
とても身近な花、タンポポ。
散歩に出かけた公園だけでなく、家の前のアスファルトの間だったり、河原だったりと、いろいろなところで見ることができるタンポポは、生命力が強い花…というイメージを抱いている人が多いかもしれません。
2月18日の誕生花であるタンポポですが、花言葉にははっきりしたタンポポの強さを連想させるような花言葉ではなく、「愛の神託」「真心の愛」といった愛に関する花言葉が並んでいるのです。
しかし、その一方で「別離」なんていうちょっと怖い花言葉もあったりします。
今回は、2月18日の誕生花であるタンポポの花言葉、花の名前の由来や、花言葉の意味や由来など詳細を紹介していきたいと思います。
目次
2月18日生まれの誕生花「タンポポ」の基本情報
英名Dandelion
花言葉 | 愛の神託・真心の愛・幸せ・別離・別れ・私を探して(白)・私を見つめて(白)・眼力(オレンジ)・目ざとい(オレンジ)・あたたかみのある心(ピンク) |
科・属名 | キク科タンポポ属 |
分類 | 多年草 |
原産地 | ヨーロッパ原産 |
開花期 | 3~4月(9月頃まで咲いている品種もある) |
別名 | ツヅミグサ・ダンデライオン・ホコウエイ |
2月18日以外の誕生花の月日 | 2月7日 2月19日 3月10日 3月13日 3月23日 3月29日 4月3日 5月3日 |
2月18日生まれの誕生花「タンポポ」の花の名前の由来や種類
「タンポポ」の花の名前の由来
タンポポとは、少し珍しい名前で、語源が一切わからないように感じられるのではないかと思いますが、その理由を聞くと「なるほど!」と思ってしまうような由来を持っています。
タンポポの花を思い浮かべてみましょう。
平たくて、でも真っ平ではない、少し厚みのある花をしています。
この姿が、鼓のように見えることで、当初は“ツヅミグサ”と呼ばれていました。
このツヅミグサという名前が、鼓を打つ音「たん、ぽん、ぽん」とつながって、“タンポポ”という名前になったと言われています。
英名のダンデライオンは、その花の姿がライオンのように見えることからつけられた名前なので、和名と英名では由来は分かっているのですが、中国においては“ホコウエイ”漢字の表記で“蒲公英”と書かれるのですが、この名前の由来についてはきちんとわかっていないようです。
「タンポポ」の種類
カントウタンポポ・セイヨウタンポポというのが大きく分けて自生しているタンポポの種類となります。
カントウタンポポということは日本も原産地なのではと思うかもしれませんが、タンポポはもともとはヨーロッパが原産で、カントウタンポポは、いわばヨーロッパからやってきて日本に帰化したようなものなのです。
日本にもともとあったわけではなく、ヨーロッパからやってきた品種の中から、在来種となったと言われています。
その数だけでも20種類ほどあり、世界中に存在するタンポポの種類は、全部で100種類を超えるほどあるのです。
普段の生活の中で道端に咲くタンポポを見つけた場合には、その多くはセイヨウタンポポで、非常に強く、在来種のタンポポを押しのけて現在では日本国内で見られるタンポポのほとんどがセイヨウタンポポで占められてしまっています。
2月18日生まれのその他の誕生花
リュウキンカ
「必ず来る幸福」という未来を明るく照らす花言葉を持っているリュウキンカは、2月18日の誕生花です。
明るい鮮やかな黄色の花が印象的なリュウキンカですが、「富」という花言葉もあるので、金運アップに効果のある花ともいわれています。
リュウキンカの黄色は、太陽の光が当たると、もはや金色なのではないかというほど、明るく光り輝きます。
その姿がめでたい、幸福を呼ぶということで、この前向きで幸せな未来を思わせる花言葉がつけられたのでしょう。
アルストロメリア
「持続」「エキゾチック」という花言葉を持っているアルストロメリアも、タンポポと同じ2月18日の誕生花とされています。
