生まれたときから誰もが持っている特別なものである誕生日。
その誕生日にはそれぞれ誕生花というものを持っています。
5月3日生まれの誕生花は「クレマチス」、その花言葉は「精神の美」です。
ツルを伸ばした先に白や紫の花を咲かせる様子は、とても可憐でしょう。
あなたが生まれた日の誕生花が、あなたに教えてくれることはたくさんあるはずです。
この記事では、花の名前の由来や種類、花言葉の意味や、怖い花言葉についてまで完全に紹介していきます。
自分の生まれた日の誕生花についてよく知ることは、自分についてよく知るということでもあります。
精神の美についての知識を深めて、あなたの人生をより豊かなものにしていきましょう。
目次
5月3日生まれの誕生花「クレマチス」の基本情報
英名 | Clematis, Traveller’s joy, Leather flower |
花言葉 | 精神の美 |
科・属名 | キンポウゲ科・センニンソウ属 |
分類 | つる性植物 |
原産地 | 日本、中国、ヨーロッパ、北米 |
開花期 | 4月~10月 |
別名 | 鉄線、風車 |
5月3日以外の誕生花の月日 | 5月9日 7月1日 7月2日 9月12日 |
5月3日生まれの誕生花「クレマチス」の花の名前の由来や種類
「クレマチス」の花の名前の由来
クレマチスの花の名前は、クレマチスの性質が由来となっています。
ギリシャ語でKlemaはブドウのツルを指す言葉で、クレマチスもツル性の植物であることからこの言葉が変化してクレマチスとなったとされています。
クレマチスは現代でもツル性植物の中で人気の種で、ツル性植物の女王と呼ばれることもあるほどです。
クレマチスは別名をたくさん持つ花ですが、その別名についてもいくつかご紹介していきましょう。
鉄線という別名は、クレマチスのツルが丈夫でまるで鉄線のようであることが由来です。
フランスではクレマチスは乞食草という別名を持っています。
クレマチスの葉には毒があります。
それを利用してフランスでは乞食がクレマチスの葉を利用して、自分の肌をただれさせて人々の同情を引いたのだそうです。
このことにちなんで乞食草という別名がクレマチスには付けられました。
他にもイタリアでの別名はごま塩ヒゲだったりと、各地で面白い別名を持っているのがクレマチスです。
「クレマチス」の種類
クレマチスは原種だけでも300以上もの種類があることで知られています。
その中でも代表的な種類についてご紹介していきましょう。
テッセンはクレマチスの別名としてもご紹介しましたが、原種の一つでもあります。
花色は白で丈夫なツルを持ち、花びらのように見えるガクは6枚です。
カザグルマも日本で見られるクレマチスの原種の一つ。
花色は淡い紫や白色があり、ガクは8枚となっています。
5月3日生まれのその他の誕生花
タンポポ
タンポポはキク科・タンポポ属の植物で、北半球の広い範囲に生息している花です。
代表的な花言葉は「愛の信託」で、ヨーロッパでは古くから恋占いに使われてきました。
雑草として生えており、繁殖力はすごいものがあります。
実は種類も多く2000種類を超える種類が確認されています。
ミズバショウ
ミズバショウはサトイモ科・ミズバショウ属で、原産地は日本などの花です。
代表的な花言葉は「美しい思い出・変わらぬ美しさ」となっています。
花の姿が芭蕉に似ていることが名前の由来ですが、実は花のように見える部分は葉が変形したものです。
アイリス
アイリスはアヤメ科の多年草で、アヤメやハナショウブの総称のことです。
代表的な花言葉は「希望・信じる心」で、紫色の他にもさまざまな花色があります。
暑さや寒さに強いため初心者でも育てやすく、花期は4月~7月です。
アゲラタム
アゲラタムは熱帯アメリカを原産とする、別名カッコウアザミの花です。
代表的な花言葉は「深く信頼しています」で、開花期が長いため花姿を長期間に渡って楽しむことができます。
シソ科のカッコウという植物と香りが似ているため、別名のカッコウアザミは名付けられました。
5月3日生まれの誕生花「クレマチス」の代表的な花言葉「精神の美」の意味
クレマチスの代表的な花言葉は「精神の美」です。
これはクレマチスの花姿に由来した花言葉です。
クレマチスというのはセンニンソウ属のツル性多年草の中で、大きな花を咲かせる鑑賞的価値が高い品種を総称したもの。
クレマチスはツル性植物で、細いツルを伸ばした先に大きな花を咲かせます。
細いツルの先に見事な花を咲かせる様子から、精神の美はつけられたとされています。
