
ウメと言えば日本らしい花よね。真っ先に春を教えてくれるのじゃないかしら?食べ物としても生活に密着しているウメについて見ていきましょう。
目次
1月7日生まれの誕生花「ウメ」の基本情報
英名 | ウメ |
花言葉 | 澄んだ心 |
科・属名 | バラ科 |
分類 | 双子葉植物 |
原産地 | 中国 |
開花期 | 1~3月 |
別名 | 木の花、春告げ草 |
1月7日以外の誕生花の月日 | 1月3日、2月1日、2月7日、10月24日 |
1月7日生まれの誕生花「ウメ」の花の名前の由来や種類
「ウメ」の花の名前の由来
ウメは中国から入ってきたと言われています。でも、最初に入ってきた形状に関しては花や木の状態でなくウメの実だったそうです。
その時の形状が未熟なウメを食べるために燻製して作る烏梅の形だったそうで、中国語ではそれをムエイと発音したそうです。
その発音を日本人がウメと聞き取ったおかげでウメになったと言われています。ちなみに烏梅はすごく酸味の強い味がするそうです。
「ウメ」は日本を代表する花
ウメという花は日本を代表する花の1つですよね。そんなウメは古くは万葉集で既に登場しています。
しかも歌に詠われた回数も萩の花の次だというくらい生活に密着していたお花なのです。
現代のお花見は桜の花を眺めながら行うことが主流なはずです。でも、当時の貴族のお花見はウメを眺める梅花の宴だったといわれています。
「ウメ」には邪気除けの効果も
ウメにははるか昔から災難を払う力があるとされていました。なので、家の敷地の鬼門の位置に梅を植え厄除けとする習慣が残っている地域も多いです。
ウメには上品で身を清めてくれそうな美しい香りがついています。その香りも邪気除けに効果があるという理由の1つでもあるのでしょう。
「ウメ」と菅原道真の関係
菅原道真を祀っていると言われている天満宮ではウメの花が必ず植わっていますよね。
なので、菅原道真とウメは深い関係にあるはずだと思っている人も多いですよね。実は、菅原道真はウメがとても好きだったのです。
菅原道真がまだ京都に住んでいたころ、その屋敷の庭に梅があったことから毎日ウメを眺めて過ごしていたといわれています。
それゆえ、幼き頃からウメの和歌を詠んでいたという話が残っています。その後、菅原道真は京都から追放され九州に流されてしまいます。
その時はウメの木が菅原道真を慕う気持ちが強すぎるために九州まで飛んで行ったという伝説も残っています。
その話を聞くとウメを愛しただけでなくウメにも愛されていたすごい関係なのだと知ることができるでしょう。
今でもウメや梅酒を縁起物として授けてくださる天満宮が多いですよね。
「ウメ」の種類
ウメは大きく分けて3種類に分けることができます。明治時代の書物によると木の性質や花の特徴などから「性」と書いてしょうと読むうグループに分けることができるそうです。
その「性」を基本として野梅系、緋梅系、豊後系の3つに分けることができるそうですよ。
他にもウメにはいろいろな名前が名づけられた品種があります。代表的なものになると楊貴妃や紅千鳥などでしょう。
楊貴妃は、性でいえば豊後性に入る遅咲の花です。色は淡紅色で大輪八重咲きとなっています。
紅千鳥は性で表すと緋梅系になります。花弁の内側のおしべを千鳥に例えたことからこの名がついております。
色は紅色で中輪一重咲きです。
「ウメ」の扱い方
ウメは、種や球根を植えるという性格のお花ではありません。なので、自宅で栽培しようとする人は少ないと思われます。
そんなウメの開花時期は1月~3月と桜の少し前のタイミングになります。まさに春の訪れを知らせてくれるお花でもあるでしょう。
そんなウメは、鑑賞用に重きをおいたウメと梅の実を食べることに重点をおいたウメがあります。
栽培を考えている場合は自分の目的に合っている方を選んでみましょう。目的の違いによって栽培方法も変わってくるので覚えておいてください。
日本を代表するウメの景勝地
ウメは桜のシーズンの少し前に花盛りを迎える花です。そんなウメを眺めることができる場所がたくさんあります。
日本三景のように数が少なくないことから関西と関東で一か所ずつ紹介しておきます。関東で有名なウメの景勝地は、神奈川県の曽我梅林です。
3万本ものウメが咲き誇る景勝地です。関西で有名なウメの景勝地は、滋賀県にある叶匠寿庵の梅園です。
ウメの名所ではありませんが、そのウメが和菓子の原料になっていたり梅シロップ作成キットなども販売されており見る以外の楽しみをサポートしてくれる場所でもあります。
