7月11日の誕生花は、ハイビスカスです。
夏の花といえば…とか、ハワイといえば…と言われれば、このハイビスカスがすぐに頭に浮かんでくるのではないでしょうか。
特徴的な花は、ハワイアンジュエリーのモチーフに使われていたり、夏の時期には家具や寝具、マルチカバーのデザインとしても見かけることがあったりなど、比較的私たちの生活の中に浸透している花なのではないかと思います。
大輪で、情熱的なイメージや、活発なイメージがあるハイビスカスですが、花言葉も「新しい恋」など、前向きなものもありますが、その一方で「繊細な美」など、花の印象とは少しだけずれているように感じられる花言葉も存在しているようです。
今回は、そんなハイビスカスにもっと詳しくなれるよう、花の名前や花言葉の由来について、また花の基本情報などもまとめて紹介していきます。
目次
7月11日生まれの誕生花「ハイビスカス」の基本情報
英名Chinese hibiscus・China rose・Hibiscus
花言葉 | 繊細な美・新しい恋・あなたを信じます・勇気ある行動・信頼・勇敢(赤)・常に新しい美(赤)・艶美(白)・華やか(ピンク)・輝き(黄色) |
科・属名 | アオイ科フヨウ属 |
分類 | 非耐寒性常緑低木 |
原産地 | ハワイ・マスカリン諸島 |
開花期 | 5~10月 |
別名 | ブッソウゲ・ブッソウカ・ヒビスカス・リュウキュウムクゲ・フウリンブッソウゲ・フソウカ・ゴールデンベル・アカバナー |
7月11日以外の誕生花の月日 | 7月14日 7月23日 7月25日 8月1日 8月10日 8月12日 8月18日 8月21日 8月25日 8月31日 9月22日 11月10日 |
7月11日生まれの誕生花「ハイビスカス」の花の名前の由来や種類
「ハイビスカス」の花の名前の由来
ハイビスカスという名前の由来は、ギリシャ語の「ibiscos」でタチアオイを意味する言葉で、ここから生まれた名前だと言われています。
別名ではチャイニーズ・ハイビスカスという名前もありますが、これは中国が原産というわけではなく、18世紀ごろにヨーロッパにハイビスカスがわたってきた際に、リンネという植物学者が、中国原産と勘違いしたことで、チャイニーズ・ハイビスカスと名付けてしまったのが由来とされており、間違い、勘違いで生まれた名前がそのまま残ってしまったということです。
さらに名前の由来の説はもう一つあり、エジプトの神様である「hibis」に似ているというギリシャ語「isko」をくっつけて、エジプトの神様に似ている花…ハイビスカスと呼ばれるようになったと言われています。
いずれにしても、タチアオイのように美しい花、エジプトの神様のように神々しい美しさを持っている花…など、美しさが名前の由来となっているのです。
ちなみに、日本では今でこそハイビスカスの名前が浸透していますが、古くはブッソウゲ・ブッソウカと呼ばれており、これは古代中国の神木であるフソウカに由来していると言われています。
「ハイビスカス」の種類
現在では200種類を超える数がありますが、その多くはハワイで交配され、生み出されたものです。
現在では一重のもの、八重のものと花の形状が違うだけではなく、さらには色味も白や赤、ピンクやオレンジや紫がかったもの、青色や黄色などと多岐にわたり、珍しい色味のハイビスカスも頻繁にみられるようになってきました。
品種によっては咲き方自体も上向きだったり下向きだったりと違いがあるので、その違いを見つけるのも楽しいでしょう。
7月11日生まれのその他の誕生花
アカンサス
ハアザミとも呼ばれるアカンサスですが、アカンサスも7月11日生まれの誕生花です。
花言葉には「芸術」「技巧」とありますが、花の咲き方がとても変わった姿をしているためにこのような花言葉がつけられたと言われています。
ギリシャの国花にも指定されているのですが、とにかく生命力が強い花であり、古くから不死の象徴とも言われてきました。
ルリタマアザミ
引用元:IKEBANA Germany 花こころ ルリタマアザミ(瑠璃玉薊) Echinops ritro まんまるな花の形が可愛い
『傷つく心』『鋭敏』など、敏感そうな花言葉をつけられているルリタマアザミも、7月11日の誕生花です。
花言葉は、ルリタマアザミの見た目が由来となっており、ルリタマアザミ自体が繊細なのではなく、ルリタマアザミ自体にトゲがあることで、触ると痛いから…というのがこれらの花言葉も由来となっていると考えることができます。
近くによると傷つけられそう…というルリタマアザミ自体のイメージから生まれた花言葉なので、「傷つく心」といっても、花言葉自体に怖い意味が含まれているわけではありません。
フクシア
少し変わった花の形をしていることから、「上品な趣味」「お洒落な人」という花言葉がつけられているフクシアも、7月11日の誕生花です。
そのほかにも、「つつましい愛」「信じる愛」などといった愛に関する花言葉も多くついていますが、美しい花姿のほうが印象的で、「センスの良さ」という花言葉までつけられているほどです。
花自体も、地味ではなく、それなのになぜか下向きに咲く変わった習性がそのまま花言葉になったということで、花の姿を見れば、花言葉の由来には納得できることでしょう。
7月11日生まれの誕生花「ハイビスカス」の代表的な花言葉「繊細な美」の意味
ハイビスカスの花言葉である「繊細な美」というのは、ハイビスカスの花が1日しか咲かないことが由来となっていると言われています。
