冬の花の代表格ともいえるほどのツバキ。
花自体も大振りで、とても迫力がある姿を見せてくれます。
このツバキは2月3日の誕生花です。
ツバキには、「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」などの花言葉があります。
冬の寒い中に咲く、芯の強さを感じさせるツバキらしい、それでいて大振りな花の割には控えめなところも感じさせるところもあるツバキの花言葉は他にもあります。
きっと2月3日生まれの方に様々なことを教えてくれるはずです。
ツバキの花言葉をしっかり確認していきましょう。
目次
2月3日生まれの誕生花「ツバキ」の基本情報
英名 | Camellia |
花言葉 | 控えめな素晴らしさ・気取らない優美さ・謙虚な美徳(赤)・完全なる美しさ(白)・至上の愛らしさ(白)・申し分のない魅力(白)・控えめな美(ピンク)・控えめな愛(ピンク)・慎み深い(ピンク)・罪を犯す女 |
科・属名 | ツバキ科ツバキ属 |
分類 | 常緑広葉高木 |
原産地 | 日本・東アジア |
開花期 | 2~4月 |
別名 | ヤブツバキ・ヤマツバキ・タイトウカ・アツバキ・ツヤバキ・カメリアヤポニカ・カメリア |
2月3日以外の誕生花の月日 | 1月2日 1月10日 1月14日 1月25日 2月1日 2月4日 4月29日 12月10日 12月27日 |
2月3日生まれの誕生花「ツバキ」の花の名前の由来や種類
「ツバキ」の花の名前の由来
太古からあったとされているツバキですが、その名前が生まれたのはいつの頃と分かってはいません。
ただ、名前の由来としては、光沢があり、ツヤツヤした葉っぱを持っていることで、“ツヤのある葉を持った木”という意味の“ツヤハキ”という名前で呼ばれたのが語源であると言われています。
古くから長寿の木として知られ、日本各地でも霊木としてまつられている木がツバキであることも珍しくありません。
「ツバキ」の種類
ユキツバキから作られた多くの園芸品種が日本の庭木としてはメジャーな存在となっていますが、原産地は東アジアと比較的広く、そのため中国・ベトナム産が原種となっているものも多く存在しています。
日本ではそのほかにもワビスケという品種も広く知られているのではないでしょうか。
樹高が高く育つのはヤブツバキという種類で、寒い地方で育っているツバキは、基本はユキツバキとなります。
寒い地域と温かい地域のちょうど中間くらいの場所には、ユキバタツバキという種類も自生しており、日本では園芸品種ではない、自生するツバキを見ることもできるのです。
ちなみに、種類の数としては日本の品種だけで2200種類もあり、海外のものを含めるとその数は5000種類以上にも上ります。
元の種類の多さも当然関係していますが、人の手によって作られた品種も決して少なくないことから、ツバキがいかに古くから人々に愛された花だったかということも分かるでしょう。
2月3日生まれのその他の誕生花
セツブンソウ
セツブンソウの花言葉は、花言葉は「微笑み」「光輝」「微笑み」そして「人間嫌い」です。
一つの株に一つしか花がつかないので、細かく小さな花が咲くものと比べると、少し物足りなさを感じてしまうところはあるかもしれませんが、この一凛だけ咲く姿が、「気品」という花言葉につながっていると考えることができるのです。
木になる「人間嫌い」という花言葉の由来ですが、これは、セツブンソウという名前によって、鬼の気持ちを表しているのではないかと考えられています。
豆を投げつけてくる人間が怖いという鬼の気持ちの表れが、「人間嫌い」という花言葉の由来となっているのでしょう。
ヒイラギ
クリスマスの印象が強いヒイラギですが、節分でも使われることをご存じですか?