お近くで自分好みのウメの景勝地を見つけて、古の平安貴族のようにウメの花見を楽しんでも良いと思います。
1月7日生まれのその他の誕生花
ヒヤシンス(赤)
1月7日生まれのその他の誕生花1つ目は、ヒヤシンス(赤)です。ヒヤシンス(赤)の花言葉は「嫉妬」です。
ヒヤシンスと言えば、カラーバリエーションが豊富な花でもあります。その中でも赤の花が1月7日の誕生花となるのです。
ヒヤシンスと言えば球根栽培であることを真っ先に思い浮かべる人も多いですよね。だからこそ、室内で育てることもできます。
比較的、扱い方も簡単なので気軽に育ててみても良いでしょう。
アッツザクラ
1月7日生まれのその他の誕生花2つ目は、アッツザクラです。アッツザクラの花言葉は「可憐」です。
アッツザクラは、桜という名前が入っているので桜を想像してしまいますが植木鉢が似合う花です。
高山植物のように見える小さなピンク色の上品なお花を咲かせます。手元で楽しむのにちょうど良い雰囲気のお花でしょう。
セリ
1月7日生まれのその他の誕生花3つ目はセリです。セリの花言葉は「清廉で高潔」です。
セリと言えば春の七草のイメージが強くてどちらかというと植物よりは野菜みたいなイメージを持っている人も多いかもしれません。
セリに関しては小さな白い花をつけるので、その様子がすごく清楚でかわいいです。それゆえ、清廉という花言葉が名づけられているのかもしれませんね。
スノードロップ
1月7日生まれのその他の誕生花4つ目は、スノードロップです。スノードロップの花言葉は「可憐」です。
スノードロップは、その名前の通り雪をかきわけて咲く花です。雪の時期は植物が芽吹かない季節でもありますよね。
それゆえ、その季節に美しい花を咲かせるスノードロップは、希望の星でしかないと言えるのです。
1月7日生まれの誕生花「ウメ」の代表的な花言葉「澄んだ心」の意味
1月7日生まれの誕生花「ウメ」の代表的な花言葉「澄んだ心」です。ウメは小さく美しい花を咲かせます。
その花の様子ややわらかく香るウメの花の香りこそ澄んだ心にふさわしいものであるといえるでしょう。
ウメと言えば、桜と比較されることも多い花です。確かに桜よりは華やかさが弱いかもしれません。
けど、ウメは桜にはない上品さを兼ね備えていると言えるでしょう。だからこそ、菅原道真のようにウメを愛する人が昔も今も絶えないのです。
1月7日生まれの誕生花「ウメ」のその他の花言葉の意味
気品
気品はウメの花言葉の1つになります。ウメの花の形や雰囲気そのものから気品を感じ取ることができますよね。
まさにウメのためにある言葉であるともいえるでしょう。
忠実
忠実はウメの花言葉の1つになります。
忍耐
忍耐はウメの花言葉の1つになります。
高潔
高潔はウメの花言葉の1つになります。
気品
気品は紅梅の花言葉になります。
あでやか
あでやかというのは白梅の花言葉になります。
1月7日生まれの誕生花「ウメ」の怖い花言葉と意味
忠実
忠実がウメの花言葉の1つであることは先ほど挙げましたが、実は少し怖い意味も持っているのです。
この忠実は、菅原道真の伝説でも紹介した通りウメが菅原道真を慕って京都から九州まで飛んで行ったという伝説が由来となっています。
好きな人を追いかけて、飛んでいくなんてすごい話ですよね。オカルトや執念という意味ではすごく怖いエピソードでもあると思いませんか?
梅干しが腐ると死人が出る
この言葉はウメの花言葉ではありません。梅干し作りに関する迷信と言ったところでしょうか?
実は、昔から梅干しづくりを失敗するとその年に家から死人が出ると言われているのです。
科学が発達した現代では眉唾と言われていますが、当時は本当に恐れられていました。
現代の科学で解明すると、ウメが腐ったりカビてしまうような家は湿気が多く居住環境が悪いということが根拠になっているといわれています。
最近は、ジップロックで少量ずつ梅干しを作ることもでき、昔よりは軽い気持ちでウメをつけることができるようになっているかもしれません。
青梅は毒
青梅には毒が含まれるという言い伝えもあります。実は、それは本当なので気をつけましょう。
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占い師 秋桜のワンポイントアドバイス

ウメはウメで上品さがあって美しいと思わない?ウメの上品な香りはお香になっていることも多いわよね。
春はそんなウメの花の美しさを楽しみ、夏は梅の実を味わう、なんて、ほかの花とは違った楽しみ方ができる植物だと思うわ。