大輪で堂々と咲き誇るハイビスカスですが、実は一つの花が開いているのはその日限りであり、翌日になればしぼんで枯れてしまうのです。
これだけでも繊細なのですが、さらに、このしぼんでしまった花を人が摘むことによって、他のまだ咲いていない蕾に栄養分が回ることで、また美しい別の花が咲く…というところもまた、「繊細な美」という花言葉の由来となっていると言えるでしょう。
7月11日生まれの誕生花「ハイビスカス」のその他の花言葉の意味
新しい恋
「新しい恋」という花言葉も、ハイビスカスの一つの花が1日しか咲かないことに由来していると言われています。
一つの花が咲き、しぼみ、翌日にはまた違う花が咲く…それを日々繰り返す姿が、「新しい恋」という花言葉につながったのだと考えることができるでしょう。
次から次へと新しい恋愛を楽しむ奔放さというよりは、失恋している人を慰めるような意味合いでの、「新しい恋」という受け取り方をしてくださいね。
あなたを信じます
「あなたを信じます」というハイビスカスの花言葉は、ハイビスカスがヒンドゥー教の神様・ガネーシャに捧げられる花だということに由来していると考えられています。
神様に捧げる花なのですから、とても神聖な意味を持っている花であることはお分かりいただけると思います。
神様に花を供えるのは、神様への信仰心があるから…ということで、ハイビスカスには信仰心を表す「あなたを信じます」という花言葉がつけられているのです。
信頼
「信頼」という花言葉も、ハイビスカスがガネーシャに供えられる花であることが由来していると言われています。
神様への信仰心、何かを信じる気持ち…そういったものを意味していると考えることができます。
ちなみに、ハワイにおいても、ハイビスカスは神様に捧げる花とされていますので、もちろんこれも、花言葉の由来に大いに関係していると言えるでしょう。
勇敢(赤)
ハイビスカスの中でも、赤いハイビスカスにつけられている花言葉が「勇敢」です。
赤い色は、確かに勇気を表すのに最適ではありますが、それ以外にも、ハワイに降るスコールと呼ばれる強い雨に負けることもなく、暑さにも強いという特徴が由来となっていると言われています。
ただ、ハイビスカス自体は本来は30度以上の暑さには弱く、きれいに咲くことができなくなってしまうという意外な習性があることも覚えておきましょう。
常に新しい美(赤)
赤いハイビスカスにある花言葉の中で、ハイビスカスの花が次々に咲くことを意味する、「常に新しい美」という花言葉がありますが、これは繊細な美の花言葉も意味合いは同じとなります。
一つの花の寿命は短いですが、次から次へと新しい花を咲かせて、見るものを退屈させることがない、そんな姿が花言葉の由来となっているのです。
艶美(白)
ハイビスカスの花は、比較的大きく、雄しべより雌しべのほうが長く大きく、特徴的な形をしている花なのですが、この色が真っ白になると、途端にとても繊細な花に見えてしまう不思議さがあります。
そもそも、白が清潔、清廉なイメージを持たせるから…という考え方もできますが、ハイビスカスの花の造りが余計にそう感じさせるのでしょう。
そのため、白いハイビスカスには、「艶美」…艶やかで美しいという花言葉がつけられているのです。
華やか(ピンク)
ピンクのハイビスカスには、「華やか」という花言葉がつけられています。
赤とも違い、少し可憐さが感じられる淡い色で、紫とも違い、妙な色気を感じさせることがない色…ピンクだからこそ、この花言葉がつけられたのだと考えることができるでしょう。
ハイビスカスの種類によって、淡い色のピンクもあれば、ちょっときつめの濃いピンクもありますが、どれもこれも嫌味のない華やかな印象を与えてくれます。
輝き(黄色)
「輝き」という花言葉は黄色のハイビスカスにぴったりの花言葉です。
太陽の光を受け、きらきらと輝く黄色のハイビスカスは、見ている人をポジティブな気持ちにさせてくれます。
青い空や青い海に見事にマッチする黄色だからこそ、つけられた花言葉だと言えるでしょう。
7月11日生まれの誕生花「ハイビスカス」の怖い花言葉と意味
ハイビスカスに怖い花言葉はない
ハイビスカスの花言葉の中に、怖い意味を持っているものはありません。
しかし、ハイビスカスの花の名前が由来となって、少し怖い印象を与えてしまうことはあるかもしれないので、その点だけ紹介しておきましょう。
沖縄の南部地方では、ハイビスカスのことを「後生花」(グショウバナ)と呼びます。
死んだ人が幸せになれるように、安心して眠ることができるようにと、お墓の周りにこのグショウバナを植えるという風習が現在でも残っているそうで、これがハイビスカスの別名とされ、怖い意味を持っているのでは…?と誤解される理由となっているようです。
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占い師CRISSのワンポイントアドバイス
ハイビスカスを見ると、夏だーって感じがするわよね。
青い海と青い空を同時に連想するのは私だけじゃないはずよ。
ハイビスカスには種類もたくさんあるし、花の色も豊富だからそれぞれに適した花言葉がつけられていたわよね。
情熱的だったり、清楚だったり、華やかだったり、前向きだったり…あなたにはあなたの色があるんだってことを教えてくれているように感じない?
今のあなたのありのままの姿が、ハイビスカスのどの色と同じなのか、考えてみるのもいいんじゃないかなと思うわ。
そして、あなたのその特徴的な部分を今よりもっと磨いてあげるの。
今のあなたの魅力をもっともっと伸ばしてあげる、そのきっかけがハイビスカスの花になれば素敵よね。