生まれたときから誰もが持っている特別なものである誕生日。
その誕生日にはそれぞれ誕生花というものを持っています。
3月8日生まれの誕生花は「ニゲラ」、その花言葉は「当惑」です。
Love in a mistという素敵な英名を持つニゲラは、黒い種を実らせることで知られる植物。
あなたが生まれた日の誕生花が、あなたに教えてくれることはたくさんあるはずです。
この記事では、花の名前の由来や種類、花言葉の意味や、怖い花言葉についてまで完全に紹介していきます。
自分の生まれた日の誕生花についてよく知ることは、自分についてよく知るということでもあります。
ニゲラについての知識を深めて、あなたの人生をより豊かなものにしていきましょう。
目次
3月8日生まれの誕生花「ニゲラ」の基本情報
英名 | Nigella, Devil-in-a-bush, Love-in-a-mist |
花言葉 | 当惑 |
科・属名 | キンポウゲ科・クロタネソウ属 |
分類 | 一年草 |
原産地 | 地中海沿岸~西アジア |
開花期 | 4月下旬~7月上旬 |
別名 | クロタネソウ |
3月8日以外の誕生花の月日 | 3月31日 4月18日 5月29日 9月30日 |
3月8日生まれの誕生花「ニゲラ」の花の名前の由来や種類
「ニゲラ」の花の名前の由来
ニゲラはブルーが印象的な花ですが、名前の由来はその種の形状によるものです。
ニゲラは真っ黒な種を実らせます。
このニゲラの種には香りがあり、かつてはバニラのようにスイーツの香りづけに用いられていました。
そのため、ニゲラは花よりも種の印象の方が強い植物だったのです。
ラテン語で黒を意味するのはニゲルという言葉。
これが転じてニゲルという名前になっていきました。
和名のクロタネソウも黒い種から来ている名前です。
旧約聖書にも登場しているほど昔から親しまれている花で、たくさんの別名を持っています。
英名はLove in a mistで霧の中の恋という意味の言葉となっていますが、これはニゲラの葉が細い形状をしていることから付けられたそうです。
日本では自生しておらず、初めてやってきたのは江戸時代末期のことでした。
今では日本でも一般的な花となっています。
「ニゲラ」の種類
ニゲラは青色が印象的な植物ですが、種類によっては他の花色もあります。
16種あるニゲラの中で、主な種類についてご紹介していきます。
まずはペルシャン・ジュエル。
こちらは混合種子で販売され、八重咲きの花を咲かせるのが特徴です。
青だけでなく白やピンクの花を咲かせます。
続いては、ブルー・イスタンブール。
こちらの種類は草丈が100㎝と大きく成長するのが特徴的です。
花は一重咲きで直径はおよそ6㎝と大き目です。
花持ちがいいので切り花として重宝されます。
ニゲラの花びらのように見える部分は、実は萼片で花びらではありません。
そして、糸状の葉が花を包むように覆っています。
本当の花びらは退化しているため目立ちませんが、品種によっては花びらが発達していることもあります。
一般に広く親しまれているニゲラの種類は、南ヨーロッパ原産のクロタネソウ(Nigella damascena)です。
青だけではなく、さまざまな色のニゲラを楽しんでみましょう。
自分で育てる場合には、実った種の香りを嗅いでみることも忘れないでください。
3月8日生まれのその他の誕生花
マーガレット
マーガレットはカナリア諸島を原産とする、和名モクシュンギクの花です。
代表的な花言葉は「恋占い・純潔」で、花の色ごとに異なる花言葉を持っています。
花占いに使われることで有名な花で、日本でも広く親しまれています。
誰もが一度は、花びらをちぎりながら恋の行方を占ったことがあるのではないでしょうか。
ブルースター
ブルースターは南アメリカを原産とする、和名ルリトウワタの花です。
代表的な花言葉は「幸福な愛・信じあう心」で、名前の通り青い星型が印象的な花となります。
ブルースターは暑さにも寒さにも強いので、誰にでも育てやすい花となっています。
ガーデニング初心者にもおすすめで手に入りやすい花です。
コブシ
コブシは日本・朝鮮半島を原産とする、別名タウチザクラの花です。
代表的な花言葉は「愛らしさ・自然の花」で、白い花を咲かせます。
かなり強いので育てやすい植物ですが、地植えすると10メートルほどまで成長するでしょう。
大きくしたくない場合は鉢植えにし、まめに剪定する必要があります。
ハハコグサ
ハハコグサはアジアを原産とする、英名Jersey:Cudweedの花です。
代表的な花言葉は「永遠の思い」で、雑草として生えていることもあるのでよく見かけることができるでしょう。