2月3日といえば節分。
節分の日には、ヒイラギの葉にイワシの頭を刺したものを玄関に飾っておくと、悪いものが来ない、健康で過ごすことができるなどと言われており、日本には実はこちらのほうが関係が深いものなのです。
「用心深さ」「先見の明」「あなたを守る」という花言葉があるヒイラギですが、花のイメージはあまりないかもしれませんね。
花自体はそんなに目立たず、小さな白い花が咲くのですが、葉にトゲがあり、不用意に触るとケガをすることから、「用心深さ」という花言葉がつけられたと言われています。
カスミソウ
白く可憐な小さな花が印象的で、花束の脇役であると同時に、なくてはならない存在でもあるカスミソウも2月3日の誕生花です。
「清らかな心」という上品な花言葉は、そのままカスミソウの見た目からきていると言っても良いでしょう。
真っ白で穢れが一切なく、そして小さく可愛い花は、まさに清らかな心の表れのように見えます。
シクラメン(ピンク)
「憧れ」「内気」「はにかみ」という花言葉を持っているピンクのシクラメンも2月3日の誕生花の一つとされています。
シクラメンの花は、雨が良く降る時期に咲きます。
雨に濡れて花粉が流れ落ちてしまわないように、少し下を向いて咲くのですが、この姿が花言葉の由来であると言われています。
まるで内気に、恥ずかしがっているように見える…ということで、その姿がそのまま花言葉になっているのです。
2月3日生まれの誕生花「ツバキ」の代表的な花言葉「控えめな素晴らしさ」の意味
ツバキの花は、大振りで、たくさんの花びらから成り、見た目にはどちらかといえば派手な花の造りをしていると感じる人も少なくないはずです。
しかし、なぜかツバキの花言葉には“控えめ”という言葉がつくものが多く散見されます。
花以上に葉の緑が濃く、それに隠されるように花が咲く状態も、確かに控えめではありますが、もう一つ、ツバキの花言葉に“控えめ”というワードが多い理由としては、ツバキの花に香りがほとんどないからだと言われているのです。
香りがないけれど、見た目にはその美しさで楽しませてくれる、そんな控えめな素晴らしさを持っている花…ということで、この花言葉がつけられたのではないかというのが一番強い説だと言われています。
2月3日生まれの誕生花「ツバキ」のその他の花言葉の意味
気取らない優美さ
ツバキの花言葉には「気取らない優美さ」という花言葉があります。
ツバキの花は、大振りで、たくさんの花びらがついているものの、だからといって、派手さはありませんし、かっこをつけている感じもありません。
気取らない、素朴さがツバキの魅力だと言えるでしょう。
謙虚な美徳(赤)
赤いツバキの花には、「謙虚な美徳」という花言葉があります。
赤いツバキといっても、バラの花のような派手さはなく、しかし凛とした強く芯の通った美しさがあるのは、不思議ですが、それがツバキの魅力であり、それこそがツバキが古くから人々の心つかんで離さなかった理由だと考えることができるでしょう。
控えめで検挙な花であるにも関わらず、美しさは決して褪せることがないという、そんなツバキの花にぴったりの花言葉です。
完全なる美しさ(白)
白いツバキの花言葉には、赤やピンク以上に前に出ている、目立とうとしているような、そんな花言葉が多く見られます。
その一つが「完全なる美しさ」という花言葉です。
確かに、白いツバキには他の色のツバキとは違う美しさがあります。
真っ白な花びらが幾重にも重なって咲いている姿は、何とも形容しがたい美しさがあり、他の色にはマネできない高貴な雰囲気が漂っています。
その花の姿から、完全なる美しさという花言葉が生まれたのでしょう。
至上の愛らしさ(白)
白い花は清純さであったり純潔さであったりと、ピュアな印象を抱かせます。
それは白いツバキの花も例外ではありません。
真っ白で、何色でもないからこそ、そこにピュアな愛らしさが漂うものです。
「至上の愛らしさ」という花言葉は、そんな真っ白なツバキの花にぴったりの花言葉だと言えるでしょう。
申し分のない魅力(白)
白い花をつまらないと感じる人はそんなにいないのではないでしょうか?
