比較的あちこちで見ることができて、身近な花でもあるパンジー。
色によって花言葉が分かれていますが、全体的な花言葉には「私を思って」「もの思い」などと、“思う”ことに関する花言葉が並びます。
その花言葉から告白に使われることもあるパンジーですが、色の種類はとても豊富。
2月2日の誕生花ではありますが、特に色が決まっているわけではないので、豊富な色をしているどのパンジーも2月2日生まれのあなたの誕生日です。
大切な人へプレゼントするなら、花言葉も添えて、相手の好きな色のパンジーを贈ってあげることもできますね。
花言葉を知り、もっとパンジーに詳しくなりましょう。
目次
2月2日生まれの誕生花「パンジー」の基本情報
英名 | wild pansy,heartsease,Johnny‐jump‐up |
花言葉 | 私を思って・もの思い・思い出・陽気さ・思慮深い(紫)・あなたのことで頭がいっぱい(紫)つつましい幸せ(黄色)記憶(黄色)・田園の喜び(黄色)・温順(白)・愛の思い(白)※ビオラという種類では誠実・信頼・忠実・少女の恋 |
科・属名 | スミレ科スミレ属 |
分類 | 半耐寒性一年草 |
原産地 | ヨーロッパ |
開花期 | 10月~5月 |
別名 | サンシキスミレ・ビオラ・ユウチョウカ・コチョウスミレ |
2月2日以外の誕生花の月日 | 4月10日 5月25日 12月27日 |
2月2日生まれの誕生花「パンジー」の花の名前の由来や種類
「パンジー」の花の名前の由来
パンジーという名前は、英名です。
もともと、フランス語で「思い」「考え」を意味する「pensee」という言葉が語源となっていると言われています。
これが訛ってパンジーという名前になったのです。
ではなぜ、“pensee”という言葉がパンジーのもととなったのかといえばそれは、パンジーの花がその花の重さに頭を下げる姿が、物思いにふけっている人の姿に見えたからだと言われています。
実際に、子供の頃にパンジーを見て、人の顔のような模様をしていると感じたことがある人もいるのではないでしょうか?
それがぐっと頭を下げて考えて混んでいるように見えるから、パンジーという名前が付いたというわけです。
「パンジー」の種類
パンジーは、花の大きさが3~5cmのものに着けられる呼び名で、それよりも小さな花を咲かせるものに関しては、ビオラと呼ばれています。
このパンジーとビオラの切り分け方は、地方などによって違うところもありますし、すべてまとめてパンジーで、パンジーの一つの種類としてビオラが存在するという考え方をする場合もあります。
パンジーとして分類するのであれば、モルフォやフルーナ、ビオラに分類するのであれば、ペニーやビビ、ビオレットにソルベなど、豊富な種類もパンジーの魅力の一つです。
2月2日生まれのその他の誕生花
シラー
「冷静」や、「変わらない愛」「辛抱強い」「我慢強さ」「寂しさ」といった花言葉を持っているシラーも、2月2日の誕生花です。
変わらない愛という強さを見せながらも、寂しさという孤独な花言葉がつけられているのは、シラーがギリシャ神話の中に登場する花だからです。
ギリシャ神話において、青い花、青紫の花にはどうしても悲しい逸話がくっついてきてしまうもので、シラーもやはり、悲しみを表す色として使われてしまっているため、「寂しさ」という花言葉がつけられたのだと言います。
スノードロップ
2月2日の誕生花には、「希望」「慰め」の花言葉を持っているスノードロップも挙げられます。
禁断の実(リンゴ)を食べてしまったことでエデンを追い出されてしまい、悲しみに暮れるアダムとイヴをかわいそうに思った天使が、降りしきる雪を花に変えてあげて二人の心を慰めてあげた、その花こそがスノードロップだったという話から、この花言葉がつけられたと言われています。
しかし、スノードロップには、“死”や“あなたの死を望みます”といった怖い花言葉もあります。
「死」の花言葉はともかくとして、「あなたの死を望む」という花言葉は、本来の「死」という花言葉と、「希望」という花言葉が合わさってできたもののようです。
フリージア(白)
まるでウェディングドレスを思わせる可憐な花びらを持っている白いフリージアも、2月2日の誕生花です。
花言葉には、「あどけなさ」「純潔」「純白」「親愛の情」といったものがあり、まさにフリージアの花の見た目の印象そのままといったところです。
見た目だけでなく、その香りも花言葉の由来となっていると言われるほど、良い香りがする花でもあります。
実際に、花言葉や花の姿、香りからウェディングフラワーとして使われることもある花です。
2月2日生まれの誕生花「パンジー」の代表的な花言葉「私を思って」の意味
パンジーの花は、茎と比べると花がおおぶりであるため、花が咲くとどうしてもうつむきがちになってしまいます。
その姿は、人が考え事をしているように見えるため「もの思い」という花言葉も付けられていますが、やはりパンジーの花言葉で代表的なのは、「私を思って」ではないでしょうか。
パンジーのうつむきがちに咲く様子が、乙女が恋に心を悩ませて考え事をしているように見えることで、この花言葉が生まれたと言われています。
つまり、パンジーの花言葉「私を思って」は、花が咲く姿から生まれたものなのです。
この花言葉から、パンジーは告白、相手に気持ちを伝えるときに贈られる代表的な花となりました。
2月2日生まれの誕生花「パンジー」のその他の花言葉の意味
もの思い
パンジーの「もの思い」という花言葉は、パンジーの花が咲いている様子が由来となっています。
頭を下げるような形で花を咲かせている姿が、人が物思いにふけっている姿を連想させるということで、この花言葉がつけられたと言われているのです。
門の所でキスをして
そこまでメジャーな花言葉ではありませんが、パンジーには「門の所でキスをして」という花言葉もあります。
花言葉というよりは、贈った相手に対するメッセージのようなものになりますが、これは比較的最近できた花言葉だと言われています。
思い出
パンジーのメジャーな花言葉といえば、「思い出」もあります。
これもやはりパンジーがうつむき加減で咲いている様子が、思い出に浸っているように見えるからだと言われており、やはりパンジーの姿そのものが由来となっているのです。
陽気さ
様々な色の種類があるパンジーだからこそ、「陽気」という花言葉もあります。
種類の豊富さであったり、色の豊富さであったり、同じ色のパンジーやビオラでも、決して同じ模様のものはなく、見る者の目を楽しませてくれることから、この花言葉がついたと考えられているのです。
思慮深い(紫)
紫のパンジーは、パンジーの中でも一番ポピュラーだと感じられる人も多いのではないでしょうか?