精神は目で見ることのできないものですが、美しくありたいものです。
私たちの精神もクレマチスのような細いツルに支えられているのでしょうか。
クレマチスの美しい花を見ていると、自分自身との対話も深まってくるようです。
心の中にもいつでも花を咲かせていられるように、清く正しく生きていきましょう。
精神の美は目には見えなくても、確かに感じ取れるものなのです。
5月3日生まれの誕生花「クレマチス」のその他の花言葉の意味
旅人の喜び
クレマチスには「旅人の喜び」という花言葉があります。
これはヨーロッパにおけるある風習が由来となった花言葉です。
ヨーロッパでは旅人を迎え入れる宿には、クレマチスの花を玄関に植えたそうです。
それは旅人が快適に過ごせるようにと願いを込めての行動。
旅人も玄関のクレマチスを見ると、歓迎されているようで嬉しく思ったのでしょう。
こうした温かい風習が「旅人の喜び」という花言葉を生みました。
創意工夫
クレマチスの花言葉には「創意工夫」があります。
創意工夫は人生を生き抜くためには大切な知恵となります。
創意工夫のできない人は、できる人よりも苦労をすることとなるでしょう。
世知辛い世の中を生きていくためには、考えを巡らせることが大切です。
人に言われたことをそのままやるだけではなく、自らの知恵で創意工夫ができるようになっていきましょう。
クレマチスのツルのように柔軟な考えができれば、あなたの人生はより良いものとなっていくはずです。
精神的な強さ
クレマチスの花言葉には「精神的な強さ」があります。
これはクレマチスのツルの強さに由来したものでしょう。
精神的な強さを持っているということは、厳しい世の中を生きていくのに大切な要素となります。
ただし、心が弱ってしまうというのは、どんなに強い人にもあることです。
そんなときには無理をせずに、また精神的な強さを持てるようにパワーをたくわえておきましょう。
細いツルなのに大きな花を咲かせるクレマチスの姿は、私たちに真の強さとは何かを教えてくれているようです。
安全
クレマチスの花言葉には「安全」というものがあります。
人生において安全であるということは、何よりも優先されるべきものでしょう。
危険なことに挑戦しなければならないときもあるかもしれませんが、基本は安全を大切にすべきです。
すべては命がなければ始まりません。
どんなときにも自分の身を守ることは忘れないでおきましょう。
5月3日生まれの誕生花「クレマチス」の怖い花言葉と意味
策略
クレマチスには「策略」という怖ろしい花言葉があります。
これはクレマチスがフランスで乞食草と呼ばれていることに関係しています。
フランスの乞食はクレマチスの毒を利用して、人々から施しを受けていました。
こうした乞食たちの策略がそのままクレマチスの花言葉となったのです。
策略であってもなくても、クレマチスの葉の毒には注意が必要となります。
貧弱
クレマチスには「貧弱」という花言葉があります。
クレマチスが細いツルの先に大きな花を咲かせることを精神の美だと捉える人も、貧弱だと捉える人もいることが良くわかる花言葉となっているでしょう。
どんな出来事も捉え方次第で意味は変わってきます。
なるべく良い方向に捉えられるように、前向きな気持ちを持って生きたいものですね。
何でもマイナスに捉えていたのでは、人生は暗くつまらないものとなってしまうでしょう。
許されぬ恋
クレマチスの花には「許されぬ恋」という花言葉があります。
昔ほど家柄や跡継ぎという考えは減ってきましたが、それでもまだまだ現代にも許されぬ恋は残っています。
今が楽しければいいのならば許されぬ恋に身を焦がすのもいいでしょう。
しかし、その恋があなたからすべてを奪うようなことになってはいけません。
許されぬ恋がなぜ許されないのか、その理由を考える必要があるでしょう。
企み
クレマチスの花言葉「企み」は「策略」と同じく、かつてのフランスの乞食の行動から付けられたものです。
企むことは怖いことでもありますが、フランスの乞食のエピソードには何としても生き延びてやるという乞食の強い意志が見えるようでもあります。
どんな状況でも強く生きていきたいものですね。
5月3日生まれの性格や恋愛傾向や運勢・有名人はコチラ
占い師 小鳥のワンポイントアドバイス
ツルを伸ばした先に、大きな花を咲かせる姿が見事よね。
代表的な花言葉は「精神の美」で、あなたにも美しい心が宿るかもしれないわ。
たくさんの別名を持つ面白い花だから、ぜひ鑑賞して楽しんでちょうだいね。