
母親と話すとイライラする、母親の顔も見たくない。
感謝している気持ちはあるのに母親が嫌いで、そう感じてしまう自分のことも嫌になってしまう…。
このように母親を嫌いになるのは、ただ感情的な理由ではなく、カルマの存在や波長、浄化や魂の学びといったさまざまなスピリチュアルな理由が関係しているとされています。
母親にイライラしてしまう自分を嫌いになってしまう前に、そのスピリチュアルな理由や対処法を知って母親との関係を改善しましょう。
目次
母親にイライラするスピリチュアルな7つの意味
まるで思春期の反抗期のように、母親に対してイライラしたり、口もききたくないと避けるようになってしまったり。
まずは、なぜ母親に対してイライラしてしまうのか、そのスピリチュアルな理由から確認していきましょう。
- 前世のカルマを背負っている
- 二人の波長が合わない
- 魂を成長させるタイミングがきた
- 自分のマイナス面が反映されている
- ストレスや不安を浄化する必要がある
- インナーチャイルドを抱えている
- 母親との関係性から学ぶ必要がある
前世のカルマを背負っている
前世、もしくはさらにそれ以前の過去世より引き継がれているカルマによって、母親にイライラしてしまう場合があります。
母親とのスピリチュアルな縁はとても深く、前世や過去世においても親子や姉妹であった可能性が非常に高いといわれているのです。
親子だった場合には、母子の立場が逆だった場合もあり、過去世においてあなたが母親で母親が子供だったかもしれないのです。
そういった関係性の中で、親が子供を虐待していた、十分な愛情を与えなかったなどといった業を背負って生まれてきたことで、母親との関係に違和感を持ち、カルマの存在によって母親にイライラしてしまうようになるのだと考えられます。
ポイント①…現世での母子は過去世でも母子や姉妹だった可能性が高い。
ポイント②…虐待やネグレクト、愛情不足などがカルマとなり現世に影響を及ぼしている
“カルマ”についてさらに詳しく知りたい方はこちらをチェック。
二人の波長が合わない
母と子という血の繋がった存在であっても、波長には違いがあるため、波長が合わないと感じることもあります。
また、小さい頃には母親と波長がぴったりと合っていても、成長と共に徐々にズレが生じ、合わなくなってくることもあるのです。
自分と波長の合わない人間に対して“鬱陶しい”“そばにいるとイライラする”“気が合わない”といった感情を抱いてしまうのは、相手が母親であったとしても例外ではありません。
波長が合わないことで、話がかみ合わないと感じたり、相手が何を考えているのか分からないと感じることがきっかけとなり、会話をしていても、顔を見てもイライラした感情を抱いてしまうようになるのです。
魂を成長させるタイミングがきた
いずれかの理由によって母親にイライラしてしまうことが、“与えられた試練”という意味を持つこともあります。
母親にイライラしてしまう自分を理解し、受け入れ、状況を改善しよう、変えようと試みることで、魂の成長に繋げることができるのです。
そのため、成長が必要な段階に応じて母親にイライラしてしまう時期が巡ってくると考えることもできます。
人として成長していく過程の中で昔はイライラしなかったはずなのに、なぜか最近イライラするようになったという場合や、新しく“母親のここが嫌だ”と思う部分が出てきた場合には、新たな試練を与えられているのだと受け止めるようにし、自分が順調に成長できているのだと考えるようにしましょう。
自分のマイナス面が反映されている
“人の振り見て我が振り直せ”という言葉がありますが、人は自分を映す鏡であり、相手が母親である場合にはその傾向がさらに強くなるものです。
つまり、あなたが母親にイライラしていることは“=あなたが嫌っている自分が持っている部分”と考えることができます。
潜在的には嫌いで直したいと思っていても、顕在的には見て見ぬふりをしてしまう自分の嫌な部分、客観的に見て嫌いだと感じている部分が、母親に反映されており、それを目の当たりにすることで潜在意識における自分が拒否反応を起こしているのです。
それによって、母親に対してイライラした感情を抱いてしまうのでしょう。
ポイント①…母親の嫌いなところは自分の嫌いなところ
ポイント②…見て見ぬふりをしたいのに目の前に突き付けられるのでイライラしてしまう
ストレスや不安を浄化する必要がある
