしたことがわかっておらず、文献に初めて登場が確認できるのは900年ごろに書かれた書物の中です。
現在の名でもある牛蒡の形で書物に登場するのは、931年ごろに書かれたとされる倭名類聚抄の中。
この中でゴボウは既に野菜に分類されており、この時代から日本人はゴボウを野菜として食していたことがわかります。
それから時を経て、鎌倉時代になるとゴボウは栽培もされていたようです。
「ゴボウ」の種類
ゴボウは古くから日本で愛され、栽培されてきた植物ですが、その種類が大きく増えたのは江戸時代に入ってからのことです。
さまざまな品種の中で、主なものについてご紹介していきましょう。
まずは滝野川ゴボウ。
現代日本で栽培されているゴボウも9割以上は、この滝野川ゴボウの系統です。
滝野川村で生まれ、良質で特有の香りと弾力が特徴となっています。
次に大浦ゴボウ。
こちらは現代では高級料理の食材として用いられる種類です。
太く短く柔らかく、煮物にするのに適しています。
沢野ゴボウと美東ゴボウも高級品種で将軍家に献上されたり、市場で高値がついたりすることで知られています。
さまざまなゴボウの根だけでなく、花まで楽しんでみたいものですね。
3月29日生まれのその他の誕生花
モッコウバラ
モッコウバラは中国を原産とする、漢字で書くと木香薔薇の花です。
代表的な花言葉は「初恋・素朴な美」で、黄色い花が印象的です。
バラですがトゲはなく、触っても危なくないので家庭でも育てやすいでしょう。
暑さや寒さにも強く、育てやすい花です。
ワイルドストロベリー
ワイルドストロベリーはアジア・ヨーロッパを原産とする、和名エゾヘビイチゴの花です。
代表的な花言葉は「幸福な家庭・無邪気」で、花の後につける実が印象的な植物です。
ワイルドつまり野生のとついている通り、非常に強いので家庭でも簡単に育てることができます。
花を愛でるだけでなく、実を食べて楽しむこともできます。
グラジオラス
グラジオラスは地中海沿岸・西アジア・アフリカを原産とする、和名オランダショウブの花です。
代表的な花言葉は「愛の祈り・華やかな恋」で、花の色別にも花言葉を持っています。
たくさんの色の種類があるグラジオラスはとても華やかで、見ているだけで明るい気持ちになれるでしょう。
スイートアリッサム
スイートアリッサムは地中海沿岸を原産とする、和名ニワナズナの花です。
代表的な花言葉は「美しさを超えた価値・優美」で、控えめながら美しい花姿が由来となっている花言葉が多く見られます。
育てやすさは品種によりますが、中には育てやすいものもありますので家庭で育てる際には育てやすい品種かどうかを確認するようにしていきましょう。
3月29日生まれの誕生花「ゴボウ」の代表的な花言葉「私に触らないで」の意味
ゴボウの代表的な花言葉は「私に触らないで」です。
この花言葉の由来は、ゴボウの花の形状にあります。
ゴボウのツボミにはトゲがあり、花が咲いた後につける実にもイガがあります。
トゲをつけた植物は、まるで触ることを拒んでいるように見えるでしょう。
そこから、私に触らないでの花言葉が生まれたとされています。
紫や白のかわいい花を咲かせますが、摘もうと手を伸ばすとトゲに傷つけられてしまう。
こうした痛い思いがあったから、私に触らないでという花言葉は生まれたのでしょう。
花に限らず、美しいものにはトゲがつきものです。
ゴボウの花を見つけたら、トゲには十分注意してください。
根の印象が強く、ゴボウの花まで知っているという人はあまりいません。
しかし、これほどまでに歴史があり、昔から私たちの食生活を支えてくれたゴボウの花を知らないなんてもったいないことです。
3月29日の誕生花ともなっているゴボウの花を、ぜひ確かめて愛でてみましょう。
3月29日生まれの誕生花「ゴボウ」のその他の花言葉の意味
人格者
ゴボウには「人格者」という花言葉があります。
人格者とは人格の優れた人という意味の言葉。
誰もが人格者でありたいと願いながら、そうはなれないジレンマを抱えていきています。
ゴボウの花の凛と咲く姿を見れば、人格者に一歩近づけるかもしれません。
なかなか切り花では見かけない花ですが、人格者だと思っている人への贈り物としてもゴボウの花は適しているでしょう。
解放
ゴボウの花には「解放」という花言葉があります。
現代社会では、何かに縛られてがんじがらめになっているように感じている人は多いでしょう。
そんな思いをしている人が求めているものが解放です。
社会の中で生きるということは、完全に解き放たれるのは難しいことかもしれません。
ですが、できるだけ軽い心で生きていきたいものですね。
ゴボウの花はあなたの解放を手助けしてくれるでしょう。
厳格
ゴボウの花には「厳格」という花言葉があります。
この花言葉はゴボウの持つトゲのイメージからつけられたものでしょう。
トゲをつけて身を守るその姿は、厳格そのものです。
厳しいけれどその厳格さが、かえってゴボウの花の美しさを高めてくれているようでもあります。
独立
ゴボウの花には「独立」という花言葉があります。
独立は少し寂しい印象のある言葉かもしれません。
しかし、一人で立てないもの同士が集まっても、真の意味で協力することはできません。
まずは一人で立てる力を身につけること。
それが過酷な人生を生き抜く上では大切なこととなります。
3月29日生まれの誕生花「ゴボウ」の怖い花言葉と意味
しつこくせがむ
ゴボウの花には「しつこくせがむ」という花言葉があります。
せがむというだけでも印象は良くないのに、そこにしつこくまで付けられています。
本当に欲しいものはしつこくせがむのではなく、自分の力で手に入れればいいのです。
せがむことしかできない人間にはならないでおきましょう。
用心
ゴボウの花の「用心」という花言葉は、そのトゲのある姿から付けられたものでしょう。
トゲを身につけておくというのは、危険に巻き込まれないための生存戦略です。
用心深いゴボウの花姿に、私たちも学ぶことがあるでしょう。
いじめないで
ゴボウの花言葉「いじめないで」も、トゲが由来となったものでしょう。
ゴボウはいじめられてきたから、トゲをつけて「いじめないで」と自分の身を守っているのです。
こんなにも悲しいトゲの使い方はありません。
いじめをすることも、いじめられることもなく、人生を過ごしていきたいものです。
例え、自衛のためであっても人を傷つけるのは良くないことも、ゴボウは教えてくれているのでしょう。
Don’t touch me
ゴボウの英語圏の花言葉は「Don‘t touch me」です。
これは日本語での花言葉と同じく、私に触らないでという意味となります。
ゴボウのトゲが印象的だったのは、日本人だけでなく海外の人も同じであったことが伺えるでしょう。
そして、トゲを見ると「触らないで」と言っているように感じるのも全世界共通のようです。
3月29日生まれの性格や恋愛傾向や運勢・有名人はコチラ
占い師 小鳥のワンポイントアドバイス
野菜として有名なゴボウだけど、紫色の可愛い花を咲かせるの。
でもトゲもあるから触るのは注意してちょうだいね。
代表的な花言葉は「私に触らないで」だから、人に贈るのはちょっと不向きね。
ゴボウを食べるときには、花のことも思い出してみて。