春の七草の1つゴギョウとしても有名で、食べることもできる草となります。
七草がゆの季節には探してみてください。
3月8日生まれの誕生花「ニゲラ」の代表的な花言葉「当惑」の意味
ニゲラの代表的な花言葉は「当惑」で、この花言葉はニゲラの花の形状が由来となっています。
咲く前のニゲラ、つまりツボミの状態のニゲラは細い葉に覆われ霧の中にいるように見えません。
ツボミが見えないのに花が咲く。
これは当惑してしまう出来事でしょう。
このことが由来となって、ニゲラの花言葉は当惑となりました。
花を咲かせてもニゲラはまるで霧の中にいるようにひっそりとした雰囲気をしている花です。
このことからニゲラの英名はLove in a mistとなりました。
霧の中の恋はまるで実態がつかめず困惑してしまうもの。
当惑の花言葉はニゲラの英名にもよく表現されていると言えるでしょう。
ただし、霧の中にあるようにはっきりしない花ですが、確かにそこにあるものです。
物事の本質をしっかりとつかみ取ることの大切さを、ニゲラは私たちに伝えてくれているのではないでしょうか。
ひっそりと咲くニゲラの花姿をしっかりと楽しむようにしていきましょう。
3月8日生まれの誕生花「ニゲラ」のその他の花言葉の意味
未来
ニゲラの「未来」という花言葉は、ニゲラの種が由来となっています。
ニゲラはたくさんの種をつける植物です。
子どもをたくさん産むということは、良い未来を作り出す。
そんなことからニゲラには「未来」という花言葉が付けられました。
ニゲラの黒い種子には、たくさんの明るい未来が詰まっているのです。
ひそかな喜び
ニゲラの「ひそかな喜び」は、ニゲラがひっそりと咲く様子が由来となっています。
大きな喜びはもちろんいいものですが、そうした喜びだけが素晴らしいのではありません。
誰にも告げずに一人だけでひそやかな喜びを嚙みしめる。
こうしたことも人生を豊かにしてくれることの1つとなるでしょう。
さまざまな喜びをさまざまな方法で楽しむことの素晴らしさを、ニゲラは私たちに教えてくれています。
たまにはひそかな喜びを噛みしめてみるのもいいでしょう。
愛の絆
「愛の絆」という花言葉は、フランスでのニゲラの花言葉です。
フランスではニゲラはヴィーナスのヒゲと呼ばれ、これは細い葉がヒゲのように見えるためです。
愛、つまり花やツボミはヒゲに守られ、その絆がとけてしまうことはありません。
そのため愛の絆という花言葉が生まれたと言われています。
深い愛
ニゲラの花言葉には「深い愛」があります。
これもまたニゲラの花が簡単には見えず、葉に包まれているような形状をしていることが由来でしょう。
奥深くにある花は、深い愛を表しています。
3月8日生まれの誕生花「ニゲラ」の怖い花言葉と意味
あなたが欲しくない
ドイツでのニゲラの呼び名は、緑の中の処女です。
葉に守られているように見える花が、まだ汚れていないことを表した名だと言えるでしょう。
そして処女は誰のことも欲しいとは思いません。
そのため誰かの求愛を断るときにニゲラを用いるそうです。
こうして「あなたが欲しくない」という花言葉が付けられました。
夢の中の恋
ニゲラの花言葉の中には「夢の中の恋」というものがあります。
一見、恐ろしさとは無縁の言葉のようですが、夢の中の恋というのは夢の中でしか体験することができません。
どんなに素晴らしい夢を見たのだとしても、それは現実ではありません。
そのことに気が付いたときには、夢が素晴らしかった分、現実とのギャップに苦しむことになるでしょう。
困惑
ニゲラの代表的な花言葉である当惑と似た言葉の「困惑」もまた、ニゲラの花言葉の1つです。
困惑は文字通り困ってしまうということ。
もし、ニゲラを贈ることに「困惑」の意味を込める人がいるとしたら…。
こんなに怖ろしいことはありませんね。
不屈の精神
ニゲラの花言葉の中には「不屈の精神」というものがあります。
これはニゲラの強さが由来となった花言葉でしょう。
ですが、あまりに不屈でいようとすると、ぽっきりと折れてしまうことがあります。
そのことは頭に入れておくようにしておきましょう。
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占い師 小鳥のワンポイントアドバイス
ニゲラはブルーが主の、可憐な花ね。
花言葉は「当惑」で、これは花が細い葉に覆われていることが由来よ。
Love in a mistという素敵な英名を持つニゲラを楽しんでいきましょ。
当惑だけじゃなく、深い愛やあなたの生活に彩りもきっと与えてくれるはずよ。