母親にイライラしてしまう一方で、あなた自身が冷静になったときに「どうしてあんなことでイライラしてしまうんだろう?」と疑問を抱くようなら、イライラしてしまう原因は母親ではなくあなた自身にあると考えられます。
精神的に不安定な状態で、精神面に限界がきていることで潜在意識がSOSサインを送っているのです。
この場合には、自分の中に溜まってしまったストレスや不満、不安といったマイナスの感情を浄化しなければなりません。
限界がきていることを顕在意識が気づいてくれないため、無意識のうちに甘えられる母親という存在にイライラをぶつけることで、顕在意識に気づかせようとしているのだと考えてください。
インナーチャイルドを抱えている
子供の頃に心が深く傷ついた経験、トラウマが成長してからもネガティブな感情として残ってしまっている状態。
辛い記憶が癒やされないまま持ち越されてしまっているため、成長してからも人間関係や恋愛関係においてトラウマとなったり、ストレスの原因となってしまうことがある。
インナーチャイルドが、母親が原因で抱えることになってしまったものであればそれが原因で母親にイライラした感情を抱いてしまうこともあります。
しかし、これは同時に“インナーチャイルドを癒やすべき時期が来ている”ことのサインなのです。
母親に対して小さいころ、何かしらの出来事が要因となってネガティブな感情を抱いてしまったことが、成長してインナーチャイルドとして現れてしまっているので、それを癒やすことが必要となります。
ただ闇雲に母親に当たり散らしたり、イライラした感情をぶつけるのではなく、まずは自身のインナーチャイルドを受け入れ、理解し、そして解消するために母親と冷静に話をするのも良いでしょう。
母親との関係性から学ぶ必要がある
母親との関係は、自分に子供ができたときの関係に色濃く反映されます。
母と子の繋がりはとても深く強いため、今のあなたが母親との関係で学んだことは自分が親になったときにそのまま反映されることになるのです。
その中でも、あなたが母親に対してイライラしてしまう部分はあなた自身が“決して自分の子供にはしたくない”と感じていることだと考えられます。
母親の嫌いな部分を、将来自分が子供に対して子育てをしていく中で同じようにしてしまわないようにあえて強いイライラした感情を得ることで学んでいるのです。
この意味を持つ場合、大人になってから子供の頃に母親の嫌だったところを思い出してイライラしてしまうことがあります。
母親へのイライラを軽減!スピリチュアルな対処法
一度母親にイライラしてしまうと、その後も母親の顔を見るたびに、声を聞くたびにイライラした感情が募ってしまうことがあります。
その状態ではあなた自身の精神衛生上良くないので、対処法を知っておくべきです。
ここでは、母親にイライラしてしまったときのスピリチュアルな対処法について紹介していきます。
- イライラの理由を自分の内面と向きあって探す
- 感謝の気持ちを言葉にする
- リラックスして自分を癒す
- 負の感情を吐き出す
イライラの理由を自分の内面と向きあって探す
母親にイライラしていたとしても、それは顕在的にそう感じているだけであり、実際には自分自身にイライラしている場合もあります。
母親にイライラしてしまうのは、自分の内面に問題があるケースも多いのです。
だからこそ、イライラした感情の対処法としてやるべきことが、“自分と向き合うこと”となります。
母親にイライラしてしまうこと自体に「なぜだろう?」と疑問を抱いている部分があるなら、その原因は自分の内面に隠されていると考えてください。
そして、母親に対して自分がイライラしてしまう部分を自分も持っていないか、確認してみることです。
自分と向き合うことで問題を見つけ出し、母親にイライラしているだけではなく自分で問題を解決していく道に進むことができるでしょう。
感謝の気持ちを言葉にする
母親にイライラしてしまっている人の多くは、“母親に感謝の気持ちを抱いているのに”イライラしている自分に戸惑う気持ちも持っています。
自分を産んで育ててくれた相手に対して感謝の気持ちや家族としての深い愛情を抱いていることは決しておかしなことではなく、同時にイライラしてしまっている現状で、それらの感謝の気持ちを母親に伝えられないこともおかしなことではありません。
今はそんな風に思うことができなくても、感謝の気持ちを持っていることは確認できているなら母親に面と向かってではなくても「ありがとう」という言葉を実際に口に出してみましょう。