「小悪魔的な思い」という花言葉もあり、可愛らしく、それでいてどこかセクシーな魅力を発する花の見た目にぴったりな花言葉だとも考えられます。
タンポポの可愛さとは全く違った魅力を発しているアルストロメリアの花言葉「持続」は、花の持ちがよいことからきており、それ以外の「エキゾチック」や「小悪魔的な思い」は、花のルックスからきています。
キンギョソウ(白)
「おしゃべり」「でしゃばり」という、ちょっと悪口のような花言葉があるキンギョソウの中でも、白いキンギョソウがタンポポと同じ2月18日の誕生花とされています。
白いキンギョソウには、「清純な心」や「予知」・「予言」・「未来を知る」という花言葉が存在しており、全体の花言葉とは全く違う、明るい未来を思わせる素敵な花言葉が並んでいます。
真っ白な花になっただけで、清らかで汚れのない印象となるので、このような花言葉gがつけられたのだと考えられます。
未来に関する予知や予言といった花言葉は、真っ白でまっさらで何もない状態から未来を自分の手でつくっていくという信念を感じさせる花言葉のようにも感じられるのではないでしょうか。
キンポウゲ
2月18日の誕生花であるキンポウゲには、「子どもらしさ」という花言葉があります。
それ以外にも多くの花言葉があり、「栄誉」や「幸福」、また中には「中傷」というあまりよくない意味の花言葉も含まれています。
花はキンポウゲという名前の通り、黄色く小さな丸っこい花で、とても可愛らしく、中傷のような花言葉が似合わないように感じられます。
メジャーなのは丸っこい花びらをしているものですが、八重咲の花びらを持っているものなどもあるようです。
2月18日生まれの誕生花「タンポポ」の代表的な花言葉「愛の神託」の意味
タンポポの代表的な花言葉の一つ、「愛の神託」ですが、これは、古くにタンポポが占いの道具とされていたことが花言葉の由来となっています。
ヨーロッパでは、恋愛模様を占う際に、その昔はタンポポの綿毛を使っていました。
占いの力があるとされる人物が、タンポポの綿毛に息を吹きかけたりして、結果を出していたのです。
綿毛が飛んでいく様で、恋愛がうまくいくのか、いかないのかを占っていたということで、タンポポの綿毛には神様のお告げが乗ってくる…つまり、神託があるということで、「愛の神託」という花言葉がつけられたと言われています。
2月18日生まれの誕生花「タンポポ」のその他の花言葉の意味
真心の愛
タンポポには古くからヨーロッパに伝わるジンクスがあります。
それは、「タンポポの綿毛を一息ですべて飛ばすことができれば、想いが伝わる」とか「恋愛が成就する」といったものです。
まっすぐな思いを込める対象としてタンポポが見られていたことが、「真心の愛」という花言葉の由来となっている説が一つ。
そしてもう一つは、タンポポがまっすぐ太陽に向かって伸びて花を上に向けている…太陽だけを一途に求めている様子から、「真心の愛」という花言葉が生まれたという説です。
どちらも、間違いではなく、それぞれの説から、花言葉が生まれたとされています。
幸せ
「幸せ」という花言葉は、タンポポの綿毛を飛ばして、恋心が叶うかどうかを占い、すべて吹き飛ばすことができて喜んでいる人の姿から生まれたものです。
実際のところ、タンポポの綿毛を一息で飛ばすことは、そんなに大変なことではありません。
そのため、心を込めて息を吹きかければ、大半の人が綿毛をすべて飛ばし、恋愛が成就するという結果を得られたはず…。
つまり、成就すると幸せに舞い上がっている姿を多く見ることができたのだろうと想像できます。
そんな姿をたくさん見ることができたのは、綿毛をすべて飛ばすことができたから。
タンポポが幸せを運んできてくれるという考えに至り、「幸せ」という花言葉が生まれたのです。
私を探して(白)
白いタンポポは存在するものの、自生しているタンポポで白いものを見つけるのはそう簡単なことではありません。