派手な色が好きな人は物足りなく感じることもあるかもしれませんが、しかし、白いツバキの花は、白い花びらが幾重にも重なり、見ている人を決して飽きさせない魅力を放っています。
色がなくても、申し分のない美しさを持っているということで、「申し分のない魅力」という花言葉も持っているのです。
控えめな美(ピンク)
ピンクのツバキには、「控えめな美」という花言葉があります。
ピンクのツバキは、赤と比較すると少し色味が明るくなり、優しい雰囲気となりますが、白と比べるとアピールする力が強いように感じられます。
この絶妙なバランスが、控えめな美という花言葉を作り出したのでしょう。
控えめな愛(ピンク)
香りがそんなに強くないツバキだからこそ、花言葉に“控えめ”という言葉が頻繁に使われるのですが、ピンクのツバキにはもう一つ、“控えめ”という言葉がつく花言葉があります。
それが、「控えめな愛」というものです。
赤ほど主張が強くなく、そしてバラのように情熱的な雰囲気もなく、日本の奥ゆかしさに合う、印象をまとったピンクのツバキには、控えめに一途な愛情を表現する、そんな印象があるのではないでしょうか。
ツバキの花言葉はすべて、ツバキの花そのものの特徴から生まれているのです。
慎み深い(ピンク)
「慎み深い」という花言葉も、ピンクのツバキにぴったりな花言葉ではないでしょうか。
派手でなく、ガツガツした前に出ようとする感じも一切なく、控えめさもありながら可憐なピンクの花を咲かせるツバキにぴったりの花言葉です。
慎み深く、控えめな日本の女性を思わせるピンクのツバキには見た目そのままの花言葉がつけられているのです。
2月3日生まれの誕生花「ツバキ」の怖い花言葉と意味
罪を犯す女
ツバキには怖い花言葉が一つあります。
それは、「罪を犯す女」という花言葉です。
言葉だけで見るととても怖い花言葉のように見えますが、実はこの花言葉の由来は、フランスの小説“椿姫”からきていると言われています。
椿姫という作品の中では、美しい高級娼婦・マルグリットが常に髪飾りとしてツバキを付けていることから、“椿姫”と呼ばれています。
マルグリッドは、純粋な青年・アルマンと出会い、恋に落ち、娼婦の仕事を辞めるのですが、マルグリッドの仕事を知っていたアルマンの父から、息子を想う気持ちがあるのなら、“息子のために”別れてほしいとお願いされてしまうのです。
悩み苦しむマルグリッドでしたが、アルマンを想う気持ちは本物であったため、娼婦の仕事に戻り、アルマンと別れる決意をします。
実の父とマルグリッドの間でそんなやり取りがあったことなどつゆ知らず、アルマンはマルグリッドの裏切りに激怒し、彼女のもとを去ってしまうのです。
時間が経ち、アルマンはマルグリッドが自分のもとを去った理由を知ることになりますが、そのころにはマルグリッドは肺の病気をこじらせて亡くなってしまっていました。
椿姫のストーリーはざっとこのような内容となるのですが、この話がツバキの怖い花言葉「罪を犯す女」の由来となったのです。
言葉だけで見れば怖い雰囲気がありますが、実際にはとても悲しい話が由来となっているので、怖い花言葉…というわけではないともいえるでしょう。
花言葉は関係なく縁起が悪い花とされていたこともある
ツバキに関する怖い花言葉は一つだけですが、ツバキはその花の特徴から、不吉な花とされているところもあります。
ツバキの花というのは、花びらが散るのではなく、花ごとボトッと落ちる特徴があります。
これが、不吉であるとされ、現在でもお見舞いにツバキの花を贈るのはタブーとされていますし、幕末から明治にかけては、武士に忌み嫌われていたという逸話も残っています。
花ごと落ちてしまう姿は、“首が落ちるよう”に見えるので、不吉だというのは理解できるもではないかと思います。
競馬を楽しむ人にとっても、または騎手や競馬にかかわる仕事をしている人からしても、落馬を連想させるのであまりよい花だとは思われていないところもあるのです。
2月3日生まれの性格や恋愛傾向や運勢・有名人はコチラ
占い師CRISSのワンポイントアドバイス
大きな花だし、とってもきれいなのに、自己主張が全然激しくない…そんな花ってなかなかないものよ。
2月3日生まれのあなたの性格、あなたの大切な人の性格が、ツバキのようにつつましかったり、奥ゆかしくなくてもそれはそれでいいの。
ただ、せっかく自分の誕生花として存在している花なんだから、花言葉を理解して、どんな花かを知って、もっともっと魅力的な自分になるための糧としてみるのもいいんじゃないかしら。