感謝や愛情を伝える気持ちを、本人を前にせずとも発することで、その言葉は言霊としての力を持ち、イライラした感情を緩和してくれます。
リラックスして自分を癒す
イライラした気持ちは、魂を濁らせてしまいます。
魂が濁ると余計にイライラしやすくなってしまうため、悪循環に陥りやすいのです。
少しでもイライラを軽減させるためには、まず気持ちを落ち着けること、そして癒しの力で自分をリラックスさせることが重要となります。
自分自身を癒やすことでイライラした気持ちから解放され、母親に対して抱いてしまっている怒りを和らげることができるでしょう。
また、それによって魂の濁りが消え、元の輝きを取り戻すことができるのです。
そうなれば、母親に対しても「どうしてあんなにイライラしていたんだろう?」と感じてしまうほど、普通に接することができる場合もあります。
- しっかりと睡眠時間をとる
- 自分で自分を褒めてあげる
- 自分に贅沢をさせてあげる
- 会いたい人に会いに行く
- 好きなこと、やりたいことをする
- イメージチェンジしてなりたい自分に近づく
- 瞑想をして無になる時間を作る
- 自然の多い場所に行く
このような方法で自分を癒やすことができるので、ぜひ試してみてください。
負の感情を吐き出す
負の感情は吐き出す必要があります。
母親に対してイライラしてしまう感情も、もちろん負の感情であり、自分の内側にしまっていただけではどんどん溜まり、膨らんでいってしまうのです。
母親に対してイライラした感情を抱いている原因が、ずいぶん昔のことであったとしても、子供の頃の出来事だったとしても、今、吐き出してしまうべきだと考えましょう。
母親を嫌いだと感じてしまう理由、問題となっている出来事などを、言葉にして外に吐き出すのです。
それによって、体内が浄化できるため、イライラした感情を和らげたり、スッキリさせることもできます。
ポイント①…母親に直接吐き出し、あなたの気持ちを認めてもらう
ポイント②…ノートに書きだす、カウンセリングをうけてカウンセラーに聞いてもらうのも良い
イライラする母親とスピリチュアル的には関係改善すべき?
母親と話したり、母親の顔を見るだけでもイライラしてしまう…。
それでも、母親との関係を改善すべきなのかといえば、答えは“Yes”です。
母親との関係には、スピリチュアルにおいて学べることがぎゅっと詰まっています。
そのため、関係を改善できるならしたほうが、あなたの人としての、また魂の成長にプラスに働いてくれるでしょう。
関係の改善といっても、いきなり母親と対話するのではなく、まずは自分で母親との関係性について考えてみることです。
そこから自分が抱えている問題と向き合うことができれば、直接母親と関わらなくても、自分の中で母親に対するイメージを変えたり、関係の変化を感じ取ることができます。
注意!! 母親が明らかな毒親だと分かっている場合には直接接触する必要はありません。
イライラする母親との上手な付き合い方
母親に対してイライラしてしまう場合、あなた自身がスピリチュアルな方面から関係の改善に努めている間でも、母親と会話しなければいけないシーン、顔を合わせなければならないシーンもあるでしょう。
そんなときには、母親に対してあなたが抱いている概念を変えることで上手に付き合っていくこともできます。
- 自分とは完全に別の人間だと考えるようにする
- 他の母親と比較することはしない
- 自分のことをすべて話すのを辞める
- 理解されることに期待しない
- 当たり障りない会話に徹する
- 直接会う場合にはできるだけ短時間で済ませる
- 母親の近況に口出ししない
- 自分のほうが大人…という感覚で会話する
母親だからといって何から何まで子供である自分を認めてくれるとは思わないこと。
母親だからすべてを理解してくれるとも思わないこと。
つかず離れずの距離を保っておけば、イライラする頻度や度合いも収まっていくことでしょう。
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占い師CRISSのワンポイントアドバイス「母親にイライラするスピリチュアルな理由を見つけて、魂を成長させよう」
だからまず、母親と向き合うのではなく、自分と向き合ってみることね。
その原因を見つけることができれば、あなたの魂はグッと成長していくことができるわ。
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