それが理由になっているわけではありませんが、紫のパンジーには、“思う”ことに関係した花言葉がつけられています。
まずは、「思慮深い」というもの。
紫という重厚な印象のある色味が、考えていることや考えている内容を重たくイメージさせるのかもしれません。
あなたのことで頭がいっぱい(紫)
パンジーが、恋愛に関する花言葉が多いということで、紫のパンジーは西洋では「あなたのことで頭がいっぱい」という花言葉があると言われています。
つまり、紫色のパンジーを相手に贈ることは、それだけで愛の告白になりえるということです。
つつましい幸せ(黄色)
黄色のパンジーは、紫のパンジーと比べると、少し無邪気な、可愛らしい印象を受けるのではないでしょうか?
このパンジーには、「つつましい幸せ」という花言葉がつけられています。
大きな幸せではないけれど、日常のちょっとしたことを幸せに感じられる、そんな毎日を連想させてくれて、ほほえましい気持ちにしてくれる、そんな花言葉ですね。
記憶(黄色)
黄色のパンジーは、欧米では「記憶」という花言葉を持っています。
ここでの記憶というのは、ふるさとに対する記憶を表していると言われているのです。
なつかしさや、ふるさとへ帰りたくなるような、そんな気持ちを表す花言葉だと解釈しましょう。
田園の喜び(黄色)
「田園の喜び」という花言葉も、故郷を懐かしく恋しく思う気持ちから生まれた花言葉です。
故郷=田舎というわけではありませんし、必ずしも田園が広がっているとは限りませんが、誰でも自分が生まれ育った場所を懐かしく思う気持ちはあると思います。
そんな気持ちを蘇らせる花言葉ですね。
温順(白)
白いパンジーは、どこか温かさを感じさせます。
真っ白な花ではないため、黄色や紫などの模様が、他の気持ちも湧き上がらせてくれます。
「温順」という花言葉は、パンジーの花が与えてくれるほっこりした気持ち、その花の丸みであったり、咲き乱れる様子から心を落ち着かせてくれる、そんなところからきています。
愛の思い(白)
白いパンジーは欧米では「愛の思い」という花言葉があります。
パンジー自体が気持ちを伝える花となりますので白い純粋なパンジーは何にも染められない相手への愛情という気持ちを込めて、この花言葉がつけられたのだと考えることができるのです。
誠実(ビオラ)
パンジーよりも小さなビオラも、いくつかの花言葉があります。
その一つは「誠実」です。
ビオラの花も、パンジーがそのまま小さくなったような形をしているのですが、その頭を下げる様子が、相手に忠誠を誓うような姿に見えることから、この花言葉がついたと言われています。
信頼(ビオラ)
ビオラには、「信頼」という花言葉もあります。
やはり、ビオラから感じ取れる忠誠心であったり、忠実さであったり、そんな姿から派生した花言葉だと考えることができるでしょう。
忠実(ビオラ)
「誠実」という花言葉と同じで、「忠実」という花言葉も持っているビオラ。
やはり、頭を下げた姿勢の花の姿が忠誠心を誓っているように見えるのがその花言葉の由来となっているようです。
少女の恋(ビオラ)
小さく可憐な花は、パンジーよりももう少し控えめな、まるで少女の恋のように見える…ということで、ビオラには「少女の恋」という花言葉もあります。
花自体が小さく、パンジーのように大振りではないので、控えめに見えることからこの花言葉が生まれたと考えられます。
積極的に自分の気持ちを相手に伝えに行くのではなく、遠くから相手を想い、頬を染める少女のようなイメージを持たれているのでしょう。
2月2日生まれの誕生花「パンジー」の怖い花言葉と意味
パンジーに怖い花言葉はない
パンジーには、怖い花言葉はありません。
真摯に相手を想う姿であったり、恋愛に思い浸る姿、故郷を懐かしく思う姿などばかりで、ひとつひとつの花言葉も、怖さを連想させるところは何一つないのです。
2月2日生まれの性格や恋愛傾向や運勢・有名人はコチラ
占い師CRISSのワンポイントアドバイス
パンジーの花言葉は、恋焦がれている女性からすれば理解できるものばかりなのではないかしら。
でも、恋に焦がれて思い悩んでいる姿ってとっても可愛らしいし、応援したくなってしまうものよね。
花言葉に詳しい男性じゃないと、パンジーを贈っても効果はないかもしれないけれど、きっと恋に悩む女性を応援してくれるような花言葉をたくさん持っているパンジーは、あなたの恋愛を応援してくれるはずよ。