珍しくてなかなか見つけることができないタンポポであるからこそ、「私を探して」という花言葉が生まれたのだと考えることができます。
私を見つめて(白)
白いタンポポにつけられている花言葉にはもう一つ、「私を見つめて」という花言葉もあります。
これもやはり、白いタンポポが希少でなかなか目にすることができないからこそつけられた花言葉です。
なかなか出会うことができない白いタンポポだからこそ、出会えた時には思う存分見つめてほしい…そんなタンポポの気持ちが詰まっているような気がしますね。
眼力(オレンジ)
オレンジのタンポポというのも、珍しいと感じられるのではないでしょうか。
コウリンタンポポというヨーロッパであれば自生していてよくみられるタンポポなのですが、この花はオレンジ色をしています。
英名が「hawkweed」という名前で、hawkとは鷹のことを指します。
猛禽類の目つきはとても鋭いのが特徴的なので、そこから「眼力」という花言葉が生まれたのだろうと言われています。
目ざとい(オレンジ)
オレンジ色のコウリンタンポポから生まれた花言葉が、もう一つ。
それが「目ざとい」です。
これも、やはりコウリンタンポポの英名が由来となっており、鷹の目のように遠くからでも見つけることができる、獲物を狙うことができるなどといった鷹の特徴を踏まえつつ、「目ざとい」という花言葉が生まれました。
日本で見るタンポポは可愛らしい雰囲気ですが、コウリンタンポポはとても勇壮な姿をしている、まさに鷹のように見えるので、鷹が由来となった花言葉がつけられているのです。
あたたかみのある心(ピンク)
珍しいタンポポとしては、ピンク色の花を咲かせるモモイロタンポポがあります。
この花には、「あたたかみのある心」という花言葉がつけられているのですが、これは、ピンクのタンポポの見た目が由来となっています。
どぎつい濃いピンク色ではなく、淡く優しい、どこか心をほっこりとさせてくれる綺麗なピンクの花なので、あたたかみを感じることができるのです。
それが、ピンクのタンポポだけにつけられた花言葉となりました。
2月18日生まれの誕生花「タンポポ」の怖い花言葉と意味
別離
タンポポには怖い花言葉がある…といっても、言葉自体はそこまで怖いと感じるものではなく、どちらかというと不安を煽ってくるような花言葉だと言えるでしょう。
一つは、「別離」です。
別れること、離れ離れになってしまうことを想像させるので、いい言葉とは考えられないですが、これは、タンポポの綿毛がバラバラに飛んでいく様子が由来となってつけられた花言葉です。
そのため、何か悲しい話が残っているとか切ない物語が由来となっているということはないので、縁起が悪いなと感じる程度で、ただタンポポの綿毛が散っていく様子を描いた花言葉だという認識でOKでしょう。
別れ
「別離」と全く同じ理由でつけられた怖い花言葉が、「別れ」です。
これも、タンポポの綿毛がバラバラに風に吹かれて散っていく様子が別れを連想させるということで、花言葉となったと言います。
花から離れて綿毛が飛んでいくのが、花がバラバラになってしまったと、センチメンタルな考え方をした人がいたのでしょうね。
2月18日生まれの性格や恋愛傾向や運勢・有名人はコチラ
占い師CRISSのワンポイントアドバイス
タンポポは、私たちにとってとっても身近な花よね。
子供の頃からそばにある花っていう感じがするし、タンポポの綿毛を飛ばすのに夢中になって、「耳に入ると大変!」なんて親に怒られた経験があるなんて人もいるんじゃないかしら?
タンポポの花言葉は、どこかに温かさを感じられるものであったり、可愛らしさ、健気さを感じられるものだったり、いい言葉ばかりよね。
タンポポは決して派手じゃないし、地味な花だけど、だからこそ温かみがあるって感じられる部分は絶対にあるはず。
地味で目立たないけど、ちゃんと愛情を持っていたり、人に優しくすることができたり。
そんな人になるためには、タンポポのような人になればいいわね。